麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

新聞掲載と草迷宮、人民の敵

2015年07月27日 | 制作公演関連
殺人事件の犯人や行方不明者の謎解き、
異星人と元刑事の約束といった大枠が、
乱暴にいえば重要ではなく、
まるでコネタのように散らされた台詞の中に
「真の文明の姿」だったり、
「生きていく上でのほんとうの友達」等々、
作者の声高ではないが強いメッセージを
軽やかな笑いに包みながら、客席に届ける
劇団ジャブジャブサーキット
『さよならウィキペディア』。

三都市公演最後の東京の幕を
昨日無事におろしました。
ザ・スズナリにて(7/24~26)

そして秋。初の仙台公演を控えます。

さて僕はといえば・・・
東京のみの制作協力で参加しましたが、
同じく制作協力で参戦の、
遊戯空間公演『草迷宮』も昨日
梅若能楽学院会館の能舞台での
三回の上演(7/25~26)を終えました。

木曜日の東京新聞「小劇場へ行こう!」欄に
有り難くも掲載されたのですが、
星の数ほどある中から数篇しか選ばれない
このコーナーに、制作で名を連ねる
雷ストレンジャーズ
『フォルケフィエンデ-人民の敵』も
セレクトされ、二作が並んで載っていた。

注目の舞台の一助を担えて光栄である。

本日より『人民の敵』の現場に復帰。
思えば・・・
準備万端初日を明日に控えた24日、
劇場を出て「一杯だけの前祝い」と
演出以下役者二人と制作スタッフで
入った店で松村良太がTシャツを当てた。
「幸先がいい」と笑ったのが昨夜のこと
・・・のようだが、昨日が仲日で、
残すは後半4ステージとなった。



27日19時
28日14時/19時
29日19時
各回チケットございます。

詳しくは・・・
http://kamist.main.jp/
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いぷせんとうぃきぺでぃあ

2015年07月25日 | 制作公演関連
名古屋、大阪と巡演してきた
劇団ジャブジャブサーキット第54回公演
『さよならウィキペディア』
(作・演出/はせひろいち)が
昨日、ザ・スズナリにて開幕しました。
珍しい昼からの幕開きで初日から2ステージ。

昨今ソワレの集客に苦戦する演劇界ですが、
お陰様で『さよなら~』は金曜夜を
満席での上々の滑り出し!

初日超満員といえば、、、
雷ストレンジャーズ『人民の敵』が
一昨日、鳴り止まぬ拍手に包まれ、
サンモールスタジオで開幕。
りっすいの余地ない空間に、
約130年前に書かれたノルウェーの話が
演出・小山ゆうなの感性で、
現代に鮮やかに突き刺さりました。

もともと普遍的なテーマの作品を、
スタッフキャスト一丸、更に現代性を
纏わせての全10ステージは29日まで。


(劇場エントランスを飾る花)

さて、そんな新宿御苑の現場を、
しむじゃっくの杉山氏に託して、
僕は昨日から下北沢へ。
こちらは現代から未来へのベクトル。

とある地方都市のビルの屋上。
バラックのようなペントハウスには
謎めいた車椅子の男が住んでいる。
隣のマンションから洗濯を干しに来る女、
若い会社員は胡散臭い……。

そうそう。
初日打ち上げに集った中に、
少し面白い顔触れがあった。

結成から30年を越えたジャブジャブ。
今や「静かな劇」の範疇に属するが、
第三次小劇場ブームの波に乗って、
劇中でダンスシーンのある時代があり、
そんな古を知る「強者」の常連(?)が
昨夜初めて一堂に会して盛り上がっていた。

A氏、B氏、C氏は『非常怪談』で会っていて、
『成層圏まで徒歩5分』の時は
B氏がいなかった……兎に角そんなこんなで、
伝説の五人(?!)が同じ場所にいるのは初だ、
とそれを肴に酒が進んだようだった。

神奈川の某高校から団体15名(含顧問)に
観劇いただいたのは本日の夜。

そんな新旧様々な観客に支えられて、
我々の演劇は成立している。

明日はいよいよ千秋楽。
当日券あります。
一方、カミストはちょうど仲日。
こちらもお席ございます。


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台風と私もカトリーヌ・ドヌーヴ

2015年07月21日 | 制作公演関連
一度熱帯低気圧になった12号が
再び台風になったらしい連休最終日。

余りの暑さに日暮里駅の自販機は
ほとんどが「準備中」。

冷たい飲料の需用に供給が追いつかない。

そこから二つ先の南千住から歩いて
「私もカトリーヌ・ドヌーヴ」を上演する会の
ミーティングに参加。

あ、南千住駅、初めて降りた

全出演者四人と翻訳協力の八木さん、
制作部二人で「たなか舞台芸術スタジオ」にて。
廃校になった小学校が上記稽古場や
スポーツ施設等に生まれ変わった。

少子化でなくなった学校の再利用は、
名前だけ立派で、ほぼ学校のまんまな所が
決して少なくないが(ま、お金も掛かるし…)
「たなか~」はかなり手を入れて
防音などもしてあり「良い場」だと感じた。
初めてで、かつ小一時間でお暇したから
断言には至らないけれど……。

みんなを残して『人民の敵』へ。
三ノ輪から新宿御苑前に地下鉄でビュン。
以上、昨日のこと。

あ、そうそう。
昨日は二女役の菅原奈月の誕生日。
長女役の小林亜紀子からプレゼント

その主役から前日歌いに行ったお祭りで
主催者から頂いたという最中を
逆にお裾分けして貰っちゃった。


七月二十日。海の日。
アルファベットの二十番目がTで、
かつ海で着るのに相応しいからと
Tシャツの日でもあったりする。

ミーティングは多岐に渡り、物販も話題に。
TシャツやCDの販売、有料のパンフレット
etc.etc



余談になるが・・・
ナタリー・ウッドに松坂慶子といった
美人女優の誕生日でもあった。
そこに連なる奈月ちゃんは、座内最年少。

美人女優といえば。
かみさんの誕生日が一ヶ月後だったりもする。
そして、雷ストレンジャーズ小屋入り。
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梅雨明けと人民の敵

2015年07月20日 | 制作公演関連
朝、蝉の声
すぐ裏にはセントポールのキャンパス。
池袋の駅近くだが、緑濃い環境。
きのうのこと。
梅雨も明けたらしい。

そんな七月後半、雷ストレンジャーズの稽古場。
本番間近だ。
7月23日~29日、サンモールスタジオにて。
『フォルケフィエンデ -人民の敵-』

「近代演劇の父」イプセンの作品。
『人形の家』で知られるノルウェーの作家で
最近は『ヘッダ・ガブラー』(またはガーブエル)が
様々なカンパニーで上演されている。

『フォルケフィエンデ』のあらすじは、
温泉町の鉱泉汚染をめぐって、
真実を公にしようとする医師と、
それをもみ消そうとする町長一派の戦い。

この町長と医師は兄と弟。
前者には文学座の石田圭祐、
後者は寺十吾(じつなしさとる)。
tsumazukinoishi主宰。
舞台演出、映画監督の顔も持つ
個性派俳優だ。

行政トップ役の石田は本作に合流する直前、
『明治の柩』で足尾鉱毒のために戦う
旗中正造という真逆の役を演じていた。

ほか、内山森彦、田中茂弘(俳優座)、
中山朋文(theater045syndicate)、
小野寺ずる(□字ック)、霜山多加志の
客演陣と、雷ストレンジャーズ所属の
鳥越さやか、松村良太、山下順子が
濃厚なアンサンブルを形成。
演出には主宰の小山ゆうな。

雷ストレンジャーズは2011年、活動開始。
様々な分野と国籍のアーティストが集い、
演劇作品を作るユニットである。



今まさにタイムリーな舞台。
是非お越しください

◎タイムテーブル◎
23(木)19時
24(金)19時
25(土)15と19時
26(日)15と19時
27(月)19時
28(火)14と19時
29(水)19時

前売3500円(当日3900円)
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ps.山中湖畔で『弱法師』

2015年07月18日 | 制作公演関連
昨夜無事、山中湖から還ってきました。

昨日は現地から携帯でざっくりな報告、
でしたので改めてまとめます。

主催は、山中湖教育委員会と、
昨日も書いたように三島由紀夫文学館。
主催は正確には二つでした

三島の「近代能楽集」の一編『弱法師』を
内田里美、大沢一起、伊藤嘉奈子、
鬼塚眞澄、田辺誠二、米川塁(登場順)
の俳優陣と、能管演奏やすだまことで。
出は小林拓生。
彼の主宰するJ-Theater製作の演劇公演。

その上演に先駆けて、演劇ワークショップと
作品の背景等のレクチャーが音楽室にて。
前者を望野哲也、後者を川口典成が担当。
一年生のみと、二三年生合同の二回実施。

実はこのWS&レクチャーは前週土日に、
「こころで聴く三島由紀夫Ⅳ」でも
村の公民館で実施されたものだ。

というよりも。
「こころで~」と題して「近代能楽集」を
毎年二本ずつリーディングで届けてきて、
本年のJ-Theaterによる『熊野』と
新国立劇場の『道成寺』で全八作を上演。
その節目の年が、奇しくも三島の生誕90年、
没後45年と重なり、また戦後70年にもあたり、
記念事業として東京大空襲を背景とした
『弱法師』をリーディングではない
演劇公演としてスピンオフさせた企画。

そこに前段のWS&レクチャーを
パッケージしたのです。
ま、市区町村が助成金を受ける場合、
「体験型」は欠かせないポイントです。

そんな裏事情はともかく。
学校行事に留まらない一般観劇も認めた
イベントですので……なんと、
我々の芝居のあと中学生の合唱発表会と
さらに生徒退場後は地域住民による
地区懇談会までが盛り込まれておりました。
えっと…バラシできないよ

でもそれはこちら事情。
山中湖村のことを考えれば色々一気にね。



(遅ればせながら「文学の森」の
徳富蘇峰館の中から見える風景)

    

さて。学校での芸術鑑賞が当たり前だった
僕の頃といえば、とにかく生徒が多かった。
その一方でまだ生活格差があって、
等しく文化に触れる機会を行政が担う、
そーゆー時代だったわけだけれど……
少子化の現代においては、一校一校で
実演家を呼ぶことは予算的に無理
となると。
今回のようなスタイルは提供するサイドも、
今以上に積極的に開拓すべき形なんだな、
と帰りのレンタカーで考えたりしました。
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山中湖畔で『弱法師』

2015年07月17日 | 制作公演関連
山中湖にいる。
三連休を楽しみに来た、わけではない。

山中湖畔に三島由紀夫文学館がある。
その主催事業で、山中湖中学校の
全校生徒と保護者、並びに地域の方々に
三島の『弱法師(よろぼし)』を。

会場は中学校の体育館。なのだが、
改築に伴い地下にプールを設置し、
授業時間外には村民にも開放される、
普通の倍以上の大きさの「体育館」。

最近、全国各地でよく見かけるパターン。

三島由紀夫文学館は、徳富蘇峰館とともに
「山中湖文学の森」の中にある。
深い緑に囲まれた、めっちゃ素敵な「館」だ。
図書館や研修室なども併設。

来たのは、台風の中の木曜日。
中央道の八王子~大月が通行止め。
東名ルートでやって来た。

断続的な激しい雨、走る車のスプラッシュは
どこぞのアトラクションばりに高く上がった。

そんな天候は、今朝もまだ続いていたが
神憑り的に、午前中のゲネ直前、晴れた。

そうそう、ミラクルでいうと。
照明チーム、音響車、主に役者のワゴン、
道具及び機材を積んだトラックと
スタッフ中心の自家用車の五台が
池袋、新宿、新百合ヶ丘等々
それぞれに現地を目指したのだけれど。
舞台監督と僕の乗ったトラックには
ナビがなく、ゴールの中学校に曲がる角を
もしや過ぎたか二人して不安になり、
ひょいとハンドルを切って、
大きなほうとう店で訊くことにした。

そこに偶然、照明チームが食事をしていた。

山梨にゆかりのあるメンバーが多いのも、
まったくの偶然、たまたまだ。

カメラマンは親御さんが山梨。
舞台監督が勝沼出身。出演者の一人は塩山で、
なんと高校時代の親友の娘さんが
一年生に在学中だという。
冒頭書いたように保護者も観劇可能なので、
先程お土産を携えて楽屋を見舞って頂いた。

キャストスタッフ17人のうち3人は高比率だ。

さて。
入場が始まり、体育館には若い声が谺している。
あと数分後、まずは村長さんの話、
そしていよいよ、開演します\(^-^)/

(^_^)v携帯から投稿。
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遊戯空間、梅若にて草迷宮

2015年07月15日 | 制作公演関連

『草迷宮』
泉鏡花が1908年発表した小説。
幻想文学の先駆者として知られる
鏡花らしい世界観の中篇だ。

我々演劇人目線でいえば、
寺山修司が監督した映画として
印象深いレパートリーでもある。

個人的な話になるが……
日曜日に閉幕した公演会場
中野スタジオあくとれを拠点とした
「岸田理生+楽天団」の岸田が
この映画のシナリオを担当している。
(寺山との連名)

三上博史のスクリーンデビュー作となった
フランス製作のオムニバスの一編で、
79年公開ながら日本では遅れること4年、
寺山の逝去した83年の追悼特集まで
待つこととなった。

以上、アウトロダクション。


制作で呼んでいただくことの多い
遊戯空間の、最新作『草迷宮』。
中野の梅若能楽学院会館の能舞台にて
7月25日19時、26日13時と17時(全三回)

今回は別公演を先に受けてしまい、
本番には顔を出さない「制作協力」で参戦。
昨日、その稽古場に参った。

原寸を取った空間での通しに
生演奏で舞台に華を添える、
打楽器、尺八とチェロの和洋混交の
楽士三名も初めて顔を揃えた稽古。

《わたしたちの作ろうとする舞台は
究極的には「現代能」といえましょう。
能のもつ驚異的な演劇性を
現代劇として再現することが課題です》
と、遊戯空間の方向性を語る主宰の
篠本の真骨頂ともいえる作品になる
可能性をひしひしと感じた。

『草迷宮』の舞台となる横須賀で
2007年、市制100周年記念の一環として
寺院の本堂で上演している。
その際は「語り芝居」と題し
琵琶と尺八とコラボレーション。

今回はさらに演劇色を強め「鏡花×劇」
と謳ってのお披露目となる。

構成・演出/篠本賢一

出演/石鍋多加史、渡辺聡(劇団俳優座)、
坂本容志枝(ZORA)、渕野陽子(青年座)、
仲義代、神保麻奈、道場真里、小泉真穂、
原瑞季(劇団銅鑼)/佐々木梅治(劇団民藝)

音楽/藤田佐知子(太鼓)、渡辺淳(尺八)、
丸山剛弘(チェロ)

前段の横須賀組は篠本以下、尺八の渡辺淳、
演者では渡辺聡、坂本容志枝、渕野陽子を
擁してのお届けです。

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ぬ企画その11日誌(8)

2015年07月14日 | 制作公演関連

【文中敬称略】

明けない夜も、止まない雨も、
今まで一度もなかった……とは、
誰の言葉か、或いは歌だったか。


東京はようやく先週末の金曜日から
長雨を脱した。てか針は一気に逆に振れ、
今度は猛暑となった。
嗚呼暑~い。でも雨よりはいい。

ぬ企画その11『新芝浦食肉センター』は
そんな天候も味方にして、金土日、
後半五公演を大入りで幕を閉じた。

その中には『芝浦食肉センター』を
2004年に上演した女体道場の
メンバー達の姿もあり、
ぬ企画旗揚げの相棒・吉津聖夜こと
高橋真理子(今は結婚して別姓…)や、
初期の常連組、羽鳥伸二、岡耕士郎、
古橋敏郎らの顔もあった。
それから。
稽古序盤、代役などサポートを担いながら
怪我で戦線離脱した夏木俊成も快復して
二日間やって来、打ち上げにも参加。

むむむ
もう二日も経ってしまった。
たったの五十時間弱前の話だが、
なんだか遠い昔のような、
そんな気がしないでもない・・・。

千秋楽翌朝、権田先生を演じた
江刺喜政は北海道に飛び、
そうそう前述の真理子は
宇都宮からはるばるの観劇だった。

「祭」はひとまず終宴したのだ。

劇場支配人の山崎恵美子からは
ぬ企画史上最高傑作と言う
お誉めの言葉も頂いた。
あの辛口の女史から・・・
猛暑のせいか? 年を重ね丸くなった?

いずれにしろ。長い準備段階を経て、
キャスティングにかなり苦労した
その甲斐のあった公演だった。

決して万人受けしない「ぬ」である。
難解な作品を好んでもきた……。
『新芝浦~』は重いテーマを内在しつつ、
笑いも盛り込んで「ぬ」の中では
わかりやすい舞台でもあった。

コンスタントに活動するユニットでもない。

しばし羽根を休めて、また翼を広げる、
その日を信じて、制作はまず残務処理だ。



末筆ながら御来場いただいた方々、
ご協力いただいた皆様、
ありがとうございました

キャスト・スタッフお疲れさま。
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ぬ企画その11日誌(7)

2015年07月10日 | 制作公演関連
昨日、ぬ企画は旗揚げから22年
と書いて、我ながら少し驚いた。

その1から関わったとも書いたが、
外部から招かれる形で、その6迄
毎回その創造現場に僕は居て、
とある事情から一度離れて、
その10から復帰することになる。

嗚呼、旗揚げの年はまだ二十代で
独身で……それから、それから。
あ、喧嘩別れとかじゃなくて、
空白期間、僕は某新劇団の制作に
雇用されていたのだ(1997~2011年)。

まぁいずれにしろ約二十万時間という
刻が流れたわけである

個人的感慨はこれくらいにして


上記宣材のデザイナーの松田陽子さん他、
はるばる関西からお越しのお客様等、
昨夜は客席との息も合った、
笑いの大きな回だった。

笑えば良いわけではない
ゆうべは俳優と観客の交流が良好だっだ。

それにしても。
何時まで雨空が続くのだろう……
せめて、街(とゆーか百貨店の店頭)で
みつけた夏らしい画像を添えて


さ、今日明日はマチソワ2ステージが続く。
胸突き八丁だ
・・・そして12日は千秋楽
『新芝浦食肉センター』は後半5ステージ。
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ぬ企画その11日誌(6)

2015年07月09日 | 制作公演関連
ぬ企画は劇団ではない。
主宰の高橋信吾の個人ユニットである。
(演出や役者でのクレジットは、
しはかたしなの名義)
作品ごとにキャストとスタッフを召集する
いわゆるプロデュースの形態で
旗揚げから、なんと22年になる。

思えば、旗揚げにも僕は居た。
そうそう、旗揚げにはもう一人
高橋が居て、ぬ企画所属は二人だった。

そこに外部から制作の僕が加わり、
キャストスタッフの「高橋率」が
異様に高かったのだった。

その1から初期作品で舞台監督を務めた
梁取さんも母方の姓が高橋だったりした。


そんなこんなの歴史を刻んで・・・
プロデュース公演を重ねること11回目の
『新芝浦食肉センター』でも
売れっ子の役者さん(?)に声掛けしたので、
みんなが顔を揃えての稽古は少なかった。
出番のない役者はお休みという
稽古香盤だったことも重なって……。

さて。
昨日書いた「演劇的仕掛け」
終演後の処理をスタッフキャスト総出で行っていて、
これがある種のイベントトとなり、
チームワークを高める効果を
結果的にもたらしている。



劇団の場合、出番があろうがなかろうが
稽古場には居なければならない。
勉強にもなるから悪いことではない。

プロデュース公演の場合は事情が違う。
理由等は割愛するが、逆にその中で
まとまりを作り上げることが
舞台の中身とは別に……おっと、どっこい
むしろ舞台の出来に直接的に影響するから
とても肝要だったりするのである。

昔はノミニケーションという手段で
全て解決していたのだけれど、
マスコミの俎上にもよく乗っている
若者の呑み会離れの波は、
演劇界にも押し寄せていて、
稽古後の飲みの席に居るのは
決まったおじさんおばさんって事が
ぬ企画に限らず増えている。

  

話が完全に別の波にさらわれたな。

本日はへそ。
明日明後日は怒涛の2ステージが続く。
気力体力とも最大の山場だが、
前段含めた「チーム力」でご来場のお客様に
楽しんでいただこう。

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