Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

京都で紅葉狩り ⑯ 光明寺 

2012-11-27 23:38:14 | Travel
さて京都の旅の最後に、
JRとバスを乗り継いで訪れましたのは光明寺。



正式名称は報国山光明寺。

西山浄土宗の総本山です。

浄土宗の開祖、法然上人が初めて念仏を説いた旧跡に
「平家物語」にも出てくる熊谷次郎直実が出家して
念仏三昧院を建てたのが始まり。

ご本尊は阿弥陀如来。



紅葉の参道が有名です。
この時期だけ入山料がかかります。


まずは総門から入り表参道を上がります。










お御影堂から入り、
釈迦堂(方丈)と方丈庭園の信楽庭を拝見しました。





中ではいくつかの宝物も拝見できました。


光明寺の境内は広く、まだまだ見どころ満載なのですが、
人が多いし時間も無いしで
建造物はまたゆっくり見に来ることにして、
あとは紅葉の参道を下って行きます。















赤や黄色や緑が入り混じって見飽きませんね!


さて、またバスに乗って駅へ。
そしてJRで関空に向かいました。


北海道が猛吹雪ということで、
帰りの飛行機は遅れるであろうことは予測していたのですが、
結局トータルで3時間ぐらい空港にいたかな


お腹が空いたので、京風ネギ焼きモダンで腹ごしらえ。


そのあとピーロートというワインの輸入業者がやってるワインバーで時間つぶし


そしてやっと搭乗。



最終日は時間に追われてなんだかもったいなかったなー。

でもなかなかこんなハイシーズンに来ることはないと思うので、
紅葉満喫しました。


ずいぶん安く行けるようになった京都。
こんどはお気に入りのお寺をゆっくり見るような旅をしたいですね。


おわり。

京都で紅葉狩り ⑮ 東福寺

2012-11-27 23:37:26 | Travel
イチョウ並木をバスで通り抜け・・・・



東福寺にやってまいりました。




人の流れに付いて行ったので、
イマイチどこから入ったかとか定かではないのですが、
たぶん日下門から入ったと思います。



正面に本堂が見えます。



通天橋へつづく回廊。



東福寺は臨済宗の総本山。


鎌倉時代に建立されました。

当時の仏殿本尊の釈迦仏像は15mもの大仏像で、
新大仏寺の名で喧伝され、
足利義持・豊臣秀吉・徳川家康らによって保護修理も加えられ、
東福寺は永く京都最大の禅苑としての面目を伝え、
兵火を受けることなく明治に至りました。

しかし明治14年に惜しくも仏殿・法堂、方丈、庫裡を焼失。
昭和に再建されました。

境内も広く、25もの塔頭があり、
わが国最古最大の建造物もあって見どころ満載。


なのですが、
私には残された時間が少なかったので
今回はこの時期しか見られない紅葉と特別拝観に絞ってみることにしました。



紅葉の名所の通天橋は後回しにして、
特別拝観の龍吟庵へ。



龍吟庵は東福寺塔頭のひとつ。
第三世住持・大明国師の住居跡です。
方丈は現存最古の方丈建築(室町時代作)で、国宝です。


表門(重要文化財・桃山時代)



方丈(国宝・室町時代)

中央に掲げられる扁額の「龍吟庵」の文字は
足利義満の筆だそうです。


庭園は昭和の作庭家・重森三玲によるもの。


南庭「無の庭」



西庭「龍の庭」



東庭「不離の庭」


室町時代の建造物、しかも国宝に上がることができるなんて
贅沢な体験です・・・・。




さて今度は東福寺の方丈を拝見します。


庫裡から入っていきます。



方丈。




方丈庭園は重森三玲によって昭和13年(1938年)に作庭。
釈迦成道を表現し、八相の庭と命名されています。

方丈を囲んで四方に配されています。


南庭と唐門。


唐門は昭憲皇太后(明治皇后)の寄進とかで
表から見ると菊の御紋と素晴らしい彫刻が。



東庭



西庭



北庭



方丈から紅葉の名所の通天橋が見えます。


すごい人ですね




さてそれではその通天橋に行ってみましょう。





素晴らしい紅葉・・・・。



さっきまでいた方丈が見えます。





通天橋を渡り終え、少し境内を散策。










紅葉のじゅうたんがすごい!



さて、駆け足ですが東福寺をあとにします。


駅に向かう途中でおやつタイム。

焼きもちはこの辺りの名物らしい・・・。
まあヨモギ大福を焼いただけなんですが。
おいしかったでーす。


これから京都駅で荷物を取って、
長岡京にある光明寺に向かいます。


つづく。


京都で紅葉狩り ⑭ 南禅寺

2012-11-27 23:34:47 | Travel
鹿ケ谷通りを南下して南禅寺に向かいます。



南禅寺大寂門。







三門に着きました。



楼上を拝観します。



内部には宝冠釈迦座像ほか、たくさんの仏像と位牌が並んでいました。
徳川家康の位牌も含まれています。


三門楼上からの景色。









さて下に降りて法堂へ。


正式名称は瑞龍山太平興国南禅禅寺。

臨済宗南禅寺派の総本山。

法堂内の中央にはご本尊の釈迦如来、
右側に獅子に騎る文殊菩薩、左側に象に騎る普賢菩薩が安置されています。



水路閣。





琵琶湖疏水の分線(蹴上以北)にある水路橋で1888年(明治21)完成。
南禅寺境内を通過するため、周辺の景観に配慮して田辺朔郎が設計、デザインしたそうです。
レンガ、花崗岩造り、アーチ型橋脚の風格ある構造物で、
静かな東山の風景にとけこんでいます。



南禅院。





亀山天皇は正応2年(1289)離宮で出家して法皇となられ離宮を寄進しましたが、
ここはその離宮の遺跡であり、また南禅寺発祥の地です。

庭園が公開されています。
当時のおもかげを残した鎌倉時代末の代表的池泉回遊式。
作庭は亀山法皇ともいわれ、
早くから京都の三名勝史跡庭園の一つに指定されています。

池の周りをくるりと散策しました。



次は国宝の方丈に上がります。


方丈庭園

小堀遠州作と伝えられ、江戸時代初期の代表的枯山水庭園です。


如心庭  

心の字形に庭石を配した枯山水の石庭で、
解脱した心の如く落ち着いた雰囲気の禅庭園。


六道庭

「如心庭」が解脱した心の庭であるのに対し、
この「六道庭」は六道輪廻の戒めの庭です。


もみじに囲まれた茶室





方丈ではこのほか、美しい襖絵など見ることができます。



浄土宗のあでやかな伽藍もステキですが、
禅寺の質素な建物に紅葉という色が付いた感じがまた
心を落ち着かせてくれますね。


さて、
ここから先に紹介した清水寺成就院に行きまして、
そこからバスに乗って
これまた紅葉で有名な東福寺に参ります。


つづく。

京都で紅葉狩り ⑬ 永観堂

2012-11-27 23:34:00 | Travel
永観堂へ。



正式名称は、聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺
第七世法主永観律師にちなみ永観堂と通称されます。

宗派は浄土宗西山禅林寺派。

ご本尊は、みかえり阿弥陀像。


紅葉の参道を歩き、



中門を抜け、




諸堂入口からお寺に上がって長い回廊を歩きながらあれこれ見て歩きます。



唐門。

天皇の遣いが出入りするときに使われた勅使門。









ちょうど寺宝展が開催されていて、
国宝の絹本着色山越阿弥陀図ほか、
絹本着色伝釈迦如来像(重文)、
絹本着色十大弟子像(重文)、
絹本着色釈迦十六善神像(重文)など拝見しました。

「山越阿弥陀図」は特に美しく、しばし見入ってしまいました。



さて阿弥陀堂です。



ここではご本尊・みかえり阿弥陀像を拝見します。

<参考画像>

この阿弥陀様には言い伝えがあります。

あるとき永観律師が、阿弥陀如来像の周りを行道念仏していると、
阿弥陀如来が壇を降りて永観を先導するように行道された。
驚いた永観が足を止めると、
阿弥陀如来は振り向きざま、「永観遅し」と言われたという。

その永観律師を励まされたお姿のままの像が「みかえり阿弥陀」なのだそうです。

そのお姿はわたしたちに
遅れるものを待つ姿勢、
思いやり深くまわりを見つめる姿勢、
自分自身をかえりみて人々とともに正しく前へ進む姿勢を
教えてくださっているのだそうです。

本当に慈悲深いお顔をした阿弥陀様でした。

阿弥陀堂全体に施された極彩色の花や天女の絵や装飾も素晴らしかった。


阿弥陀堂外観。



さて少し「もみじの永観堂」を散策です。








京都の街が一望できるという多宝塔へ。




もう少し時期が早かったら真っ赤だったかもしれませんね・・・・。



うっすら虹がかかってました・・・。


さて、朝ごはんも食べていなかったので少し休憩。



ぜんざいをいただきました。








さてもみじの永観堂をあとにして、
次はお隣の南禅寺へ。


つづく。

京都で紅葉狩り ⑫ 清水寺

2012-11-27 23:32:59 | Travel
京都3日目は

でもむっちゃ寒い!

朝早く宿をチェックアウトして京都駅へ。





荷物をロッカーに入れて、向かいましたのは、


清水寺。

茶わん坂をテケテケ早歩きで上ります。

朝早いせいか人が少なくて動きやすーい!

拝観料払って本殿へ。




ここでも東北へのお言葉が。




正式名称 音羽山清水寺。
宗派は北法相宗。御本尊は十一面千手観世音菩薩。


京都観光といえばここ!って感じですよね。

私も3回目カナ。

観光客が多いためかこんなものまで。

携帯充電スポット。
ちょっと興ざめ



お参りをして、境内散策。



ここの紅葉はちょっとピークを過ぎたかなってかんじ・・・。


















清水寺の塔頭、成就院の特別公開も見たかったんですが、
10時からということでまだ時間があるので、
いったん清水寺を離れて、永観堂と南禅寺へ。


そして11時頃にまた清水寺に戻ってきました。
今度は清水道から。


さっきとはうって変わってすごい人混み!

そこから少し離れて成就院にむかいます。




成就院は清水寺の塔頭の一つで、
応仁の乱の兵火によって焼失した清水寺を再興した
願阿上人(がんあしょうにん)の住房として造られたのが起源。

成就院の庭園。

相阿弥作・小堀遠州の補修とも、松永貞徳の作とも伝えられる借景式・池泉観賞式の庭園で、
「月の庭」と呼ばれる国指定の「名勝」。

しばし座ってお庭を眺めます。


さて、次に行きますか。




清水道は長いし人混みがすごかったので、
今度は茶わん坂を下ってみることにしました。


ほとんど人がいません(笑)

途中、何軒か焼き物やさんに立ち寄りました。
ステキな清水焼の酒器があって、買うか迷いましたが、
今回はやめておきました(笑)

そういえば前日も哲学の道付近で漆の器を危なく買ってしまうところでした・・・(汗)


もうお昼どき。
茶わん坂で並んでないうどん屋さんがあったので入りました。



きつねうどん。

甘く煮たお揚げがおいしかったー。


つづく。

京都で紅葉狩り ⑪ 先斗町、四条あたりで晩ごはん

2012-11-26 23:22:48 | Restaurant/Bar/Cafe
2日目の晩ごはんをいただきに先斗町に向かいました。







串かんざし久さんです。


京都は一人では入れるお店があまりないのですが、
ネットでここを見つけたときには「よしっ」と思いました。

いわゆる京料理ではないようですが、
素材系和食っぽかったので超ストライクゾーンな予感・・・・。

カウンターのみ8席。
すでに3名のお客様が。


冷酒を頼んで1品目。


香箱蟹!
越前ガニの雌って言ってたから正確にはセイコガニかな。

うまーい!
時間かけてゆっくりいただきました。



天然トラフグの白子
ぷるっぷる。うまー。
お酒が進む。



白きくらげやキウイフルーツなどいろいろ入った胡麻和え
こんな滋味深い胡麻和え初めて食べた。
目に見えないいろんなものが入っているんだろうな・・・。



天然牡蠣酢の物
これもすごくおいしい。
天然ものってすごいな。



アオリイカと生ウニと自家製塩辛和え物
これもお酒が進むアイテム・・・。

と思っていたらこれが出てきました。

甲羅酒。
さっきの香箱にお酒入れて燗つけたのが出てきました。
これがまたすごい美味しくて、
これを肴に日本酒が進むって感じ(笑)





軽く〆た関サバ
目をつぶって食べたらサバだってわからないと思う。
それくらいさっぱりしている。



天然ウナギのかば焼き
ものすごい肉厚で、皮のぬるぬるが無くておいしい。

タレがものすごくおいしいのでご飯を入れてきれいにいただきました。





かぶら蒸し。
キノコとユリ根とスッポンの縁側とホタテと・・・・ほかにもいろいろ
いろんな食材のエキスたっぷりで滋味滋味。



アグー豚のスープ
スープはスッポンから取ってます。
豚の脂が甘い!
上にのってるのは花山椒。
このピリッと感が豚と合う。



海老芋天
海老芋の原種ですって。
味が濃厚。繊維まで柔らかい・・・・。
梅肉と合う。


1品1品が量が多くてもう結構おなか一杯。
男性でもここまでたどり着かない人多いらしいんですが、
私は次のごはんまでいただきました。





名物オム丼。
ウニとアワビ入り。
ぜいたくだ・・・・。



デザートはラ・フランスのコンポートと柿。



このお茶がまた劇的にウマイのでした。


すごい素材系和食でしたねー。
こんなに天然ぞろいなのってすごい。
味が深い。
それを生かすシンプルなお料理。
とってもおいしかった。

大変満足してお店をあとにしました。



2次会のお店、何軒かピックアップしていたのですが、
もうお腹一杯胸いっぱいで、
もう帰っちゃおうかなーって。
でも帰るにしても少し腹ごなしを・・・ってことで、
散歩がてら、次回のために、行こうと思っていた店の場所確認しようかなと
ふらふら歩いてみました。


30分くらい歩いたかな。
すこしおなかも落ち着いてきたので、
「2次会行けるかな?」という気分になってきました。

ひとつ、予約がなかなか取れない人気店で、
遅い時間に奇跡的に入れることがあるって感じのお店が気になっていて、
さっき歩いて店の前通った時もすごい心惹かれたので、
ダメもとで電話かけてみたらなんとOK!

で、参りましたのは、

食堂おがわさん。

こちらもカウンターのみ12席の和食やさん。



日本酒は山形県の東北泉。
つきだしはもち米にカラスミ。
おっしゃれー。

居酒屋みたいに黒板に書かれたメニューから選びます。
もうあんまり食べられないから厳選して・・・・


うどてっぱい

てっぱいって何かわからなかったから頼んだんですが、
要するに酢味噌和えのことみたいです。

サッパリしてておいしい。

それにしてもここも盛りがいいですね・・・・。

こちらはシェフがあれこれつくるところをオープンで見られるので
それ見ているだけでもいい酒のつまみになります(笑)

お酒、もう1合いただきました。
滋賀県の萩乃露。

もう1品食べられそうな気分になってきたので、

ぐじやき

これまたデカイ!(笑)

ぐじはやっぱりウロコだよねー。
パリパリでおいしかったー。

大半のお客さんが帰って、少しシェフとお話ししました。
30代とお若いのにしっかりした腕をお持ちで、
人気店なのもうなずけます。

最後にサービスでデザートいただきました。

ほうじ茶のジェラート。
ゲキウマです。

あーおいしかった。
隣りのお客さんが頼んでたごはんとかもめっちゃおいしそうだったー。
今度はこっちが1次会になるようにしたいなあ・・・。

すごい満喫しました2日目の夜。

よいお店に巡り合えてよかった。

気分よく、また四条から七条まで歩いて帰りました。


つづく。

京都で紅葉狩り ⑩ 今宮神社

2012-11-26 23:22:05 | Travel
大徳寺の北側にある今宮神社へ。

このことには雨が上がって空が少し明るくなっていました。


東門のほうから入ったので、まず有名なあぶり餅食べました。


フツウにおいしい。


さて、境内に入ります。



今宮神社は疫病を鎮めるご利益があります。
平安時代都に広まった 疫病を鎮めるために天皇により建てられた神社です。








狛犬と紅葉。



拝殿。


八坂神社ではお参りできなかったから
こっちの神様にはお参りできてよかった・・・。


南門。


さてーもう暗くなってきた。
バスに乗ってホテルもどって濡れた靴を取り替えて
晩ごはん食べに行きます。


つづく。

京都で紅葉狩り ⑨ 大徳寺

2012-11-26 23:21:57 | Travel
お昼ごはんのあとすこし京都の市街地を歩いて、
そこからバスに乗りました。



京都のバスは
もうすぐバスが来るかどうかが分かりやすいシステムで大好きです。


さて、午後の部の目的地は大徳寺です。



臨済宗大徳寺派の大本山で、正式名称は龍寶山大徳寺。


鎌倉時代末期に、大燈国師宗峰妙超禅師が開創。
室町時代には応仁の乱で荒廃しましたが、一休和尚が復興。


桃山時代には豊臣秀吉が織田信長の葬儀を営み、
信長の菩提を弔うために総見院を建立しました。

それを契機に戦国武将の塔頭(たっちゅう)建立が相次ぎ、隆盛を極めました。

塔頭とは寺院の敷地内にある、高僧が隠退後に住した子院のこと。

すなわち大徳寺の敷地内には、
お寺自身の建物のほかに「○○院」と呼ばれる塔頭が20余りあります。




広い境内・・・・。


通常拝観可能な塔頭は4つ。
今回は秋の特別拝観を実施しているところと優先して回りました。


塔頭の前にまずは大徳寺そのものを拝見します。



☆大徳寺

三門(金毛閣)



応仁の乱後、一休禅師が一階部分を寄進、
のち千利休により二階部分が設けられ金毛閣と名づけられました。

大徳寺最古の建造物の一つ。

楼上に利休の木像を納めていましたが、
秀吉が「私が利休の股の下をくぐるのか」と怒ったため
利久が切腹に至ったという曰くつき。


仏堂。



ここでも東北へのお言葉が。

仏堂には大きなお釈迦様がおられました。


仏堂前の大きな木。

1600年代中ごろに植樹されたと思われる大イブキ。
京都市指定の天然記念物。


法堂



本坊



普段は非公開ですが特別公開されていました。





方丈(禅寺の僧侶の居室)から眺める庭園と唐門。

方丈と唐門は国宝です。

唐門の装飾の美しさは1日中見ていても飽きないということで「日ぐらし門」とも呼ばれます。






さて、いくつか塔頭を見てまわります。
禅寺ですから庭園を中心に拝見することになります。


まずは通常公開されているものから。






☆龍源院(通常公開)
能登の畠山義元、豊後の大伴義長らが創建。



滹沱底(こだてい)


東滴壺(とうてきこ)~日本で一番小さな石庭。


龍吟庭(りょうぎんてい)


方丈前提“一枝坦(いっしだん)”


ほか、日本最古の種子島銃や美しいふすまや国宝の釈迦如来坐像など拝見しました。







☆瑞峰院(通受公開)
九州の戦国大名、大友義鎮(宗麟)が創建





















☆大仙院(通常公開)
大徳寺76世住職大聖国師 古岳宗亘禅師が創建

今回は時間が無いのでここはスルーです。






☆高桐院(通受公開)
江戸初期の武将 細川忠興が建立

















細川家のお墓もあります。

美しい紅葉の庭園でした。






さて、つぎは通常は非公開の塔頭。




☆黄梅院
黄梅庵を豊臣秀吉、小早川隆景らが改築、秀吉没後は毛利家の菩提寺




















こちらもとても美しい紅葉の庭園。
今回拝見した中で、ここが一番好きでした。







☆興臨院
能登の畠山義総が 大通禅師(小渓和尚)を開祖として建立
のちに前田利家によって再興されました。

表門は創建当時のまま。







彫刻展が行われていて、
ステキな作品があったので写真を撮らせていただきました。



十界六道を表していて、一番上にはお釈迦様。
おいくらするのかわかりませんが
こんなのが部屋にあったら身が引き締まりますねー。






☆輿臨院の脇の千躰地蔵塚。





☆非公開の三玄院
浅野幸長、石田三成、森忠政が 春屋宗園を開祖として創建


☆非公開の正受院









☆芳春院(特別公開)
前田利家の夫人芳春院(まつ)が建立した塔頭で、前田家の菩提寺。









呑湖閣と小堀遠州作の庭園。
二重の楼閣を有し、金閣寺、銀閣寺と並ぶ楼閣山水庭園。





そして最後は、大徳寺に多くの塔頭が建つきっかけとなったこちら。


☆総見院(特別公開)
本能寺の変で亡くなった織田信長の菩提を弔うため豊臣秀吉が建立した寺。



門と周囲の土塀は、創建当時のものとか。



信長の葬儀はここで盛大に行なわれました。
本堂の内陣正面中央に木像織田信長座像が安置されています。



創建当時のものとされる信長の家臣寄贈の梵鐘が架かる鐘楼



信長公一族の墓



本堂横には加藤清正が朝鮮から持ち帰った石で造られた掘り抜き井戸。



信長の木造を運んだとされる輿を納めた回廊を抜けると茶室がならぶ。







表門近くには、茶筅塚。

花立てが茶筅の形。毎年4月28日には茶筅供養が行われるそうです。



はあ~。
たくさん見てまわりましたね。

以前もこういった庭園を見てまわったことはあったのですが、
今までは緑の季節ばかりで、
だんだんどのお庭も同じように感じてきちゃってたのですが、
今回は、
楓の色付きや苔の緑とのコントラストでそれぞれ個性が出て、
本当に美しいお庭の数々、
心が洗われました。

それぞれの塔頭で仏像や襖絵、屏風なども拝見しました。

前日は人混みがすごくて
「もう二度と紅葉の季節には来ない」と思ったりもしましたが、
大徳寺の拝観を終わって、
また桜の時期か紅葉の時期にこようって思っちゃいました(笑)



そろそろ拝観時間も終わりって時間。

大徳寺をあとにしてすぐ近くの今宮神社へ。

つづく。


京都で紅葉狩り ⑧ 哲学の道、そしてお昼ごはん

2012-11-26 23:20:52 | Travel
哲学の道は、銀閣寺から若王子神社まで続く疎水に沿って作られた遊歩道です。

哲学者・西田幾多郎がこの道を散策しながら思索にふけったことから
この名がついたと言われます。

春は桜、秋は紅葉で彩られます。

この度は雨で残念ですが、せっかくだから紅葉を眺めながら歩きます。











































野良猫ちゃんなのかな。寒いからか身を寄せて。

かわいいー。




さてそろそろ哲学の道も終わり。
もう靴の中がぐしょぐしょに濡れてしまいました。


何がたいへんって、
写真撮ろうとしたらちょっとした風なんかでレンズに雨が付いて、
それを拭いてからまた構えるみたいな時間のロスが・・・・


ちょっと早いけどお昼ごはんに向かいます。

狙っていたのは祇園のおでん屋さん。

おいと。


夜は一見お断りのお店。
お昼は並んで入ります。

開店30分前にお店の前についてすでに2人並んでましたが、
カウンター10席のみのお店に無事入店。

寒かったので熱燗頼みました。

写真禁です。

まず鯛の棒寿司が出て、
食べ終わったら好きなおでんを全部で5つ選んでいただきます。

大根、牛すじ、ロールキャベツ、生麩、生姜天をいただきました。

おこわと漬け物も出てきます。

大きな大根、お出汁が滲みてて劇的に美味かった。

他のお客さんががんもを頼んだら
「いま、しゅんでるがんもが無いです。」とご主人。
あー関西だなー。
いいですねー。


1時間のおでんランチ堪能しまして、
ごちそうさまでしたと店をあとにしました。



さて次は、
鴨川渡って市街地通って烏丸まで行き、
バスに乗って洛北へ。

つづく。

京都で紅葉狩り ⑦ 安楽寺 

2012-11-26 23:15:38 | Travel
雨の中、紅葉の哲学の道を歩いて・・・・







安楽寺に到着です。

すごい紅葉ですねー!


中に入ります。



本堂。



お庭が素晴らしい・・・。









本堂に上がって若いお坊さんのお寺の説明を聞きました。

正式名称は住連山安楽寺。

浄土宗の開祖、法然上人の弟子の住連上人と安楽上人が
鹿ケ谷草庵を結んだことに始まります。

両上人は時の後鳥羽上皇に使える女官の出家を助けたことで斬首刑となり、
師である開祖・法然上人も流刑となり、
鹿ヶ谷草庵は衰退しましたが、
法然上人が帰京したあと復興し、
2人の上人の名前を取って住連山安楽寺と命名したのだそうです。

本堂では阿弥陀如来像のほか、この悲劇にかかわる5人の木像にもお参りできます。



春と秋に特別公開される庭園を見ながら回廊を歩きます。













なんかかわいらしくて居心地がいい小さなお寺でした。


さてそろそろ行きますか・・・。




内側から見る山門も絵になる・・・。




外に出て、もう一度山門周りの紅葉をゆっくり眺めます・・・・。








最後に奇跡的に誰もいない画が撮れた

真っ赤な紅葉もいいけれど、
わたしはこういう赤黄緑オレンジの混合が好き。

安楽寺、お気に入りになりました。
別の季節にも来てみたい。


さて、また雨の中哲学の道を歩きます。


つづく。