麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

苦ついっぴが稽古初日【マクベスの悲劇の宣伝3】

2020年01月31日 | 俳優座


明日、2月1日『マクベスの悲劇』は
本格スタートいたします
(タイトルは、ニガツイッピが稽古初日
と読んでいただければ嬉しいです)

さて。
〈本格スタート〉というくらいですから
逆にいえば、事前稽古は重ねております。
ロス役の河内浩が、つい先般終幕の
『雉はじめて鳴く』に出演し、
マクベス役の斉藤淳は座高円寺への客演、
と一部役者を欠いた中、スケジュールを縫い
二人も部分参加しながら、
演出の森一を中心に開幕に向けた
「行進」は始まっています。
   

斉藤は、実は2月7日に幕を開ける
俳優座劇場プロデュースへの出演もあり、
変わらず並行しての動きになりますが、
そこは劇団の強みp(^-^)q
ワンチームで前進を続けます。

と、奇しくも役名をさらしたので、
全ての配役も紹介しましょう。

マクベス(スコットランド・グラミス領主)
=斉藤淳
マクベス夫人
=佐藤あかり
バンクォー(マクベスの友人)
=八柳豪


ダンカン(スコットランド王)
=藤田一真
マルカム(ダンカンの長男)
=辻井亮人
マクダフ(スコットランド・ファイフの領主)
=小田伸泰

ロス(スコットランドの貴族)
=河内浩
レノックス(同上)
=馬場太史
アンガス(同上)
=石川修平

マクダフ夫人
=池田早紀
三人の魔女
=山本順子、島美布由、増田あかね

ほか、複数の役を演じる俳優あり。
尚、登場人物については別回に
もう少し詳しく書けたら、と。

さてさて。
前回弊ブログでチャレンジの多い
『マクベス』だと、主に関連イベント、
具体的にはボードゲームから
アプローチする等々紹介しました。

本編においても、客席を三面に設けて、
正面の指定席に対して、
自由席(チャレンジシートと呼称)は
まさに「自由」に、立ったり動いたりして
観ることが可能でございます。
是非、新しい観劇体験を!!

そして我々は、応えられるように
稽古場で汗を(マクベスだけに血も?)
流して参ります。

余談になります

昨年は『血のように真っ赤な夕陽』と
『血のつながり』という舞台を上演、
さらに遡ると『首のないカマキリ』等、
恐ろしいタイトルが多くなっております。
・・・そして『マクベスの悲劇』

明日以降、ブログでは楽しい話を届ける予定。
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血ャレンジの多い芝居です【マクベスの悲劇の宣伝2】

2020年01月28日 | 俳優座


劇団俳優座第341回公演
『マクベスの悲劇』
作/W.シェイクスピア
翻訳/近藤弘幸、演出/森一
時/2020年3月15日~31日
於/俳優座五階稽古場

これまでも幾つもの名作、
問題作、衝撃作を生んできた
俳優座のアトリエですが。

今回も大胆な演出で皆様に
お楽しみ頂きます。
そのあたりは、もう少し先にゆっくりと。

そんな舞台に先立って。
本編を楽しんで頂く一助になるような
イベントを用意しました。



「遊ぶ学ぶ4日間」と題して、
シェイクスピアを題材にしたボードゲームを
楽しむ一日(2/8、29)や
シェイクスピアのソネットの朗読会(2/22)。

このふたつは、俳優座五階の第二稽古場
・・・本作本番のある第一稽古場と隣接した
小空間を会場として使用します。

またオーソドックスに稽古場見学と
ワークショップを絡めた2/15は、
ちょうど初日の一ヶ月前の節目の日!
上演会場での稽古をみていただき、
役者を交えた演劇体験を・・・

蛇足になるとは思いますが。
ソネットは十四行詩。
ルネサンス期にイタリアで創始され
英語詩にも取り入れられた代表的詩形のひとつ。
大別すると、イタリア風、イギリス風、
スペンサー風の三つとなり、
イギリス風の中で大きな存在となるのが
シェイクスピア風。また、
某局の教養・情報番組にも冠された
ワーズワーズも、ソネット詩人の一人。

〇以下詳細〇
(曜日はすべて土曜

2/8、29=ボードゲーム会
一部13:00~17:00
二部17:00~21:00
参加費=各部1500円、通し2000円

2/15=稽古場見学+WS
稽古場見学15:00~16:30
ワークショップ16:30~18:00
参加費1500円

2/22=ソネット朗読会
朗読会15:00~17:00
懇親会17:00~19:00
参加費2000円(含む懇親会)
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全段通し仮名手本忠臣蔵

2020年01月27日 | 制作公演関連


1月25日の弊ブログで「機会があれば…」
と書いた舞台の話である。
詳細は文末にコピペするけれど・・・

劇団員に準劇団員も含めれば、
軽く100人超の俳優を擁する劇団ゆえ、
本公演以外の外部出演もかなりの数になり、
公式HPには何とか網羅しているけれど
あくまで「私的」なこの書き物では
全部を追い切れません。
そんな中。
渡辺聡が、早野勘平ほかを演じる
標題作品について触れるのは。

・・・担当作品『雉はじめて鳴く』を終え
僅かに余裕ができたこともある。
あるけれども。
劇団俳優座に草鞋を脱ぐ前のフリー時代
(2009年~2018年)の2012年、
12月12~13日、浅草木馬亭で初演となった
『全段通しリーディング仮名手本忠臣蔵』の
制作を担当していた、というゆかりもある。

以来、ほぼ毎年再演を重ねて。
徐々に動きも増えて「リーディング」が
タイトルから消え(2015年)、
17年にはついにホール公演に打って出た。
それが集大成のはずが、台東区から請われ、
翌年「したまち演劇祭in台東」に参加。
小屋は初演以来五度目の木馬亭……。
千穐楽は、忘れもしない1月22日、大雪

『仮名手本~』は江戸幕府に慮って、
時代を鎌倉、大石内蔵助は大星由良助、
等々置き換えてはいる。それはそれとして。

開幕の頃は積もっていなかったのに、
「討入」成った終演後、一面の雪景色の中
観客を送り出すというのは、えも言われぬ感動があった。

その日を含め、全公演に関わってきたので思いは深い。
・・・けれど今年は一観客として、
さらに進化した『仮名手本~』に出会う。
寂しいような嬉しいような、こそばゆい心持ちだ。





(写真はすべて宮内勝)



そんな舞台が「したまち演劇祭」と
「したまちコメディ映画祭」と、
さらには演芸・伝統芸能をもあわせて
「江戸まち たいとう芸楽祭」に改称した
フェスティバルに参加します。

       

第2回江戸まち たいとう芸楽祭参加
遊戯空間公演
『全段通し仮名手本忠臣蔵
~大序から討入まで
 一気に語り尽くす渾身の舞台~』
作/並木宗輔、竹田出雲、三好松洛 
構成・演出/篠本賢一 
太鼓/若月宣宏、尺八/設楽瞬山 

出演/佐々木梅治(劇団民藝)、をはり万造、
内山森彦、仲義代、渡辺聡(劇団俳優座)、
川野誠一(劇団大樹)、永尾斎、草野峻平、
大野裕生(劇団民藝)、川邉史也、
観世葉子、神保麻奈、渕野陽子(劇団青年)、
古田美奈子(劇団東演)、青木恵(劇団櫂人)、
新藤みなみ(中野成樹+フランケンズ)、緒方美浮、
篠本賢一(遊戯空間)

1月29日(水)~2日(日)
※30日はワークショップ公演
浅草見番(台東区浅草3-33-5)  
料金:一般4,000円 学生2,500円
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後援会パーティー2020

2020年01月26日 | 俳優座
1月25日、俳優座5階稽古場にて
劇団俳優座後援会パーティーが
賑々しく行われました



毎年恒例の、劇団と会員を結ぶイベント。







司会は若手が。ドリンクバーには中堅が……
と適材適所の配置で。
劇団歌にはじまり、乾杯
2020シーズンのラインナップの紹介に
豪華賞品をかけたクイズ大会などなど。



そして、本日26日は研究所の入試。
今回から新たに夜間部を新設開講。

と『雉はじめて鳴く』終幕後も、
ノンストップで走り続ける俳優座。


来月には研究所二、三年合同公演、
一年の修了公演が控え、
三月は本公演『マクベスの悲劇』のほか、
特別公演『かもめ』も・・・
詳しくは随時お知らせいたします。

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新劇と団子坂

2020年01月25日 | 制作公演関連
そもそも「薬屋さん」と
「ドラッグストア」が同じなのかを
門外漢の私は知らない。
(昨日のブログの続きになってます)



いわゆる薬局のまま役目を終えた店舗も
たくさんあるわけである。

また別の見方をすれば。
新劇も小劇場も2.5次元も、
世の中の多くの人々にとっては
同じ「演劇」にほかならない。
(多少の差異は感じつつも…)

昨日久しぶりのオフ。
眼鏡の度が合わないので直しに行った。
隣が書店だったので、ふらり。

文庫本なのにタイトルと作家以外に
キャッチらしきものが派手に散った
シリーズに目を奪われた。
・・・なるほど。例えば演劇のチラシ。
型にはまりすぎていたな~なんて。

買いもしないのに服飾のレイアウトを
眺めに眺めて、足が草臥れた。
そーいえば。
インプットを完全に怠っていた。

バスにも久しぶりに乗った。
池袋東口と浅草寿町を結ぶ都営。
巣鴨や三ノ輪を経由するのだけれど、
母校のある白山もルートに含む
個人的に思い入れの強い路線だ。

そうそう。
今はなき三百人劇場のあった千石を横切り、
数多くの文学作品に登場する団子坂も下る。

芝居の底無し沼にはまる切欠となった
吹けば飛ぶような劇団時代に
アルバイトしていた会社も、あった。

そのT社以外にも今はなき商店、学校…。

郷愁を抱きながら向かったのは、
弊団の渡辺聡が客演する稽古場。
(…これは仕事になるのか?)


渡辺(右)と演出の篠本賢一氏(左)
奥には尺八の設楽瞬山氏。

駄目だしを聞く出演者の皆さん


場所は台東区の「たなか舞台芸術スタジオ」。
作品は遊戯空間『仮名手本忠臣蔵』。
第二回江戸まち たいとう芸楽祭参加作品。
1月29日(水)~2月2日(日)※30日休演

この作品の話は、機会があれば改めて。
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ドラッグストアと新劇と。

2020年01月24日 | 身辺雑記
新宿を東口から西口へ 大ガードをくぐり抜けると、 左手が思い出横丁で 右手には大きな交差点。 その一角にドラッグストア。 冒頭の写メがそれだけれども…… 昔は「薬屋さん」と呼ばれ、 オレンジ色のぞうさんや、 飛行機やアニメヒーローの乗り物 (しかも10円)が店先にあった。 ・・・そしてある時期、衰退もした。 が、近年は薬局の域をこえて、 日曜雑貨、さらにはお菓子にお弁当、 お酒まであるから、むしろ 「薬もあるコンビニ」な佇まいも多い。 爆買外国人の力も追い風に、 街中にどんどん増えている。 俳優座のある六本木。 その交差点といえば、アマンド。 あるいは交番。 このランドマークを左右に見る角地にも 最近ドラッグストアがオープンした。 以前はケイタイ会社が入っていた。 遠い昔は書店だったんじゃないかしら。 (当時は勤務者ではなかったから 自信はないけれど) きっと様々なテナントが生まれては消えた。 ひとつ確かなのは。 天下の六本木交差点角に 看板を出すのだから、 時代の風をまとっている必要があるってこと。 おっと。 〈10兆円産業へ!〉だとか、 〈拡大に翳りも〉だとか、 ドラッグストアの盛衰についてが 本題ではない かつては演劇界のど真ん中にいた新劇が 薬屋さんのようなV字回復できるのか? という自問自答である。 色褪せたサトちゃん(前述のぞうさん =佐藤製薬のキャラクター)が 寂しげに立つ狭い間口の薬局から、 全面ガラス張りの弧を描いた外壁の こじゃれた店構えのDRGに変貌したように、 ステージアートの中心に立てるのか。 ・・・あくまでも復活の点での比較。 新劇以外の演目に闇雲に手を染めてまで 大通りに打って出る気持ちはない。 急激な躍進を目の当たりにして、 ふと胸に手を当ててみたに過ぎない。
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血ケットはお早めに【マクベスの悲劇の宣伝1】

2020年01月22日 | 俳優座
『雉はじめて鳴く』公演を
さる19日に終幕したばかりの
劇団俳優座でございます。
その本番中にチケット発売を開始した
第341回公演『マクベスの悲劇』
(3月15日~31日、俳優座稽古場)が、
売れ行き好調であります。


今回、通常は指定席のみの
5階稽古場での公演に、
“座ってよし、立ってよし、
芝居に応じて動いてもよし!”
という「チャレンジシート」を設定。
・・・いわゆる自由席のこと。

指定席がいつもより少ないので
15日、19日、24日、25日、31日は
早くも指定席が完売となりました。
(自由席はございます)

またマチネ公演はその他の日
(16、21、22、)も売切必至です。
お早めにお求めくださいませ。


さて、ブログタイトル。
シェイクスピアの『マクベス』といえば
血の多く流れる悲劇ということで……。



順序があべこべになりましたが、
皆様ご存知の『マクベス』です。
『マクベスの悲劇』とあるので
本家とは違う作品なのかしら? 
と思われる方、安心してください。
マクベス夫人もダンカンも、
そして三人の魔女も出てまいります。

ただ。
新劇界のなかの新劇と称される
劇団俳優座、らしからぬ
斬新な『マクベス』になるかと。

『クスコ』海外巡演では、
シビウはじめ演劇の本場に
驚きをもたらした森一の演出!
誤解を恐れずにいえば
アングラな香りも強い舞台に!!
・・・本水も使います。

出演/山本順子、河内浩、
島美布由、佐藤あかり、
斎藤淳、八柳豪、小田伸泰、
藤田一真、馬場太史、池田早紀、
辻井亮人、増田あかね、石川修平

タイムテーブル
15日(日)15:00
16日(月)14:00
17日(火)19:00
18日(水)19:00☆
19日(木)14:00
20日(金)19:00
21日(土)14:00
22日(日)14:00
23日(月)休演日
24日(火)14:00★
25日(水)14:00☆
26日(木)19:00
27日(金)19:00
28日(土)14:00
29日(日)14:00
30日(月)19:00
31日(火)14:00
☆バックステージツアー
★アフタートーク


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雉しずかに舞い降りる。

2020年01月21日 | 俳優座
千秋楽の拍手はひときわ大きかった。
そう思うのは担当制作ゆえか?

劇団俳優座第340回公演
『雉はじめて鳴く』
作/横山拓也、演出/眞鍋卓嗣
出演/天野眞由美、山下裕子、
河内浩、塩山誠司、清水直子、
若井なおみ、保亜美、宮川崇、
深堀啓太朗、後藤佑里奈、
八頭司悠友
於/俳優座劇場
時/2020年1月10日~19日





打ち上げは19日夜。
少し日にちにズレはあるものの、
演出の眞鍋、演出助手の中村、
さらに作家の横山拓也さんの
誕生日が近かったので、
ケーキでお祝い





多くの新聞でも取りあげていただき、
後半は当日券も多く出た公演でした。

月曜に倉庫への返し物も終えて、
「初演」は幕をおろしましたが、
可能性を秘めた作品ゆえ、
次のステップに向けて動きだします。

例えば。
高校を舞台にした作品ということで
是非、芸術鑑賞教室等にも
広げていきたい・・・。





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雉うーはんと風

2020年01月17日 | 俳優座
武漢が心配である。

報道等は日本への影響を危惧しているが、
私は湖北省の武漢その地に心を寄せる。

ブログタイトルの「うーはん」は
武漢の中国語読み。
というか「wohan」の日本語的発音
というべきだろうか…



過去のブログにも何度か書いたが、
(例えばカテゴリー「中国公演07」
として07年11月から08年4月にかけて
書き散らかしていたりします)
武漢には二度公演で訪れていて、
逆に武漢の劇団を日本に招いてもいる。
これは以前所属した東演の頃の話。

そして。
中国ではzuo tian ya zhiと呼ばれる
日本人シンガーソングライターの
『フレディもしくは三教街』という歌の舞台
漢口(ハンカオ)に憧れていたから、
私は劇団の誰よりも武漢行を楽しみにしていた。

蛇足ながら武漢は、武昌、漢陽、漢口の
三つの街、いわゆる「三鎮」から成る。



そんな武漢。
「新型コロナウイルスの感染による肺炎」の
鎮静を祈っています。
湖北省話劇院のみんなや
『長江-乗合い船』『臨時病室』の作者
沈虹光さんらが元気でいることを……。



さて。
前回のブログに「雉はじめて鳴く」は
七十二節気のひとつと書いたのだが。

前述した歌い手のメルマガ(16日20時配信)
の冒頭挨拶に・・・
〈二十四節気では小寒。七十二候では
「雉始鳴(きじはじめてなく)」と
いうことですが、来週の月曜日は大寒で、
いよいよ一年で一番寒い季節を迎えます。
風邪引かないようにご注意くださいませ!
本日は、こちらから。〉以下略
・・・と。





劇団俳優座第340回公演
『雉はじめて鳴く』
(作/横山拓也、演出/眞鍋卓嗣)

16日に朝日新聞、毎日新聞に
劇評が掲載されました。


好評の風はますます強くなっています。

いよいよ残すは金土日の三回!
俳優座劇場でお待ちしています。
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雉はじめて語る

2020年01月14日 | 俳優座
そうか……
世の中は三連休で、月曜は成人の日、
だったのですねε=ε=┏(・_・)┛

1月2日から稽古を再開した
『雉はじめて鳴く』一座としては
正月やら何やら実感なく睦月半ばに至った。

そのかわり。
多くの皆様からお褒めの言葉を頂く
素晴らしい作品と長い時間過ごすという
幸福を満喫しているのである。



ネタバレになるので控え目に語るが。
『雉~』に登場する主人公の健は、
どんなクリスマス、年末、正月、節分や
誕生日を過ごしてきたのだろうか……。

過剰な愛情を注ぐ母親との二人暮らし。
サッカー部で汗しながら・・・

そうそう。
それこそ成人の日に高校サッカー決勝戦。

選手権連覇を目指す青森山田と、
総体との二冠を狙う静岡学園が激突

妻が静岡人で、僕の父は青森人
・・・だから何だという話だが、
結果、静岡が逆転勝利を収めた。

その静学。
優勝したらOBのキングカズから御褒美が!
というニュースを目にしたな。
そしてカズ自身、今季はJ1でプレー。
俊輔も、さらには松井大輔、伊野波雅彦、
南雄太らも帰ってくるのだ。
そして24年ぶりに「サッカー王国」に
優勝旗が還った。

家に帰ってこないのは健の父親だ。
と『雉~』に話が戻ったところで。
全十回公演を折り返した俳優座No.340は
15日、16日とアフタートークあり。



15日(水)
ゲスト:賓田
+眞鍋卓嗣(演出)、若井なおみ(出演)

16日(木)
ゲスト:横山拓也
+眞鍋卓嗣(演出)、保亜美(出演)



(写真:森田貢造)

季節感なく過ごしていると書いたが、
『雉はじめて鳴く』というのは、
二十四節気をさらに三分した
「七十二候」のひとつで、
公演期間と重なる一月一五日から
一九日頃を指す言葉なのである。

蛇足。
劇中に「静岡」登場いたします。
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