Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

京都で紅葉狩り ⑪ 先斗町、四条あたりで晩ごはん

2012-11-26 23:22:48 | Restaurant/Bar/Cafe
2日目の晩ごはんをいただきに先斗町に向かいました。







串かんざし久さんです。


京都は一人では入れるお店があまりないのですが、
ネットでここを見つけたときには「よしっ」と思いました。

いわゆる京料理ではないようですが、
素材系和食っぽかったので超ストライクゾーンな予感・・・・。

カウンターのみ8席。
すでに3名のお客様が。


冷酒を頼んで1品目。


香箱蟹!
越前ガニの雌って言ってたから正確にはセイコガニかな。

うまーい!
時間かけてゆっくりいただきました。



天然トラフグの白子
ぷるっぷる。うまー。
お酒が進む。



白きくらげやキウイフルーツなどいろいろ入った胡麻和え
こんな滋味深い胡麻和え初めて食べた。
目に見えないいろんなものが入っているんだろうな・・・。



天然牡蠣酢の物
これもすごくおいしい。
天然ものってすごいな。



アオリイカと生ウニと自家製塩辛和え物
これもお酒が進むアイテム・・・。

と思っていたらこれが出てきました。

甲羅酒。
さっきの香箱にお酒入れて燗つけたのが出てきました。
これがまたすごい美味しくて、
これを肴に日本酒が進むって感じ(笑)





軽く〆た関サバ
目をつぶって食べたらサバだってわからないと思う。
それくらいさっぱりしている。



天然ウナギのかば焼き
ものすごい肉厚で、皮のぬるぬるが無くておいしい。

タレがものすごくおいしいのでご飯を入れてきれいにいただきました。





かぶら蒸し。
キノコとユリ根とスッポンの縁側とホタテと・・・・ほかにもいろいろ
いろんな食材のエキスたっぷりで滋味滋味。



アグー豚のスープ
スープはスッポンから取ってます。
豚の脂が甘い!
上にのってるのは花山椒。
このピリッと感が豚と合う。



海老芋天
海老芋の原種ですって。
味が濃厚。繊維まで柔らかい・・・・。
梅肉と合う。


1品1品が量が多くてもう結構おなか一杯。
男性でもここまでたどり着かない人多いらしいんですが、
私は次のごはんまでいただきました。





名物オム丼。
ウニとアワビ入り。
ぜいたくだ・・・・。



デザートはラ・フランスのコンポートと柿。



このお茶がまた劇的にウマイのでした。


すごい素材系和食でしたねー。
こんなに天然ぞろいなのってすごい。
味が深い。
それを生かすシンプルなお料理。
とってもおいしかった。

大変満足してお店をあとにしました。



2次会のお店、何軒かピックアップしていたのですが、
もうお腹一杯胸いっぱいで、
もう帰っちゃおうかなーって。
でも帰るにしても少し腹ごなしを・・・ってことで、
散歩がてら、次回のために、行こうと思っていた店の場所確認しようかなと
ふらふら歩いてみました。


30分くらい歩いたかな。
すこしおなかも落ち着いてきたので、
「2次会行けるかな?」という気分になってきました。

ひとつ、予約がなかなか取れない人気店で、
遅い時間に奇跡的に入れることがあるって感じのお店が気になっていて、
さっき歩いて店の前通った時もすごい心惹かれたので、
ダメもとで電話かけてみたらなんとOK!

で、参りましたのは、

食堂おがわさん。

こちらもカウンターのみ12席の和食やさん。



日本酒は山形県の東北泉。
つきだしはもち米にカラスミ。
おっしゃれー。

居酒屋みたいに黒板に書かれたメニューから選びます。
もうあんまり食べられないから厳選して・・・・


うどてっぱい

てっぱいって何かわからなかったから頼んだんですが、
要するに酢味噌和えのことみたいです。

サッパリしてておいしい。

それにしてもここも盛りがいいですね・・・・。

こちらはシェフがあれこれつくるところをオープンで見られるので
それ見ているだけでもいい酒のつまみになります(笑)

お酒、もう1合いただきました。
滋賀県の萩乃露。

もう1品食べられそうな気分になってきたので、

ぐじやき

これまたデカイ!(笑)

ぐじはやっぱりウロコだよねー。
パリパリでおいしかったー。

大半のお客さんが帰って、少しシェフとお話ししました。
30代とお若いのにしっかりした腕をお持ちで、
人気店なのもうなずけます。

最後にサービスでデザートいただきました。

ほうじ茶のジェラート。
ゲキウマです。

あーおいしかった。
隣りのお客さんが頼んでたごはんとかもめっちゃおいしそうだったー。
今度はこっちが1次会になるようにしたいなあ・・・。

すごい満喫しました2日目の夜。

よいお店に巡り合えてよかった。

気分よく、また四条から七条まで歩いて帰りました。


つづく。

京都で紅葉狩り ⑩ 今宮神社

2012-11-26 23:22:05 | Travel
大徳寺の北側にある今宮神社へ。

このことには雨が上がって空が少し明るくなっていました。


東門のほうから入ったので、まず有名なあぶり餅食べました。


フツウにおいしい。


さて、境内に入ります。



今宮神社は疫病を鎮めるご利益があります。
平安時代都に広まった 疫病を鎮めるために天皇により建てられた神社です。








狛犬と紅葉。



拝殿。


八坂神社ではお参りできなかったから
こっちの神様にはお参りできてよかった・・・。


南門。


さてーもう暗くなってきた。
バスに乗ってホテルもどって濡れた靴を取り替えて
晩ごはん食べに行きます。


つづく。

京都で紅葉狩り ⑨ 大徳寺

2012-11-26 23:21:57 | Travel
お昼ごはんのあとすこし京都の市街地を歩いて、
そこからバスに乗りました。



京都のバスは
もうすぐバスが来るかどうかが分かりやすいシステムで大好きです。


さて、午後の部の目的地は大徳寺です。



臨済宗大徳寺派の大本山で、正式名称は龍寶山大徳寺。


鎌倉時代末期に、大燈国師宗峰妙超禅師が開創。
室町時代には応仁の乱で荒廃しましたが、一休和尚が復興。


桃山時代には豊臣秀吉が織田信長の葬儀を営み、
信長の菩提を弔うために総見院を建立しました。

それを契機に戦国武将の塔頭(たっちゅう)建立が相次ぎ、隆盛を極めました。

塔頭とは寺院の敷地内にある、高僧が隠退後に住した子院のこと。

すなわち大徳寺の敷地内には、
お寺自身の建物のほかに「○○院」と呼ばれる塔頭が20余りあります。




広い境内・・・・。


通常拝観可能な塔頭は4つ。
今回は秋の特別拝観を実施しているところと優先して回りました。


塔頭の前にまずは大徳寺そのものを拝見します。



☆大徳寺

三門(金毛閣)



応仁の乱後、一休禅師が一階部分を寄進、
のち千利休により二階部分が設けられ金毛閣と名づけられました。

大徳寺最古の建造物の一つ。

楼上に利休の木像を納めていましたが、
秀吉が「私が利休の股の下をくぐるのか」と怒ったため
利久が切腹に至ったという曰くつき。


仏堂。



ここでも東北へのお言葉が。

仏堂には大きなお釈迦様がおられました。


仏堂前の大きな木。

1600年代中ごろに植樹されたと思われる大イブキ。
京都市指定の天然記念物。


法堂



本坊



普段は非公開ですが特別公開されていました。





方丈(禅寺の僧侶の居室)から眺める庭園と唐門。

方丈と唐門は国宝です。

唐門の装飾の美しさは1日中見ていても飽きないということで「日ぐらし門」とも呼ばれます。






さて、いくつか塔頭を見てまわります。
禅寺ですから庭園を中心に拝見することになります。


まずは通常公開されているものから。






☆龍源院(通常公開)
能登の畠山義元、豊後の大伴義長らが創建。



滹沱底(こだてい)


東滴壺(とうてきこ)~日本で一番小さな石庭。


龍吟庭(りょうぎんてい)


方丈前提“一枝坦(いっしだん)”


ほか、日本最古の種子島銃や美しいふすまや国宝の釈迦如来坐像など拝見しました。







☆瑞峰院(通受公開)
九州の戦国大名、大友義鎮(宗麟)が創建





















☆大仙院(通常公開)
大徳寺76世住職大聖国師 古岳宗亘禅師が創建

今回は時間が無いのでここはスルーです。






☆高桐院(通受公開)
江戸初期の武将 細川忠興が建立

















細川家のお墓もあります。

美しい紅葉の庭園でした。






さて、つぎは通常は非公開の塔頭。




☆黄梅院
黄梅庵を豊臣秀吉、小早川隆景らが改築、秀吉没後は毛利家の菩提寺




















こちらもとても美しい紅葉の庭園。
今回拝見した中で、ここが一番好きでした。







☆興臨院
能登の畠山義総が 大通禅師(小渓和尚)を開祖として建立
のちに前田利家によって再興されました。

表門は創建当時のまま。







彫刻展が行われていて、
ステキな作品があったので写真を撮らせていただきました。



十界六道を表していて、一番上にはお釈迦様。
おいくらするのかわかりませんが
こんなのが部屋にあったら身が引き締まりますねー。






☆輿臨院の脇の千躰地蔵塚。





☆非公開の三玄院
浅野幸長、石田三成、森忠政が 春屋宗園を開祖として創建


☆非公開の正受院









☆芳春院(特別公開)
前田利家の夫人芳春院(まつ)が建立した塔頭で、前田家の菩提寺。









呑湖閣と小堀遠州作の庭園。
二重の楼閣を有し、金閣寺、銀閣寺と並ぶ楼閣山水庭園。





そして最後は、大徳寺に多くの塔頭が建つきっかけとなったこちら。


☆総見院(特別公開)
本能寺の変で亡くなった織田信長の菩提を弔うため豊臣秀吉が建立した寺。



門と周囲の土塀は、創建当時のものとか。



信長の葬儀はここで盛大に行なわれました。
本堂の内陣正面中央に木像織田信長座像が安置されています。



創建当時のものとされる信長の家臣寄贈の梵鐘が架かる鐘楼



信長公一族の墓



本堂横には加藤清正が朝鮮から持ち帰った石で造られた掘り抜き井戸。



信長の木造を運んだとされる輿を納めた回廊を抜けると茶室がならぶ。







表門近くには、茶筅塚。

花立てが茶筅の形。毎年4月28日には茶筅供養が行われるそうです。



はあ~。
たくさん見てまわりましたね。

以前もこういった庭園を見てまわったことはあったのですが、
今までは緑の季節ばかりで、
だんだんどのお庭も同じように感じてきちゃってたのですが、
今回は、
楓の色付きや苔の緑とのコントラストでそれぞれ個性が出て、
本当に美しいお庭の数々、
心が洗われました。

それぞれの塔頭で仏像や襖絵、屏風なども拝見しました。

前日は人混みがすごくて
「もう二度と紅葉の季節には来ない」と思ったりもしましたが、
大徳寺の拝観を終わって、
また桜の時期か紅葉の時期にこようって思っちゃいました(笑)



そろそろ拝観時間も終わりって時間。

大徳寺をあとにしてすぐ近くの今宮神社へ。

つづく。


京都で紅葉狩り ⑧ 哲学の道、そしてお昼ごはん

2012-11-26 23:20:52 | Travel
哲学の道は、銀閣寺から若王子神社まで続く疎水に沿って作られた遊歩道です。

哲学者・西田幾多郎がこの道を散策しながら思索にふけったことから
この名がついたと言われます。

春は桜、秋は紅葉で彩られます。

この度は雨で残念ですが、せっかくだから紅葉を眺めながら歩きます。











































野良猫ちゃんなのかな。寒いからか身を寄せて。

かわいいー。




さてそろそろ哲学の道も終わり。
もう靴の中がぐしょぐしょに濡れてしまいました。


何がたいへんって、
写真撮ろうとしたらちょっとした風なんかでレンズに雨が付いて、
それを拭いてからまた構えるみたいな時間のロスが・・・・


ちょっと早いけどお昼ごはんに向かいます。

狙っていたのは祇園のおでん屋さん。

おいと。


夜は一見お断りのお店。
お昼は並んで入ります。

開店30分前にお店の前についてすでに2人並んでましたが、
カウンター10席のみのお店に無事入店。

寒かったので熱燗頼みました。

写真禁です。

まず鯛の棒寿司が出て、
食べ終わったら好きなおでんを全部で5つ選んでいただきます。

大根、牛すじ、ロールキャベツ、生麩、生姜天をいただきました。

おこわと漬け物も出てきます。

大きな大根、お出汁が滲みてて劇的に美味かった。

他のお客さんががんもを頼んだら
「いま、しゅんでるがんもが無いです。」とご主人。
あー関西だなー。
いいですねー。


1時間のおでんランチ堪能しまして、
ごちそうさまでしたと店をあとにしました。



さて次は、
鴨川渡って市街地通って烏丸まで行き、
バスに乗って洛北へ。

つづく。

京都で紅葉狩り ⑦ 安楽寺 

2012-11-26 23:15:38 | Travel
雨の中、紅葉の哲学の道を歩いて・・・・







安楽寺に到着です。

すごい紅葉ですねー!


中に入ります。



本堂。



お庭が素晴らしい・・・。









本堂に上がって若いお坊さんのお寺の説明を聞きました。

正式名称は住連山安楽寺。

浄土宗の開祖、法然上人の弟子の住連上人と安楽上人が
鹿ケ谷草庵を結んだことに始まります。

両上人は時の後鳥羽上皇に使える女官の出家を助けたことで斬首刑となり、
師である開祖・法然上人も流刑となり、
鹿ヶ谷草庵は衰退しましたが、
法然上人が帰京したあと復興し、
2人の上人の名前を取って住連山安楽寺と命名したのだそうです。

本堂では阿弥陀如来像のほか、この悲劇にかかわる5人の木像にもお参りできます。



春と秋に特別公開される庭園を見ながら回廊を歩きます。













なんかかわいらしくて居心地がいい小さなお寺でした。


さてそろそろ行きますか・・・。




内側から見る山門も絵になる・・・。




外に出て、もう一度山門周りの紅葉をゆっくり眺めます・・・・。








最後に奇跡的に誰もいない画が撮れた

真っ赤な紅葉もいいけれど、
わたしはこういう赤黄緑オレンジの混合が好き。

安楽寺、お気に入りになりました。
別の季節にも来てみたい。


さて、また雨の中哲学の道を歩きます。


つづく。

京都で紅葉狩り ⑥ 2日目は雨・・・慈照寺(銀閣寺)

2012-11-26 23:14:11 | Travel
京都に着く前の天気予報では、この日は曇り時々雨だったのですが、
朝起きてみると結構しっかり降ってました

仕方ないので傘さして出かけます。

バスに乗って向かいましたのは、東山慈照寺、すなわち銀閣寺です。

銀閣寺道を歩いて・・・・




着きました。


東山慈照寺は臨済宗相国寺の塔頭寺院の一つで禅寺です。
ご本尊は釈迦牟尼仏。

室町幕府八代将軍の足利義政が造営した山荘東山殿が起原。



総門をくぐり参道へ。





雨ザーザーの銀閣寺・・・。



銀閣と呼ばれているのは観音殿(国宝)ですが、
秋の特別拝観では、本堂と東求堂(国宝)が限定公開されており、
楽しみにしていったのですが、それは10時からと判明。
私が付いたのが9時だったので、
銀閣寺だけに1時間半とか滞在できないので
とっても残念ながら今回は諦めました


ということでぐるりと歩いてみます。







紅葉がきれいですね・・・・。




国宝・東求堂。





美しい庭園です。




展望所に上って行きます。







紅葉の中に浮かぶ銀閣寺。

美しいです。



銀閣寺を眺めながら紅葉の道を散策します。















私は金閣寺より銀閣寺のほうが好きなので、
ゆっくり眺めて、何枚も写真撮って歩いたのですが、まだ10時にならず、
やっぱり特別拝観は諦めるか・・・・
と、とぼとぼと寺をあとにして、
次は哲学の道をあるいて安楽寺に行きます。




つづく。