麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

めいどの土産(弐)~さぁ三途の川を渡りきるぞ。

2016年09月30日 | 制作公演関連
九月三十日。
「モンスター」片手に、制作助手の
千風凛が、せんがわ劇場に入ったのは
十三時過ぎだったろうか。

ピタパタ『冥途』はその前日小屋入り。
北海道日本ハムファイターズの優勝に
上機嫌の照明プランナー高橋清志はじめ
スタッフとキャストが全部揃ったのは
思えば初めてである。

けれども、まるでずっと一緒だったような
チームワークでサクサク進行。
ほぼタイムテーブル通りに作業を終えた。
からの。
本日はゲネプロ、駄目だし、そして
美術も担当する主宰の今井一隆に
新しいアイデアが降ってきて、
開演間際、舞台が一段と華やかになる。



大入りとなった初日の客席には
過去に今井戯曲を上演した
新劇の二つの老舗劇団の社長の姿も。

と、ここで今更ながらモンスターとは
「モンスターエナジー」という
インパクトのある格好いいデザインで
あれよあれよと定着した北米産の栄養飲料。

ん?
いや、そうじゃない。
〈内田百聞の文学世界〉を
今井一隆を通して、新たな
〈演劇世界〉へと昇華させた
『冥途』の話である。

いわゆる「怪物」は出て来ないけれど
この世のものではない「何か」が
現出する不可思議な舞台『冥途』。
三途の川に、足を踏み入れましたよ。

日曜日まで。当日券あります。

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生演奏とSFM~葵上と卒塔婆小町(五夜)

2016年09月28日 | 制作公演関連
昨夜は「葵上」の通しを観た。
チェロの丸山さんも入り、二回。
大変良い仕上がりをみせています。

稽古のなかった「卒塔婆小町」から
神保、望野、福永も見学。
良い刺激を受け取ったようだ。

J-Theater〈日本人作家シリーズ〉
三島由紀夫『近代能楽集』に関して
主演女優、対する男優、演出…と、
「葵」「卒塔婆」の二曲立てという
演目の性質上、比較する書き方が多い。

今日もそうなるが、生演奏による、
チェロと能管の競演もみどころである。

洋と和の、弦と管の、異なる音色。
台詞は響き過ぎると以前述べたが、
音楽ホールでの楽器の広がりは
稽古場よりさらに伸びやかに
芝居に彩りを添えてくれるだろう。

彩りといえば。この舞台は、
〈新宿フィールドミュージアム2016〉
参加作品のひとつである。

10~11月におもに新宿区内で開催される
(おもに、と記したのは、
例えば新国立劇場も参加していて、
近江楽堂とは隣接した建物なのだが、
住所は渋谷区だったりする為)
アート&カルチャーイベントで、
スタンプを二つ集めると、
抽選で中村屋のお菓子だとか
東郷青児美術館の招待券だとかが
当たったりします\(^-^)/

今回は過去最大の63団体による
172イベントが繰り広げられます。
ただ。
全企画がラリー対象ではありません。
詳しくは、SFMの公式HPを参照下さい。
我々は対象公演になっていますよ。
(^_^)v(^_^)v閑話休題。

「卒塔婆」で能管を奏でる
やすださんは、実は「葵」にも
力添えしてくれている。
劇中の重要アイテムとなる
黒電話の細工を担当。
とにかく多彩な人なのだ。

お陰様で三日昼の回は完売した。
平日のみ月~水と、なかなか
お運びが難しいとは存じますが、
芸術の秋、幽玄を堪能くださいませ。



「葵上」
出演/秦由香里、鶴見直斗、
中込里奈、小杉美香
チェロ演奏/丸山剛弘

演出/篠本賢一

「卒塔婆小町」
出演/神保麻奈、高谷恭平、
田辺誠二、望野哲也、高岩明良、
戸田梨恵、福永奈津美、三浦小季
能管演奏/やすだまこと

演出/小林拓生

J-Theater〈日本人作家シリーズ〉
三島由紀夫『近代能楽集』
近江楽堂
2016年10月3日(月)~5日(水)
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キリンの子

2016年09月27日 | 身辺雑記
新宿南口。
バスタ完成に賑わうと聞いた。

久しぶりに足を向けて、まずハンズ。
もうカレンダーや手帳の季節で、
そこだけは2017年だった(^_^;)

それから連絡通路を渡って、
紀伊國屋書店南口店六階へ。
洋書コーナーなので軽く流して
下の階へ……したの…階に……行けない
( ̄□ ̄;)
洋書コーナーのみになるという記事を
確かに目にはしていたけれど、
そうか八月上旬で既に一~五階が閉鎖に。
(T_T)(T_T)(T_T)

七階にはサザンシアターがある。
つまりはそのツーフロアのみの営業。
しかしその日は劇場の出し物もなく、
雨模様で暗い空のもと寂しさが増した。

胸に手を当てれば、新刊を買ったのは
果たして何時になるだろう。
文庫本すら古本で、その浮いた分を
普通なら買わないだろう小説の
「ジャケ書い」に当てている。
最近はネット書籍がこれでもかと
無料でダウンロードできる、
とメルマガで悪魔の囁きをしてくるし。

そんな分際だから何も言えないが、
大きな書店をぶらつくのは楽しい。
例えば。
『キリンの子』というタイトルが
突然目に飛び込んできて、
キリン好きな僕は反射的に手に取り、
著者が鳥居だと知る。
母の自殺、ホームレスを経験、
セーラー服を着た歌人・・・
インパクトのある作家だとも解る。

そういう「出会い」は本屋さんならでは。
などと、苦戦の出版界を語っている場合か?

演劇界も負けず劣らず苦境の中にある。
あ、話が暗くなったぞ。
『冥途』という、決して明るくはない
タイトルの芝居の開幕直前だから?

けれども今井一隆の紡いだ本作は
いつになく〈笑い〉を盛り込んだ
戯曲、演出になっている。

そんなこととを伝えつつ、
駅と高島屋タイムズスクエアの間に
巨大な動物が寝ていた姿を添えて筆を置く。



そういえば今井は猫好きだ。

ピタパタvol.6詳細は
http://homepage2.nifty.com/k_imai/
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「み。」~葵上と卒塔婆小町(四夜)

2016年09月25日 | 制作公演関連
久しぶりに「あおい空」が見られた首都圏。



『近代能楽集』の「上(あおいのうえ)」と
「卒塔婆小町(そとばこまち)」は本日揃って
稽古がなかった。

さて。
J-Theater〈日本人作家シリーズ〉は
藤沢周平、岸田國士、さらには
森達也、さだまさしetc.etc.と、
時代やジャンル等、これまで随分幅広い
作家のセレクトをしてきている。

前回が三好十郎と宮沢賢治の二本立て。
そして間もなく上演の三島由紀夫。
その終演からたった二日後に幕開きの
宮沢賢治改訂再演、とその流れは続く。

ある意味、脈絡のない選択とも言えよう。
直近の、三好、三島、宮沢の共通点は
作家の名前が〈み〉から始まるくらいだ。
C=C=(;・_・)

そうそう。題名を「み。」としたが、
固有名詞に「。」をつけるのが
当たり前になりつつあるのって
なんざんしょ?(|| ゜Д゜)

研究してる訳じゃない一般人の私の印象は
つんく♂の「モーニング娘。」が
きっかけだろうとは思うし、
あれはインパクトがあって良かった。

そのパロディ的な使用も、
まぁ理解できなくもなかったけれど、
昨今の、猫も杓子もな氾濫には
かなり違和感を感じれている。
それって昭和のおじさん、だから?

ついには新海誠まで・・・(^_^;)

レンタルビデオ店が押していた
『雲の向こう、約束の場所』を手に取り
衝撃を受けて、返却の際、速攻で
新海誠の長編第一弾『ほしのこえ』を
遡って借りたのは、もう十年以上前か…。

それから数年。
待望の第三弾『秒速5センチメートル』は
内容は勿論、タイトルも格好良かった。
・・そんな天才のようやくの大ブレークは、
寡作の作家だけに仕方がないところ。

で、日本映画で興収100億円超えを
フジテレビ、ジブリ以外では初めて記録した
『君の名は。』に「。」が付されているのは、
1952年からのラジオドラマに始まり、
岸惠子・佐田啓二コンビの映画三部作、
さらにテレビドラマや舞台にもなった
菊田一夫の大ヒット作との差違化をはかる、
その為だと信じたい。

と、吐き出したところで本題へ戻ろう。

今日は『冥途』(9/30~)と
『KENJI MIYAZAWA.GALAXY SPECTACLE
ENTERTAINMENT LIVE !!』(10/7~)の
稽古の梯子。その一日の終わりに
『近代能楽集』(10/3~)のことを書いた。

冒頭に記したように揃って二曲ともオフ。
( ̄q ̄)zzz
各自充実のオフを過ごしているだろう。

いずれにしろ。初日まで一週間。
確かなことは〈実〉のある舞台を
お見せできるという確信だ。
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この二曲、この二人~葵上と卒塔婆小町(三夜)

2016年09月24日 | 制作公演関連
三島由紀夫の『近代能楽集』は
「邯鄲」「綾の鼓」「卒塔婆小町」
「葵上」「班女」「道成寺」
「熊野」「弱法師」の八曲からなる。

タイトルからも判るように、
能楽に想を得た作品群で、
一曲の上演時間は長くない。

演劇において。
一作品の長さに決まりはなく、
昔は三時間を超す舞台もざらで、
かつ当時の技術的な問題から、
幕が降りるや、トンテンカンと
金槌や木槌の音が緞帳の向こうで響き、
次の場まで数十分を要したらしい。

セットの転換が容易でなかった時代で、
勿論私は未体験だけれど。
ただこれは現象のひとつで、
時間の流れそのものが鷹揚だったのだ。
今様のお客様に喜ばれるのは、
一時間半から二時間を切るくらい。

そこに媚びるわけではないが、
三島の『近代~』は二曲上演も多く、
その組み合わせは様々ながら、
第三エロチカ(89年、於スペースゼロ)、
パルコ(96年、於パルコ劇場ほか)など
挙げればまだまだあるが、
葵と卒塔婆での上演は大変多いようだ。

その演出をJ-Theater主宰の小林拓生と
遊戯空間の篠本賢一が担う。
篠本を招くのは2014年の『溟い海』以来。

ともに日本演出者協会会員で
また国際部に籍を置いていた二人が
深く関わったのは日韓演劇フェスティバル。

あうるすぽっとの、劇場は勿論
ロビーでの演目も多彩な構成で、
観る側は楽しく、作り手側にすれば、
ある意味過酷な一ヶ月と言えた。

いや「第一回」ということで気合が入り、
本番は一ヶ月だったが、準備がまた大変で
つまり二人は「戦友」となった。

俳優協会や、僕の所属する製作協など
演劇界あげての大イベントで、
僕もその末席を穢していた。

そんな縁もあっての『溟い海』は
篠本、高橋揃ってのJ-Theaterデビュー作。
また
僕はそのまま居着いた形になっている(^_^;)

と、手前の話は置いておいて。

その、藤沢周平の渋い作品の12年は、
演出篠本、小林はプロデューサーに専念。
今回がはじめて演出で競いあうことになる。

10月3日~5日、近江楽堂。
3(月)15時と19時、4(火)19時のみ、
5(水)15時と19時、計五回公演。

初日昼は残席が僅かです。

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めいどの土産(壱)~荒通しと誕生日

2016年09月22日 | 制作公演関連
「い・ろ・は・す」555mlが
偶然にも三本並んだのは、
ピタパタ『冥途』の稽古場。
台風と秋雨前線の影響で土砂降りの
九月二十日、溝の口。

今井一隆のプロデュースユニットである
ピタパタの第六回公演の出演者は十人。
常連あり、新顔あり。
てかオーディションを実施したから
ほぼほぼお初のメンバーだ。

そんなこぶりな座組で、麦茶や珈琲など
喉を潤す飲料が部屋のあちこちにある中、
冒頭の特定のミネラルウォーターは
驚きの最大派閥(笑)

そんな二十日はキャストの一人
濱本一興の誕生日だった。
ので。
稽古終わりにお祝い\(^-^)/


(写真は誕生会とは関係ありません(^^;)

『冥途』は当日制作のみで、
実は初顔合わせ以来ご無沙汰だった。
荒通しをすると聞いて馳せ参じたが
ノミニュケーションで役者のことも
少し知ることができて良かった。

芝居は上々の仕上がり。
不可思議な世界が立ち上がっている。
初日まで一週間ちょい。
あとは細かく埋めていく。
細かくだが、芝居が小さくならぬよう大胆に。
言うまでもなく「空洞」などは作らない。

(下は20日の稽古。
中央が駄目出しをする主宰の今井)
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歴史的開幕

2016年09月21日 | 制作公演関連
レバンガ、ブレックス、アルバルク、
シーホース、エヴェッサと並べて、
《Bリーグ》のチームと判る人が
果たしてどれくらいいるのだろう。

順に北海道、栃木、東京、三河、大阪を
本拠地としたB1のチームだ。

東、中、西の三地区各六クラブ
計十八チームが日本一を争う。
その開幕戦が、いよいよ明日。

前述の東京と琉球ゴールデンキングスが
栄えある歴史的一戦に臨む。

bjリーグ9シーズンの中で、
優勝四回を誇る沖縄は、
昨季西地区二位ながら、
カンファレンスファイナルで京都を下し、
東地区一位の富山も撃破p(^-^)q
有終の美を飾った強豪。

かたや東京は1948年創部
(当時は愛知県が拠点)。
旧JBLで三度、新JBL(07~)で一度、
てっぺんに輝いている古豪だ。

昨季はレギュラーシーズン一位ながら、
カンファレンスセミファイナルで涙を飲んだ。

Jリーグ元年。
ヴェルディと我がマリノスの一戦は
まさに歴史的な試合になったけれど、
同じく川淵三郎プレゼンツとなる
スポーツイベントは果たして・・・

バスケットボール協会の会長からは
すでに退いて、現在は三屋裕子がトップ。

だがサイさん(三屋の愛称)を指名し、
Jリーグ時代の頼れる右腕
大河正明をBリーグチェアマンに据えた、
事実上の「川淵劇場」ではある。

ま、それはさておき。
長らく分裂していた日本バスケの
トップリーグが漸く一本化された。
その船出である🚢

正直、球技の中で一番興味がない。
けれど明日は見ないわけにはいかない。
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敬老の日

2016年09月20日 | スポーツ
世の中は……少なくとも首都圏は
毎日毎日「豊洲」の話題っす。

そんな2016年の敬老の日。
百歳以上の方々に贈る純銀の杯が
銀メッキにかわったとゆー
ニュースも地味に報道されたよ。

メッキ業界は良かったね\(^-^)/
税金もちょいと節約になった。

貰う側は残念?
でもゴルフだって二位タイが出たら
賞金は下がるからな(^_^;)

いや「over100」は本当に素晴らしい。
でも流石にここまで長寿が一杯だと、
少子化の今日この頃、正直きびしい
……てか冒頭の豊洲の新市場だの、
或いは北陸の某市議会の議員報酬だの
無駄を省けば、きっと純銀のままでいい。
(゜゜;)(。。;)

昨日、リオ・パラリンピックも閉幕。
金はなかったけど、メダル数はアップ
(^_^)v
東京に期待が高まります。

さて、そんな中、実はサッカーの
J2が盛り上がっております⚽
二位以降が団子なのだー○○○ー

松本61、C大阪60、清水57と、
全てJ1経験クラブと伍して
ファジアーノ岡山が勝点57で
五位に位置しています。
(二位~四位のクラブ名の後ろの
数字も同じく勝点です。
首位・札幌は70と頭一つ抜けてます)

J1へは一位と二位が自動昇格。
残る一枚の切符を巡り、三位から六位が
一発勝負のプレーオフを戦う

シーズン六位でPOに進出した
モンテディオ山形が四位磐田戦の
アディショナルタイムにGK山岸が
ヘッドでゴールネットを揺らす
漫画のような劇的勝利で勝ち上がると、
その勢いのまま、三位千葉を破るという
2014年の下克上は記憶にも新しい。

しかも、この年の昇格条件は五位まで。
が、北九州がJ1ライセンスを持たず
転がり込んだチャンスだった。

話が逸れちゃいました(T_T)

2003年誕生した岡山は、
07年Jリーグに準加盟。
JFLを一年で突破し、09年J2へ。
一年目は最下位に沈むも、
十七位、十三位と着実に力をつけて、
2012年、のちに日本代表となる
川又をレンタル移籍で獲得し八位に。

・・・この調子だと長くなるので
はしょります、あしからず・・・

15年、元A代表の岩政、加地のベテラン、
さらに五輪代表の矢島慎也を獲得し、
いよいよ今季、初のPOは目前だ。

そんな岡山を支えるのが、前述した
三十六才の加地亮と三十四才の岩政大樹。
しかも精神的な意味ではなく、
シーズン通してスタメンを張っています。

長~くなったけど、敬老の日に
二人をはじめ頑張るベテランの話を
書きたかったのですε=ε=┏(・_・)┛

言うまでもなく「キングカズ」が
更に上でがんばってます。
でもスーパースターだけに露出も充分。
だから。
岡山の、加地と岩政に敢えてスポット。

と綴っているのは、9月20日なんだけど。
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galaxy―M003~さんまと龍虎

2016年09月19日 | 制作公演関連
目黒駅は目黒区になく品川区にある、
とゆーのは割と有名だけれど。

「さんま祭」も両区それぞれで
開催していることを僕は初めて知った。

昨日のブログで紹介したのが、
目黒の区民まつりの一環として、
「さんま」を宮城県気仙沼市から、
「かぼす」を大分県臼杵市から
取り寄せて行われている
「目黒のさんま祭」だ。

品川区上大崎で催される
「目黒のさんま祭り」は、
岩手県宮古市から「さんま」が、
徳島島県神山町から「すだち」が
やって来て、既に二週前に終了。

水揚げの旬が異なるゆえ時期が異なり、
「祭」と「祭り」、表記もちょいと違う。
(^_^;)あと添える柑橘も。

ただともに落語『目黒のさんま』は
鉄板の出し物になっているそう。

と、さんまの話はあくまで枕である。



『KENJI MIYAZAWA.GALAXY SPECTACLE
ENTERTAINMENT LIVE !!』は
梟(ふくろう)と栗鼠(りす)の二組が
品川と目黒同様、互いに切磋琢磨して
10月7日(金)~10日(祝)の公演に向け、
日々稽古に汗している。

さて。
みどころの一つは「とっきー」だろう。
つんく♂プロデュースの
「NICE GIRL プロジェクト!」で活躍後、
昨年からライラックプロモーションに移籍。
新たな展開をスタートさせた
時田愛梨(ときたえり)が
梟チームの「センター」を務める。

2010年の「ミス週刊プレイボーイ」が
宮沢賢治の世界に挑戦だ。

個人的には大好きな『1999年の夏休み』
など数々のメガホンを握った
金子修介監督の映画『生贄のジレンマ』に
出演しているトッキーが羨ましい。
(*≧∀≦*)

一方、栗鼠チームは前田博美が
とっきーのポジションを張る。
J-Theaterのレギュラーの一人で
藤沢周平の掌編『江戸おんな絵姿十二景』の
「明烏」のヒロイン・花魁の播磨など
大きな役を務めてきた前田は、
全国に名を轟かせてはいないが、
そのポテンシャルの高さはかなりのもの。

チーム名は大人しい、梟と栗鼠だが
二人の激突は〈龍虎相討つ〉が相応しい。

両演目がお得に観劇できるチケットも
ご用意しております(^^;
下北沢のシアター711にて。
ご予約はお早めに。

前売3000円、二回券5000円
(学生は2500円)

https://www.quartet-online.net/ticket/kenji120
カルテットオンラインにて承ります。
また、
090ー3474ー7999(制作携帯)でも予約可能。
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galaxy―M002~助走

2016年09月18日 | 制作公演関連
こないだ顔を出した時は演出不在だった
J-Theater〈日本人作家シリーズ〉
宮沢賢治生誕120年特別記念公演
『KENJI MIYAZAWA.GALAXY SPECTACLE
ENTERTAINMENT LIVE !!』
(構成・演出/小林拓生、
音楽監督/小森広翔)の、
今日は小林のいる稽古場へ。

001「待合室」で、本作が
総勢四十人ほどの出演者で、
それが梟(ふくろう)と栗鼠(りす)の
二組に分けて上演すると書いた。
加えて、全て宮沢賢治作品ながら、
演目が一部異なる構成だとも。

(詳細は9月11日の弊ブログに記載)

前置きが長くなったけれど。
あの日以来、音楽監督は二週間、
別仕事で不在となっている。
稽古は畢竟、大半が演技に割かれ、
というか、それが見たくて目黒まで。
本日「さんま祭」が開催される街は
その準備が控えめに済んでいた。





昨夜は栗鼠組が頭から順に。
かなりグダグダであった。
が、これまで梟を固めていたので、
初めてちゃんと立ったのだという。
まぁ、それなら仕方ないか(^_^;)

オーディションで選ばれた面々と
7月の初演に出たメンバーとの
当然だが、まだ差が大きい。
そういう訳で、演出の駄目も出まくり
二作品目の途中で稽古終了となる。

稽古前半の、部屋の其処此処で
作品ごとの合わせを同時多発に
使っていたから、これまた詮ないこと。

まだ二十日くらいある。

さて「さんま祭」。
宮城県気仙沼市から「さんま」、
大分県臼杵市から「カボス」が届き、
無料で食すことができる。

多くの力が結集されたイベント\(^-^)/
我々も力を合わせて、加速してゆく。
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