敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。敏腕演劇プロデューサー目指し、長らくフリーで活動。2018年11月から修業の場を俳優座に置いた。

六回目が始まる。

2013年01月30日 | 制作公演関連
昨日から六回目となる
「韓国現代戯曲ドラマリーディング」の
稽古がスタートした

『海霧』
『白い桜桃』
『朝鮮刑事ホン・ユンシク』

今回のラインナップのうち、
『刑事』チームの稽古初日。
(13:00~、於:芸能花伝舎)

作者のソン・ギウン氏の来日も重なり、
稽古なかばに合流。稽古終わりには
近くの中国料理店で演出家、
出演者、スタッフとの会食となった。
作品についての疑問点など
ざっくばらんに語り合った。

ソンさんは日本への留学経験もあり
高度な日本語を操られるので
通訳なしで本当に「ざっくばらん」な
ひとときとなった

そして今日は朝10時から稽古。

三作品合同のオーディションを経て
それぞれの出演者が決定したのだが
『刑事』においては配役がまだ。
なので俳優たちは様々な役を演じた。

昼過ぎに僕は稽古場を後にしたのだが
なんたって各組とも「十回」と
稽古回数の括りがあるから、
さすがにキャスティングは
今日決まるんじゃないかしら?

※※※

韓国現代戯曲ドラマリーディングvol.6
2013年2月20日~24日、シアタートラム

『朝鮮刑事ホン・ユンシク』
作/ソン・ギウン、
翻訳/浮島わたる、演出/広田淳一
2月23日(土)19時~、24日(日)14時~

ほか2作品とシンポジウムあり。



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『未来からのことば』通し稽古

2013年01月29日 | 制作公演関連

稽古を終えたあとの掃除
ではありません。

遊戯空間
詩×劇『未来からのことば
~もし成就するならば~』
テキスト/和合亮一『廃炉詩篇』ほか
構成・演出/篠本賢一
の、ワンシーンです。

実際の舞台と同じ、間口12mの
空間を使っての通し稽古。
約1時間50分。
本番迄まだ二週間。
上々の仕上がりである。
もちろん現段階での。



台詞もほぼ入り、
ミザンセーヌも決まって、
これからは精度を高めつつ、
最大の課題は「熱量」になる。

「フクシマ」を描く本作は
生半可なエネルギーでは
務まらない舞台だ。

福島在住の詩人であり
高校教諭でもある和合亮一氏が
被災した酪農家や旅館女将らと
対話したレポート、
出版前の現代詩に既作も交えた
ダイナミックな構成で
「3.11以後」を客席の皆様とともに
考えたいとキャスト・スタッフ一丸
熱い稽古を重ねています。

2013年2月8日(金)19:00
2月9日(土)14:00★
2月10日(日)14:00
日時指定自由席3800円
(前売・当日とも)

★終演後アフタートークあり。
ゲスト:和合亮一氏、柳美里氏
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九分の六でスタート

2013年01月28日 | 制作公演関連
ピタパタ『猫町』プレ稽古は、
本番直前の「詩人」、
もともとNGの「若い男」、
インフルエンザにかかった「駅長」
を除く役者六人+演出、制作助手、
代役要員で呼ばれた主宰の奥様と、
私の計十人が顔を揃えて、
せんがわ劇場リハーサルルームにて。
昨日のブログを少し詳しく

毎度恒例(と言っても二度目だが)
稽古初日の一ヶ月程前に、
実際の役者さんに読んで貰って
見えてくる戯曲の綻びをチェックし、
また新たな着想を加える等々、
多角的ブラッシュアップを施す
ピタパタシステム。

具体的には、場ごとに切って読み、
作演出が解説を挟みながら進める。

あ、遅ればせながら冒頭の「詩人」等は
『猫町』における役名です。

さて、これも既述の通り、
日曜日は稽古のはしごでした。
で、もう一本の『未来からのことば』にも
偶然ですが「詩人」が登場します。

ピタパタには恐らく萩原朔太郎と
思われる人物が。そして、
遊戯空間には和合亮一を二人の演者が
光と影のように登場するのです。

芝居のスタイルや時代等々、
まるで異なる作品の唯一の共通点?

とにもかくにも。
九人の出演者のうち六人で
プレ稽古を行ったお話でした。
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稽古場梯子

2013年01月27日 | 制作公演関連
昨日は折込をはしごした話でした。
今日はピタパタ『猫町』のプレ稽古から
遊戯空間『未来からのことば』
通し稽古へ、異なる劇世界の
現場に接する一日。

萩原朔太郎の名作『猫町』を
主宰の今井一隆が大胆に戯曲化した
ピタパタの第二回公演の本番は
少し先の四月。
それに先駆け、顔合わせも兼ねた
読み合せ稽古を仙川にて。
旗揚げと違い、今回は僕的に
お初の役者が多いので、新たな出会いが
楽しみな座組である。

一方、二月八日の初日を見据えた
詩×劇『未来からのことば
~もし成就するならば~』は
広い稽古場に移って、本番と原寸で
頭からお尻まで流す予定だ。

そう、只今時間は正午過ぎ。
京王線の快速車中。
池袋から仙川へ移動中(^^)v

夕刻には仙川から西国立へ。
方向として回りやすいのは嬉しい。
同じ二箇所でも、例えば荻窪と亀有とか
浦和と横浜とかだと気分的にやや参るし、
物理的にも移動に時間を取られ、
肝心の「稽古場に居る」時間が
少なくなってしまうからな~(>_<)

と、携帯から面白味零で送信します。
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世界は広い

2013年01月26日 | 制作公演関連
公演が二週間後に迫った
遊戯空間の
詩×劇『未来からのことば
~もし成就するならば~』。
チラシ折込を三軒はしごしたのは
一昨日のことだ。

これは決まりではないけれど
昼過ぎから夕刻あたり迄が定番だ。
受入側が対応しやすい時間帯だから
自然そうなったのだろう。

で木曜の三発目は珍しく夜間開催。
だからこそ三つこなせたわけだが、
二軒目は数が少ない上に
先方が手伝ってもくれたので
次まで時間ができた。
場所は学芸大学。

高校来の友人が駅の反対側の
バドミントンショップにいるので
アポなしで顔を出した。

彼らは店で客を待つだけじゃなく
いや寧ろ、学校やクラブを回り、
コーチングもしつつ納品もする、
そんなスタイルだから居るとは限らない。
それを承知でエレベータに乗った。
不在なら、ひょいと入った客の体で
少しラケットなど見て帰れば良い。

幸い彼は居て、またもう一人のスタッフが
僕の地元「柿生」在住という偶然で、
未だに繋がらないバイパスの話や
今はない蕎麦屋で彼の父が火傷した話、
その近くの中華屋は僕の同級生が後を継ぎ
日本料理もメニューに加えている話
などなどでやたら盛り上がった。

六時半に青年座だったので
経由地の渋谷で途中下車し、
幼稚園から高校まで同学歴の同級生
(同じクラスになったことも
同じ部活だったこともないのに
家に泊りに行ったりしてる友人)
が勤める釣具屋でも少し道草。

彼は休みの日と食事以外
店でお客様相手に釣談義してることを
熟知している。ただこれが長い。
人気占師の列に並ぶごとく順番を待つ。
…あくまで喩えで。列などない。
ないのだが一人のお客様との話が
長いの長くないのったらない。
なかなか痺れる時間なのだが、
それも覚悟で自動ドアをくぐっている。

そんなこんなで。何処にでも
誰かしら居てくれて本当に助かる。
こんな時、何だか世の中は狭いなぁと
つくづく思うのだが
。。。前述の偶然「柿生人」と
遭遇したりすると、特に。。。
もちろん世界は滅茶苦茶広いのである。

そして、今回の遊戯空間の芝居は
そんな広い世界を意識した作品である。

3.11から、まもなく二年になる
「フクシマ」の今と正面から向き合う
詩×劇『未来からのことば』、
是非お時間を作っていただきたい
舞台に日々仕上がって来ています。

僅か3日3ステージ(2/8~2/10)
くれぐれもお見逃しなきように。
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旅のかたち

2013年01月25日 | 制作公演関連
公務員ランナー・川内選手が
パスポートを忘れて自腹で80万という
微笑ましいニュース(?)のあと
見事大会新で優勝したのは
ちょうど一週間前になるか。

      

旅における準備において、
早くから念を入れて用意する人、
前日わぁ~っと勢いでやる人、
タイプは様々。で、面白いのは、
前者でも忘れ物をするってこと。
(可能性としては低いとしても……)  

さて、演劇においても同様で
綿密な準備を早々にスタートする団体、
急に思い立って、空いている劇場を押さえ、
役者を集め…ってなカンパニーとある。

一昨日は今年五月、東京と京都、
新旧ふたつの首都での公演を決めた
はすいけタイムスの宣材会議。

また月曜(21日)にはクラップチアーズの
一色采子さん、勝田治美さんとともに
朝倉摂さんのアトリエに年始の挨拶に伺った。

今更語る迄もない舞台美術界の巨匠である。

愛猫コーネリアスとともに
我々三人を迎えていただき、
本年10月、東京芸術劇場シアターウエスト
での公演……については、ほぼ白紙につき
……一色さんのお父さんと摂さんが
芸大の同窓だったりすることから
その思い出話だの、翻って
最近の演劇界のことだの談笑。
お暇して、近くの蕎麦屋にて制作会議。

話が前後するけれど、クラップチアーズは
テアトルエコーの養成所同期で
以来長い親交の一色さんが主演、
勝田さんは出演とともに制作や
演出助手的仕事も担いつつ、
二人が並んでプロデューサーを務める
ユニットで、秋の公演が旗揚げになる。

ひょんなことから、
(話が長くなるからはしょるけれど)
制作のお手伝いをすることになった。

フリーになって以来、旗揚公演で
制作することがなんと多いことか。
前段に名前を挙げた、はすいけタイムス、
それから、ピタパタに演劇集団阿吽も。

ええと。。。旅の準備の話でしたね。

「はすタイ」も「クラチア」も
(誰もそんな言い方はしてないが)
早めの準備型であり、
いよいよ来月幕開けの遊戯空間は、
昨年師走に公演を終えたばかりという
タイミングもあり、その勢いのまま
詩×劇『未来からのことば
~もし成就するならば~』の
本番に流れ込む形である。
けれど忘れ物はない。

むしろパスポートには「フクシマ」
という重いスタンプが押されていて、
それを胸に千秋楽を目指す旅になる。

昨日はその折込に3軒ハシゴ。
詳しくはhttp://www.yugikukan.com

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木山潔逝く。

2013年01月23日 | Weblog
木山さんが亡くなった。
1月20日に。

20日といえば、
演劇製作者の任意団体
「日本新劇製作者協会」の
新年の集まりがあった翌日だ。
それを入院先の病院で
見守ってから逝ったのか。

研究会のテーマは
「演劇は仕事になるか」。

我々演劇製作者の先頭で
まさにその道を切り拓いてきた
プロデューサーの一人であり、
近年は演出家としても
高い評価を得始めていた。

昨年末、演出家K.KIYAMAとして
フランスとドイツへ。
別役実『やって来たゴドー』で
海外公演を成功させたばかり。

渡航前に癌だと解かりながら
覚悟の渡航だったと聞いた。

マスコミ発表は本日夕刻。
関係者に小波のように
訃報が届いたのは少し早い
今日の昼過ぎか……。

   ※  ※  ※

個人的には、僕とかみさんの
仲人のようなものだ。
前回のブログで、僕が
キューピッド役に結果なった
披露宴の話を書いたけれど、
演劇界の雲の上の存在の
氏と初めて言葉を交わしたのは
「うちの橋本を何とかしてくれ」
という内容だった。

当時妻は彼のカンパニーである
木山事務所の女優で、
僕は劇団東演に入って
まだ二年だったか三年だったか。

   ※  ※  ※

人は哀しいとき食べ物が
喉を通らないというけれど、
巨星墜つ、の報を聞いて以来
今日二人して食べてばかりいる。

昼に雑煮を食べたのに、
かみさんは突然、
残り飯で炒飯を作り出し
それを二人で食べ、
珈琲用の牛乳を買いに出た筈の
かみさんは何故か天丼まで
買ってきて、それをまた食べた。

食べても食べても
お腹がすいて堪らないよ、
木山さん。
哀しみをこらえるのに
力を使っているのかなぁ……。
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結婚披露宴にゆく。

2013年01月21日 | 身辺雑記
土曜日は僕がキューピッド役に
結果なった二人の結婚披露宴。

      

披露宴のことを、僕は子供の頃
「結婚式」と思っていた。

親戚やら会社の人がいっぱい来て
飲んで歌って、叔父さんの一人が
なぜか決まって酔っぱらう、
例のあれである。

その前に神様なり仏様に認めて貰う
「結婚式」があるなんて、
知る由もなかった。
…それはそうと。

新郎は、僕の高校時代の同学年。
一緒のクラスになったことはなく、
親しくなったのは卒業後、
同学年の面々で作った
草野球チームの「総監督」という
名誉職に僕が就いてからだ。
ちなみに新郎は「主将」。

この話、12月18日付タイトル
「寿」で少し触れている。

新婦は、本業の演劇制作で
お世話になっている団体の
会員の一人で、なのでほかにも
川崎市民劇場の見知った顔が
幾つかあった。


仕事柄、つい搬入口を
撮ってしまったが会場は
芝のメルパルクホール。

キャパ1582席のホールと
ホテル、そして結婚式場等が
ある施設です。

その正面玄関はこちら。

この2階のFunon(ふのん)で
開かれた披露宴では、
新婦の友人で、あの『放浪記』の
舞台にも出演した女優を
含む四人による寸劇、
新郎母校・東農大名物
大根おどり・・・その後には
大根料理が出てくる等々、
凝った演出であった。

      

末永くお幸せに。

(この写真のみ撮影
藤井千鶴子)
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靴を捨てる

2013年01月18日 | 身辺雑記
靴を捨てることにした。

ギャラがわりに貰った靴だ。

大学を出てフリーター生活に入って
間もなくお世話になった
浄水器などを扱う会社の
同じ部署のいつも悪態ばかりつくOLが
突然媚びて願い出たのは。。。

姉が結婚して家を買った。
が、その夫が急死して、
横浜に建てた一軒家を手放す。
ついては引越代もままならないから
高橋何とかしろ、と。さらに
演劇の制作とゆーのは、こうゆう時
何とかする仕事らしいじゃないか、と。

。。。若干異論はあったが、
困っているのは紛れもなかった。

ちなみに、この駄目な妹に反して、
姉はスタイリストとして活躍する
シャープでしっかりした方だった。

僕は友人の大工に軽トラックを出して貰い
ガソリン代と食事のみで、
あとは亡夫の遺品の靴や服、
彼女の仕事で没になった、
さらの派手なストッキングや
後に大活躍する白地に黒の
ステージ衣裳にアクセサリー等、
あ、キョンキョンが着用した水着
というお宝(?)もあった。

それら現物を山分けして、
駄賃がわりにしたたのだった。
古き良き時代の話である。

あの頃の学生の引越、
特に男はそもそも物がなく、
一番大物がベッドで
あとはテレビと洗濯機。
冷蔵庫は小型だし、
軽トラさえあれば
あとは人海戦術で
夜はそのまま飲み会。
その酒代が高いからと
業者に頼む奴もいたが
多くは仲間でする引越だった。

さらに僕が幼少の頃に至っては
家族レベルの転宅も
親戚やご近所でやった。
たまさかうちは父が土建屋で
トラックまでただだったけれど……
サラリーマンだって、
トラックだけは借りて
あとは荷造りや荷運びは
仲間うちだった。

話を戻すと。
つまりはそんな事情で
僕が履くことになった、
バックスキンの少しヒールのある
ウエスタン風な靴の

底も取れて……修理も考えたが、
小指の当たるところも破れたので
とうとうさようならすることにした。

平成3~6年くらいの、
間たちの顔や事件、
その頃の芝居かのことを
思い出しながら。。。
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渾身

2013年01月16日 | 身辺雑記
【文中敬称略】

テレビCMで映画『渾身』を見た。

監督は錦織良成。
少年隊のニッキこと
錦織一清は「にしきおり」で
テニスの錦織圭は「にしこり」
だが、彼は「にしこおり」。

日本語奥深し

それはともかく。
『BUGS』で本編デビューした
錦織監督が、菅野美穂主演の
『守ってあげたい』の準備に
入りながら取り組んだ舞台
『リョーマの休日』
(脚本・演出/錦織良成)で
ご一緒したのは1998年。
もう15年も経つんだな~。


〈MIRACLE MOVEMENT PRODUCE〉
名義での公演だったが、
映画畑の錦織組は創作メインで
制作的な部分を主演であり、
黒幕(?)の間天憑一派の
芝居組が担った座組だった。

間とは、役者と制作の関係で
様々な作品で一緒に芝居をし、
下北沢あたりでよく飲んだ。

1997年公演の『無頼』で
初めて、主宰と制作という関係に。
集団名「クレイジーJAP/月下美人」
劇場は下北沢の東演パラータで、
この舞台が縁で、僕は小劇場から
新劇に転じることになる。

パラータというのが、新劇界の
中段に位置する劇団東演の
稽古場兼劇場だったからだ。
当時、その劇団員であったHが
偶然にもウッディシアター中目黒
という小劇場を1998年オープン。

その杮おとしのブッキングに
協力することになった僕は、
『リョーマ~』を開場記念公演の
一本に加え、作品の制作にも
間に乞われて担当した。

が「劇団制作部」所属に
なっていたのでクレジットは
林戸杲史(はやしとたかし)。
かなの順番を変えると高橋俊也。
閑話休題。

錦織監督は、カンノちゃんが
自衛隊に入るという映画
『守ってあげたい』を
2000年に公開したのち、
『白い船』を02年発表する。
こちらは「島根三部作」の第一弾。
監督の出身地発信の創作活動は、
同じ中国地方の山陽は尾道に拘る
ある監督を彷彿とするけれど…。

08年『うん?何』、10年『RAILWAYS
~49歳で電車の運転士になった男の
物語』で無事三部作を完結した彼の、
最新作が『渾身-KON-SHIN』で、
本作は、次なる「島根シリーズ」の
一本になるようである。

内容は「隠岐古典相撲」という
今なお息づく日本の伝統・文化を
通して描く日本人の心、そうです。

昨日はNHKラジオ第一に
出演した錦織監督。
今日はNHKテレビ総合の
「おはよう日本」に7:30頃登場とか。

興味のある方はぜひ。

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