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台風の影響で、東京は変てこな
天気。空は青いのに雨
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さて冒頭嵐から始まるのが
シェイクスピアの『十二夜』だ。
先週、紀伊国屋サザンシアターで
観た。その有料パンフレットに
シェイクスピア作品を
歴史劇、喜劇、悲喜劇、悲劇と分け
それを年代順に並べるという
素晴らしい表が掲載されていた。
不勉強で、個人的に関わった作品
(夏の夜の夢、から騒ぎ、
お気に召すまま)と、
見た作品(ヴェニスの商人、
ロミオとジュリエット他多数)が
ありながら、年表はまるで
意識していなかった。
だから「な~るほどぉ」と思った。
喜劇に関していえば、1592年の
『間違いの喜劇』に始まり、
1599年の『十二夜』まで十作ある。
つまり彼の中の喜劇の到達点が
『十二夜』という考え方ができる。
スタジオライフ、円演劇研究所、
今回の青年劇場と二年余りの間に
三度見たが、何度見ても面白い、
その理由の一端が判った気がした。
作家(に限らずアーティスト全般)
には一発目が最高傑作だったり、
山を登るように頂に達して、
そこから後は下るパターン
もあるから、最後の作品が一番!
とは一概に言えないけど
『十二夜』には集大成の匂いがある。
そのパンフレット(青年劇場)には、
劇団の歴史を振り返る読み物二本も
載っていた。創立メンバーによる
回顧録。来年、五十周年を迎える
劇団にとっては、まことに用意周到な
手立てだと感心した。
節目の年は、やれ記念公演だ、
記念誌だ、パーティーだと忙しいから
地味だけど、早めの準備は内部的にも
そして外部には広報的な意味で
大いに作用するだろう。
流石です
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近頃は、人気タレントさんが
出演する舞台でもない限り、
パンフレットなぞ売れないから、
二つ折りのリーフレットを
全員に配るのが主流の中、
気概があります。