麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

フェーズ5~イカロス雑感その5

2009年04月30日 | 東演
 GWに突入!
 皆様、いかがお過ごしですか?
 天候もよく、最高の行楽日和

 豚インフルエンザの警戒水準が「フェーズ5」に引き上げらえたのは気がかりですが、過剰反応は良くないこと。冷静に。

 さて、東演は連休なんのその。
 高速が1000円とか、給付金値段のパックツアーなど関係なく、観客の皆様の笑顔ののために、稽古、稽古、稽古です。
 下は、クラウンのメイクを習う役者の図。

 日本を代表する女性クラウン・CHEEKY!さんが江上をモデルに実際にメイクしています。



 そして時計の針は23時を回りましたが、自主稽古はまだ続いております。

 毎日必ず一度は通して、抜き稽古。。。

 日に日に完成度を増す『翔べ!イカロスの翼-君は翼を見たか-』(原作/草鹿宏、脚色/いずみ凛、演出/佐々木雄二 紀伊国屋サザンシアター 5/11~17)は、【世界中の国々に急速に広がる力がある】という点では、まさに「フェーズ5」の芝居になりそうな予感である。

 マスクではなく大きめのハンカチを用意して、是非新宿南口に参集いただきたいです。


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懐かしの曲とイカロスと。~イカロス雑感その4

2009年04月29日 | 東演
 “其処”に入ったら、新田恵利の『冬のオペラグラス』がかかっていた。

 僕は読み物にすぐ集中したので、その後は覚えていないが、ふと文字から目を離した時は、渡辺美里が流れていた。

 曲名はさだかでないが、その間も80年代のヒットソングがランダムに“其処”の空間を埋めていた気がする…。きっとそれが“其処”のコンセプトなんだろう。

            

 そういえば最近、中村あゆみや渡辺美里の露出が増え、ついに「リンドバーグ」が再結成とか。
 アラフォー世代には、めっちゃ懐かしいっす
 若い頃聴いてたってことに加え、同世代っすから。

 そう。アイドル的要素もあった彼女たち。
 ティーンから20代前半にブレイクしていて。

 しかし、渡瀬マキは40歳には見えないよな…
 おニャン子の会員番号4番の新田はどうしているだろう?
 今もコンスタントに芸能活動しているのは国生(8)、満里奈(36)、静香(38)、あと生稲(40)……ああ、あと17番のお城こと城之内早苗か。
 *( )数字は、云うまでもなく会員番号

            

 思えば。小学校の野球チームで絶対的エースだった男が、中学では外野に回っていたり、中学ではピンチサーバーでの出場がやっとだったのに高校では小柄ながらオポジット(スーパーエース)になったり・・・人間いつピークが来るか解らない。

     

 『イカロス』のリーフレットの入稿締め切りはいよいよ明日。
 構成と校正を同時にこなすギリギリなスケジュールの中、ふと“其処”で思った。

 その『翔べ!イカロス翼-君は翼を見たか-』の中にも、人間の浮き沈みは出てくる。
 それでも頑張って行こう!的なシーンが、ある。

 いや逆に、そんな稽古を見ているから、J-POPからそんな連想をしたのかもしれない・・・。今もいる人、いない人。。。

            
 あ
 『イカロス』だから、当然『道化師のソネット』が劇中に使われると思っている人も多いでしょう。
 実際、1986~95年の東演の『イカロス』では使用させていただいておりました。

 が今回は、すべて刷新してお届け!というコンセプトなので“あの”独特の高音は登場しません。
 
 
 でも。観劇後、あの曲を愛してやまない人の心には、静かにあの曲が流れるような、そんな舞台にはなるように創っています。
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史上最年少のブカン?

2009年04月28日 | 東演


 タイトルの通り、上の写真は舞台監督の内田純平さん。
 おそらく表題通り、劇団史上最年少のブカンと思われる……。

 もちろん、四~五〇年前の、旧劇に対して生まれた「新劇」を構成する新劇人自体が皆若かった黎明期や、その後、劇団員が舞台監督はもちろん照明や音響など裏方全般を担った時代を別にしての話だ。

 近年、歴史を重ねた東演では、外部のプランナーは脂の乗った中堅ベテランさんにお願いすることが多い。

 今回の演出、照明、音響にも大御所が並んだ。
 年齢的にいえば、純平のお父さん以上というところか。

 云うまでもなく、仕事は「年齢」でするものではない。

 これから劇場に入れば、舞台監督が統括して動かして行くことになる。

 例えるなら。
 全国大会に出場経験のある古豪校に、一年生ながらレギュラー入りしてキャプテンマークを巻くようなものだ。

 当然、ドリブルの蹴り方も知らないような新人ではなく、中学時代、代表合宿に呼ばれるほどの裏付けあってこその起用となる。

 純平も、まさに若いながら経験は豊富だ。

 さらに。
 実際、サッカー部だった純平。
 サイドハーフまたはサイドバックという、汗をかくポジションだったらしいが、今回もフットワークのよい仕事ぶりをみせてくれている。

 冒頭の写真は、稽古の合間を縫って、消防署に提出する書類を作成するの図。

 YOSHIKIばりのルックスをお見せできないのが残念だが。。。

 あ、そうそう。
 バンド経験もあるらしい。

 演出の佐々木雄二さんも音楽には造詣が深く、三線を弾かれたりもするのだが…。
 海外にミュージカルを2作品持って行ったこともある東演。
 5月11日初日の『翔べ!イカロスの翼』は、オリジナルソングを合唱するなど、音楽性に富んだ作品でもあり、その意味でも、舞台監督・内田純平の力の見せ所だったりするのである。

  
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最後のオフ、劇場打ち合わせ。

2009年04月26日 | 東演
 今日は最後のオフ。
 役者たちは各々、体を休めたり、駄目だしの確認をしたり、観劇のお誘いに使ったり…、様々にぽかぽかの日曜日を過ごしたことでしょう。
    

 そのオフを利用して、美術の小池れいさん、舞台監督の内田純平さん、照明の鵜飼(劇団員なので敬称略です)と僕でサザンシアターへ。



 上の写真は劇場のロビーです。
 開館から10年以上経ちますが相変わらず綺麗な空間です。

 思えばサザンシアターは久しぶり。

 ヒストリーを紐解けば、2005年4月の第124回公演『フィラデルフィアへやって来た!』(作/B.フリール、演出/鵜山仁)以来になる。

 下は客席後方からの図。



 小さく写っているのが、劇場の方とスタッフたち。

 この日は沢田研二さん主演の舞台の千秋楽。
 そのバラシ終わりの打ち合わせとなったのですが。

 大道具のC-com・土井さんも、その撤収にいらしていたので、思いのほか賑やかな(?)小屋打ちとなった。

 照明の池上くんとも会う。
 今年2月の『萩家の三姉妹』(PIC-3/五〇周年記念公演第一弾)や『大地のカケラ』(No.126)などでプランをお願いしている彼は、今日もいつもの赤と黒のジャンパーを着ていた。
 彼の所属する六工房代表・林之弘さんが照明デザインを担当していたようだ。
 閑話休題。

 13日後には、そのサザンに乗り込んでいるのだな。
 
 明日からは通しの数も増して、『翔べ!イカロスの翼-君は翼を見たか』は、いよいよラストスパートっす。
 ファンタジックな舞台、お見逃しなく


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華麗なる衣裳

2009年04月25日 | 東演


 昨日は稽古を5時で終え、6時からフィッティング。


 今回はサーカスの芝居だけあって、地味な衣裳の多い東演(?)の歴史・・・クドいけど五〇年・・・の中において、その華やかさは一、二を争うのではないか?
(私は12年ほどしかいませんが、その中では圧倒的

 まあ、本番のお楽しみにと、あえてぼかしてカシャ
 写真中央にどっさり掛かっております。

 今回、東演では初めての加納豊美さん。
 さすが、業界屈指のプランナー
 とても素敵な衣裳たちです。
 乞うご期待。

 そんなわけで点数も多く、待ちの役者はその間にも芝居で使う「技」の収得を怠りません。

バルーンを操る東です。

ご心配おかけしましたが、
 東演のパソコン博士(?)能登の活躍で、
 デスクトップからノートに緊急避難しました。

 これからはジャンジャン更新・・・の予定です。 
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女と男の風景~イカロス雑感その3

2009年04月24日 | 東演


 五〇周年記念公演第一弾『萩家の三姉妹』(作/永井愛、演出/篠本賢一)の中は、ジェンダーが一つの柱にもなっていた。

 相変わらずPCの調子は悪いので、説明しているヒマはない。
 先に進みます。

 で。冒頭の写真。
 一時、車掌さんに女性も増えたナと思っていたが、運転士さんも増えているようだ。完全に男女平等とは行かないまでも、良い傾向だ。

 さて。サーカスはその意味で男女雇用が古くから平等だった職種の一つではないだろうか?
 ふと気付けば初日の幕が開くまで20日を切った、『翔べ!イカロスの翼-君は翼を見たか』である。

 劇団東演創立五〇周年記念公演第二弾。

 ここにも、逞しい女性がたくさん出てまいります。

 芸人を退いてからは炊事係として座を支えたウメさん(尾崎節子)や、彼女の背中を見、彼女が去ってからはサーカス最年長の団員として、売店を切り盛りしながら広く目を配る松代さん(腰越夏水)。。。

「演者」として若手の多い座組を引っ張るとともに、二人はウメさんや松代さんのように、ある時は昔話で劇団の歴史を語り、またある時は厳しく礼儀を叩き込んでいる!

 *ここまで実は23日の記述。
  最後に稽古場での腰越、尾崎の姿を添えてアップ!と思うも。。。
  いよいよPCが駄目なので諦めて、ここまでで掲載することにします。


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50th―A、新たな一歩としての側面

2009年04月22日 | 東演
 ことあるごとに言っているけれど、『翔べ、イカロスの翼』は1980年代半ばから95年まで全国を巡演した、東演の財産演目のひとつだ。
 創立五十周年の記念公演として再び創りあげるにあたり、けれどもそれは単なる再演ではなく、全く新しい『イカロス』でなければと考えた。

 だからスタッフは、東演初登場の方々にあえてお願いした。

 まず脚色のいずみ凛さん。
 斉田賞受賞作家で実力は折紙つき。
 中国の中央戯劇院留学経験もあり、2度の訪中公演など中国のカンパニーと関係の深い東演との縁を強く感じる作家でもある。

 縁といえば佐々木雄二さんが演出としては初めてとなることに、実は劇団員が一番驚いている。
 これまで二度、芝居創りの中で東演がピンチに陥った際に助けていただいている。
 劇団の隅々まで知っていてくれて、だから初演出ながら、丁寧かつ伸びやかな稽古場を作ってくれている。

 その他、音楽の日高哲英さん、音響の富田健治さん、衣裳の加納豊美さん、舞台監督の内田純平さんと、美術・照明以外が、東演で初プランニング!

 ベテラン富田さんは若い頃、先輩について東演の仕事はしていたとのことだが、はたして東演のイメージは変わって映っているのか、変わらず見えるのか?

 そのパラータ
 ただいま、上のように足場が組まれ、下のようにネットが張られて、外壁工事に入っています。



 創立50周年を機に、拠点のパラータに手を入れることにしたのダ。
 仮設興業場から、正式な劇場に生まれ変わるべく、中では稽古が繰り広げられているので、まずは外装を。。。

 既に2月の『萩家の三姉妹』、4月の『臨時病室』ツアーでも多くのカンパをお寄せ頂いた「基金」を大切に使わせていただきます。

 今後も逐一報告していきます

 ご協力いただいた皆様、この場をかりて、改めてありがとうございます。

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男クサイル~イカロス雑感その2

2009年04月20日 | 東演
 インターナショナルラグジュアリーメディア社の月刊誌「OCEANS」4月号の特集のトップが“「男クサイル」で行こう”だった。

 大きな「ク」と「サ」の間に〈男臭い〉と小さな、同じく「サ」と「イ」の間に〈スタイル〉と入った文字レイアウト。

 いうまでもなく、男臭いスタイルが「男クサイル」なわけだが、お洒落な大人の雑誌だから言えるのであって、立ち飲みでヨレヨレのネクタイの課長代理がもたまわってとしたら、オヤジギャグ以下の捉え方をされるだろう(T_T)

 その特集ではスティーブ・マックイーンや黒澤明が大きく扱われ、同誌調査の女性アンケートによる「男臭い男」の1位が江口洋介、2位坂口憲二、3位ジョージクルーニーと発表されている。
 なるほど。・・・なんか微妙な結果だな。

 さて、この春、東演が放つ舞台に登場する主人公の生き方も、大いに「男クサイル」な作品だ!

 自分の生き方を貫いた、伝説のピエロクリちゃん! 1970年代に実在した彼の生きざまを、夢を見い出せない今の若者がどう捉えるかを、描きたい。

 そして今の若者の代表ろして、もう一人の主人公・清水ナオキが登場する。
 ・・・むしろ彼の目線で物語は進行して行くとも言える。

 こちらはまるで男臭くないのだが……
 でも。彼が成長する姿が、芝居の見所だったりもするのダ。

 前述のクリちゃんのドキュメントが原作。
 だがそれに、今乗りに乗っている劇作家・いずみ凛のテイストが加わり、原作にはない“2009年現在のサーカスの人々”がいっぱい出てくるのが、『翔べ!イカロスの翼-君は翼を見たか』である。

 そしてナオキ役に大抜擢された3年目の飯田光。
 
 今、稽古場で揉みに揉まれている。
 ナオキの成長以上に、光の成長がドキュメンタリーに展開していると、言えなくもない稽古場。

 東演らしい「人間クサイル」な時間が、きっと素晴らしい舞台に結実するだろう。

 
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いざ鎌倉③+サガミハラも…

2009年04月17日 | 東演
 さて3回目は鎌倉にとどまらず、4/2~の藤沢・茅ヶ崎・鎌倉の3つの例会を振り返りたい。

 とはいえ、僕は鎌倉最終日しか知らないから、劇団員にレポートしての構成になる。

 ここまで書いて、15日からネットに繋がらない日々が続きました。
 

 劇団PCくん、今朝はゴキゲン。
 以下は鎌倉のカーテンコールでいただいた花です。
 まだ、劇団稽古場ロビーに咲いてます。



 撮影は4/12。でも、今日もまだまだ元気いっぱい!
 今は、上の写真のツボミが咲いている状態です。

 (そして、ナニゲに次回公演『イカロス』の宣伝
  ポスターを背景にしてみました

 *****

 そんな訳で『臨時病室』は4/14(火)~15(水)の相模原演劇鑑賞会例会も終わり、今年の日程を終えました。
 (来年は長野ツアーなど、あります)

 東演PCは「繋がらない」けれど、役者ブログに岸並も書いているように、本当に沢山の会員さんたちと「繋がる」ことができた2週間強でした。


 ※恐いので、ここで一度アップしよ!っと。

 *****

 右は、相模原の楽屋前のお通し
 会員さんたち手作りの、キャストスタッフへのおもてなし

 すみません。
 僕が相模原に着いたときには幕が開いていたので、本番中の暗い中パチリ。
 あまり良い写りではありませぬ


 そして最後に、相模原の楽屋ロッカー。
 わからないと思いますが、10円です。
 鍵の上の赤い文字。ぼんやりフタケタでしょ?

 大事に使っているのだな・・・。
 大変良いことです。
 ……ただ100円はないこと少ないけど、10円って持ってない時、あるよね。
 

 まるで冒頭の内容とは変わってしまいました。
 お許しください。

 それでは、また、PCの機嫌の良いときに会いましょう

 
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いざ鎌倉②

2009年04月14日 | 東演
 僕が東演に入って最初に「外」に出されのが、神奈川演鑑連のサマーフェスティバルだった。
 神奈川県下の演劇鑑賞会が集まって開いていたイベント。
 今は残念ながらないけれど…。

 で。その97年夏、霧ヶ峰でのサマフェスに、僕は湘南の皆さんのバスに同乗して楽しい週末を過ごしたのだった。

 以来、湘南を中心に地元・川崎等「神奈川」の皆様には大変可愛がってもらっているのだけれど・・・
 ただ、劇団東演的には今一歩のところで、可愛がってもらえずにいた。

 この13年で、『長江-乗合い船』が川崎の例会になったきりだ。

 各劇団がシノギを削っているので、うちばかりがハッピーになれるわけもないが。

 数年前。。。当時まだ「湘南演劇鑑賞会」だった頃。。。場所も同じ鎌倉芸術館の、会議室で開かれた総会で、ラインナップが発表され、某19××という劇団がついに例会になった時、会議や総会にコマメに顔を出しながら例会に取り上げられないのは「あとは東演だね」と。

 顔で笑って心で泣いて・・・会議後の呑み会で「今に見ていろ」と胸に誓ったのが昨日のことのようである。

 そんな昔話があるから。
 藤沢・茅ヶ崎・鎌倉がそれぞれ独立した最初の例会に選ばれたことは、とっても感慨深いのである!

 ほとんど個人的な感慨なのだけれど・・・。

 (③に続く)
 
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