麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

来年のジャブジャブは夏らしいぞ。

2013年10月28日 | 制作公演関連
というわけで。
劇団ジャブジャブサーキット
第52回公演『月光カノン』
(作・演出/はせひろいち、
於/ザ・スズナリ)はねました。

今回も観客には「智力」のいる作品で
その手が苦手な方にはごめんなさい。

「智力」と二文字で書いたけど、
我ながら説明が難しいので
半分逃げのセレクト

誤解を恐れず、ざっくり言えば、
観る側に「知恵」が必要な筋立。
・・・毎度のことですが。
複数の世界が巧みに織りあった世界。

さて。昨日も書いたけれど。
『月光~』にはオーディション組多数。
こぢんまりした人数での芝居が多い
ジャブジャブの舞台に今回は14人が登場。
(キャスト16人で二役がダブル)
しかも、そのほぼ全員が1シーンに
顔を出す「遊び(?)」もあった。

そしてその構成が新しかった。
客演組は19歳から20代前半の
若い役者が大半で、一方、
劇団員より年かさの男優一名。
今や40~50代中心となった
カンパニーに今回は「年齢層」という
武器が一つ加わっての作品になった。

3.11も取り込まれていたのだが、
「気持ちは解るけど直接的すぎない?」
と作り手と受け手の間に溝を感じる
作品もなくはないが・・・
そこは「はせワールド」。
美味しい料理の塩一振り的な、
決して柱にはせず、けれども
重く捕らえて慎重かつ凄烈に
「物語」に取り込んでいた。

いよいよ来年は創立30周年。
東京へは夏頃来る……らしい。
乞うご期待


夕刻。バラシの途中で抜けて
ACFの稽古場へ・・・
気づけば渋谷のアジトで過ごすのは
二週間と少しになっていた。

と、その前に「阿吽」の本番が
11月1日から
今日は一日照明の仕込に使った。

どちらも絶賛チケット発売中!
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洗濯ができない、けどジャブジャブは公演中

2013年10月26日 | 制作公演関連
台風が続々と日本列島へ。
洗濯物が溜まります。
被害の拡大も心配。
さらに地震まで・・・

そんな中、劇団ジャブジャブサーキット
『月光カノン』in東京、絶賛公演中。
三重、大阪、愛知を経て、
下北沢で大千秋楽を迎えます、明日。

緻密な戯曲と演出の、はせひろいちの
舞台を立体化する熟練(?)の劇団員に加え、
今回はフレッシュなオーディション組が
多く加わった座組。


まだ公演中なので内容には触れられぬ。
写真はシモキタの街にたなびく
「イカ祭り」のフラッグです。

祭りといえば、阿吽の稽古中の
松陰神社あたりには「幕末維新祭り」の
横断幕が街を彩っていました。


実りの秋。
『月光カノン』も実りの多い作品。

アンケートには
《SF~少し不思議(Sukoshi-Fushigi)
な世界》との言葉も。
なるほど言い得て妙。
演劇ならではのアイデアも
盛り沢山。それから……
前述のオーディション組が
見事にフィットしています。

そして、音楽に溢れた舞台。
単なるmusicではなく、
多面的な意味での「音楽」が
作品を貫いています。
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風雲、窮鼠をCOME

2013年10月23日 | 制作公演関連
午前中にまず一件折込。
新宿のプーク劇場。
おっと全文昨日の話。

近くに拉麺の行列店「風雲児」がある。
折込終えた午どきに前を通ったが短い列。
一時のブームは去ったのだろうか。

「ここ美味いんだよ」とサラリーマンが
僕の横をすり抜けた。

メディアに登場することで、いっときだけ
混雑することはお店にとって、
手放しで嬉しいことでもないと聞く。
寧ろ常連を含む客の落ち着きは
良いことなのかもな~と思いながら、
午後、二件目の折込。
六本木の俳優座劇場。

折り込むのがそもそも一人だった新宿から
うってかわり沢山の劇団や事務所等。
ロビーは見知った顔も多かった。

それから池袋の旅行代理店へ。
来月の郡山公演の、交通及び宿泊手配。

「大人の休日倶楽部」のチラシが
カウンターに貼ってあった。
65歳以上の「ジパング」は知ってたけど
50歳からの「ミドル」ってのが
並んで掲載されているのを認め、
軽い目眩を催した。
あと数年で資格保有じゃん。

「・・・・・」

気を取り直して、夜は武蔵関。
ブレヒトの芝居小屋での社会人劇団の稽古。


銀河ラボ(訪問した劇団名)の本番日、
僕はジャブジャブサーキットの公演中なので
無理を言って覗かせてもらった。

仕事や家事などの合間を縫っての稽古で
この日も諸々終えて、夜に集合。
ダブルキャストだから続けざまに二回の通し。
かなりの強行軍だ。

僕が着到した九時頭にはまだ一本目のお尻。
演出と音楽の駄目出しが終わって
二本目が始まったのは九時五十分。
終了は十一時半を回った。

いや~頭が下がります。

21日に月一ロングランの四発目を終えた
『ROSE』の志賀さんが指導している銀河ラボ。
そんな関係でW・ローズの公演を
メンバーの何人かが手伝ってくれている。

社会人劇団といえば、
遊戯空間の篠本さんが世話をしている
劇団櫂人とも最近は懇意にさせて貰っている。

少し前まで深く関わっていた
「世田谷区民演劇上演グループ」、
さらに前の「地域を創る川崎演劇座」など
関わってきた者たち一人ひとりの顔が
タイトルロールよろしく脳裏に流れた。

銀河ラボの公演の成功を祈りつつ、
明日は『月光カノン』が劇場入り、
余裕こいて他人の心配してる場合じゃない、
と西武新宿線下り最終の車内で思った
2013年10月22日くもり。


追記:タイトルに深い意味はありません。
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《くるぶし》

2013年10月21日 | 身辺雑記
どうやら、あたしの《踝》の位置は
世間一般より低いとこにあるらしい。
革靴なんぞ履くってぇと靴のへりが
そこに当たって痛くて敵わねぇ。

甲高で靴が合わねぇと言う御仁がある。
あたしはその逆で甲がなだかだ。

中敷を入れると楽になるが、
するってぇと爪先が狭くなる。
理想はちゃ~んと寸法して職人さんに
一から拵えてもらやぁいいのだけど、
今度は足からひょいと上の懐具合の
塩梅が良くないってゆ~わけで
お恥ずかしい限りだ

おっと、貧乏自慢が柱じゃない。
百人百様、大小あっても、
皆それぞれ足らない処、或いは
足りすぎて面倒な処があるって話。

足りすぎるってのはややこしいなら
顎が長いとか、毛むくじゃらとか
言えば合点がいくんでしょかね。

さて、毎度まどろっこしいから
たまには思い切りはしょって云うと、
何年か先に東京でおっぱじまることが
こないだ決まったオリンピック。
年明けにゃロシアの聞き慣れない
ソチだがこっちだかあっちである、
そのお祭りの、名前をぼちぼち
オリンピック・パラリンピックから
オリンピックに統一しちゃぁ如何がと。

いやまだまだ啓蒙が不十分だの
それこそ百人百様のご意見があると
がってん承知で、踝が痛いから
何故かそんな話になっちゃいました。

お後がよろしいようで

     

本日はW・ローズ『ROSE』
シアターχにて19:30より。
1000円。
ユダヤ人女性の波瀾の人生の一人語り。

月一回不定期のロングランを
半年続けましたが、
御蔭様で来年も引き続きの上演決定。


それから演劇集団「阿吽」は
今日から稽古場をスタジオAR、
上演する会場に移動します。

アトリエ・センターフォワードは
立ち稽古に入り、頭からお尻まで
今日明日で当たり終わるので、
23日に初通しを予定。


上は稽古場風景。
もう立体的に飾ってあります。

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『月光カノン』がまもなくです。

2013年10月20日 | 制作公演関連
とある地方都市。
引きこもりの長男銀次と、
その家族(母や姉たち)。
彼が脚本を描き下ろす劇団員。
銀次が誰にも話していない友人。
その年の離れた友人は
精神的な支えにもなっていた。
それらの人々の間に保たれた
「ある種のバランス」。
私設捜査官と名乗る人間の訪問が
その微妙なバランス崩し始める。

    

木曜日から下北沢のザ・スズナリで
幕を開ける劇団ジャブジャブサーキット
第52回公演『月光カノン』の
あらすじを唐突に書いてみました。

言わずと知れた東海演劇界の雄。

作・演出は勿論、はせひろいち。
手練な劇団員にオーディション組を
加えた演技陣で27日まで。
……前回のブログは
演劇集団「阿吽」の話から始まり
最後は明日本番の『ローズ』の、
まぁ言えば宣伝で終わったのだが
今回も宣伝の……芸術の秋

受付に毎日出没します

前売3300円、当日3600円、
大学生前売2300円、同当日2600円、
ペア券5000円
(ほか詳しくは劇団HP参照)

24木19:30
25金14:00/19:30
26土14:00/18:00
27日14:00
(上記は開演時間)

http://www.jjcoffice.com/
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演劇集団としての「阿吽」

2013年10月18日 | 制作公演関連
前回のブログで『空の記憶』の
初演と再演の「芝居」の変化に
少しだけれど、触れた。
昨年と今年でかわったこととして
演劇集団「阿吽」自体の変化もある。

初演時は「集団」を謳いながら、
代表の側見民雄たったひとりだった。
それが現在は五人と、大幅な増員。

『空の記憶』の作者、浜祥子、
『同』演出を務める辰巳次郎と、
皆から「黒幕」と呼ばれる浜憲二。
彼はリーフレットやチラシの作成、
高校の芸術鑑賞教室の売込など
制作的な役割から集団の指針まで
多岐にわたって、代表の懐刀を担う。
そして。
側見が「阿吽」名義を使わず
一人芝居など上演していた頃、
音響等で彼を支えてきた河西美仁。
という面々である。

三本の矢の話を持ち出すまでのなく、
創造に厚みの増すことは必定だ。

『阿吽』は、この多数化に加え、
前回書いた大会場での上演、
また再演による創造の深化などで
旗揚げから僅か二年目にして、
その時間以上の前進ができそうだ。



話変わって(いや関連はあり
僕が今制作で関わる多くの「座」は
(遊戯空間、はすいけタイムス、
アトリエ・センターフォワード等)
その公演ごとに相応しい顔ぶれを
主宰が集結させていることに
今更ながら気づく。
そのひとつ「W・ローズ」の
月一の不定期ロングランが、
今月もやってまいります。

10月21日(月)、19:30開演
一人芝居『ROSE』
シアターχ(両国)にて。
千円

公演の詳細は何度も書いたから省略。
今日はじめての方は以下へ

http://www.w-rose.jimdo.com/

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再演ですが初演の如く

2013年10月16日 | 制作公演関連
昨日の「二」にまつわるブログに
昨年に続き二度目の上演となる
演劇集団阿吽『空の記憶』のことを、
文末にちょこっと書いた。

       

ただいま来月一日の初日に向け
《目線を高く》稽古を重ねています。



東京公演は昨年同様スタジオAR
(最寄駅は世田谷線松陰神社前)
が舞台となりますが、
(公演回数は六回)
四日の千秋楽のあと郡山へ移動。
七日には千人超の高校生の前で
上演いたします。

ので
キャパ約80の東京の密な空間でも
福島の高校の大きな会場でも、
どちらでも楽しんで頂けるよう
初演のつもりで創っています。

ざっくり言えば、
動きが随分大きくなっています。
同じ台詞も距離感の違いで
まるで異なって伝わるもの。
そのあたりを丁寧に丁寧に……。
そう動きを大きくする分、
中身はより濃くしなければ。



昨日は衣裳のイカラシ嬢も
江古田の稽古場に顔を出し、
その後交流会
芝居が上向きな時は話も弾みます。
定食を中心とした食事メイン、
お酒少々の……健全な(?)会食。

そして我々は、まもなく
江古田の稽古場からAR入りします。
本番と同じ空間で十日以上の稽古。
さらに深く高く。


演劇集団阿吽『空の記憶』
作=浜祥子、演出=辰巳次郎

2013年11月1日(金)~4日(祝)
1日=18:30
2日=14:00と18:30
(以上Bプログラム)
3日=14:00と18:30
4日=14:00
(以上Aプログラム)

出演=側見民雄、熊谷ニーナ
宮地牧子(以上シングルキャスト)
蓮池龍三(Aプロのみ)
石田貴洋(Bプロのみ)

前売3800円、当日4000円
学割2500円
(全席自由)

2013年11月7日
福島県立安積黎明高校
芸術鑑賞教室
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「二」の目指すもの

2013年10月15日 | 身辺雑記
きのう、西武池袋線に乗ったら、
ライオンズ敗戦のアナウンスが車内に流れて、
あわせて一年間の応援への謝意と
来季への変わらぬ支援を呼び掛けていた。

CSファーストステージは
セ、パとも二位が敗れた。

最後の椅子を争ってた西武が
いつのまに二位に?ってのが、
余り野球に関心のない僕の印象です……
それより
我がマリノスがナビスコ杯準決勝で敗退。
土曜の試合は勝ったのですが、
ホーム&アウェイの二試合合計の
得失点差で柏レイソルに及ばず

さぁ!切り替えて、リーグ戦。
次の闘いは広島との天王山。

カープには是非頑張ってほしい。
巨人を倒しての優勝を期待する。
が、サンフレッチェよ、すまん
てっぺんはうちが戴きます。
首位とは勝点では並び、
得失点差僅か1。

……そうそう二位と言えば
我が母校の東洋大が出雲駅伝で
惜しくも駒大の後塵を拝した。

柏原去りし昨季は、
三大駅伝すべて「二位
。。。つまり昨日で四連続のNo.2。

次戦は、今、式年遷宮で熱い、
伊勢路の闘いが待つ。
駒沢の「全日本三連覇」を阻止しないと、
完全に勢いに乗られてしまう。

      

さて「地味」が売りの東洋大が、
昨年は水泳の荻野を、
そして今年は陸上の桐生を獲得。
なんか「らしくない」ぞ。
いや優秀なアスリートの入学は
OBとして正直嬉しい。でも。
それは「金満」のやる所業。
プロ野球でいえば巨人の。

柏原は入学後のブレイクですからね。
・・・話が逸れました。

二番手の目線は常に上に向く。
我等が鉄紺も目指すは優勝
同様に。
昨年に続いて、二度目の上演に挑む
演劇集団阿吽『空の記憶』。
やはり目線は高く高く

東京公演初日は11月1日。
ちなみに全日本大学駅伝は11月3日。



てなわけで明日以降は
芝居の話をぐいぐい書きたい。

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支線の旅

2013年10月13日 | 身辺雑記
小島新田駅近くの病院へ見舞に行った。

小島新田と聞いて、間髪入れずに
「京急大師線の終点ね」と答えらるのは、
川崎市南部の人と鉄道好きの人くらいか。

僕はその、川崎南部の産なのだが、
二歳にはもう北部に引っ越したから、
小島新田どころか大師線全体の印象が薄い。
大師線とゆぅくらいだから
正式名称「平間寺(へいげんじ)」、
一般的には「川崎大師」と親しまれる
名刹を通る支線だ。

その僅か七駅の短い路線は大工事中だった。

どの駅も仮設のホームで、六年後の
連続立体交差事業の完成を目指していた。


上は川崎駅前の「天龍」
「まずい」を逆さにした暖簾がトレードマーク。

遠い昔は入るのに勇気のいるほど
小汚ないたたずまいだったけど、
今じゃ川崎駅周辺に複数店舗出すほど
繁盛していて、老舗の貫禄充分だ。

ここでラーメン(420円)と餃子(290円)の
遅いお昼を済ませて、バス移動。

一仕事終えたあと川崎駅まで戻るのに
バス路線の半分弱を歩く気分になった。

十五年程前に稽古でよく訪れた
思い出の場所に寄るために。
……今は取り壊されて
神奈川県警川崎署が移転して来たのは
知ってたのだが。ふと思い立ち。
ちょいとノスタルジー

ここまで来ちゃえば、目の前は
JR南武線の支線と京急本線の八丁畷駅。

前者は、僅か二両。
駅は尻手、八丁畷、川崎新町、浜川崎
たったの四つきりだ。

結果「支線」を乗り継ぐ旅になった。
その道中、街のあちこちに
市長選の看板を見た。

川崎市民は、未来にどんな「視線」を
描いて首長を選ぶのだろうか・・・。
見舞った男は「死線」さまようことなく
元気だった。手術の成功を祈る。
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新監督と刺身五点盛

2013年10月11日 | 身辺雑記
「侍JAPAN」に監督経験のない
小久保氏が就任とのニュースに続いて
中日・谷繁のプレーイングマネージャー
(&落合氏のGM)が決定の報。

コーチとして経験を積み、
あるいは解説者や評論家として
外から野球に接しながらチャンスを伺う
「監督志望」の元選手は沢山いて、
今回みたいに、順番待ちの限られた椅子を
後ろからさらわれちゃうと、
ダメージ大きいだろうな~
と、他人事ながら考える。

ひとごと、、、でもないのか?
サラリーマンの世界にだって、
社長を頂点とする役職への
願望は当然あって。

《今の営業成績と課長との関係から
次の異動じゃ俺が係長だな…》と
行きつけの焼鳥屋のカウンターで
ホッピー片手にほくそ笑んでいると
「先輩、異動のこと考えてます?」
と可愛がっている後輩が目ざとく察し
「大将、山田係長に中身おかわり」
「お~い吉川、気がはえ~よ馬鹿」
と返しながら、満更でもないので
「大将、さしみ貰おうかな、五点盛で」
「さすが、か・か・り・ちょ・う」

こーゆー風景を実際みたことはないが、
まあ、ここまで露骨でなくとも
流れとしてはあって、よいしょの後輩が
狙うのは山田が昇進すると空く主任だ。

話が一気に古くなるけど。
学期おわりや学期はじめに
「次の学級委員、俺に入れて」的な
選挙活動に熱心なクラスメートが
小学校時代にいなくはなかった。

普通、学級委員など自分ではしたくない、
が、かといって楽しいクラスを作るため
誰でもいいってわけには行かないから、
根回し君の「正」の字は五票にも及ばず、
人気者な上に割とまじまな面もある子が
黒板の前で「僕が級長なんて吃驚ですが
期待に応えるように頑張ります」と
就任の弁。

さて張り切ってさしみ五点盛の山田氏。
蓋をあけてみれば大阪支社から新課長。
がっくり肩を落としながら
「吉川、今日は割勘な」。



もっとスポーツの監督人事について
熱く語る構想だったのに
あらぬ方向に行ったきり修正が効かず
残念な結果に終わった。
そのうちまた改めてチャレンジします。
課長を諦めてはいない山田氏のように。





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