麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

本郷辺り

2012年12月30日 | 身辺雑記
本郷周辺を歩く機会が
数日前にあった

古い静か~な街を
勝手に想像していたが、
実際は、高級マンションが
ぼこぼこ建っていた。

その中に歴史ある佇まいも同居。

昭和な文房具屋さんだの


江戸から続いているのだろう
鰹節問屋さんだの


旅籠から旅館にはなったが
ホテルには姿を変えなかった
宿泊施設だの。


その歓迎の札に
「ガンバ大阪U-14」の文字。
平成生まれの彼らにとっては
良い体験だろう。
指導陣のセンスも感じる。
・・・とはいえ、
恐らくコーチも20代で、
彼らにもこの手の旅館宿泊は
珍しいことじゃないかしら?


あ、さっきセンスを褒めたけど。

サッカーに忙しくて、
うっかりホテルを押さえ忘れて
結果、日本旅館になった、
とか。
旅行代理店に丸投げしたら
「チーム一丸になる為に
時には畳の大部屋は如何ですか」
と営業から勧められただけ、
とか。
積極的選択ではない可能性も
ないとは限らない。

が、いずれにしろ
名門ガンバで育つイレブンの中、
いつか世界に出て行く
プレーヤーもいるだろう……。
古き良き日本文化も経験して
国際舞台で活躍してほしい。


と未来に向けた明るい話(?)
で2012年のブログはおしまい。

皆様、よい年末年始を

        
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さあ! 元日に向けて!!

2012年12月29日 | スポーツ
久しぶりにサッカーの話をする。

我がマリノスは、今年も
天皇杯に勝ち残っている。

昨年の12月29日、準決勝で
J2の京都に敗れた
結果、今年の元日に行われた
第91回天皇杯はFC東京との
≪J2決戦≫という
珍カードが実現したのだった。
(結果は青赤軍団が優勝

さて。今年元日決戦へ挑むのは
我が「トリコロール」のほかに
柏、鹿島とガンバ大阪となった。

昨年のリーグ王者・柏vs横浜、
今年のナビスコ杯を制した鹿島と
J2降格の決まったG大阪という
組み合わせ。

野球の某G軍等、強いチームが
お気に召さない僕は、是非
文字通りガンバに頑張って貰い
決勝で戦いたいと思うのである。

それには、当然横浜FMの
勝利が必須なのだが・・・
今季リーグ戦では柏と1分1敗。
・・・だが。
準々決勝の名古屋戦で
延長の末PK戦となり
7-6の激戦を勝ちあがった
勢いがある。

それに俊輔とヤットの中盤における
ファンタジスタ対決で迎える
元日は、とってもワクワクして、
サポーターじゃなくても
良い一年が始まるって
気分になるじゃないか

     

と気合十分だが。
本日は来年三月の舞台
『ハルメリ2013』の顔合わせで
準決勝は見られないのだが
・・・でも心の中で応援はしてるのだ。

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再び中板橋での「暫く」

2012年12月28日 | 制作公演関連
一昨日のブログで書いた通り
昨夜は遊戯空間の稽古初日。

フリーの制作としては
同じカンパニーでの
芝居が続くのは稀有だ。
公演と公演の間隔が
普通短くとも三ヶ月ほど空く。
ので、その間に別の集団の
作品に制作で入るから。

12/12,13
『仮名手本忠臣蔵』から
2/8~10『詩×劇/
未来からのことば』へ。

ただ作品は古典から現代詩と
大きくフィールドが変わるし、
メンバーも前作に続き6人が
名を連ねはするが、
遊戯空間初登場の俳優が6人、
しかも若い女優が多い。
だから空気感がまるで違う。

あたかも五輪を終えて、
四年後に向け新しい代表チームが
できたかのようだ。
もちろん残るベテランがいて、
監督が変わったことで復活する選手、
今まで召集されなかったのが
不思議だった中堅プレーヤーなど
バランスも取りながら
平均年齢は下がる、的な。

(ちなみに演出は同じです。
あくまで例えの話

まだ出版前の詩の上演になる。
既作も含むが、作家と育んだ
長い信頼関係から
許可を頂いての舞台化だ。

主たるテキストは和合亮一の
『廃炉詩篇』・・・言わずもがな
重いテーマとなるが、
若い役者の瑞々しさが
うまくマッチすればと思いながら
稽古場の片隅に居た。



昨今すっかり定着した
アフターイベントも開催。
9日土曜14時の回終演後、
ゲストに柳美里さんを迎え、
作者の和合亮一さんと
主宰篠本賢一という顔ぶれ。

年内は、和合作品に取り組む為の
ワークショップを30日に行い、
稽古の本格スタートは年明け4日。

中板橋の「アトリエそら」へ
通う日々がまた始まります。
    
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2013年はどんな年になるのだろう?

2012年12月26日 | 制作公演関連
毎度のことながらX'masらしいことは
一切せずに過ぎたのだけれど
あ、
『クリスマス・キャロル』観たぞ

それはそれとして。
スーパーなどは数の子やら蒲鉾やら
並べて完全にお正月である。
       
などと言ってるうちに2013年も
あっという間に「もう夏だね」
「おいおい秋も終わるなぁ…」と
なるに決まっている。
それもまた、毎年のことだ。

そんな来年秋の芝居の主宰
(妙齢の美しい二人の女性)
から声が掛かって、
今決まっているスタッフの
顔合わせしましょうよ、と。

音楽、演出助手、舞台監督に制作、
さらには前述の主宰二人と作演出、
加えて「黒幕(?)」も参戦し
新宿三丁目の某居酒屋で飲む。
昨夜のこと。
皆がほぼ初対面ながら、
再会を楽しむような一時であった。

キャスト、スタッフに
ビッグネームも並び
(まだ公表できないけど)
凄い作品が生まれる予感だ。

凄い作品といえば・・・
明日は遊戯空間
『詩×劇/未来からのことば
~もし成就するならば~』の
稽古初日である。

現代詩のトップランナーにして
福島から発信を続ける和合亮一氏。
彼の作品に再び挑む、
噛み応え充分な作品が、
まずは2013年の最初の舞台になる。
こちらは二月の公演なので
ガンガン情報を出せるけれど
長くなるので今日は基本情報のみ。

       

テキスト:和合亮一
『廃炉詩篇』より
構成・演出:篠本賢一

2013年2月8日(金)19:00
9日(土)と10日(日)14:00
シアターχ(カイ)

出演:柘植英樹、藤田三三三、
三田直門、丸本育寿、大沢一起、
横尾香代子、道場真理、渕野陽子、
秋葉舞滝子、花村さやか、大竹宏枝、
小泉真穂、向暁子、猪股香奈子、
水川美波、青木恵

音楽:藤田佐知子
映像:緒沢恒彦
照明:佐々木真喜子
音響:山田健之
舞台監督:杣谷昌洋・森山香緒梨
制作:高橋俊也
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お芝居を観たい人々の、潜在。

2012年12月25日 | 鑑賞

2012年12月25日、朝の風景。



そうして、ここからは昨日の話。

劇団昴の音楽朗読劇
『クリスマスキャロル』
(於/あうるすぽっとホワイエ、
原作/チャールズ・ディケンズ、
翻訳/松本永実子、脚本/菊池准、
演出/河田園子、音楽/上田亨)

開場まもない1時40分に会場に入るも
100ある席は、もうほぼ埋まっていて
次々と椅子は追加され、開演時には
およそ130となり、立ち見も出た。

入場無料。
クリスマスにふさわしい演目と
条件も重なり、ちびっこの姿も
随分と沢山あった。

集客に苦心する演劇界、いや
昨今は芝居の世界に限らないな、
きっと

会社で言うところの営業にあたる
制作が、いわばその最前線で
日夜戦っている訳だけれど、
企画によってはこのように
多くの集客が可能なのだと、
潜在的には、お芝居を観たい
って層が当たり前のこんこんちきだが
確実にいるのだと再確認させてくれる
公演であった。


あまり強調したくはないけど
無料ってのは大きかったと思う。
となれば、永遠の命題だが
チケット代に頭を悩ますのである。
      
ま、お金といえば『~キャロル』の
主人公はけちで有名なスクルージ。
彼を取り巻く多くの人や精霊が
登場する物語・・・と、
うまく話が繋がったところで本編へ。

まずは完成度の高い舞台でした。

長い歴史を積み上げた劇団の
財産演目の「風格」が薫るレパ。

たった七人の俳優が様々な役を担う、
その構成には微塵の綻びもない。
まず戯曲が素晴らしいのだが、
序幕の、木の椅子を積み上げた
舞台美術よろしく、その本の上に
河田園子の演出がすっくと立っている。
潔く、優しく、温かく。

劇場のホワイエのため演劇的照明もなく、
けれども生ピアノという贅沢に、
役者達の簡素な小道具使いで、
十二分に笑えて泣ける
『クリスマス・キャロル』であった。

足を運んだ者にとって、
最高のクリスマスプレゼントとなった。
    
本日もまもなく13時から公演あり。
きっと今日もいっぱいの人だろう。


今朝の東京の、とある運河。
水鳥の家族がすいすい泳ぐように
池袋の劇場に家族が集うことだろう。

※解り辛いのですが
写真下に泳いでます


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聖夜雑感

2012年12月24日 | 身辺雑記
お爺さんは山に芝刈りに
お婆さんは川に洗濯に
というのは有名な日本の古典(?)
の冒頭だけれど、我が家では
2012年のクリスマスイブに

夫はあうるすぽっとに劇団昴を
妻はシアターカイに演劇集団円を
それぞれに見に行きましたとさ。

      

昴と円は、文学座から袂を分かって
できた劇団雲がさらに分化した
創造集団でございます。
本日の演目は、
昴が『クリスマス・キャロル』
円は『魔女とたまごとお月様』
前者は西洋の名作、後者は
日本の不条理劇の大家の新作。
たまさかでしょうが
対照的なプログラムです。

かみさんは仏独で別役作品を
巡演し帰国して、まず観るのが
別役さんの書き下ろし最新作。
…どんだけ好きなんだ

観劇はこのあと昼の回なので
感想等は改めて。

          

さて。街を歩いていると
手を繋いでいる男女を多く見かけます。
若いカップルに限らず、わりと大人も。
って……つい忘れがちだけど
僕自身もいわゆる中年の部類となり、
さらに少し先輩達も「手を繋ぐ」行為が
普通な世代なのだな、今や。
大変良いことである。

同世代にはパパママも多く、
愛息子愛娘へのプレゼントに
知恵と財布を絞る夜でもあります。

こないだの遊戯空間の懇親会会場
(東北の宮古出身のおやじが営む
板橋の居酒屋ですが)
でもサンタ帽をかぶって
赤ちゃん連れのグループが
盛り上がっておりましたが・・・


昨夜はこんなサンタもいました。

メリークリスマス
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忘年会シーズン

2012年12月23日 | 制作公演関連
一年を振り返る季節です。
振り返るという大義名分(?)を
振りかざして飲む
季節とも言えるか・・・。

今年は以下のような
公演に制作で関わった。

そのうちの遊戯空間
『仮名手本忠臣蔵』まとめの会が
昨夜開催され、大いに飲んだ。

同カンパニーとは
2月『詩×劇/未来からの言葉
~もし成就するならば』が
控えていて四日後には
その稽古初日。

今日は演劇集団阿吽が
来年の活動に向けて集まる。
これまた大いに飲むだろう。


よく言えば、
今年の振り返りに留まらない
来季への望年会だ。
そういう会が・・・連日。
良い年末である。
妻も無事帰ってきて
レトルト生活も終了である

【本年の制作作品】
(含制作協力)

1~2月
日本演出者協会
「第二回日韓演劇フェスティバル」

4月
フランス演劇クレアシオン
『天国への二枚の切符』

6月
ピタパタ
『ジョマクノギ』
演劇集団阿吽
『空の記憶』
遊戯空間
『隅田川の線香花火』

7月
劇団ジャブジャブサーキット
『死ぬための友達』
非戦を選ぶ演劇人の会
『私(わん)の村から戦争が始まる』

11月
W・ローズ
『ROSE』
ぬ企画
『赤い羽毛』

12月
遊戯空間
『仮名手本忠臣蔵』
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妻還る

2012年12月21日 | 身辺雑記
愛妻が、フランス・ドイツでの
巡演を終え、明日帰国する。
タイトルだと帰ってきたようだが
正確には明日の午前9:20成田着。

なんだかんでおうちに着くのは
午後だろう

フランスもドイツも
サッカー強豪国だが
この世界で最も競技人口の多い
スポーツで長く後進国だった
日本が世界と戦えるようになった
一つの要因に『キャプテン翼』がある
と言って、異論を唱える人は
おそらく少ないだろう。

虚構が現実の一歩先に行くことは
少なくない。

隣国に、初の女性大統領誕生。
これもまた似たケースで。
2010年、コ・ヒョンジュン主演の
『レディプレジデント』という
テレビドラマが韓国でオンエアー。
     
日本では翌年フジテレビで。
かみさんがクォン・サンウ好きで
観ていたので付き合ってみたが
割と面白く観た。

むしろ、サンウの出番が少なくて
かみさんの方は途中から熱を失い、
僕の方がちゃんと見てたかも

投票率88%
直接選挙だから自らの一票が
ダイレクトに生かされるとはいえ
日本の無関心さとつい比較してしまう。

個人的には性差で語らないように
心がけてはいる。
だからといって、現状のままでいい
とは勿論思っていない。
女性の立場の向上はもっと進むべきだ。
様々な場所で。

それより、勉強不足で今更知ったが
1963~79年大統領を務めた
パク・チョンヒの娘なのですね。
さすが「血」に関しては日本以上。

はてさて、自民が与党に返り咲いた
日本とどんな関係を築いてくれるのか。

・・・そしてまもなく
「我が家の大統領」が帰国します。
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泳ぐ機関車

2012年12月19日 | 鑑賞
ハジメは夢の中で、憧れの
西鉄ライオンズの八番ライトで
逆転満塁ホームランを放つ!

逆転満塁ホームランを打つのは
簡単なことではないが、
打率四割はさらに困難な仕事だ。

劇団桟敷童子の『泳ぐ機関車』を観た。

この劇団のおもしろさの打率は
八割を超えている。
凄いことである。

冒頭書いたのは、舞台のワンシーン。
大手忍が演じる小学生の
ハジメの目を通した物語は、
桟敷らしく本水使いや大仕掛けも
盛り込まれてはいたが、
今回はいつもの派手な活劇調ではなく
とても《大人な》作品に仕上がっていた。

活劇調では構造上避けがたい
「悪者」を今回はこしらえずに行ける
色合いの舞台だったから、
登場人物の個々に深みがあった。

深みという切り口で言えば……。

俳優の成長に合わせた、
或いは成長を見込んだ配役が
桟敷童子の《劇団力》の原動力で、
今回は前述のように大手が
二時間の舞台を見事に牽引した。

看板女優の板垣桃子は個性的な髪型の、
ハジメの祖母で登場。
他のベテラン陣(?)とともに
脇で存在感を発揮し、
芝居全体に厚みを加えていた。

『泳ぐ~』は、筑豊炭鉱を舞台にした
ハジメたち三姉弟三部作の最終章。
けれども描かれる時代はもっとも古く
リーフレットの言葉を借りれば
「エピソード0」。

そんな作品で、劇団として、
また大きな一歩を踏み出したと
感じたのは僕だけではないだろう。

桟敷童子も気付けば歴史を重ねて
世代交代や路線変更なども課題となる
「集団としてのお年頃」なのだが、
打率はもっと上がるなぁと、
錦糸町に向かいながら噛み締めた。

それから。
「生きろ、生きろ!」ラストの
突き刺さる台詞に貰った元気を
携えながら……
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寿

2012年12月18日 | 身辺雑記
今夜は今年最初の忘年会だ。
仕事とは関係のない、高校時代の友人との
小さな飲み会。たった四人の。
いや毎年同じ面子でやってきたが、
今年は一人だけ独身を貫いていた男が
ついに年貢をおさめて、かみさんを
伴っての宴なので、五人になる。

先週のある雨の午後。
これまた高校の友人が結婚するにあたり
披露宴の司会をやれと言うから
打ち合わせをした。

もう十年以上前の、僕の仕切った合コンが
出会いのきっかけで、紆余曲折のゴール。
まあ責任は取らねばならぬ(;^_^A

僕は丙午なので1966年生まれ。
二人は早生れの未かもしれないが
いずれにしろ四十半ばでの初婚。
今や決して珍しくはない。

披露宴は、いわゆる「司会司会した」
あれを僕ができるわけないから(汗)
当然ゆる~くなる。
家族や親戚どころか、会社の上司もいない
乗りとしては《二次会》だ。
ただビンゴとかはしない。
かわりにケーキ入刀はちゃんとある……


さて、ぼちぼち下北沢に着く。
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