Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

ワイン仲間とランチ会

2012-09-23 23:55:23 | Wine
9月末の日曜日。

いつものワイン仲間とのランチ会です。

イタリアンのミア・アンジェラさんにてワイン持ち込みで。
ワインは「お家にある、なかなかさばけないワイン」

あるある、買ったはいいけどなかなか飲む機会なくて放置されてるやつ。

今回わたくしはこれ持って行きました。

ブッチ ヴェルディッキオ・デイ・カスティリ・ディ・イエジ 2005

2007年ころに買って飲む機会を逸しておりました。
ほんとはこんなに長く置くワインじゃありませんから
どうなっていることやら・・・・

案の定、色もすごく濃いしちょっと酸化してました
でもこの日唯一の白ワインだったこともあり、
みなさん飲んでくださいました


みなさんが持って来てくださったのはこちら。


丹波ワイン スパークリング・サペラヴィ 2011

京都で栽培したグルジア原産のサペラヴィという品種を100%使用しているそうで。
そんなのあるんだ・・・・
濃厚でおいしかったです。



宝水ワイナリー レゲント 2009

北海道のワイナリーのドイツ品種・レゲント。
こちらもなかなかの変わり種
これもおいしかったです。
日本のワイン、ちゃんと勉強しなくっちゃねー。



2007 Grunbacher Klingle Dornfelder QbA Trocken - Weingut B. Ellwanger

ドイツ・ヴュルテンベルク州のエルヴァンガー醸造所のドルンフェルダー。
けっこう辛口のドルンフェルダー。うまい。



シャトー・ド・カンテランヌ 1995

南仏のコート・ド・ルーションのワイン。
残念ながらブショネでした



こんなアイテムを飲みながらのランチタイム。


前菜のサラダとフォカッチャ。


砂肝のパスタ。


あれ、この魚なんだっけ


ドルチェはなにやらティラミス風の・・・・(スミマセン)



ワイワイと飲んだり食べたりしゃべったりしてランチ終了。



おりしも9月14-30日は毎年恒例の「さっぽろオータムフェスト」開催中でしたので、
行ってみよー!ってことで
会場の大通公園へ。



























すごい人ですねー。
賑わってますねー。

さっぽろオータムフェストは、
こんなふうに、
北海道の各市町村、札幌市内のあの店やこの店が出店して、おいしいものを頂いたり、
いろんな食に関するイベントがあったりする
大規模な収穫祭的イベントです。

北海道は幸せだなーってしみじみ思います。


さてわれわれも2次会と行きますかー!











こんな感じで夜も更けて、
お腹いっぱい胸いっぱいの
楽しい秋のひとときとなりました。

ご一緒いただいたみなさんと北海道の恵みに感謝です






自然がいっぱい!北リアスの旅 ⑭ 山田町から大槌町、釜石へ・・・

2012-09-17 23:58:23 | Travel
さてまたまた45号線に乗って南下します。

山田町を抜けて大槌町へ。
吉里吉里にあるお気に入りのカフェに行ってひと休みしようかなーって。


波板観光ホテル。

これは壊すのかな、再開するのかな・・・・。


お気に入りのカフェ&バー アペ。

閉まってました


せっかく降りたので裏の天照御祖神社に行ってみました。







復興を祈りました。


ここにも庚申塔がありました。


そして子宝祈願なのかこんなのも


吉里吉里も相変わらずなーんにも無いまんまです・・・・。



またゆっくり来ますねー。


で、釜石方面へ。


片岸や寺前あたりの瓦礫の山を通り過ぎて・・・・









釜石市街の青葉仮設商店街へ。

こちらで毎度おなじみのお買いもの済ませて、


さあて、盛岡に戻りますかー!


2時間弱くらいで盛岡到着。
そして晩ごはん食べに伺いましたのはこちら。



イタリア小料理屋 イル・コンプレアンノ。

妹と今回の北リアスの旅の総評(笑)をしつつ、
おいしいワインとお料理に舌鼓。

こちらは写真禁とのことでしたので
忘備録的に文字でご紹介。

ワインはピエモンテのアルネイスやバルベーラをバイザグラスでいただきました。
スペインの赤ワインも。
ビエルソのメンシア。
最近あちこちで飲みますねー。
勉強しなきゃ・・・・。
お料理は前菜盛り合わせ、ヴェネト州の郷土料理のレバー煮込み、自家製サルシッチャ
などをいただきました。
ワインがお好きな常連(?)さんにワインのおすそわけもいただきました。
オルトレポ・パヴェーゼの赤。
面白そうなワインがたくさんありそう。
今度はボトルで飲みたいな。


ということで、
北リアスの旅、終了です。

津波の被害がそのままのところも多く、
もっともっと注目されてもよいのではないかなと思いました。

観光資源が豊富で、今回いろんな体験ができて楽しかったです。
おいしいものも多かった。
泊まるところが確保されればもっと楽しめるんでしょうね。

今度は三陸鉄道にも乗ってみたい!

また行きたいなー、北リアスのあちこち。

お天気にも恵まれ、たくさんの出会いと体験をさせていただき、
こうして皆さんにご紹介できたことに感謝です。

すこしでも多くの人に
東北の被災地の状況に興味を持っていただけたらなと思います。


おわり。

自然がいっぱい!北リアスの旅 ⑬ 山田町のお祭り

2012-09-17 23:58:04 | Travel
山田町の市街地に向けて国道45号線を南下します。


県立山田病院の仮設診療所を通り過ぎ、



山田湾が見えました!



この養殖いかだを見ると山田に来たーって思います。


建物が流されてしまった海沿いの道を通って、





お祭り開催中の大杉神社に着きました。








山田のお祭りは、
1日目に山の神様八幡宮、
2日目には海の神様大杉神社と続きます。

八幡様の暴れ神輿は、お神輿のあとに神楽、虎舞、鹿舞、八木節がつづく、
見どころいっぱいの山田大パレードになるそうです。
翌日の大杉様の暴れ神輿は、最後には海に入る豪快なもの。
今年はまだ海に入るところはやらなかったみたいです。

もうお神輿は終わって地元の皆さん盛り上がっておられました。


今度は2日ともしっかりお祭りを見たいですねー。


陸中山田駅(跡)前の「復興山田がんばっぺし祭り」のイベント会場に移動すると・・・

すごい人!
ちょうど美川憲一ショーが終わったところでした。










30度を超える猛暑の中、皆さんお祭りを楽しまれているようでした。

美川憲一ショーのあとは大槌の虎舞。







なんか経済活動を・・・と近くの仮設商店街行きましたが、
みなさんお祭り行かれているのでしょうね・・・・。

どこも閉まっていました。

少し歩いてみます・・・。



陸中山田駅跡。





大きな被害があった山田ですが、
お祭りで皆さんが集まっていてよかったです。


さて少し離れた道の駅やまだに向かいます。


途中の瓦礫置き場・・・・。





4月に来たときよりもだいぶ減りましたね。
よかったよかった。
この瓦礫が無くなって、
この土地が復興のために有効活用されるといいですね。


道の駅やまだ。


何か経済活動を・・・・って思って、
わかめソフトとか食べようかと思ったのですが、
お腹がいっぱいで食欲ゼロだったので、
お土産だけ買いました。

前も買った、海藻の佃煮です。


当初の予定ではここから宮古に戻って国道106号線を通って盛岡に戻ることになってましたが、
ここまで来たら大槌と釜石経由で戻ろうってことになって、
またまた国道45号線南下です。


つづく。

自然がいっぱい!北リアスの旅 ⑫ 宮古市街へ戻って経済活動。

2012-09-17 23:55:48 | Travel
さて、浄土ヶ浜から、
魚市場のある港町方面に抜けます。




まだまだ散らかってますね・・・・。






そろそろお昼ごはん。
またお寿司食べることにしました。


すし屋魚正さん。

大きな津波被害があった魚市場にほど近い立地。
震災前と同じ場所で営業されています。

2階の天井まで浸水し流されてきたものや泥やなんやでぐちゃぐちゃでしたが、
建物はなんとか残ったので、
同じ年の7月には再建して営業再開したそうです。




復興応援なんとかっていうセットを頼みました。

ころんとしててかわいい握りでした。

練りワサビが使われててツンとし過ぎて残念でしたが、
ネタは美味しかったです。



腹ごしらえのあとはショッピング。


道の駅みやこ

閉鎖中です。


おとなりにある広域総合交流促進施設、シートピアなあど。

仮設店舗で今年の3月から営業再開しています。


あちこち見てまわりましたが、これを購入。

すりこ木。
野田で買ったすり鉢といいペアになると思って。
いいモノ見つけたー



移動カフェがありましたのでティータイム。






さて少し宮古の街を巡りましょう。

駅前

浸水していますがすっかりきれいになっています。

宮古市役所近くの国道106号線。


有名なこの画像の場所です。

閉伊川をさかのぼって堤防を越える黒い津波(参考画像)


閉伊川



JR山田線、閉伊川鉄橋は壊れたまま・・・・。




さて、またまた45号線を南下。


壊れた堤防。



宮古市の津軽石地区も大きな被害が出ました。

津軽石川の水門。


閉鎖中の津軽石駅。


いまはバスが代行運転しています。



お祭りの山車とすれ違いました。



さて、お祭り開催中の山田町に向かいます。


つづく。

自然がいっぱい!北リアスの旅 ⑪ 宮古市街地、田老地区、そして浄土ヶ浜。

2012-09-17 23:54:07 | Travel
北リアスの旅、3日目の朝。

ホテルでビュッフェスタイルの朝ごはん。


そして
さっそく出かけました、宮古市内散策。

軽く市街地めぐってから、
少し北上して田老地区、浄土ヶ浜、
そしてまた宮古市街地という作戦です。


まずは一晩お世話になったホテル近江屋周辺。

全面オープンにはもう少しかかりそうです。

市街地のホテルもまだまだ再開していないところが多く、
宮古とそこから北はあんまり被害が無いなんてひどいいわれようだなあ・・・
なんて思ってしまいます・・・・。


ホテル周囲には基礎だけになった民家や1階が抜けちゃっている建物も。



ホテル周囲の瓦礫置き場・・・。





ホテル向かいの市民文化会館もまだこんな状態・・・・。




さて、田老地区に向かいましょう。


宮古市田老地区(旧田老町)は、
明治、昭和の津波ほか、過去に何度も津波の被害を受けています。

その教訓から、防災の町宣言をして、
スーパー堤防を有するほか、過去の津波経験者の語り継ぎや避難訓練も徹底し、
昭和35年のチリ地震津波では被害が出なかったことで有名でした。


田老のスーパー堤防。
チリ地震のときはこのXの形状で津波から町を守ってくれました。




堤防にはこんなふうに記してあったんです・・・。

しかし、この度の大津波はこのスーパー堤防を超えて街を飲み込みました。




田老総合事務所(宮古市役所田老支所)。

ここも浸水して、手すりが曲がってます。


もう少し高いところにのぼってみます。

常運時。





堤防がエックス型になっているのが少しわかりますね。




さて、堤防の近くに行ってみましょう。

上ってみた。



ちょうどエックスのクロス地点。

南側の堤防は残っていますが・・・・

北側の海に面する堤防は破壊されています。



大破です。
あの津波の威力・・・・。

それでもこの2重の防波堤が
ある程度は津波の力を弱める効果があったということが分かります。

反面、
この堤防があるから大丈夫と過信して避難が遅れた人とか、
停電で情報も得られにくい中、
この堤防のせいで津波が来ていることを目視できず逃げ遅れた人とかもいたそうです。

賛否両論の中、
田老はまたこの堤防をさらに強化して作ることにしたそうです。


三陸鉄道がのどかに走る町。

人々が安心して暮らせる日が早く来ますように。





田老地区をあとにして、
宮古随一の観光地、浄土ヶ浜へ。











浄土ヶ浜とはよく言ったものです。
「極楽浄土ってこんな感じかもなー」ってホントに思っちゃいます(笑)

そんなところでも津波はやってきて爪痕を残していきました・・・・。



それでも連休ということで、
たくさんの人が訪れてくれていて、
よかったなーって思いました。



さて、浄土ヶ浜でしばしのんびりして、
そろそろ宮古市街に戻ります。


つづく。

自然がいっぱい!北リアスの旅 ⑩ 宮古の夜

2012-09-16 23:53:16 | Travel
北リアスの旅、
アドベンチャーいっぱいの濃厚な2日目の最終目的地は宮古です。

明日またゆっくり来るからねーと田老地区をスルーして
宮古市街地方面へ。

宿泊は市街地から少し離れた磯鶏駅近く、
津波の被害でまだ1階部分が工事中のホテル近江屋さん。
エレベーターも奥の業務用を使わせてもらう感じでした。

お部屋はこんな感じ。


もう布団敷いてあるし思う存分宮古ナイト満喫だー!
と、タクシーで市街地に向かいました。



ちょうどこの日は宮古のお祭り!










山車も出て、さんさ踊りもあって、皆さん楽しそうでした。
もっとゆっくり祭りムード満喫したかったのですが、
晩ごはん処を予約していたのでそちらに向かいました。



晩ごはんはお寿司です!

よし寿司。

津波で1メートルぐらい浸水したそうですが、一部改装して、
その年の6月くらいから営業再開しているようです。

カウンターに座らせてもらったので、
まずは切ってもらってお寿司もおまかせでいこうかなと。


刺盛り。
秋刀魚美味し!
ホヤも!

日本酒は地酒男山。


握りはおまかせで10貫ぐらいお願いしました。


もう少しお腹に余裕があったので小肌を追加。


お吸い物と・・・


デザートがついてきました。



お寿司、かなり満足しました。
まあ仕事している系ではないのですが、
シャリとネタのバランスよく、とてもおいしくいただきました。

お値段も人気店なのにビックリするほどリーズナブルでした。



さてもう1軒


2次会は、La Tacheさん。
フレンチカフェバーというか、ビストロというか・・・。




お料理も興味津々だったのですが、
お腹いっぱいだったので、
まずワイン。


フランスのシュナンブランというブドウを使った自然派ワイン。
おいしい。


そして別腹満たしに・・・・

こんな大きいと思わなかった!
けどおいしく完食いたしました



あー楽しかった。

なんか今回は駆け足だった宮古ナイト。
次回はもう少しゆっくりいろいろ味わいたいなー。


ということで、2日目終了。

ホテルに戻って爆睡です


つづく。

自然がいっぱい!北リアスの旅 ⑨ 岩泉町・龍泉洞へ

2012-09-16 23:51:41 | Travel
やってきました、龍泉洞。



国指定天然記念物・日本三大鍾乳洞です。
ちなみにあと2つは秋芳洞(山口県)と龍ヶ洞(高知県)です。


昭和13年に「岩泉湧窟およびコウモリ」が国指定天然記念物となり、
昭和42年に「龍泉洞」と改名されたそうです。


今も調査が進められていますが、
総延長は5000メートル以上と推測され、
現在わかっているところは約3500メートル、
その中で公開されているのは700メートルだそうです。


妹は子供のときに親と一緒に来た記憶があるらしいのですが、
わたしは来たかなあ・・・。
定かじゃない。

まあいっか!



新鮮な気持ちで、さっそく行ってみましょう!



























こんな感じで変わった形の鍾乳石の岩や地底湖を見てまわります。


第三地底湖は水深98mだとか。

でも写真だと分かりづらいですねー。



やはり涼しい・・・。
湿度95.9%って・・・・!



深ーい!



高ーい!








次は龍泉洞新洞の科学館へ。


入ってすぐに鍾乳石の石筍(せきじゅん)の断面標本など、
勉強になる展示物。



おー。これこれ、石筍。





こちらはつらら石。



上と下が繋がっちゃってるヤツ。



すごーい。
新道のほうが勉強になって楽しかったー。


もう暗くなってきた!
今夜は宮古泊。
急ごう!



岩泉では龍泉洞以外に経済活動してないな・・・
と、申し訳程度に龍泉洞のおいしい水を購入して、
岩泉をあとにしました。

また今度ゆっくり来まーす、岩泉。
で、
お隣の宮古市へ。



つづく。

自然がいっぱい!北リアスの旅 ⑧ 田野畑~岩泉町の小本地区へ

2012-09-16 23:49:45 | Travel
羅賀港をあとにしまして、
少し内陸に入った田野畑駅にて軽くおやつタイム。

ここも浸水はしているみたいですが駅舎が壊れるほどではなかったみたい。

かわいい駅ですよね。
正式名称は「カンパネルラ田野畑駅」
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の登場人物の名前が由来。


三陸鉄道には他にも賢治の童話由来の駅名があったりするのです・・・・。


たとえば一つ南にある「カルボナード島越駅」
童話「グスコーブドリの伝記」のなかの火山島の名前だとか。
あ、この童話は最近アニメ映画になりましたね。
小栗旬が声優やったりして・・・・。


話それましたが・・・
震災前の島越駅はこんな感じ。
参考画像
かわいいー。


でも津波で駅舎の姿は無くなりました・・・・。

参考画像(2011年6月)

現在三陸鉄道北リアス線(久慈~宮古)は、
この島越駅以外は全部復旧して、
この部分だけはバスでの代行移送となっています。


というのも・・・・

この高架橋が崩落してしまっているので、
線路が通せないのです。


なんとか2014年の全面開通を目指しているのだとか。
その日を楽しみにしています!




さて少し内陸に向かいます。



途中、田野畑の高台移転予定地という看板が立ててあるところを通りました。

森林が伐採され宅地造成が始まっています。
被災地の中でも田野畑は早いほうなのではないでしょうか。

全く話が動いていない地域も多いし、
移転先の候補に挙がった土地で縄文遺跡が見つかったりして
なかなか移転先が決まらないところも。

早く皆さんが落ち着いた生活を取り戻せるといいですね・・・。


さて、内陸を通る国道45号線に出ました。



目的地はここ。

道の駅たのはた。


ここでがっつり経済活動という名の腹ごしらえ(笑)


鴨だしラーメン。
田野畑といえば鴨が有名ですから。

途中からこの味噌を入れて食べると2度おいしい!



そして

たのはた牛乳とたのはたミルクソフト。
濃厚濃厚!
しっかし、この旅で何回ソフトクリーム食べるんでしょう(笑)


この道の駅の近くにある思惟大橋・・・。

高さ120m、長さ315mは逆ローゼ橋(構造名)としては全国有数の規模を誇るとのこと。

この橋が架かる山々には
思案坂とか辞職坂とか面白い名前の坂があります。
昔、田野畑へ赴任してきた役人や教師たちが、
あまりの道の険しさに、このまま行こうか、それとも引き返そうかと思案したという「思案坂」。
そして何とかそこを通過した者も、
その先に待ちまかえるさらに深く大きな沢を見て、
ついには職も投げ出して帰ったという「辞職坂」…。

田野畑の人たちは昔から厳しい環境の中で生活しているのですね・・・・。


さて、
おなかも落ち着いたところで、
思惟大橋を渡り、またまた南下します。



そして隣町の岩泉町へ。
ここでのメイン活動は有名な「龍泉洞」を見ることなのですが、
そのまえに同町で唯一津波の被害を受けた小本地区へ。


実は仕事上担当しているおばあちゃんがこの地区出身で、
震災の少し前に北海道にいる娘さんのところに引っ越したので、
自分の家がどんなになっているかわからない・・・というので、
ついでにちらっと見てきてあげるってことになっていたのです

交番に行って事情を話したら親切に場所を教えてくださいました。
おばあちゃんの家、浸水域ではありましたが無事でした。
よかったよかった・・・・。



任務遂行し、
小本地区をあとにして内陸の龍泉洞へGO!


つづく。

自然がいっぱい!北リアスの旅 ⑦ サッパ船アドベンチャーズ

2012-09-16 23:43:45 | Travel
サッパ船アドベンチャーズは、
海底隆起や火山活動による地層が波に削られた、美しい北山崎の断崖絶壁に
海から小さな漁船で近づいていけるツアーです。

出港する羅賀漁港に到着しました。


ここもけっこう壊れてますね。
ホテル羅賀荘も津波で壊され復旧工事中です。


受付を済ませて、しばしのんびり。



お天気最高。サッパ船日和です!

そろそろ出港の時間。


わたくし以前はスキューバダイビングなんかもやっていたので
こういう船に乗るのも問題なし。
でも船酔いとかしやすい妹はギリギリまで「やっぱり行かない」って言おうが迷ったみたいですが、
意を決して一緒に乗船(笑)

何組か船をシェアすることもあるみたいですが
今回もまた私達のみで貸切。
やったー。


壊れた堤防の間の抜けて、

いざしゅっぱーつ!

船長さんがいろんな岩や浜の説明してくれるので、それを聞きながら進んでいきます。



幕末の箱館戦争。
海上で新政府軍に追われた旧幕府軍の乗組員たちは
田野畑のこの浜に船を座礁させ船を焼き、
乗組員が皆死んだと見せかけてこの断崖絶壁を上って逃げたそうです。




いろいろ岩の名前がついてて船長さんが教えてくれるんですが
忘れちゃいました・・・。












別のサッパ船が戻ってきましたー。


















大迫力!
すごい楽しい!




机浜。

震災前、ここには大小25もの漁師番屋があり、
水産庁指定の「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選ばれていました。

震災前

震災後

観光客が番屋に泊まって漁師体験、みたいなこともやっていたとか。

この机浜の番屋を再生しようというプロジェクトもあるようです。


ひっくり返った机浜の堤防・・・。



おーこれはさっき北山崎で見た岩ですね!


船長さんが写真撮ってくれました。


正直岩とかいって、ここをうまく通れたら正直者の証だとか・・・。





おおー通った通った!
大迫力ですねー。



さて、
次は青の洞窟へ。
太陽の角度の問題で午前中のほうが海の色が真っ青に見えるらしいのですが・・・







あーやっぱりもう2時くらいだし、
イマイチきれいな青は見えませんでしたが、
洞窟内に入るのは迫力あって楽しかった!









ウミウが羽を休めています。



高さ約200メートルの一枚岩。

登りたい・・・なんてね。



また来たトンネル!





するりと通り抜けました。
船長さんかっこいいー。





はい、北山崎の展望台があるのはこの上です。

さっきはあの上から見下ろしていた海に
今は船で浮かんでいるんだー・・・・。


さて、方向転換して出発点の羅賀まで戻ります。



途中、何か大きな魚に襲われているのか、
小サバの群れがピチピチと水上に跳ね上がる光景・・・・。



もう一回記念撮影。

まだまだ元気なわたくし、
ちょっとお疲れ気味の妹(笑)


名残惜しいですが、戻りましょう・・・・。



羅賀港近くの地層を眺めつつ・・・・。



戻ってきました。



あー楽しかった。
チョー楽しかった。

また昔やってたダイビングとかシーカヤックとかそういうのやりたくなっちゃったなー。
あーでもそういうのはもうちょっと年取ってからでもできるから、
まずはトライアスロン再開できるよう頑張ります

お天気にも恵まれてとってもすばらしい体験となりました。
またやりたーい!
サッパ船アドベンチャーズ。


さて次は、田野畑の道の駅で経済活動へ。


つづく。



自然がいっぱい!北リアスの旅 ⑥ 野田村から普代村、田野畑村へ

2012-09-16 23:38:40 | Travel
さて北リアスの旅2日目。

宿を出まして、
野田の市街地をまだゆっくり見てなかったなーってことで行くことにしたんですが、
その前にちょっとこちらに立ち寄りました。



野田村の被災者たちが手作りの木工品を作成している工房です。


津波で倒れたクロマツを加工しているのですね。


小物から中物までいろいろ。
道の駅で売ってましたね。

なんか生活用品なんか作ってもらえたらもっと売れるのかもなーなんて思ったり。


さて山間部を抜けて野田市街地へ。


まずは愛宕神社へ。





お参りしました。




神社がある小山から眺める野田の町並み。


そして参道に市場が出てましたので味噌焼き豆腐買いました。



おいしかった。
この辺りはお豆腐も有名なんですよね。


近くには仮設商店街もありましたよ。




野田村の最後は、
昨日は工事車両たくさんいたため遠くから見るだけだった、
十府ヶ浦海岸の小豆浜に降りてみることにしました。



この日は日曜日で工事車両も少ないので。



入り組んだ地形の多い三陸海岸では珍しい3.5キロにもわたる緩やかな弧を描く海岸。
紫色の小豆大の小石を含む小豆砂の浜です。





はやく近くの瓦礫の山が無くなって、美しい海岸が戻ることを祈っています。


ではまた会う日まで。元気でね、野田村。




さて、
45号線を南下してお隣の普代村へ。


北緯40度っていうのが普代の代名詞。

普代村の市街地も浸水はしていますが今はきれいになっています。


水門が効果を発揮して、住宅地の浸水被害はゼロだったようです。

前から不思議だったんですが、
こんなに統併合が進む中で普代村が村のままでいられるのは、
なにがここを潤しているんでしょう・・・。
って失礼な疑問かしら(笑)

役場だってこんなに立派だし。




被害が大きかった漁港付近に行ってみました。





漁業が盛んなので、漁協施設の被害は村の経済に大きな影響を与えたでしょうね。



港近くに仮設の飲食店街。


経済活動したかったんですが、メニューががっつり食事系のみだったので困って、
食堂のおばちゃんに事情を話したところ、
「アイスあるよ」って。


おー!これ知ってる!
手造りのアイスキャンディーね。
よかったー、普代村名物で経済活動できて。


おいしかった、懐かしい味。



食堂で集っていたおじさんたちに勧められて、
普代村の黒崎灯台にも行ってみました。


日本の灯台50選にも入っているとか。


北緯40度のシンボル塔も。


今回は駆け足でしたが、普代村、いつか満喫したいと思います。




そしてさらに南下して田野畑村へ。

まずは田野畑村の景勝地、北山崎を散策しました。





駐車場からてくてく歩いて眺めのいい展望台へ。


わー。すごい。
浸食した岩や崖がかっこいい!


さらに第2展望台へは急な階段を上ったり下ったりです。


よいしょ、よいしょと歩いて着きましたー。

第2展望台。


わー。
さっきより迫力あるー!
リアス式海岸って感じ(笑)


よーくみると、
小舟が岩場をスイスイと・・・。

あ、あれはもしや、
私達がこれから乗る「サッパ船アドベンチャー」!

楽しそう!

ということで、
北山崎をあとにしました。


おっと、小さな経済活動も忘れずに・・・。

田野畑の牛乳も濃くておいしいので有名。
ここではその飲むヨーグルトを。
うまーい!


ではでは、サッパ船乗り場に向かいましょう。


つづく。