敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

程久保

2011年05月31日 | 身辺雑記
いよいよ映画『もしドラ』の上映が迫ってきた。

原作を読んでいない僕は
映画にも思い入れがないのだが……

舞台となる「都立程久保高校」に
ちょいとした想いがある。

東京都・日野市にある「程久保」は
『もしドラ』の作者・岩崎夏美氏の
育ったまちであることは周知の通り。
つまり架空の高校である。

さて。今をさること四半世紀以上前、
まだ20世紀の1983年前後に
僕が書いていたシナリオの舞台が
「県立程久保高校」であった。

未発表なので、証言者は幼馴染の
梅沢くらいしかいないのだが・・・

すでに中学生のころから書き続けていた
創作の、その時のテーマは、
これも偶然だが、弱小高校野球部の快進!
(それこそ野球部だった梅沢のリクエストに
応えての執筆だったわけだが

すでに身の回りの風景は概ね使い込んで
(なんたって中坊から書いていたので)
そろそろネタ切れであった。

その年、我が高校に赴任してきた古典教諭の
佐藤京子が、程久保という聞いたこともない
東京のはずれに住んでいるという
ただそれだけの理由で生まれたのが
「程高」だ! ただ都立じゃなく、
地元・神奈川県立って設定で・・・。

いや。正確に書けば、
NHKの朝ドラ『おていちゃん』のヒロイン
友里千賀子に似た、サトキョンに
淡い憧れがあったからこその「程高」です。


いまではタイトルすら忘れちゃったのに
「程久保高校」ってユニフォームを見て、
突如、思い出した、青春の一頁

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ラススパファープラ

2011年05月30日 | 制作公演関連
「ラススパファープラ」

太平洋に浮かぶトトパイ共和国に
古より伝わる、幸運の訪れるおまじない。

嘘です(>_<)

いよいよ『BENT』は6/4~5公演に向け、
ラストスパートに入りました。

五月の3ステージを糧に、
変則日程を吉に!

座・高円寺2にて。

その、同じ劇場で7/6~7上演する
『詩×劇 つぶやきと叫び
~深い森の谷の底で』の稽古初日が、
昨夜から始まった。

こちらは「遊戯空間」。
詳しくは「はすいけタイムス」が
終わってからゆっくりたっぷり。

とにもかくにも
最後の追い込みと最初の稽古。
(last spurt and first practice.)

ちなみにトトパイ共和国は、
『空ゆく風のこいのぼり』という、
僕が紀伊国屋ホールでの制作デビューを
飾った、記念碑的作品に登場する、
劇作家・藤井貴里彦氏が創造した国。

その『空ゆく~』でヒロインを演じた
女優も、昨夜の稽古場におりました。
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ライオン

2011年05月29日 | 身辺雑記
ハイボール、鮮やかな復活、
そして、すっかり定番化っすね。
私もよくたしなんでます。

某メーカーは、トーケンズが
世に知らしめたBGMで
ハイボールのCMを打っている。

「懐かしいなぁ」と、その曲を検索してみた。

《ライオンは眠らない》……
ヒットしません。

そりゃそうだ。
『The lion sleep Tonight』
……ライオンは寝ているが正解。

何で逆の意味でタイトルを覚えたのか?

1982年、TBS系で放送された
『刑事ヨロシク』の主題曲が
浅倉紀幸&GANGの『ライオンは起きている』

もちろん『The lion~』をパロった曲で、
ドラマ自体、ビートたけし主演の
パロディ満載のドラマだった。

このあたりが私の灰色の脳細胞内で
混濁していたよーだ。

しかも「寝ている」や「起きている」
よりも『ライオンは眠らない』の方が
かっこいいとは思いませんか?

かっこいいといえば……
ドラマ放送時、原宿では竹の子族にかわり、
ローラー族が勃興し、『刑事~』には、
赤い革ジャンを着た小柄なミッキーが出演、
人気を得ていたっけ。

わたしは高校生でした。
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アド街・・・仙川、江戸川橋

2011年05月28日 | 制作公演関連
今、テレビ東京では「アド街っく天国」が
放送されている。

今週は「仙川」・・・せんがわと濁る。
にごらないのは池袋に程近い「千川」。

そんなことはともかく。
仙川といえば、我々、演劇人にとっては、
桐朋学園のある街だ。
白百合でも、クイーンズ伊勢丹でも、
島忠でも、武者小路実篤でもなく。

そうそう2008年には「調布市せんがわ劇場」
が開場している。

実は来年、そこで上演する作品の
制作を担当することになっている。

その最初の打ち合わせをしたのは
江戸川橋であった。

ある芝居の観劇後に、近くの喫茶店にて。
主宰者と。

その見てた芝居にテレビカメラが入っていて
開演前スタッフより
「アド街ックさんの取材が入ってます」と
説明があった。
その放送日はいつになるのかしら?

主宰は、劇作家の今井一隆さん。
東演時代、彼の『温室の花』を上演しているが、
演出を担当した磯村純さんは、
前述、桐朋学園芸術短期大学(現称)の出身。

お、今ちょうど「せんがわ劇場」が紹介されたぞ。
劇場としてってより「安藤ストリート」の
建物群のひとつとしてだった・・・(泣)





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うつろいゆくドーナツ

2011年05月27日 | 身辺雑記
「ウツロイユク」にこだわる理由は
何ひとつないのだが………
勢いで、つい(^^;)(;^^)

さて勢いといえば、池袋駅のコンコースに開店した
ドーナツ屋さんに行列ができている。

東口と西口をつなぐ連絡通路にあるから
店先で収まらないと、人の往来を確保し、
離れた場所に長~い蛇腹の列
(銀行のATMな感じの)を作るほどだ。

それは改札に近い、コンコースの中央だが
西口のビルテナントには、
ドーナツの行列といえばここ、的な
新宿サザンテラスの1号店が有名な
もある。

直線で100メートルあるかないかの距離。
《激突》です。

こちらも池袋上陸当初は、
すごい人気だったけど、今は落ち着いている。

これもまたうつろいやすい「ブーム」の
実例のひとつだが。。。

いやぁの派手さは確かに勢い感じます。
なう。
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虚ろい・行く者

2011年05月26日 | 身辺雑記
就活の学生だろうか、
新入社員の研修だろうか、
いずれにしろフレッシュな若者達が歩道を歩いていく。
その数20人ほどで男女混在。

でも全員が黒の上下。

黒田精密機械工業(株)
あるいは
ブラック・エンタープライズ・コーポレーション
みたいな社名ないし、
業種が、墨汁か重油かかりん糖か……
可能性は無限だが、きっと「最近の傾向」
ってのが大本命だろう。

僕らバブル期の就活は、ダブルのソフトスーツも当たり前で、
色もカラフルでした。

僕は主にグリーン系を好んで着、
(さすがに濃い色のね)
外が紺やグレーなら、ワイシャツや
ネクタイでアクセントをつけてました。

僕だけじゃなく、皆。
つまり、それはそれで「没個性」と
今はわかります。

そんなこんなで、今日は時の移ろいと、
虚ろだった時代に思いを馳せつつ、
後輩たちにyellを送ったのでした。
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移ろいゆくもの

2011年05月26日 | 身辺雑記
昔は洗濯板でごしごし。

それすら文明の利器で、
川べりで石や岩を巧みに利用して
洗濯していた時代があったわけである。

手でレバーを回して、ローラーの間から
絞られた洗濯物が出てきたのは
何年くらい前かしらん。

二層式から全自動、そしてドラム式、、、

いや、洗濯及び洗濯機の歴史を
語りたいわけじゃない

前回書いた「折込」もそうだが、
何事も移ろいゆくってこと。

最近、チラシを添えたお手紙じゃなく
メールによる公演案内がなんと多いことか。

添付ファイルで、ちゃ~んとチラシまで、
開く環境があれば見ることができるのだ(@_@)

そんな「ブログ」を書いている目の前で
一所懸命、公演案内を書く四十うん才の
女優がいる。

以前は全文まるまる手書きだったが、
印刷した挨拶状に、一文添える形に。

これも移ろいの一つ。
でも、「見に来てください」と
心を込めて筆を運ぶことは
まるで変わってない。
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うつろいゆくもの

2011年05月25日 | 制作公演関連
今日は紀伊国屋ホールで折り込み。
もちろん『BENT』の※。

さて、一昔前「折込」は、
チラシを他団体の公演で配布し
宣伝するという一義的意味合いに加え、
情報交換や新たな出会いの「場」であった。

「折込」は祝祭的(?)だったのだ。

確かに1000枚で一人来るか来ないかの
低確率で、そこに掛かる交通費や
人を二時間程度(移動を含めるともっと)
拘束するのは「非効率的」と考える者が増え、
かたやそれを商売にする者も出て、
すっかり勢いをなくした「折込」。

いわゆる商業演劇以外の、
中ホールから小劇場の観客が減ったことも
衰退の要因だったりするが……。
一言でいえば寂しい限りだ。

……どうも最近、年寄臭い話になりがちだな
(T_T)(T_T)(T_T)



はすいけタイムス
+オーガニックシアター
提携公演『BENT』
座・高円寺2
6月4日(土)、13時/18時
5日(日)13時

指定席4000円
自由席(一般)3500円
自由席(学生)2800円

ほか詳細はHPにて!
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街をかたちづくるもの

2011年05月24日 | 身辺雑記
欧州で吃驚こいたのは、街の中心のひとつが
「劇場」であるということ。

このブログでも過去に書いた記憶があるが。
「劇場」が単なる「演劇や音楽を楽しむ場所」ではなく、
地域のコミュニティになっていたのだ。

学校を終えた子供の遊び場所であり、
大人たちの社交場でもあり。

と、あたかも海外が素晴らしく
日本は文化後進国って流れだが。。。どっこい。

友人の落語家からの受け売りだが、
昔は、町内にひとつ、銭湯と同じくらいの数の
「寄席」があって、大人の、或いは家族の集う場所であったと。
寄席同様、大衆芸能の「芝居小屋」も多かったらしい。

昨日、田無の文化度について触れたけど。
我々が気づかないだけで、そういう「街」は
たくさんあるに決まっている。

劇場じゃなく、ジャズ喫茶や絵画教室でも
「場」はなんだっていいのだが。

仮にジャズ喫茶でも、そこには音楽好きは勿論
(その音楽も民謡からヘビメタまで幅広く・・・)
多ジャンルに精通した「人」が、曜日や時間も決めず、
そこに行けば何だか面白い・・・そういう「場所」。

その国の「文化のピラミッド」の、裾野が広いと
頂上は高くなることは言うまでもない。

やや話が大袈裟になったけど。
ま、太陽が東から昇るみたいな話っちゃあ、話でした。

昨日言おうとしたのは、このさらに先の話なので
整理して、そのうち書きます。
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わかば文庫

2011年05月23日 | 身辺雑記
土曜日、田無に足を向けた。
はすいけタイムスの稽古ではなく、
「わかば文庫」でのお楽しみ会に参加すべく。

駅の北口を降りて、田無タワー
(現在は西東京スカイツリーと改称)
方面に向かう毎度のルートの、
稽古場より少し手前に、それはあった。

一言でいえば私設の図書館で、
一般開放する日には、様々な使用が可能。

僕の訪れた日には、紙芝居、クイズ大会に
絵本の朗読などがあった。

さて。田無という街に通って
感心しているのは、文化度の高さだ。

冒頭のようなコミュニティをはじめ、
例えば稽古場に向かう途中の、
商店街が切れたあたりに
ひょっこり現れるレストランが
週末に満席になったりする様から。
一軒家を改装した席数も多い店なのに…。

「そこしかない」って見方もあるが、
そのあたりは回を改めて掘り下げて書きたい。
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