敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表、と言ってもたった一人。敏腕演劇プロデューサー目指し、観劇評や日々の生活で気になったことを綴ります。

07年の折り返しと急な坂道

2007年06月30日 | 身辺雑記
 な、なんと
 2007年も今日でちょうど半分である。
 はやっ

 今年は100本の観劇を己に課した。
 数えたら昨日の『鉄塔』でちょうど50本だった。
   (劇評は、公演が明日終わった以降にでも…)。

 1月に1本しか観られず、早くも諦めかけながら、2月下北沢演劇祭、3月杉並演劇祭と、実行委員の末席にある2つのフェスティバルもあって11本-17本と盛り返したのが効いた。4、5、6月と偶然にもフラットに7本ずつ観て、計50本。

 2月『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』(世田谷区民上演グループA)と『マーヴィンの部屋』(東演No.127)、今月は『恋でいっぱいの森』(東演No.128)を抱えながらの数字としては上出来か?

 ただ10~11月にかけて、1ヶ月日本を留守にすることを考えれば、もちっと貯金しておく必要があったのかも

 まあ、あくまでひとつの目標なので、マイペースで観劇するのみなのだが・・・。

                         

 話はかわるが、今日は午前中、卒業した高校に顔を出してきた。

 7月10日に“創立30周年”の記念式典及び祝賀会があって、その実行委員会があったのだ。
 同窓会の役員の、これまた末席に名前のある僕が、同窓会長とともに名を連ねていたのだが、実は今日が最初で・・・次回は出張中で欠席確定なので・・・最後の参加となった

 結婚して30年ともなれば“OHHHH!”って感じがするけど、学校だと100年越えてやっとイッチョマエというか、政財界に顔の効く卒業生がゴロゴロいて、会場も帝国だのオークラだの…ってレベルには、遠く及ばないので、大変アットホームな会合だった。
 
 なんたって僕が6期生で、とゆーことは1期生だってまだ40代半ばだからな。

 だから式典と言っても、在校生の芸術鑑賞教室と抱き合わせだったりする可愛らしさである。当然「寄付をお願いします」なんてお触れも廻ってこない。

 現職教員の担当者と、現役生徒のお母さん(いわゆるPTA)を中心に、順調に物事は進んでいた。
「ご苦労様でした」と、まだ終わっちゃいないが何もしてないので、つい思ってしまう・・・。

 まあ、とにかく、そんな歴史の浅い高校なのだが、登校するために登る坂は、最寄り駅が深い谷間にあって(つーか学校が高い所にあるというべきか?)大変急な坂をエッチラオッチラ登らないといけないのである。
       
 久しぶりなのに加えて、運動不足がたたって、少々シンドかったが、その坂が狭くて危険だと言うので拡幅工事が始まっていて、頂上からふと振り返ると、昔より、眺めが抜けて綺麗だったのである。

                        

 以上、振り返ることの多い6月30日のブログ、おしまい。


 
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台湾の大地を潤した男

2007年06月29日 | 鑑賞
 僕の父は土木建築会社の社長だ。
 社長といっても、吹けば飛ぶような、社員も僕目線でいえば弟やいとこ、父からすれば、子供に甥っ子など半分以上が一族郎党の会社だ。妻の母の妹の旦那さんや、その息子なんてのまで…。
(でも偽装はしていません
 まあ、会社の構成はともかく、高校を出てからずっと土木畑を歩いてきた父の率いる家族が、全員揃って観た最初の映画が『海峡』だったりする。
 ・・・普通、子供向けのアニメとかだろ。

 『海峡』は高倉健主演の、青函トンネルを造り上げる男たちや、その家族のドラマであり、かつ東宝が創立50周年を記念して放った作品(82年)だけに健さん以下、吉永小百合、三浦友和、さらには森繁久弥といった超豪華キャストだったのに、父は、そんな生身の人間の芝居はおかまいなしで、ひたすらスクリーンの中に描かれる土木技術のオンパレードを凝視していたことが、観賞後の銀座アスターでジャミスン茶を飲みながら食事をした際に判明したのだった!

 で、そんな父の血が流れている僕なので「金沢が生んだ不世出の土木技師・八田與一。大正・昭和を生き、世界を驚嘆させた日本人の底力!」と謳われた作品を観て、悲しいかな確かに血が騒いでしまいました

劇団昴『台湾の大地を潤した男』
(作/松田章一 演出/村田元史)
調布市グリーンホール

 台湾南部に当時東洋一と言われた「烏山頭ダム」を建設し、その下流に大小さまざまな給水路を造った八田與一。その給水路の全長は万里の長城より長いという。結果、15万ヘクタールに及ぶ荒地を肥沃な農地に変え、60万の人々に豊かな暮らしを創出したとして、台湾では英雄視されているのだという。
 関東大震災により工事がストップ、またトンネル内で爆発が起き、尊い命を失うなどの苦難の末の大プロジェクト! ちなみに当時、日本は台湾を植民地にしていた・・・。

 この壮大な歴史スペクタクルをたった10人の俳優が、複数の役を担いながら進行する。その裁きはさすが昴だ! 『大地のカケラ』で美術を担当していただいた岡田志乃嬢が美術と衣裳を担当したが、ダムを連想させる重々しい可動パネルと、対照的に台湾の農村の素朴さをイメージさせるドロップを組み合わせた舞台美術の中に、リアルかつ色のバランスのいい衣裳で、多場面の芝居を生き生きとさせていた

 既に、6月12日~26日まで小松、七尾、金沢と地元・石川県内で7ステージを行っての凱旋公演。
 東京は、この1ステのみのため、1300のキャパがいっぱいでした。


 そうそう、台湾総統の名前で八田與一を称える賞状が、ロビーには飾られていました。また、今なお民間レベルの交流が続いているのだといいます。
 まだまだ知られていない偉人は沢山いるということだ

 
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今更mixi

2007年06月27日 | 東演
 
 唐突ですが、このブログを覗いてくれる皆々様に改めて御礼申し上げます。

 って、なんか終わる感じ? いえいえ。
 これからも頑張ります。
 そーゆーことじゃなく・・・

 勿論、毎日感謝の気持ちを抱いているのですが、実は今更mixiに参加しまして、そこに存在する無数の人に、驚くやら呆れるやら…。
 いうまでもなくインターネットの中の、ソーシャルなんちゃら※ですから、ネットが企業の宣伝なども含めて「外へ外へ」、SNSは「内へ内へ」の、それぞれ異なったベクトルを持っているのだけれど…。

 ※正しくは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスです

 地球上の全人口って言われてもピンと来ないけど、お祭りのすごい人出には圧倒されるのと同じで「ひょえ~!こんなに趣味だの出身校だの何だのの、同慶にイタッちゃうのだなあ…」と。
 で。そんな星の数ほどの日記だブログだコミュニティだのの中から(Gooのブログだけでも804,191個もあるのだもの…)この場所へおいでいただけることを本当に有り難く思ったという次第です。

                          

 mixiの話になったので、ついでにも~少し話すと・・・

 実はまだ招待されたばかりで、初めてスタジアムに足を踏み入れた小学生よろしく、オロオロしているのだけれど、そんな中で皆がやるように、やはり母校のコミュニティを覗いたりするわけです。

 で、そーゆー場所で名前の挙がっているのは、やはり世代(学年)を超えて、同じ先生だったりするのだな…と。
 こりゃあ、盛り上がるのも無理はない、と。

 でさらに、昔むかし、こーゆー娯楽のなかった頃に“芝居”がその役割・・・その時代の著名人をモデルにした登場人物や、事件を、当時だってマンマやるのは具合が悪いから、モジったりしてネ、まあ評判になるというわけで。
 真田幸村なんざ、小説や講談でそう呼ばれてたのが、今やそっちが有名になってるほどで…。(本当は、真田信繁っていうのだとか)閑話休題

 何が言いたいかと言えば、皆様の期待に応えるべく、面白い芝居を創ろう!という話です。無理にまとめればですが・・・。
 映像やら何やらがどこからでもネタが飛んで来る現代に、昔風の役割はもう果たせないのは言うまでもない。
 といいつつ、遠く古のギリシャの時代から“演劇”は人ともに生きながらえて来ているのだから、きっと、今も役割はあり、実際に役立っているのと信じて……。


 
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冥王星とラモス

2007年06月26日 | 東演
 昨年8月の国際天文学連合(IAU)総会で太陽系第9惑星の地位から準惑星に降格された冥王星の質量が、近年発見された準惑星「エリス」よりも小さいとの計算結果を米カリフォルニア工科大学の天文学者マイク・ブラウン教授らが発表した。
(何やら難しいのぉ・・・

 要は、準惑星「エリス」より冥王星の直径が小さいことは解っていたが、重さでも軽いってことになったらしく、惑星から1ランク下の準惑星に落ちて早々、さらにそこでも色んな意味でNo.2になっちゃったというのだ。
 ロイター通信は、「第二の降格」と報じている。

 さて、日本のプロサッカーリーグ「J2」での、ヴェルディの苦戦も冥王星に負けないものがある。
 カズ、ラモスらスターを次々に生み、我がマリノスとともにJリーグ黎明期を牽引した名門は、現在、J2で8位とあえいでいる。
 (うちもJ1で9位だから余り偉そうなことは言えないが…)
 昨シーズン降格し、当然1年での復帰が命題だったが果たせず、今シーズンは名波や服部などかつてのスターを獲得して(ここいらへんの感覚が、残念ながら読売系なのだよナ
 開幕戦5-0の大勝から首位を堅持。負けなしで6節まで好調を維持し、サポーターの夢も膨らんだかに見えた(試合数の関係で5、6節は2位だったが暫定順位)。ところが7節、福岡戦のつまづきから魔の7連敗・・・。
 一時は監督ラモスの去就も取り沙汰されながら、粘って、8位。

 と、余り悲観に過ぎたかしら? 2位仙台との勝点差は僅か8だ! しかも29節も残している!!!
 頑張れラモス
 頑張れヴェルディ

 かくいう東演だって、48年も劇団活動をしていれば浮き沈みはあって…。絶頂期と較べれば、今だって随分なテータラクと、天国で諸先輩方がブログに綴っているやもしれない。
No.128『恋でいっぱいの森』の全席完売。秋の訪中公演と、良い流れに乗って、もっともっと多くの人を楽しませなくちゃ。
                                 
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ハウマッチ

2007年06月25日 | 東演
 マック(関西風に言えば「マクド」こと、日本マクドナルドホールディングス)が、大都市圏(東京、神奈川、大阪、京都)の全1255店で値上げ、地方(宮城、山形、福島、鳥取、島根)の全130店で値下げするという・・・。

 大都市は「まぁ、しゃーない」と思うし、鳥取島根の山陰コンビも理解できるが、東北の雄「仙台」を抱える宮城が入っていて、我が父のふるさと青森や、その半分(主に太平洋側)とその昔、南部藩を築いていた岩手が入ってないのは何故?とか思ったりもしたが、細かい調査の結果だろうからイメージで語っても詮無いことだ。。。

 さて、我々としても「価格」は大いに頭を悩ますところではあります。
 普通の商品のように、原価に物流やらなんやら乗っけて…てわけにもいかず・・・すると、1枚ウン万円になるので
                          
 例えば、22日に拝見した文化座さん。。。『恋でいっぱいの森』では橘憲一郎氏に客演いただくなど交流のある劇団さん。。。は、一般5500円のほかに、高校生以下2750円という設定があり、さらに独自の「Uシート3850円」というのがある。
 University=大学生席? Unfavorable=都合の悪い席?・・・聞けば「後方の席」=Ushiroの「U」なのだそうだ…。まぁある意味アンフェイヴァラブル=不利な席と言えなくもないか…。 
 
 また6/28夜の回にハーフプライスデー2750円があって、これは割とやっている所が多い。いわゆる新劇系は「夜の回」が弱いためだ。僕の入る前の東演も導入したことがあったらしい。

 逆に小劇場系は「平日昼」のお客様を沢山集めるために、少し前から「昼ギャザ」というのを始めて、その波が広がっている。

 「庭劇団ペニノ」の野平久志氏が提唱した平日マチネ観劇キャンペーンで、共同購入(ギャザリング)によってプライスダウンする仕組みのこと。有料動員に応じたキャッシュバックが売りで、例えば「定価2,500円で有料動員10名につき100円値下げ。ただし底値1,000円」の場合、100名で終演後1,000円バックという仕組みだ。
 カンパニー側は、新しい顧客開拓とともに、底値を作ることで最低限の収入の読みができる利点もある。(*「小劇場の制作者を支援するサイト/fringe」の説明文を転用してます)

 東演では、すっかり定着した「+1チケット(プラスワンチケット)」がある。
 3枚様に+1名分の招待がつくもので、その名の通り、3人の仲間が「東演って意外と面白いから一度観てよ!」と未体験の友人を招待するも良し、ま、実際多いのは、4人揃って3枚分の料金で割る・・・一般4500円が、13500÷4で一人3375円。学生3000円とほぼ同額まで割安になるサービスである。
 なかなか好評です
 「ペアチケット」はよく見掛けますが、それだと該当するケースが多すぎて、ただでさえ採算の合ってない上に単価がどーんと下がるのは痛い。
 割引率は大きい「+1」ですが、なかなか4人での観劇というのは多くなく、逆にその努力に(?)劇団として応えようという、言えば小口の団体割引(?)である。

 そんなことも「制作の仕事」のひとつ・・・。

 次回公演『朗読劇/月光の夏』は、とにかく多くの人に、特に若い人に足を運んでもらうためにシンプルな価格設定(一般と高校生以下の2種類)に加え、ギリギリまで頑張って高校生以下1000円!

 国内トップクラスのピアニスト・仲道祐子さんのピアノが聞けて、朗読劇も堪能できての上記価格は・・・かなりお得だと思われます。
 
 沢山のお越しをお待ちしております

 

 
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眼のある風景

2007年06月23日 | 鑑賞
 劇団文化座第126回公演『眼のある風景』は、副題が、「夢しぐれ東長崎バイフー寮」(原作/窪島誠一郎 脚本/杉浦久幸 演出/西川信廣)。
 また、劇団創立65周年記念作品の一本であり、主人公の画家・靉光生誕100年の節目の年に公演される舞台でもある。
                             【文中敬称略】

 まずご自身が「池袋モンパルナス」を実際見て知っている、巨匠・朝倉摂の美術が圧巻だ。
 おっと、急に「池袋モンパルナス」と言われてもネ・・・。
 昭和のはじめから戦後にかけて池袋(千早町、要町、椎名町周辺)に芸術家が集ったアトリエや下宿が多くあった。その総称が「池袋モンパルナス」で、バイフー寮は靉光らの住む、その中のひとつの下宿である。
 で『眼のある風景』は、靉光の代表作で、独立美術協会賞受賞(1938年)作品のこと。

 以前、劇団銅鑼が、タイトルもズバリ『池袋モンパルナス』と題して、やはり靉光を主人公に舞台化している。。。

 本作は、まず靉光(白幡大介)らの絵を傷つけた青年(後藤晋)の裁判から始まる、という意表をつく切り口で幕が開く・・・靉光の最期を看取った男・串方良朗(米山実)の登場もシャープで格好良く、さすが西川演出!と思わせる。

 が、このあと串方が廃墟となったバイフー寮で、大家だった花岡とり子(佐々木愛)と会い、ようやく「靉光たちの時代」に入るまでの助走が長い…。
 そして長すぎた助走のせいか、そのあと作品は低空飛行のまま起伏なく、2時間20分休憩なしの、淡々とした滑空で終幕してしまう。
 残念

 戦時下にもがく画家や音楽家や雑誌編集者…それを支える妻や妹らの激しい慟哭がない。

 描かれてはいる。ユーモアも交えながら・・・確かに当時の日常は、楽しいこともあったろうし、わかった上であえて重くならない庶民の知恵も働いただろうから、なるほどアプローチとしては「あり」だ。けれども登場人物が余りに紋切り型で・・・恐らくそれは役者というより、ホンとして書けていない点が大きいと思う。
 そのくせクライマックスで、靉光は突如正面を切って、熱く語ってしまうのだ!

 靉光を演じた白幡大介は、まっすぐな天才画家を生き生きと演じ、その妻キエの高橋美沙も、明るく人を包み込む人間性を醸しだし、好感の持てる舞台を構築した。脇を固めた中堅やベテラン陣も適材適所で、劇団の力が張り出し舞台以上に、客席に迫ってきて・・・「おお!65周年にふさわしい!」と思えただけに、惜しまれる筋立てだった。
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下見の帰還とホールの主催と。

2007年06月21日 | 東演
 銀行に行って昼飯を食べて・・・駐輪場に戻ったら、
自転車のサドルは熱くて座れないくらい、今日も良い天気です。
                                 
 まだ夕刻は少し涼しいのが救いの6月も、気付けば残り10日を切ることとなった
 そんな6月21日である。

 一昨日、無事横川及び技術スタッフが中国から帰った。
 横川はその翌日(つまり昨日)事務所に顔を出したが、土産話もそこそこに『月光の夏』の仕事で、今度は国内を廻るため今日からまた不在だ。

 そう。HPトップページも変わったように、訪中公演の準備も進めつつ・・・例えば、制作の田中は渡中前の、国内での総仕上げのための会場を押さえに、午後一に事務所を出た・・・劇団としては『朗読劇/月光の夏』に、いよいよ本腰を入れる時期である!
 出演者は9人※だが、他の公演同様、一丸で臨む

 劇団一丸どころか、今年は北沢タウンホールの主催となった。

 03年2月2日、相模原市の「杜のホール」で産声をあげた『朗読劇/月光の夏』は、同月26~27日に早くもタウンホールに登場! これが一般の方々も観られる最初の公演になりました。
 以下文章にするとマドロッコシイので箇条書きにすれば。。。

 03年8月 タウンホール(8.15を含んだ上演のスタート!)
 04年8月 全労済ホール・スペースゼロ
 05年8月 紀伊國屋ホール(「六十年目の夏」の一本として)
 06年8月 タウンホール(せたがや文化平和月間2006参加)

 。。。と上記は東京公演ですが、それ以外にも5年の間に全国津々浦々(は、大袈裟か?)を巡演してきた『月光』が、ある意味心の拠り所としている地元☆下北沢のホールから、長年の交流と実績を評価いただき「主催公演にしたい」と。
(指定管理者制度のからみもあるのですが、それはややこしくなるので省略します)

 まあ、だからといって、やることは一緒。
 いや一緒ではなく、昨年より、或いは先月の舞台より良いモノを…と、心も新たに、日々精進を刻んで稽古に入ります!!!

 ちなみに“「日本の夏」を語り継ぐ企画”というシリーズ第一弾となる公演で、チラシも一新いたしました! ご期待ください。

 ※山田珠真子、矢野泰子、岸並万里子、安田扶二子、古田美奈子、江上梨乃、小高三良、能登剛、南保大樹の9人です。
 ピアノは昨年に続いて、仲道佑子さん
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悔しい女

2007年06月20日 | 鑑賞
 青年座『悔しい女』(作/土田英生、宮田慶子 於:紀伊國屋ホール 6/16~24)を昨晩拝見。
 この公演は再演になり、初演はもう6年前になるのだそうだ。
 初演も観た そうか、もう、そんなになるか…。

                            【文中敬称略】

 2001年といえば、コンフェデ準決勝で豪雨の中、ヒデがフリーキックを決めた試合・・・横浜国際での対オーストラリア戦、生で見ていたな。
 日韓W杯に向けて、トルシエ・ジャパンが闘っていた同じ年、主人公・笠原優子を、高畑“ヒデ”淳子が演じ、客席を魅了した舞台だった
 あくまで僕の印象だが、パスが高畑に渡ると、彼女のルックアップから、速いキラーパスも出れば、間合いをとってサイドを駆け上がる曲者・津田真澄に開いたりと、高畑ありきの舞台だった。 

 今回のパンフレットによれば・・・

 宮田/6年前に(中略)終わった時、実はもうすでに違うやり方というのが、フツフツとあった。ちょっと違うプラン(中略)バックグラウンドの××と優子・高田のカップルの話が、もうちょっと接点をもってくるとどうかなって。
 土田/(前略)僕は優子のキャラクターを書くのに精一杯だったんですよ。前回は。
          ※まだ公演中なので、ネタバレしそうな所は
           伏せ字にさせていただきました。
           ちなみに「高田」は優子と結婚する男
           (初演は檀臣幸、再演は小林正寛)。
 
 で。再演となった今回は、司令塔=優子役に那須“ナカムラケンゴ”佐代子を置いて、オシムサッカーよろしく、ワンタッチでパスをつなぎ、全員でスピーディーに展開する芝居に変貌していた!
 那須・小林の夫婦と、田中耕二(喫茶店のマスター・阿部進役)や森脇由紀(同店パート・斉木緑役)、その店の常連達=五十嵐明、若林久弥、遠藤好、片岡富枝の距離感が近く、サッカーでいえば、FW-MF-DFの距離が近い《コンパクトな》、演劇的に言えば《アンサンブルの効いた》舞台に、同じホンでありながらまるで違うテイストに仕上がっていたのだ!

 どちらがいい悪いではなく、もうこうなれば好みの問題だ。トルシエのサッカーがいいのか、オシムのサッカーがいいのか、あるいはジーコの・・・
 言えるのは、色んなサッカーを魅せる宮田慶子☆さすが!ということ

 別の言い方をすれば“再演のお手本”ともいえる舞台で、5~6年したら、是非、今度は野々村“ウメモトツカサ”のんによる、また別の『悔しい女』が観てみたい!と、個人的には思いました。
 
 おっと、出演者はもう一人、大学院生の横山正春役の川上英四郎がいて、初演は確か蟹江一平だった。このあたりも優子役同様、今回はナチュラルテイストで、前回は、はなっから妙な感じを漂わせていた・・・これもまた、好みの問題だ。
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千里の道も・・・

2007年06月19日 | 東演
 第128回公演『恋でいっぱいの森』が終わり、東演の公式HPのトップページも『朗読劇/月光の夏』に変わりました。

 『月光』は、毎年行う・・・東演のライフワーク的作品でもあるためか、東演の俳優有志によるIT委員も気合が入っており、動きます。

 その稽古もそろそろ始まりますが、それに先んじて『臨時病室』の自主稽古が月曜からスタートしました。秋の訪中公演に向け・・・今から根を詰めてビッチリというのではなく、役者同士スケジュールをあわせて、千里の道も一歩から・・・。

 昨日(月曜)は、座員が集まってビルドアップする日でもあるし(いわゆる基礎訓練です)、また3人の役者によって紡がれる『臨時』の出演者の、矢野、岸並は『月光』の稽古が始まれば体を取られてしまうため、ちょいと早めの始動!というわけです。

          ※          ※          ※

 さて。昨日書いた通り、文化庁の助成金の説明会に行って参りました。
 半蔵門にある国立劇場の裏手にできた「伝統芸能情報館」なる建物の3階のレクチャー室にて、16:30より。

 当初、14時半とインフォーメーションされていましたが、参加者多数につき、2部制に変更されたため。
 なるほど演劇に限らず音楽や古典芸能等、分野が広い上に、老舗の集団に加え、力をつけてきた若いカンパニーも年々出てくるわけで・・・申請団体は増える一方なのです。
 ところが予算は大して変わらないので、結果、一団体あたりへの助成額は、概ね減る傾向になるわけですね……。
 まあ、こんな話をツラツラ続けてもつまりません。

 そんな1時間ほどの説明会のあとの帰り道・・・たまさか同じテンポで歩いていた、現代演劇協会付属劇団「雲」から分派した「演劇集団E」と、プロデュースで頭角を顕し今は劇団制に移行した「K事務所」、座長Mや毛深いOがテレビで活躍するエンターテインメント系の「S**」の制作者と僕とで、ちょいとコーヒーブレイク・・・セルフの喫茶店に入った。

 初めましての組み合わせがあったにもかかわらず、出るわ出るわ、次から次へとあっという間の2時間! わずか数時間前の「益々厳しくなります」というレクチャーに・・・勿論、大切な税金の使い道は、ちゃんとしなければいけないのだけれど・・・弱い者いじめ(?)に過ぎる的な弱音が出れば、そもそも我々がお国からお金をいただくこと自体が誤りだったのだ!的な豪快な意見まで。女性3男性1の井戸端会議は、何度も脱線しながらも、大いに盛り上がったのだった。

 図式としては、先輩女性お二方のお話しを後輩ふたりが拝聴し。。。文化庁が劇団に対して行ってきた助成の歴史の表裏を聞きながら。。。それぞれの現状や、未来への展望などを、コーヒー一杯で。
                             
 役者の自主稽古よろしく、こんな時間が、制作者の研鑽になる。
 “演劇製作”という、とても長い道程の中でいえば、足元の名もない草花に目をやるほどの一瞬のことだが・・・例えば、その鮮やかな黄色の八枚の花びらの残像が、後に別の作品の大きなヒントになるような・・・そんな160円のコーヒーだった。

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終焉。

2007年06月18日 | 東演
 ひょんなことから28年続いたスナックの閉店二日前に顔を出す機会を得た。さすがにその週は連日満席になったそうで、ラス前のその日も盛況でした。
 ちなみに僕は知人について行ったので、それが最初で最後の来店となったのですが、なるほどさすが長い間続いただけのことはある、プロの店でした。

ママとマスターがいて、他に女性が四人…この週は混むことが予想されたから、イレギュラーの娘も+1名動員し、それでも足りない勢いでした。

 などと一丁前のことを言うと、あたかも“スナック評論家”の風情ですが、ビンボーな演劇人は、もっぱら居酒屋で、その手のカテゴリーには足を踏み入れられません

 あ、まだマンガ喫茶もなかった15年近く前…池袋界隈で終電を逃すと行くスナックがあったな…。

 そこは我々の芝居仲間がママをやってたから、飲み物は、そんな仲間達で一緒に入れたボトルをチビチビやり、食べ物は、他のお客様がオーダーしたものをママが少し多めに作ってお裾分け…というシステム(?)で、そのかわり酒が切れた、指定されたタバコがない、牛丼が食べたい、などの時はスクランブル発進するのがルールだった。
 そーして始発を迎えて帰る・・・という。

 ママと言っても、僕より年下の20代前半の女優だったわけだが。

 あぁ懐かしい…。
 もちろん、その「歌紋」は今はない。違う名前で違うママがやってはいるのだろうが…。

 さて6/15に閉店した荻窪の店は、ママの高齢化やその他モロモロの理由から店を閉じたわけだが、劇団とて、永久不滅の存在ではなく、『恋森』の台本と詞と演出を担当いただいた福田善之氏らが旗揚げした劇団青芸すら、多くの名作とたくさんの人材を生んで解散している。

 ましてや、今や「行政」が潰れる時世でもある。

 創立48年の東演も、明るい展望を持ちつつ、身を引き締めて、一歩一歩歩んで行かねば。。。
 で、その一歩一歩のいくばくかの支えになる文化庁の助成金。
 その説明会に、今日は行きます。

 ・・・カワラカイのやら堅いのやら解らない話になった
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