麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ユーロと五輪。新しい風が吹いて…。

2008年06月30日 | 東演
今朝のユーロ2008決勝を見て、
燃えた方、嘆いた方、今とっても眠い方

……さまざまでしょう。サッカー好きの僕も、勿論見ました

 一方国内では、昨日まで4日間にわたって陸上の北京五輪予選を兼ねた日本選手権が、僕の故郷・川崎は等々力競技場で行われていました。小学校の連合運動会や中体連が行われた僕にとっては思い出の場所ですが、当時は今のよ~な立派なスタジアムではなかった…。

 立派といえば、不調だったハードルの為末大と、福士や赤羽を振り切った女子10000メートルの渋井陽子の“五輪切符”もさることながら・・・そのスタートラインに立つことができなかった絹川愛(きぬがわめぐみ)とともに、これからの日本のトラック(そして将来はロード)を背負って立つだろう“元祖スーパー高校生”小林佑梨子の快走に、やはり目が行く!
 専門は1500メートル(日本記録保持者)で、5000のレースはなんと3本目。それで国際レベルの先輩達を置き去りにしたのは、まさに圧巻
 世界ユース銀メダルや前述の日本記録(4分07秒86)を引っさげて、昨年鳴り物入りで社会人入りを果たすも、同時に社内留学制度を活用しての大学入学が「勤務実態がない」とされ実業団で走れなかった小林。怪我もあった。

 けれども結果、陸上界初の国立女子大生の五輪出場と10代での女子トラック代表では44年ぶりのオリンピックという快挙を成し遂げた。

 ちなみに冒頭に書いた欧州サッカー選手権で優勝した“無敵艦隊”スペインも44年ぶりのVでした。

 そのスペイン代表や小林や、あるいは男子400メートルを4連覇して初めてオリンピックに出場する“金丸ダンス”でお馴染みの金丸祐三らは・・・まさしく“新しい風”といえるだろう!

 明日からは暦が変わって愛逢月。

 7月15日、『朗読劇/月光の夏』トライアウト公演がある
東演の“新しい風”になることだろう。。。


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我らが人生の日々

2008年06月27日 | 鑑賞
 シューキン名称国立演劇学校『我らが人生の日々』
(原作/L.アンドレーエフ 芸術監督/M.P. セマコフ 演出/M.A.シュビトカヤ)が、昨日弊団アトリエで公演を行った。

 6月22日(日)にシアターΧで開幕して、都内各地を回ったツアーの千秋楽であった。
 主催は「ロシア文化フェスティバル日本組織委員会」で、シューキン名称国立演劇学校は文末に詳しい説明を付しますが、とにかく演劇王国・ロシアの名門校なのである。
東演とロシアの関係は深く、近いところでいえば04年に訪露し、ロシアの実力派劇団・ユーゴザパト劇場との合同公演を3都市(ニジニ・ノブゴロド-モスクワ-サンクト・ペテルブルグ)で上演。
 作品は『どん底』でした。
 また来年の50周年にも同作品を新たなキャストで創りあげ、国内各地を巡ります。
 振りかえれば・・・80年代に『桜の園』『ナターシャ』等を当時のソ連の代表的演出家・エーフロス氏と創出したことに始まり、90年代に鬼才・ベリャコービッチ氏との出会いに繋がります。
 『ロミオとジュリエット』『モリエール』、そして『どん底』が生まれたのです!

 そんなわけで、客席には20名近い劇団員の姿が・・・。
 残念ながら、僕は日本新劇製作者協会の機関誌の編集会議が入っており、1幕しか観られなかったのだけれど、若き娼婦を演じたオリガ役のアナスタシヤ・ベズボロドワは余りに可憐で、一方、その彼・コーリャ役のニーナ・シチェゴレワも序盤頼りなげだったが、その独特の存在感がだんだんクセになる俳優だった…。
 
 なので、他の劇団員にも聞いてみた。
 「さすがにスタニスラフスキー・システムをよく勉強していて、デッサンができていた。無駄な緊張がなく、行動的で、舞台の上で自由でいるというのは簡単なようで難しい」と。
 これは弊団創立メンバーでもある笹山の談。

 彼らは本日TDLに遊びに行って(そのあたりはやっぱ若者)、明日ロシアに帰るのだそうだ。
1914年10月23日シューキン名称演劇学校として
   エフゲーニー・ワフタンゴフが創立。
   以来、優れた演劇人を輩出。
   創設者が亡前、モスクワ芸術座に
   その劇団とスタジオを託したことで
   同芸術座の第三スタジオとなった(1920年)。
   その6年後ワフタンゴフ名称国立劇場の地位を得たが、
   同校出身の卓越した俳優・教育者である
   ボリス・シューキン名称となり、現在に至る。
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後援名義

2008年06月26日 | 東演
 宮崎県から『空ゆく風のこいのぼり』への「後援名義許可」の書類が送られて来ました。

 宮崎在住の作家による、宮崎県を舞台にした舞台が、大いに貢献することが認められてのことです。

 宮崎紀行を6/18~21に弊ブログに書きましたが、ほぼグルメねたに終始していました。でも、それは土日だったからで月曜日には、今や“観光地”となった県庁・・・まあ、こんな県庁舎は日本でも宮崎だけだわナ・・・にちゃ~んと行って参りました。
 正面玄関では、当然のごとく「見学ですか?」と。
 これもまた宮崎ならでは、です。

「後援名義の申請で」「公園でなんかするとですか?」
「いや、そっちの公園じゃなく、お芝居をするので、それを県が認めるという、後ろに応援の援って書く」
「そんなのあるとね? △△さん知っとうと?」「知らんごつ。○○さんなら知っとろうも。…ねえ、○○さん! 後ろに応援の援の後援がどうのって解ると?」
「それなら文教、文教! 1偕の左の…」
(職員の方は宮崎弁でしたが
 わからないので思いっきりテキトーに書いてます)

 なんて、やりとりの末、歴史の重みを感じる庁舎内にようやく入ったのである・・・。
 まあ、そんなこんなで、秋に向けて様々なことが少しずつ進んでいるという一席でした。

とても見えずらいとは思いますが、
下がその許可証と封筒で~す!

うっすら赤いのが知事の印で、
宮崎県知事 東国原英男と。
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3on3

2008年06月24日 | 鑑賞
(社)日本劇団協議会主催/劇団青年座製作
次世代を担う演劇人育成公演
『3on3~喫茶店で起こる3つの物語』
6月22日(日)~6月29日(日) 於:青年座劇場

 昨日拝見しましたが、フィギアスケートを思わせる舞台でした。

 氷上を舞う華麗な…の意味ではなく、三つの独立したものがたりが、SP―フリー/エキジビションって感じで並んでいたという点で。

              
 
 まず『コーヒーと紅茶、そこに入れるべきミルクと砂糖について』(作/泊篤志=飛ぶ劇場、演出/千田恵子=育成対象者)は、まさに昔でいうところの「規定」よろしくオーソドックスな小品。
 一度はバラバラになった家族が珈琲や紅茶等の飲み物を介した豊かな時間によって再び育まれる・・・という過程を丁寧に描きます。

                

 続く『リバウンドチャンス』(作/飯島早苗=自転車キンクリート、演出/須藤黄英=育成対象者)は、イナバウワーだの高速ドーナツスピンだのの「決め技」が勝負の鍵を握る「自由」
 中年女性を演じた四人の女優(椿真由美、佐野美幸=ともに青年座、歌川椎子=自転車キンクリート、星野園美=石井光三オフィス)が、それぞれ得意のジャンプをビシビシ決めてきます!
 また、フィギアといえば派手なジャンプにどうしても目が行きがちですが、地味なステップも大切。その点、店の片隅で常連の若者を演じた二人(相原嵩明、逢笠恵祐=ともに青年座)も好演で、特に相原は、将来の青年座を背負うオーラを放っていた。
 また、そんなアンサンブルを醸し出した須藤の演出も◎

                    

 ブログ2行目にもある「次世代を担う演劇人育成公演」・・・この公演では以上2作品の演出家に、これからの演劇界を背負っていくであろう才能と信じて機会を与える企画であり、その意味でここまでが「競技」。で、今年秋の東演でも演出を担う二人の先輩・磯村純との間には一線あって、とすれば「エキシビジョン」と言える。

 そして『鰻屋全焼水道管破裂』(作/倉持裕=ペンギンプルペイルパイルズ、演出/磯村純)という作品自体が・・・戦いを終えたスケーター逹が声援を送ってくれたオーディエンスに感謝の気持ちで滑るサービス精神満載な「ショー」として『3on3』の掉尾を飾ります。

 いやあ~『鰻屋』、すましたポーズをリンク中央で決めてから、なんて始まりません。
 リンクに飛び出すその瞬間からフルスロットル

 猛獣使いのように鞭を振るう演出のタクトで息もつかせずに客席を沸かします。少々粗っぽいスピンもありましたが、と同時に、ラストに素敵なドラマを用意してもいる倉持裕のホン。
 まだまだ本番は続くのでこれ以上は言えませんが、大胆でありながらとても繊細な戯曲でもあるのです。

 見事なフィニッシュに花束やプレゼントが舞うリンクのように、大きな拍手に包まれた公演2日目でした。

 肩肘張らずに楽しめる3本です。
                         【文中敬称略】
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『満州~』の海老名は雨の中…

2008年06月23日 | 東演
あいにくの雨は、満州で星になった子供たちの涙雨か?

 けれども。悪天候にも関わらず客席は9割が埋まる盛況でした。
 その中に、南保の低く通る朗読の声が響いた…。

 関東大震災での日本人の悪行に対する復讐だと、朝鮮人から竹槍を向けられた、満州の日本人難民。その中で健気に自分の命を差し出そうとした孤児の勇気ある行動を描いた「けんちゃん」。
 最初の朗読で早くも会場にはすすり泣きが……。

 その後に甘利真美さんのソプラノ独唱が3曲。
 今回、南保が朗読した作品の著者・増田昭一さんのインタビューまでが第一部。

 20分の休憩を挟んだ第二部では『一杯のラーメン』『金のひしゃく』の二編を、南保は朗読しました。
 間にドボルザークの『母が教え給いし歌』、フォーレの『ピエ・イエズス』、グノーの『アヴェ・マリア』と甘利さんの高く澄んだ歌声を挟んで語りました。

 前者は・・・親友のため厳寒の中、自分の靴下とラーメンを取り合える少年と、彼への返礼として命の尽きる覚悟の中、毛布等を彼の枕元に置いて全裸で天に召されるという壮絶な友情憚。
 後者は・・・難民収容所に炊き出しに来てくれるおじさんに金の柄杓を贈りたいけれど、命の灯が持たないので「どうぞ星空の七つ星を僕たちからの贈り物と思って」と満州の地で星となった四人の子供たち。

 同じプログラムが8月19日(火)13:30にも横浜みなとみらい小ホールにて。

 忘れてはいけないこと、語り継がなければいけないこと・・・
 沢山ありますネ。
 奇しくも今日は、沖縄慰霊の日でもある。


 


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シリーズ/月光と空風のはざまで…(3)

2008年06月21日 | 東演
 シリーズ(2)で触れた、「宮崎牛」や「大名筍」などをいただいた藤井さん宅近くのお店。

 も少し詳しく書くと、宮崎市郊外の高岡町にある。
 国道を宮崎から小林に向けて走ると、右に「フェニックス高原CC」の入口があって、そのトイメン(つまり進行方向左)に小さく看板が出ている。

 「たかおか 魚苑」・・・木で出来た風情のあるものが。ただ、注意していないと見逃すテイで立っている。

 魚がつくだけあってか(?)、路地を下っていくと川に突き当たる。突き当たるけれど店はない。
 なんと、浦之名川に流れ込む浅瀬の支流(?)を渡った所に、店はあるのダ。

 「藍染めの展示会をした時は、もっと怪しい雰囲気だったのですが…」とは藤井さん。リニューアルした今は、茶色い木壁に、竹を編み込んだような瀟洒な造りになっていて、個室も完備。
 さらに川沿いに「外座敷」もあって、そこは東南アジアの雰囲気すら漂う。

 とにかくロケーションに“おもてなしの心”を感じる店でございました。
 「Yahoo!グルメ」にも載っているのだけれど、そのデータでは「交通手段 JR宮崎駅からタクシーで40分」って場所だから、その分、それでも行くって気にさせるのは大変だし、一度利用した感想としては「十分行く価値アリ」の店でした。

 来年創立五〇年を迎える東演
 下北沢に移転してかたでも、早三〇年
 けれども実は「シモキタ」と謳うには、なかなかどうして距離のある劇場である。その点でも「たかおか魚苑」さんの居方は参考になった!

 《春は桜、夏は虫の声、秋は山々の紅葉、冬はちらつく雪という外界と隔絶したロケーションの下、鮎、コイなどの川魚、宮崎牛や宮崎地鶏、猪肉などの本格郷土料理を心ゆくまでお楽しみ下さい》とお店のHPにあるけれど。。。

 外界と隔絶した「東演パラータ」という、高いタッパと特有の雰囲気を要する小屋で観劇中は“ひとときの夢”を…。
 外は真夏でも吹雪の、あるいは世田谷だけれど遠くの異国の地を、舞台に出現させて、本格的なリアリズム演劇を、これからも変わらずに届けたいと思っています。
個性的な俳優たちの素材を生かした和洋中・・・様々な味付けでお召し上がりくださいませ

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シリーズ/月光と空風のはざまで…(2)

2008年06月19日 | 東演
 『朗読劇/月光の夏』宮崎公演
 交流会では、宮崎名物の「地鶏」が、まず大皿で登場
 しっかりした歯ごたえと濃厚な味!
 焼酎にもビールにも、グンバツに合う
 〆は「冷や汁」。
 胡麻の風味と、胡瓜のサッパリ感が、満腹のおなかにもスイっと入ってきます!


 写真は、芝居以上に真剣に(?)箸を動かす古田美奈子(右から二人目)と、原野寛之(左奧)。そして実行委員の皆様です。

 宮崎グルメツアー(?)は、翌日、メンバーが帰京する中、秋の公演の作家・藤井貴里彦さんとの打ち合わせのため独り残った僕、単独でさらに続きました。

 まず昼食は、地元タウン誌で「みやざきラーメン」の1位に輝いた・・・我々が公演した劇場にもほど近い「栄養軒」へ。が、行列を見て挫折・・・第2位の「きむら」へ。
 こちらは少し郊外で店舗が広かったのと、昼少し前だったので並ばずに入れたのだけれど、我々が食べ終わる頃には人が並んでいました
 九州ですから当然スープは豚骨ですが博多ほど濃厚ではなく、また、あの独特の細くて硬い麺ではなく、宮崎のラーメンは、やわらかめの太麺が特徴なのだとか…。

 夜には「宮崎牛」と「大名筍」。
 藍染め職人でもある藤井さんが展示会を開いたこともある、藤井さんの住む野尻の近くの店で舌鼓を打った。
 
 前者は説明の必要がないでしょう。
 後者は「ダイミュウダケ」。「大名」は地名等ではなく役職、いわゆる「殿様」の意味で、タケノコの王様と言われている。
 非常に柔らかく生でも食べられるほどの九州自生種だ。
 僕の食べたのは30~40cmの長さで太さはラップの芯くらいあった。刺身、みそ汁、てんぷらなど、どう料理しても美味しいらしいが、我々は、皮のまま丸ごと焼いて、一枚一枚皮をめくりわさび醤油で食べた!
 これが実に程良い甘さで、歯ごたえも良く、めっちゃ旨かったのダ

 そして翌日昼。
 今、宮崎といえば・・・タルタルソースのかかった「チキン南蛮」である。
 その元祖である「おぐら」の、大瀬店に行った。
 一昔前のファミレスを思わせる、みやざきらしい良い意味で“ゆるゆるな”内装の、広い店内には、これまた懐かしい「洋食店らしい制服」を着たウエイター&ウエイトレスが立ち働いていた。
 出てきたのは想像より大きなチキン南蛮
 40歳を超えた身体には少々キビしいかと思いきや、甘酢の効いた肉は、大変食べやすかった
 思わず「二皿くらい行けるな!」と云ってしまったほどです。

 と。一気に《みやざきグルメ》をご紹介しましたが、東演も負けじと、50周年には『どん底』と『翔べ!イカロスの翼』を上演いたします。
 地鶏や冷や汁に負けない、東演伝統の“味”でございます
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シリーズ/月光と空風のはざまで…(1)

2008年06月18日 | 東演
 公演から10日以上経ちますが、まだ宮崎での『月光の夏』の興奮から覚めないでいます。

「役者のブログ」でも『大盛況』というタイトルで書かれているように「メディキット県民文化センター・演劇ホール」で行われた『月光~』は様々な意味で“大成功!”でした。

 まず雨にも関わらず、開場前から長蛇の列ができ、開場を早めました。
 開場予定時刻(14:30)までの5分間で、1階席はほぼ埋まってしまうほどの出足…。
 『月光』に寄せられる期待を感じました。

 宮崎市民劇場の会員の方々が実行委員会を立ち上げて迎えてくれた今回の公演は「1階席700席を埋めよう!」と取り組んだものの、なかなかチケットの動きがなく……。
 でも結果的には、2階席にもかなり沢山のお客様が座ることになりました。
 また、この2階が舞台近くまで迫り出しているので、舞台上の表現者は「遠く」に感じずに済む造りも良かった。
 
 この日、一回だけのステージ。
 実行委員の皆様には開演直前には全員客席に入っていただき、受付の「お留守番」を引き受けた僕は、本番を観ることはできなかったけれど、役者は「最初の台詞からググッと客席が集中してくれて、舞台上の俳優とピアニストが表現するのではなく、会場一帯で作品を創った感じ」と、その手応えに確信があったようです。

 開演後に遅れて来るお客様もあったけれど、その多くは「時間には着けてたのだけれど駐車場がなくて…」と口にされていた。
 宮崎神宮のすぐ近くで、以前宮崎大学のあった広大な場所に、文化センターと図書館と美術館があるのだけれど、駐車場はないのだという。


 何はともあれ。舞台自体の出来も素晴らしかった上に、多くの観客に伝えることもできた6.7の『月光の夏』・・・それが冒頭の「様々な意味」です。
 
 なので、打ち上げは盛り上がらないはずがないわけです。
 長くなるので、役者のブログに譲りますが、宴席に出た地鶏や冷や汁など「宮崎グルメ」に関しては、シリーズ(2)で書こうと思います。

 宮崎の皆様、本当にお世話になりました
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ぶらり両国

2008年06月17日 | 東演
 昨日は、横浜の劇場の話とか、書きました。
 両国には、国技館や回向院のほかに、シアターX(カイ)という劇場があって、演劇界では大きな位置を占めている中劇場のひとつです。

 7/16(水)~21(月)ピープルシアターの公演も同劇場にて行われ、その作品には弊団の溝口順子が客演いたします。
 詳細は、公演の近くにあらためて・・・。

 日曜日(6/16)、それとは関係なく、両国を訪ねた。
 タイトルは「ぶらり」としたが、その日は駅で待ち合わせて、すぐ隣の、おそらく以前の駅舎を改造した店舗のひとつ・・・「はなの舞」に入ったので、街を数十歩しか歩かなかった。
 その居酒屋が…さすが両国
 店の中に土俵が
 
 照明が光って、見えずらいですが、土俵の上で相撲甚句を歌っているの図。



 ある時間になると、心身をキンとさせる拍子木の音が何処からともなく響いて来て、二人の甚句唱い(←そんな呼称はないと思うが
 なかなか面白いサービスだなあ~と。
 来年50周年を迎える東演ですので・・・こういうアイディアをたくさん参考にして“面白い”周年事業にしたいと思うのであった。
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ぶらり横浜

2008年06月16日 | 東演
横浜というと、ベイブリッジだの赤レンガだの、マリンタワーに山下公園、馬車道、港の見える丘公園…あと中華街とか。まあ、そーゆー情報誌やグルメ雑誌を飾る素敵な場所を連想をされる方が多いと思われます。
        
 が、それらは「みなとみらい駅」や「関内駅」などなどが最寄りのプレイスで、「横浜駅」周辺そのものは、そごう、高島屋、ルミネ、岡田屋モアーズ、マルイシティ、ジョアイナスといった百貨店、それから一時は日本一だった巨大地下街が充実しているものの、街並としては“おしゃれ”とは程遠い雑多なトコロである。

 東演の第126回公演『大地のカケラ』を書き下ろしていただいた、はせひろいち氏。彼が代表を務めるジャブジャブサーキットの看板女優にして制作も担当する咲田とばこさんが、一人芝居に出演されるというので、相鉄本多劇場へ、土曜日の劇団総会を終えた足で向かった。

 長らく神奈川県民であった私だが、そのほとんどを小田急線沿線で過ごしたので、県庁所在地である「横浜」に行ったこと、割とが少ない。
 
 今回もホント久しぶりだった。
 昨年秋、全国演劇鑑賞会の全国総会がヨコハマで催されたが、それは、みなとみらいエリアでの開催だったので地下鉄直通の東急東横線で「横浜駅」は通過したのでございました

 話を土曜に戻しましょう。
 駅から直接劇場には向かわず、西口に出て右手のエリア・・・岡田屋モアーズとエクセル東急の間を抜け、鶴屋橋を渡る・・・前述した、決して洒落てない中でも、より一層チープな(?)界隈へ足を向けた。
 全国どこにでもあるファストフードと居酒屋のチェーンが、これでもかと軒を連ねる道から路地に入ったラーメン店『濱虎』へ。
看板メニューの「塩鶏そば」で腹ごしらえ。

 取って返し再び駅前を通過。高島屋の1階部分を貫けば、目指す劇場は前の前だ。
 幸橋を渡ると、そのまま「相鉄ムービル」2Fに入れる。相鉄本多劇場はその3階。
 劇場前には、多くの人が開場前から期待を胸に列を作っていた。

 北村想レジェンドプロデュース『NAGIAA~流れゆく夜と霧~』(作・演出/北村想 出演/咲田とばこ)
 横浜6/13-15、名古屋6/20-22、大阪8/30-31

 北村氏の詩的で力強いホンは、時空の異なる6人の登場人物~少女から中年の占い師まで~を綾のように登場させるのだが、その複数の人物を咲田氏が見事に演じ上げる。個人的には、ふだん所属劇団で演じない少女役(しかも外国人)の、ジュスティーヌが良かった
 
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