Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

恒例のケモノのムニュ

2015-01-31 23:58:56 | Restaurant/Bar/Cafe
この日はお友達とフレンチディナー。
いつものラ・トルテュさんにて
毎年恒例のケモノのムニュ、オールジビエディナーです。

いつものように、ひと皿ひとワイン、オーナーソムリエさん一任で、スタート



まずはシャンパンで喉を潤しながらはじめのおつまみ。

グジェール、キジ肉のリエット、
そして、イノシシとシカの腸詰(「イノ・シカ・チョウです」と、オーナーソムリエ

すごい、おいしいー♪




アミューズ ブーシュ
森バトのポトフ
蕪とセリも入ってます。森の香りがプンプンするお肉



次のお料理に合わせるワインが出てきました。

ドメーヌフルニエ トラディショナル カオール 2010
フランス南西部、カオールのワイン、マルベック100% 
トラディショナルという名前の割には、
普通のカオールよりも明るくジューシーでした。

お料理はこちら。

灰色ヤマウズラ ブロシェット仕立て、香辛料風味
焼き鳥みたい
ブロシェットとは串焼き料理のことです。



お次はなんと、白ワイン。

クロ・フロリデール・ブラン 2008
ボルドー・グラーヴ地区、ソーヴィニヨンブランとセミヨン50%ずつみたいです。


山シギのパテ・アン・クルート
きれいなお料理ですねー。
ベキャスと白ワイン?と思いましたけど、
クルートといっしょでとても合ってました



お次はポムロル。

クロ・ルネ 2011
メルロー60% カベルネ・フラン30% マルベック10%
若いのに飲みやすいです。2011年はそういう傾向みたい。

お料理は鴨。

青首鴨と牛レバーのクレピネット、トリュフとマデラ酒のソース
鴨肉がレバー並みに柔らかい!
山椒のアクセントがよい感じです♪



最後のお料理、シカにはこちらのワイン。

クロ・デュ・モントリヴェ シャトーヌフ・デュ・パプ 2004
程よい果実味と熟成感


エゾ鹿のシヴェ ア・ラ・ロワイヤル、菊芋のピュレ
鹿肉が柔らかーく煮込んであります。
ワインとの絶妙なマリアージュ。感動です



デザート前のひと品。

シカの血のプリン。
うまーい。ナッツと鉄分。
これに合うワインも欲しかった・・・なんて



そしてデセール。

プラリネのテリーヌ ヘーゼルナッツクッキーのアイスと珈琲のソース
コーヒーのソースがいい仕事してます。


あと、ハーブティーと小菓子で終了です。

4時間弱にわたる、自然の恵みに感謝のおいしいディナー、
いつものようにワインとの素晴らしいマリアージュ

ありがとうございました。
また来年もお願いいたします


おやつ 久慈の柿花火

2015-01-30 23:41:22 | Bread/Sweets
岩手で買ってきた干し柿のスイーツをいただきました。


久慈の柿花火。

岩手県久慈市の大川目町には、
なぜかその土地でしかたわわに実らない不思議な柿があります。
その「山口柿」は、弘法大師(空海)が旅の途中で
その土地の人の温かさに触れ、お礼にと授けていったと言い伝えられています。
普通よりも小さな実がたわわに実るさまがまるで花火のようだということで
「柿花火」とも呼ばれているそうです。

その希少な柿(渋柿)を干し柿にして、
シナモンをきかせた白あんを挟んだお菓子。

ちょっと色黒でつぶれてますが

商品案内のサイトにはこんな風に紹介されています。

キレイ

小さいし、あんまり甘くないので食べやすい干し柿です。
ほんのり効いたシナモンがいい仕事しています。
おいしー

1つ目はキームン紅茶と一緒にいただきましたが、
これはきっとウイスキーに合う!とひらめきまして、
二つ目はこんな風に。

やっぱり合う!

また久慈に行ったら買いたいなー、コレ

竹鶴飲み比べ

2015-01-29 23:55:20 | Spirits&Others
この日は、とあるミッションのためにどうしても確認したいことがあって
いつもの竹内さんにウイスキーを飲みに行きました。

竹鶴の比較テイスティング


ニッカウヰスキーの「竹鶴」は、
ベースに宮城峡のモルトを使用し、
余市のシェリー樽モルトでヴァッティングしたモルトウイスキーです。

ラインナップは12年、17年、21年。
他に25年とかもありますがそれはまたいつか

実は「12年」は、2014年3月で終売になっていて、
いまは、ノンエイジの竹鶴ピュアモルト↓(コレ) が発売されています


今回のお題は、この中でどれが一番チョコレートに合うか・・・
ということをお話したら、
チョコレート出してくださいました
ありがとうございますマスター

さて、お味見です。

<ピュアモルト>
香:麦、カラメル、
味:ややとろり、麦、はちみつ、カカオ、


<12年>
香:麦わら、塩味、カラメル、バニラ、
味:さらり、麦、はちみつ、塩味、ゆでピーナツ、ビリビリ、余韻やや短め


<17年>
香:麦、はちみつ、塩味、スパイス、
味:とろり、ビリビリ、麦、塩味、カラメル、麦チョコ、余韻長い


<21年>
香:カラメル、スモーク、ハーブ、スパイス、
味:とろり、はちみつ、塩味、焦がし麦、ゆでピーナツ 余韻長い


ウイスキーとしておいしいのは12~21年なんですが、
やや塩味がありチョコレートとバッチリ合うかというと、
ちょっと、うーん、微妙なところも・・・。

カカオの配合とかチョコレートの種類にもよるとは思うんですけどね。

私がイメージしているものと、一番合いそうなのはピュアモルトでした。
ピュアモルトは塩味はあまり感じられず、カカオのニュアンスもあるので。

あー知りたかったことが分かってスッキリしました




すっきりして気分がよかったので、
なんか〆にカクテル飲んでいこうとこちらをお願いしました。

PREVIEW

こちらのマスターのオリジナルで、
なんだかのカクテルコンペで全国優勝したカクテルです。

フルーティでおいしー

いつもありがとうございます

再復活!ボルドーシリーズ  シャトー・パルメ 1993

2015-01-28 23:00:37 | Wine


Chateau Palmer 1993

マルゴーの3級シャトーです。


ワイン好きな王として有名だったであったイギリス王ジョージ4世が、
お気に入りのワインとして愛飲していたことでも知られています。

歴史的には、
ナポレオンの時代が終焉に向かった1814年、
イギリス人のチャールズ・パルメ少将はフランスに渡り、
莫大な資産をもとにシャトー・ガスクを手に入れ自らの名前を付けました。
これがシャトー・パルメの始まりです。

残念ながら、
このシャトーの設立に心血を注いだチャールズ・パーマーは破産して財産を失いました。
亡くなる年の1836年には銀行に没収されて、シャトー・パルメを追われたのです。
シャトーはその後ボルドー、イギリス、オランダの複数のファミリーによって購入されました。
これらのファミリーはパルメの畑を手に入れると、常にクオリティの向上を目指し続けました。
こうした揺るぎ無い努力の結果パルメの素晴らしいテロワールが開花し、
偉大なワインが生み出されるようになったのです。

パルメは今も伝統的な製法で造られているワインの典型です。
羨むばかりの成功の記録にはもちろん数々の要因が上げられます。
パルメでのアッサンブラージュは独特で、メルロの割合が非常に高いのです。
有名なビロードのテクスチャーでもわかるように畑はメルロの栽培比率が高く、
これがポムロールのような豊かさ、しなやかさ、よい肉付きの特徴をもたらしています。

その畑は、Ch.マルゴーやCh.ローザン・セグラに隣接していて、
ジロンド川に向かってゆっくりと傾斜しているという、
マルゴー地区の中でも最高の場所にあります。
その土壌はマルゴーの特徴であるギュンツ氷期の石英、水晶、玉髄などが混じった砂利質。
そこで栽培された最高のブドウを、卓越した醸造技術を用いて、
素晴らしいワインに生まれ変わらせています。

また、現在のボルドーでは、
品種別だけではなく区画ごとに醸造することで、
ブレンドの際により良いワインのみを選び出す方法が主流となってきています。
このため、複数の品種を混植をしている畑はほとんど見かけなくなってきました。
しかしパルメでは、新しい畑ではもちろん混植はありませんが、
古い区画の一部では敢えてこの状態を残しています。
さらに、パルメの畑で特徴的なのは、
「1ha当たり1万本」と、植樹密度を高くしていることでしょう。
敢えて狭い場所に多くを植えることでブドウの木に競争をさせて、
より地中深くまで根を伸ばさせるための工夫をしているのです。

マルゴーアペラシオンのなかで
一級シャトーのシャトー・マルゴーに匹敵するといわれています。
パルメ独特の香り高いブーケ、複雑妖艶なアロマ、
そして滑らかなテクスチュアは飲む者を魅了して離しません。
1855年の格付けでは3級ですが、
実質2級、あるいは1級に迫るポテンシャルであることは誰しもが認めるところです。



<シャトー情報>
年間生産量:シャトー・パルメ/12~15万本 
畑面積:52ha、イッサン村の中央。区画は4か所。
平均樹齢:35年、
密植度:1万本/ha、
平均収量:46hl/ha
造り:手摘み、選果2回。
   発酵とマセレーションは温度管理された台形のステンレス槽で
   ルモンタージュあり、28℃、28~30日間。タンク移し替えてMLF。
   3か月に1回滓引きし、樽熟成20~21か月。
   清澄はするが濾過はしない。
新樽比率:55% 1年使用45%
葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニョン47%、メルロー47%、プティ・ヴェルド6%
     (1996年まではCFも植えていたがすべて伐採) 
所有者:SCIデュ・シャトー・パルメ ベルトラン・ブッティエ管理



<テイスティング>
色:赤みとすこし茶を帯びたガーネットで透明度低い 
  エッジも同様だがすこし透明度が高い
  粘性高い
香:プルーン レーズン 甘い赤果実 茎 カシス 鉄 ミネラル 初秋の森の土
  2日目には鉛筆の芯 芍薬 チョコレート スモーク 軽く出汁のような風味 
味:アタックはマイルド、赤果実、チェリー、プラム、ブドウの皮のエキス
  薄い絹のようなテクスチャー
  タンニンはなめらかで軽くてシルキー ごく薄く長く口内に張り付き心地よく残る
  酸味低め 甘みの強い葡萄の皮の酸味のような穏やかさ
  alc.12%くらいか
  2日目にはアタックややシャープになり、
  カシス、ブラックベリー、青野菜の風味もちらほら顔を出す、カカオ
  タンニンは収斂性がやや強い印象もやはり軽く薄い絹の舌触り
  酸味もやや強くなった印象で、カシスの酸味も。
  余韻は中~長め 赤果実 葡萄の皮の酸味がきゅっとアクセント カカオ
アッセンブラージュ予想:CS50% Me40% CF5% PV5%
アッセンブラージュ正解:CS52% Me41% CF7%
alc.正解:12%


前出の、おなじマルゴーの1993年Ch.カントナックブラウンと合わせて抜栓したのですが、
いい感じで男性的なワインと女性的なワインの比較ができました。

このパルメ自体は、
もっとものすごいアロマを期待していた割にはやさしく静かすぎる感じで、
終っているのか閉じているのか・・・ちょっと物足りない感じでした
ならべて置いているとカントナックブラウンのほうがプンプンとにおってきます。

ちょうど20年ですか・・・。
パルメの20年ものだと思わなければ、すごくおいしいワインです
まあオフヴィンテージですからね。
なかなか良いビンテージのは買えません

良い勉強になりました


これで3級は全部終了。
次は2級、いっちゃいまーす



 

ウイスキー検定、結果届きました。

2015-01-28 19:54:02 | Spirits&Others
12月初めに受けたウイスキー検定の結果がようやく届きました。
1月末発送予定ってことだったんで、まあ予定通りなんですが

結果は、まあ、2級も3級も合格です

点数と順位まで同封されてました

自己採点とほぼ同じ得点でした。

思ってたより受験者少なかったんだなーって
そっちの方が気になっちゃった

5月にはジャパニーズウイスキー検定っていうのもあるらしいですが、
それはパスだな・・・。

また12月にあるであろう1級を目指します




再復活!ボルドーシリーズ  シャトー・カントナックブラウン 1993

2015-01-27 22:59:14 | Wine


Chateau CANTENAC BROWN 1993

マルゴーの3級シャトーです。


カントナック・ブラウンはAOCはマルゴーですが、
その名の通りカントナック村に位置しています。

ブドウ畑に適した土壌を持つことで知られているカントナックの台地の西南部分にあり、
そのすぐ隣には2級シャトー、ブラーヌ・カントナックがあります。

カントナック・ブラウンのブドウ畑は合計48haありますが、
このカントナック台地の部分に所有しているのはわずか19haに過ぎません。
その他の畑は、マルゴー・アペラション北部にあり、
砂利の中に砂質が多く混じってくるのが特徴のアルサック村、スーサン村、
中心部にあるマルゴー村、カントナック村、
粘土の比率が高くなる南部のラバルド村へと飛び地しているのです。
水はけの良いカントナック台地には、
ほぼ全てカベルネ・ソーヴィニヨンが植えられているそうです。

この土地は18世紀にブドウ作りが始められた頃は 騎士ジャック・ボイドの所領でした。

1855年格付け時は『シャトー・ボイド』名で3級取得。
後にボイド・カントナックとカントナック・ブラウンに分割。
1860年、所有関係で争いが起こり、
法廷闘争の末、ボルドーのネゴシアン、アルマン・ラランドが現シャトーを取得し、
シャトー名をカントナック・ブラウンと命名します。

パーカー氏もこのシャトーの歴史は波乱に満ちていると述べていますが、
以降も何度も売却され、
第2次大戦の影響もあって荒廃と復興を繰り返しました。

1989年に保険会社アクサの子会社アクサミレジムの所有となり
本格的な復興が始まりました。

同社はすぐに多大な投資を行って、
18ha分のブドウ畑へドレインパイプを設置するなど、
排水工事や醸造設備の刷新を図ってきました。
同時にブドウ畑の管理方法も見直されて、
“リュット・レゾネ”という減農薬栽培を導入し、
ブドウの木の丈を高く導く工夫などが取り入れられたのです。

また、シャトー・ランシュ・バージュの評価を大きく高めた
ジャン・ミッシェル・カーズをコンサルタントに迎えて醸造の改革に取り組み、
設備や畑にも投資が行われ、大きく品質が向上しました。

2002年には品質保証資格(ISO14001)を取得。
有機肥料の量を緻密に調整して葡萄樹の剪定や摘芽を行うなど、
環境に配慮をしながらワインの品質を高める努力を続けています。

また特筆すべきことは、
15年前からずっと同じ人に収穫に来てもらっているということです。
そうすることでブドウの品質に差が出にくくしているのです。

2006年からはシリア系英国人シモン・ハラビ氏の所有となっています。

地質的に深い砂礫質であるため、エレガントなワインが出来にくいとされており、
タニックなワインとなりがちでしたが、
柔らかな方向へ転換中であるとされています。



<シャトー情報>
ブドウ作付面積:48ヘクタール、
畑:砂礫質 カントナック、スーサン、マルゴーに分かれて約50区画
作付比率:カベルネ・ソーヴィニヨン65% メルロ30% カベルネ・フラン5%
平均樹齢:35年 
植樹密度:8500〜1万本/ha
収量:4500ℓ/ha
育成:リュット・レゾネ(認証済)によるブドウ栽培 ギュイヨ・ドゥーブル式
   除葉、腋芽欠き、摘房 手摘み収穫、二重選果
造り:温度調整機能付きステンレスタンクを使用
   マセレーション15〜25日 樽およびタンクにてマロラクティック発酵
   樽熟成12〜15ヶ月 新樽率60%
   澱引き3ヶ月毎 卵白にて清澄するが濾過はしない。
生産数:13万2000本 
オーナー:2006年からシモン・ハラビ(シリア系イギリス人・投資家)
醸造責任者:クリスティアン・セリ(支配人)



<テイスティング>
色:少しオレンジが入ったガーネット エッジも同様 透明度中等度 粘性高い
香:バニラ 腐葉土 赤果実、カシス 柔らかい鉄 根菜
  1時間ほど経つと、
  プルーン、鉛筆の芯、腐葉土 深紅のバラのブーケ、カカオ
  月桂樹、ペッパー 、クローブ、春菊、 スモーク、たばこ、インク 
味:アタックマイルド 厚めのベルベットのテクスチャー
  青野菜、カシス 腐葉土
  タンニンはマイルドでシルキー、酸味は低め~中等度 alc.12%ぐらいか
  1時間ほど経つと、
  上記に加えて、柔かな鉄、プルーン、ハーブ、カカオ、ダークチョコ、
  バニラ、ブラックベリー タンニン軽く張り付く
  余韻は長く、鉄、プルーン、シルキーなタンニン、カシスとその酸味、スモーク
  2日目には果実味薄れ、インキーさが目立ち、タンニンの収斂性が強く感じられ、
  酸味もやや強くなり中等度 alc.も強く感じられ、13%ぐらいか
  インクと酸味の余韻、軽くカカオ感も。
アッセンブラージュ予想:CS60% Me25% CF10% PV5%
アッセンブラージュ正解:CS65% Me25% CF10% 
alc. 正解:13%

またしてもPVにやられました

はじめ結構弱い印象で、
やはり20年も経つとこんだけシーンとしてしまうのか?と思ったのもつかの間、
どんどん開いてきていろんな香りとともに結構タニックに。
マルゴーらしからぬガタイのいい味わいとなりました。
抜栓1~2時間が一番楽しめて、好きかもーと思いましたが、
翌日には、年取ってる割には円熟味の足りない筋張った感じに

これはオフヴィンテージだっていうのも関係してるかな。
近年のは柔らかいみたいなんでもっと違った印象でしょうね・・・。


最初の写真でお気づきの方もおいででしょうが、
今回またやってしまいました、コルク
やはり刺した瞬間柔らかく、
ディッサンで1回折ってるのでかなり慎重にやったんですが、
引っ張っている途中からメキメキひび割れはじめ、
さらに長く差し込もうとスクリューまわしても空回り、
折れたあとの下部も救出できず、
諦めて下に落としてしましました・・・・

なんか抜栓ヘタクソになったかなー
バイトも辞めてうちでもワイン飲んでなかったから、
長いコルクの扱いが・・・・

ううっ・・・。
修行が足りません

ジャズのお勉強 Jazzのはじまり

2015-01-26 22:25:58 | Music
ジャズについて紐解きはじめて数週間、
まあ歴史からちょっと、歴史漫画を読みながら学んでいます・・・。

一応ひと通り読んだのですが、
なんせ登場人物多すぎて、やや頭が混乱

この本では、
1900~1930年代、
1940年代、50年代 60年代、70年代、80年代以降と時代ごとに分けて
ミュージシャンや演奏スタイルを紹介しています。

別の本に、
ジャズの歴史は演奏スタイルの変遷の歴史であり、
ジャズシーンの要所要所に登場したミュージシャンのスタイルを追うことと、
「類似による連続性」によって
そのスタイルの因果関係が保証されているからこそ歴史が成り立つ・・・
云々と書いてありました。

ふむふむ・・・。

なんだか難しいんですが、
まあ、じゃあ、時代ごとに分けて、
その時代の重要ミュージシャンとそのなかまというくくりで整理しながら
実際音楽を聴いていくしかないべ―ってことで、
またレンタルCDショップに行って物色。
ちょうど時代ごとに分けたオムニバス3枚組があったので借りてきました。



まずはジャズの黎明期、1930年代とその前、

ラグタイムとか、ニューオリンズジャズとかスウィングジャズの時代。


わたし、
クラシック以外の音楽のジャンルって
いまいち定義がよくわかってない気がするんですけど、
私が初めて人生で「ジャズを聴こう」って認識して聞いた音楽は
ほんとのニューオリンズのプリザベーションホールでの生演奏だったので、
私の中でややしばらくジャズというものは1930年代前後のものだったと思われます。
そのあといろんなスタイルのジャズを耳にして、
あれもジャズこれもジャズといわれ、
よくわからず面倒くさくなってたんですねー

この時代のジャズはまだクラシックの流れを汲んでいるせいか、
形がはっきりしていてわかりやすくなじみやすいです。

ビッグバンドでヴィブラフォン(木琴)が軽快になっているのきくと
なんだか楽しくなってきます

しばらくこの時代のを何度も聞いて、
ミュージシャンの人間関係とかイメージしながら
「類似による連続性」とか「スタイルの因果関係」とかを
ちょっとでも理解するための基礎づくりです

2015年 鮨初め

2015-01-25 21:42:27 | Restaurant/Bar/Cafe
年に数回、発作が起こるんです。
鮨バカスイッチが入るといいますか・・・

ネットでいろんな鮨情報検索して、
行きたいお店とかがイマイチなかったりすると、
ちょっと何日かやり過ごしてなんとか発作治まることもあるんですが
今回はダメだった―

こちらのお店に行ってみたくて、さっそく予約して行ってまいりましたー





銀座の鮨よしたけさんご出身だそうで。
そんな人が札幌にお店出してくださるなんて

楽しみにして参りました

日本酒、メニューには4つぐらい載ってたかな。
その中から明鏡止水の純米吟醸をいただき、
おまかせコース、スタートです。


フグの白子の茶碗蒸し。
上には蕪のすり流し。
固まるギリギリの固さの茶碗蒸し。
サイコーです♪



金目鯛の昆布〆
昆布を煮出したお塩で。



水ダコの柔らか煮



蝦夷アワビ 肝のソースで。
蒸して置いてありました。



残った肝ソースにシャリをのせて混ぜていただく。
これはよしたけ方式ですね。



炙りシメサバ
皮目は藁で、身は炭で炙ってある…あれ逆だったかな?
ネギとニンニクの薬味とともに。



毛ガニと酢橘のジュレを和えて。
上にはイバラ蟹の内子。


ここから握りなんで、お酒違うのいただきました。
何かお勧めを・・・とお願いしたら、
メニューに載ってなかった
静岡の初亀の生酒を出してくださいました。

こちらではお猪口いくつかの中から好きなの選んでお酒飲めるんですよ♪


さて握りです。

ヤリイカ



ヒラメ



赤むつ(静岡)



ヅケ



トロの柵ヅケ



コハダ棒寿司 かんぴょうと大葉と茗荷をかませてある。



赤貝 
閖上だそうですが、のわりには弱かった・・・



ハマグリ 
柚子がきいてておいしい



甘海老 昆布〆



穴子



お味噌汁



玉子


以上でございました。

シャリはよしたけさん同様、赤酢でかための炊き加減。
ネタがやや厚めなのも同様。
ドライなガリとか、棒寿司が出るところとか、
お味噌汁とか玉子もよしたけ方式ですね。

ネタはねー、どうなんだろう。
美味しかったんですけどね・・・・
なんというか、惜しい感じ。
こちらでお店を出して半年。
まだ悩んでるのかしら、蝦夷前か江戸前か、とか。
お値段の設定とやりたい仕事とのギャップってあるのかもしれないし・・・。
(勝手な憶測
ネタとシャリの温度差もすこーし気になった。

一番印象に残ってるのはハマグリでした
おいしかったー

またお邪魔してみたいと思います。
ごちそうさまでした。

日本酒 龍泉 八重桜 特別純米酒

2015-01-24 22:39:16 | Sake
髪を切ってもらいに行ったら、
いつもお世話になってる美容師さんに飯寿司をもらったので、
日本酒を開けることにしました


龍泉 八重桜 特別純米酒

日本三大鍾乳洞のひとつ、龍泉洞がある岩手県・岩泉町のお酒です。
仕込み水は龍泉洞地底湖の水、
その他、原材料すべて岩手県産だそうです。

原料米:ぎんおとめ
精米歩合:60%
使用酵母:協会901号
日本酒度:+1
酸度:1.6
アミノ酸:1.6
アルコール度数:15度


せっかくだから、
岩泉と同じ、岩手県沿岸北部の窯、小久慈焼の酒器とお皿で

鮭とニシンの飯寿司とともに・・・。

お酒は、9号亜種酵母を使っているだけにフルーティな香り、
南部杜氏らしいお米の旨みたっぷりの味わい。
昔ながらの風味とすっきりとした余韻。
ぬる燗でもおいしいかも

ある日のランチ @ いつものフレンチレストラン

2015-01-24 15:36:56 | Restaurant/Bar/Cafe
この日はいつもお世話になっているラ・トルテュさんでデジュネ(ランチ)です。

こちらの、
とあるお料理とワインのマリアージュに感動したという、
とある人のお話を聞き、
無性にそれを体験したくなってしまいまして・・・


いつものようにお料理お願いして、
いつものようにオーナーソムリエさんおまかせで、ひと皿ひとワイン



そしていつものようにシャンパンとおつまみからスタート。
シャンパンの品種はピノムニエみたいです。



アミューズその①

蕪とホタテのムース、サフラン仕立ての泡のソース
鯛かぶらのホタテ版みたい。
おいしい



次のお料理に合わせてワインが登場。

アルボワ。
アルプスに近いジュラ地方のシャルドネ。
タップリしていて果実味と樽感のバランスがとても良いワイン。

さてお料理は、
アミューズその②

ポロネギと鶏肉のテリーヌ ビーツのピュレとバルサミコのソース
ポロネギ、久しぶりに食べた。
おいしーなー


なんか、
ホタテと蕪といい、アルボワのワインといい、ポロネギといい、
しばらく忘れていたものに出会った感じがして、
ここまででほっこり幸せな気分になってしまいました



お次は前菜。
ワインはこちら。

サン・ジョセフ 2010
ローヌのシラーです。
こちらに合わせるお料理はなんと牡蠣です!


牡蠣のコンフィ クスクスのサラダとタップナード

スモークされた牡蠣とシラー、
とっても素敵なマリアージュ


このワインとお料理は、当初、この日のお目当てでありました。
この話を聞いたときには、えー!面白そう!って思ったんですが、
よく考えたら、うん、合うだろうことは容易に想像できるね・・・という結論に達していて、
来店時にはもう一つの前菜のほうに興味が移っていたので、
この日はなんと、前菜2ついただくことにしました



楽しみなお料理に合わせるワインはこちら。

アルザスの希少品種、クレヴネール・ダイリゲンシュタイン。
作り手はジェラール・メッツ、リュット・レゾネ、2010年です。

この品種、なんだか聞いたことあるけど定かではなかったんですが、
いつぞやゲヴェルツがテーマのワイン会で作り手リエッシュのを飲んだことありました
あれはリエッシュ感が強すぎたんですが
こちらはたっぷりとしてピノグリっぽくてオイリーでおいしい!

そしてこれを合わせるお料理はこちら。

真鱈白子のフリット ジャガイモと真鱈の子、パセリソース

んもー、すんごいおいしかったー、これ
マリアージュもサイコーです



お次は、メインのお肉に合わせてこちらのワイン。

ブルゴーニュのアンヌ・グロが夫のジャン・ポール・トロとともに
南仏ラングドックルーションでミネルボワで作ったワイン。
品種はグルナッシュ、シラー、カリニャン。
2008ヴィンテージで、ようやくおいしく飲めるようになりました、とオーナーソムリエさん。
骨格がしっかりしていますが、
ラングドックにしては繊細でなめらかなワインです。

そしてお料理はこちら。

鴨胸肉のロティ 生姜のコンフィ、カルヴァドスのソース

間違いないです



デザート前のお口直し。

牛乳のシャーベット 胡椒風味の寒天と黒蜜
美味しくて、ペロリ



そしてデセール。

温かいチョコレートタルト ウヰスキー<竹鶴>のアイス

ほんのりウイスキー味のアイス、チョコレートと合いますよねー



そしていつもの小菓子セット。

マカロンのお勉強も抜かりなく


大満足のデジュネでしたー
美味しいものを頂くと、いろいろインスピレーション湧きますねー。
お料理とかワインとか、
またおうちでも頑張ってみようかなーという気持ちが沸いてきます

いつもインスパイアいていただいてありがとうございます。
またお願いしますー