麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

「ぬ」と、98年

2012年09月16日 | 制作公演関連
ぬ企画その10『赤い羽毛』
脚本・潤色/しはかたしなの
同協力/小松豊
演出/難波善明
制作/高橋俊也
2012年11月15日~18日
中野あくとれ

    
前回、1998年のことを
何だかたっぷりと書いた。

その前年の97年、ぬ企画は
その6『工場物語』を上演。
旗揚げ以来、僕はずう~っと
制作で関わっていたが
この公演で「ぬ」を離れる。

フリーの制作だったので
「メンバー」としてではなく
その都度、乞われて参加する
「レギュラー」だったが、
とある劇団に正規雇用された
のが、理由となる

さて。
高橋信吾の個人ユニット
「ぬ企画」は『あぶらむし』で
演劇界に打って出た93年、
いきなり年間三本のトップギアで
走り出して以来
94、95、96、97と年一回
コンスタントに活動していた。

ここまでの6公演、既成の戯曲を
高橋ならではのコラージュ術で
構成演出してきた「ぬ」は、
翌年その7で初のオリジナル
『EN-KO』を発表する。

かたや創立四十周年目前の
中堅劇団に草鞋を脱いで
二年目のシーズンに、
僕は初めて「制作責任」を負い
『行かせてッ!』を担当。

それが98年。奇しくも、
こたび取り組む『赤い羽毛』
上演の年だ。
高橋信吾は客演者として出演。

     

結果的に98年は転換期となる。
年一ペースだった「ぬ企画」は
翌年からしばし沈黙
三十路の大台に乗った彼に
心境の変化があったのか?

長くなったので筆を置くが、
そんなターニングポイントに
出会った作品『赤い~』が、
ぬ企画の記念すべき(?)
10本目の作品になる。
コメント
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