敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。敏腕演劇プロデューサー目指し、長らくフリーで活動。2018年11月から修業の場を俳優座に置いた。

授業~道を聞かれて

2012年04月30日 | 鑑賞
イヨネスコ「授業」フェスティバル
(神楽坂ディプラッツ)を観劇。

4/27~5/13、十団体が二組ずつ
上演する最初の公演を見た。

01時限・千賀企画(東京)
02時限・双身機関(名古屋)
4/27~29(公演終了)

ほかにも茨城、千葉、札幌と
幅広い地域から集結し、
不条理劇の名作『授業』に
挑むという魅力的な試み。

千賀企画は戯曲の年齢を取り払い、
双身機関は主となる教授と生徒の
台詞を廃した。

ので。互いの作品が結果的に
それぞれを補完する関係を築き、
面白かった。

特に作品の流れを前者から得て
《身体表現》を見たので、
大きな力になった。

       

出版社や印刷会社が集まる
地域にひっそり建つ劇場
神楽坂ディ・プラッツ。
1994年のオープン以来、
演劇は勿論、ダンスや
パフォーマンス等に
特化した小屋として
存在感を示してきたが、
今年七月閉館が決まっている。

慣れないと迷う場所にある。

この日も、飯田橋から向かう
僕の進行方向で、紙を見つめて
きょろきょろする女性がいて。

横断歩道を渡った僕に
「すみません」と声が掛かった。
「ここ、わかりますか?」と。
「あ、僕もそこ行きます」

       

聞けば、もう20分くらい歩いて
でも、一向に辿り着かない。
ここまで来て、開演時間も迫るし
と。
僕は彼女の道標になり、
僕の味気ない道行は、
美しい女性の同行を得られた。

ここでも補完関係

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電話の権利の売り買い。

2012年04月27日 | 身辺雑記
リストラクチャリング
(企業再構築)の一環として
複数あった電話回線を
何度か売った。
2000年前後か…。
買取金額は微々たるものだが
月々の基本料金削減での
ダウンサイジング、
と言うには大袈裟か。

細かくいえば回線じゃなく
権利的なものの売買(?)
らしいけど難しくて
詳しくは解らない。
とにかく「お金」になった



さて。
こないだ阿佐ヶ谷辺りを
ぶらついていたら、
上記の看板があった。
ガムテープで「買」を×して
「売るけど買いません」
という意思表示。
……時代の移ろいっすね。

ちょいと前には固定電話ないと
「人に非ず」みたいな空気、
ありましたよね?


そんなお店の隣は、
卓球用品総合メーカー
「Butterfly(バタフライ)」
の本社。卓球道場も併設。
愛ちゃんも、ニッコリ

蛇足。
バタフライはブランド名で
会社名としては「株式会社タマス」。
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スプライト、再生。

2012年04月26日 | 身辺雑記
東京ヤクルトスワローズ
単独首位浮上。


さて、ノムさんが監督の頃、
「野村再生工場」と言われ、
次々に選手を「再起」させた。

「再起」といえば・・・
乳酸菌飲料ではなく炭酸飲料の、
スプライトのコマーシャルが
最近やたら目立ってます。
放送に限らず車内広告等
様々なメディアで。

天下のコカ・コーラだから、
当然大手代理店が動いていて
ありとあらゆる手段で、
「そういえば近頃あまり
見かけなかったわね
的なレモンライム味の
飲み物を大プッシュ中。

昨夏から、あの懐かしい
緑色のデザインに回帰しての
リニューアル展開。さて、
往時の人気を取り戻せるかしら。

個人的には、すっかり
体が炭酸飲料を
欲しなくなった46歳

それでも幼い頃、
暗くなるまで遊んで、
からっからになった喉を潤す
あの爽快さは昨日のことのよう。

まだ自販機は瓶が主流で、
小窓と言っていい扉を開くと
各種飲料が横になってて、
それを「エイヤッ」と引っこ抜き、
さらに自販機据付の栓抜で
自ら蓋をあけてごくごく飲む。


我がスワローズは好調だが
マリノスが未だ勝てず。
ついにリーグ17位・・・
こちらの「再起」は、
いったい何時だ
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青山と珈琲

2012年04月24日 | 身辺雑記
高田馬場の人身事故で
山手線内回りと埼京線が止まり、
ややざわついた感の渋谷駅。

辛うじて運行中の
外回りのホームの列に
見知った顔を認めた。

ただ10年弱ぶりで自信はない。

新宿で沢山降りたのを汐に
近づいて「青山くん?」
と声掛けしたら反応があり、
けれども
《この人過去に関係あった人だ。
でも凄く前で……え~と、
昔のバイト先かそれとも
前に住んでた街の
商店街のおやっさんか……》
みたいな顔なので、
「東演にいたでしょ?」と助け船。

話をはしょると、2004年の
劇団創立45周年記念公演第二弾
『時の筏を漕ぎゆけば…』に
入団早々の大抜擢で出演しながら、
ほどなく退団した青山直樹くん。

「今は?」と聞けば、
司書資格を三ヶ月の講習で取得。
板橋の図書館で働いていたが、
ライターを目指すべく退職し、
バイトしながら専門学校に
通い始めたと。33歳。

同じ夜。
演劇制作仲間と飲んだ。
近々結婚式を挙げる後輩の
お祝いの打ち合わせも兼ねて。

姉御格に早くも届いたリクエストは
某N社のコーヒーメーカー

「7000円から8000円だってさ」
「じゃ、それにしよう」
と、話しているところへ
遅れてやって来たSが
手に提げているのは、
Nのコーヒーメーカー

「劇団代表から楽屋か
事務所で使ったらと戴いたけど、
カプセル式でコスト掛かるから
誕生日祝いに持ってきた」


そう、その日は10日遅れの
僕の祝いも兼ねていた。

「じゃ、それを結婚祝いに」
姉御は高さ50cm×幅20cmの箱を
Sからぶんどると写メを撮り、
前段の新郎へ送信。

数秒後、感動のレス。
「お願いしたもののランク上の
大変良いものです、ひえ~」的な。


四月十六日の、偶然二題。
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『天国』天国へ・・・

2012年04月23日 | 制作公演関連
フランス演劇クレアシオン
『天国への二枚の切符』は
昨日無事千秋楽を迎えました。

お陰様で22日2時の回は
補助椅子の出る盛況。


終演後は、クレアシオン
代表で『天国~』翻訳・演出の
岡田正子の受賞パーティーも。

フランス劇作家劇作曲家協会
の各賞の中で最高栄誉の
「ボーマルシェ賞」
毎年世界から五人に贈られる。
2011年、邦人で初めて岡田が受賞。

昨年は震災直後だったため
一年越しのパーティーとなった。

シアターカイのロビーいっぱいに
受賞を祝う人々・・・

写真は出演者を代表し
『愛の賛歌』を熱唱する
杉村理加さん。


ご来場いただいた皆様
ありがとうございました。


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『天国』と古稀

2012年04月22日 | 制作公演関連
フランス演劇クレアシオン
『天国への二枚の切符』
四分の三を終えて、
残すは千秋楽。

さて今日(というか昨日?)
四月二十一日は僕の母の誕生日。
古稀を迎えた。

金曜の本番中のロビー・・・
「あ、明日おかんの誕生日だ」
とひとりごちたら。
今回、制作助手という肩書きながら
ほぼ全面的に仕事をこなしている
湊さんが「あ、あたしも」と。

365分の1、いや二人の人物の
誕生日が重なる計算だから……
まあ兎に角
偶然、母親のバースデー
一緒でした。

ある占サイトでは・・・
勇気がありアグレッシブ。
何にでも向かって行き、
時に痛手を負うが、チャンスを掴み
華々しい活躍を見せる。

また別のサイトでは・・・
直感力、創造力に優れ、
安定した人間関係を築く。
教師、判官、改革者
あるいは芸能人に向いている。
と、どちらも大外れだ

ただ。後者は「短所」として
依存心がある。神経質。
感情のコントロールが苦手。
先見性に乏しい。がっかりしやすい。
。。。と列挙していて、
こちらは結構当たっている

いずれにしろ。
電話一本で何のお祝いもしてない。



こちらは『天国~』の作者
アレーグル氏と令夫人からの
日本チームへのプレゼント。

フランスのお菓子をラッピング
メルシ~
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『天国』仲日

2012年04月20日 | 制作公演関連
昨年の初演(4.14~17)は
震災まもない時期だったので
多くのお客様から
「行きたかったけれど、
心身ともに落ち着かなくて」
との声を多く聞いた。
また創り手一同も、
もっと多くの人へ届けたいと
再演を決めた……。

一部キャストを入れ替えた
『天国への二枚の切符』再演の
稽古は大変順調だったが……
唯一集客には苦戦していた。

が。お陰さまで、
昨日の初日は満席。今日も
八割の入りで仲日を終えた。

残すはたった2ステージ。

倫敦五輪まで100日を切り、
約一ヶ月後にはスカイツリーが
開場する等々・・・
時間の流れは早い。

さて世界一のテレビ塔は
シアターカイのある両国からも
鮮明に見ることが可能だが。
駅の改札を出てすぐの売店で
そのグッズ
(置物やTシャツやお菓子など)が
多く並んでいるのは
ちょいと違和感がある。
商売だから仕方ないけど……
両国といえば、やはり相撲。
それから東京江戸博物館、
回向院に吉良邸など。
勝負できるものは多いはず。

あ、観光といえば。
池袋から上野・秋葉原経由で
両国へ通う毎日
修学旅行だろう学生服の
グループ(5~6人男女混合)を
ちょいちょい見かけます。
良い思い出を作って欲しい。

と、他人の事はこれくらいにして。
自分たちの公演を頑張りましょ。

21日、22日とも14:00開演。
若干土曜日の方が余裕あります。

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『天国』アレーグルとともに

2012年04月18日 | 制作公演関連
いよいよ明日開幕する
フランス演劇クレアシオン
『天国への二枚の切符』



只今、ゲネプロ中です。
作者のアレーグル氏も
令夫人と三時頃劇場入り。

演出やスタッフとともに
客席におります。

来日は15日。
水族館や浅草等の観光後、
本日シアターカイへ。
まずは記念撮影。

本作のほか『行き交い』、
『アニュス・べラドンヌ』を
収録した戯曲集が出版されたばかり。
(翻訳は『天国~』の演出でもある
岡田正子)
連日、アレーグル氏は劇場に来て
サイン会も開催予定です。

おかげさまで
初日と千秋楽は残席僅か。
20日金曜と21日土曜は
どちらも14時開演で、
まだ少し余裕があります。

回向院の隣に建つ
劇場でお待ちしています。

クレアシオンは彼の作品を
多数上演しており、
旧知の俳優も多いのだ。
下は、歓談の図。

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『天国』劇場入り

2012年04月17日 | 制作公演関連
以前、池袋のタウン誌
『buke』の廃刊のことを書いた。

昨日銀行で手にした新潮社の
『旅』も2012年3月が最終号。

目次トップは
「懐かしい笑顔に会える、
九州の小さな町へ」
という見出しで日田、臼杵など
八つの街を紹介していた。

臼杵は東演時代、公演に訪れたが
その際寄せていただいた
《奇跡の精進料理》
星月庵も載っていた。

※《奇跡の~》は同誌見出し。

特集の中ほどには小企画
「九州のひなまつりに行こう!」
があって、綾町が。

宮崎県中西部の自然豊かな地域。
町おこしに熱心で、
藍染や陶芸にも力を注いでいる。

僕のブログに登場することが多い
劇作家であり藍染作家の
藤井貴里彦さんも一時、
綾町で働いていた。

その他パリの専門店や、
珍しいキノコ舞踏団の伊藤千枝さんの
「旅たいそう」なる頁も……。

あ、別にこの雑誌に思い入れがあって
紹介しよう!と思ったわけではない。

しっかりした雑誌すら廃刊する、
この厳しい時代に生き残るのは
大変だな~って改めて思ったと
それだけのことが長くなった。

そうそう。常連だった居酒屋
「石の花」のマスターの故郷が
日田なのだが…、あの店も数年前
惜しまれながら暖簾を下ろした。

どころか。日本そのものが
「先進国」から脱落か?
と、経団連の研究機関が発表。

そんな中、
『天国への二枚の切符』は
本日、劇場入りしました。
わあ景気の悪い内容に
なってしましました・・・。



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流転

2012年04月15日 | 制作公演関連
(文中敬称略)

昨日は六月に公演する
『空の記憶』の顔合わせ。
One's Studioにて。

昨年、『BENT』公演のために
立ち上がった「はすいけタイムス」。
俳優・蓮池龍三が声を掛けて
キャスト・スタッフが参集した。

そこに出演していた側見民雄。
とある新劇団で蓮池の先輩にあたる
彼が、刺激を受けたのか否か
心の裡はわからないけれど、
演劇集団「阿吽」を旗揚げした。

結果、二つの公演に関わるのが
側見民雄
 出演→主宰・製作・主演
蓮池龍三
 主宰・製作・主演→出演
辰巳次郎
 舞台監督→演出

僕とイカラシヒロコは
それぞれ制作と衣裳のまま並行移動。

力の同じ投手がいる高校野球部では
先発によって打順&守備が変わる。
それに似ているかも。

スタジオARという小さな劇場で
出演四人、スタッフも少数精鋭で挑む
小ぶりな座組の中で流転組(?)の
割合は大きい。

「るてん」は辞書を引くと
《移り変わってやむことがないこと》。
ここでは、移り転がって新しい
座組が出来上がった程度の意味で
「流転」と書いた。

その意味でいえば。
他にも出演の宮地牧子、
スーパーバイザーの浜憲二も
「とある新劇団」に籍を置いた人間
なので、側見、蓮池、辰巳に僕を
加えた計六人もが「元東演」。
かなりの濃さである。

劇団東演は1959年創立。
2014年には五十五周年を迎える。
明大前から現在の下北沢に移って
34年。拠点の名は「東演パラータ」。
その横っ腹に車が突っ込んだらしい。
無事修復は済んだそうだが
外壁の一部だけ真っ白で痛々しい。

今は旅公演中だから無理だろうが
帰還したら、芝居の美術よろしく
汚しをかけて欲しいものだ・・・。
閑話休題。

『空の記憶』(作/浜祥子)は
「アンネの日記」のその後を描く。
昨日は読み合わせの前に
浜夫妻がアンネの足跡をたどった
旅のスライドを見た。

そして懇親会。
スタジオと併設されたカフェで。


作/浜祥子、演出/辰巳次郎
出演/側見民雄、熊谷ニーナ、
宮地牧子、蓮池龍三
照明・舞台監督/小関英勇、
美術/弓野亜希、音響/柳原健二、
音楽/山本伸幸、衣裳/イカラシヒロコ、
制作/高橋俊也、黒幕(?)浜憲二

以上、早退や遅刻はあったが
全員が顔を揃え心を一にした。
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