Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

京都で紅葉狩り ⑯ 光明寺 

2012-11-27 23:38:14 | Travel
さて京都の旅の最後に、
JRとバスを乗り継いで訪れましたのは光明寺。



正式名称は報国山光明寺。

西山浄土宗の総本山です。

浄土宗の開祖、法然上人が初めて念仏を説いた旧跡に
「平家物語」にも出てくる熊谷次郎直実が出家して
念仏三昧院を建てたのが始まり。

ご本尊は阿弥陀如来。



紅葉の参道が有名です。
この時期だけ入山料がかかります。


まずは総門から入り表参道を上がります。










お御影堂から入り、
釈迦堂(方丈)と方丈庭園の信楽庭を拝見しました。





中ではいくつかの宝物も拝見できました。


光明寺の境内は広く、まだまだ見どころ満載なのですが、
人が多いし時間も無いしで
建造物はまたゆっくり見に来ることにして、
あとは紅葉の参道を下って行きます。















赤や黄色や緑が入り混じって見飽きませんね!


さて、またバスに乗って駅へ。
そしてJRで関空に向かいました。


北海道が猛吹雪ということで、
帰りの飛行機は遅れるであろうことは予測していたのですが、
結局トータルで3時間ぐらい空港にいたかな


お腹が空いたので、京風ネギ焼きモダンで腹ごしらえ。


そのあとピーロートというワインの輸入業者がやってるワインバーで時間つぶし


そしてやっと搭乗。



最終日は時間に追われてなんだかもったいなかったなー。

でもなかなかこんなハイシーズンに来ることはないと思うので、
紅葉満喫しました。


ずいぶん安く行けるようになった京都。
こんどはお気に入りのお寺をゆっくり見るような旅をしたいですね。


おわり。

京都で紅葉狩り ⑮ 東福寺

2012-11-27 23:37:26 | Travel
イチョウ並木をバスで通り抜け・・・・



東福寺にやってまいりました。




人の流れに付いて行ったので、
イマイチどこから入ったかとか定かではないのですが、
たぶん日下門から入ったと思います。



正面に本堂が見えます。



通天橋へつづく回廊。



東福寺は臨済宗の総本山。


鎌倉時代に建立されました。

当時の仏殿本尊の釈迦仏像は15mもの大仏像で、
新大仏寺の名で喧伝され、
足利義持・豊臣秀吉・徳川家康らによって保護修理も加えられ、
東福寺は永く京都最大の禅苑としての面目を伝え、
兵火を受けることなく明治に至りました。

しかし明治14年に惜しくも仏殿・法堂、方丈、庫裡を焼失。
昭和に再建されました。

境内も広く、25もの塔頭があり、
わが国最古最大の建造物もあって見どころ満載。


なのですが、
私には残された時間が少なかったので
今回はこの時期しか見られない紅葉と特別拝観に絞ってみることにしました。



紅葉の名所の通天橋は後回しにして、
特別拝観の龍吟庵へ。



龍吟庵は東福寺塔頭のひとつ。
第三世住持・大明国師の住居跡です。
方丈は現存最古の方丈建築(室町時代作)で、国宝です。


表門(重要文化財・桃山時代)



方丈(国宝・室町時代)

中央に掲げられる扁額の「龍吟庵」の文字は
足利義満の筆だそうです。


庭園は昭和の作庭家・重森三玲によるもの。


南庭「無の庭」



西庭「龍の庭」



東庭「不離の庭」


室町時代の建造物、しかも国宝に上がることができるなんて
贅沢な体験です・・・・。




さて今度は東福寺の方丈を拝見します。


庫裡から入っていきます。



方丈。




方丈庭園は重森三玲によって昭和13年(1938年)に作庭。
釈迦成道を表現し、八相の庭と命名されています。

方丈を囲んで四方に配されています。


南庭と唐門。


唐門は昭憲皇太后(明治皇后)の寄進とかで
表から見ると菊の御紋と素晴らしい彫刻が。



東庭



西庭



北庭



方丈から紅葉の名所の通天橋が見えます。


すごい人ですね




さてそれではその通天橋に行ってみましょう。





素晴らしい紅葉・・・・。



さっきまでいた方丈が見えます。





通天橋を渡り終え、少し境内を散策。










紅葉のじゅうたんがすごい!



さて、駆け足ですが東福寺をあとにします。


駅に向かう途中でおやつタイム。

焼きもちはこの辺りの名物らしい・・・。
まあヨモギ大福を焼いただけなんですが。
おいしかったでーす。


これから京都駅で荷物を取って、
長岡京にある光明寺に向かいます。


つづく。


京都で紅葉狩り ⑭ 南禅寺

2012-11-27 23:34:47 | Travel
鹿ケ谷通りを南下して南禅寺に向かいます。



南禅寺大寂門。







三門に着きました。



楼上を拝観します。



内部には宝冠釈迦座像ほか、たくさんの仏像と位牌が並んでいました。
徳川家康の位牌も含まれています。


三門楼上からの景色。









さて下に降りて法堂へ。


正式名称は瑞龍山太平興国南禅禅寺。

臨済宗南禅寺派の総本山。

法堂内の中央にはご本尊の釈迦如来、
右側に獅子に騎る文殊菩薩、左側に象に騎る普賢菩薩が安置されています。



水路閣。





琵琶湖疏水の分線(蹴上以北)にある水路橋で1888年(明治21)完成。
南禅寺境内を通過するため、周辺の景観に配慮して田辺朔郎が設計、デザインしたそうです。
レンガ、花崗岩造り、アーチ型橋脚の風格ある構造物で、
静かな東山の風景にとけこんでいます。



南禅院。





亀山天皇は正応2年(1289)離宮で出家して法皇となられ離宮を寄進しましたが、
ここはその離宮の遺跡であり、また南禅寺発祥の地です。

庭園が公開されています。
当時のおもかげを残した鎌倉時代末の代表的池泉回遊式。
作庭は亀山法皇ともいわれ、
早くから京都の三名勝史跡庭園の一つに指定されています。

池の周りをくるりと散策しました。



次は国宝の方丈に上がります。


方丈庭園

小堀遠州作と伝えられ、江戸時代初期の代表的枯山水庭園です。


如心庭  

心の字形に庭石を配した枯山水の石庭で、
解脱した心の如く落ち着いた雰囲気の禅庭園。


六道庭

「如心庭」が解脱した心の庭であるのに対し、
この「六道庭」は六道輪廻の戒めの庭です。


もみじに囲まれた茶室





方丈ではこのほか、美しい襖絵など見ることができます。



浄土宗のあでやかな伽藍もステキですが、
禅寺の質素な建物に紅葉という色が付いた感じがまた
心を落ち着かせてくれますね。


さて、
ここから先に紹介した清水寺成就院に行きまして、
そこからバスに乗って
これまた紅葉で有名な東福寺に参ります。


つづく。

京都で紅葉狩り ⑬ 永観堂

2012-11-27 23:34:00 | Travel
永観堂へ。



正式名称は、聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺
第七世法主永観律師にちなみ永観堂と通称されます。

宗派は浄土宗西山禅林寺派。

ご本尊は、みかえり阿弥陀像。


紅葉の参道を歩き、



中門を抜け、




諸堂入口からお寺に上がって長い回廊を歩きながらあれこれ見て歩きます。



唐門。

天皇の遣いが出入りするときに使われた勅使門。









ちょうど寺宝展が開催されていて、
国宝の絹本着色山越阿弥陀図ほか、
絹本着色伝釈迦如来像(重文)、
絹本着色十大弟子像(重文)、
絹本着色釈迦十六善神像(重文)など拝見しました。

「山越阿弥陀図」は特に美しく、しばし見入ってしまいました。



さて阿弥陀堂です。



ここではご本尊・みかえり阿弥陀像を拝見します。

<参考画像>

この阿弥陀様には言い伝えがあります。

あるとき永観律師が、阿弥陀如来像の周りを行道念仏していると、
阿弥陀如来が壇を降りて永観を先導するように行道された。
驚いた永観が足を止めると、
阿弥陀如来は振り向きざま、「永観遅し」と言われたという。

その永観律師を励まされたお姿のままの像が「みかえり阿弥陀」なのだそうです。

そのお姿はわたしたちに
遅れるものを待つ姿勢、
思いやり深くまわりを見つめる姿勢、
自分自身をかえりみて人々とともに正しく前へ進む姿勢を
教えてくださっているのだそうです。

本当に慈悲深いお顔をした阿弥陀様でした。

阿弥陀堂全体に施された極彩色の花や天女の絵や装飾も素晴らしかった。


阿弥陀堂外観。



さて少し「もみじの永観堂」を散策です。








京都の街が一望できるという多宝塔へ。




もう少し時期が早かったら真っ赤だったかもしれませんね・・・・。



うっすら虹がかかってました・・・。


さて、朝ごはんも食べていなかったので少し休憩。



ぜんざいをいただきました。








さてもみじの永観堂をあとにして、
次はお隣の南禅寺へ。


つづく。

京都で紅葉狩り ⑫ 清水寺

2012-11-27 23:32:59 | Travel
京都3日目は

でもむっちゃ寒い!

朝早く宿をチェックアウトして京都駅へ。





荷物をロッカーに入れて、向かいましたのは、


清水寺。

茶わん坂をテケテケ早歩きで上ります。

朝早いせいか人が少なくて動きやすーい!

拝観料払って本殿へ。




ここでも東北へのお言葉が。




正式名称 音羽山清水寺。
宗派は北法相宗。御本尊は十一面千手観世音菩薩。


京都観光といえばここ!って感じですよね。

私も3回目カナ。

観光客が多いためかこんなものまで。

携帯充電スポット。
ちょっと興ざめ



お参りをして、境内散策。



ここの紅葉はちょっとピークを過ぎたかなってかんじ・・・。


















清水寺の塔頭、成就院の特別公開も見たかったんですが、
10時からということでまだ時間があるので、
いったん清水寺を離れて、永観堂と南禅寺へ。


そして11時頃にまた清水寺に戻ってきました。
今度は清水道から。


さっきとはうって変わってすごい人混み!

そこから少し離れて成就院にむかいます。




成就院は清水寺の塔頭の一つで、
応仁の乱の兵火によって焼失した清水寺を再興した
願阿上人(がんあしょうにん)の住房として造られたのが起源。

成就院の庭園。

相阿弥作・小堀遠州の補修とも、松永貞徳の作とも伝えられる借景式・池泉観賞式の庭園で、
「月の庭」と呼ばれる国指定の「名勝」。

しばし座ってお庭を眺めます。


さて、次に行きますか。




清水道は長いし人混みがすごかったので、
今度は茶わん坂を下ってみることにしました。


ほとんど人がいません(笑)

途中、何軒か焼き物やさんに立ち寄りました。
ステキな清水焼の酒器があって、買うか迷いましたが、
今回はやめておきました(笑)

そういえば前日も哲学の道付近で漆の器を危なく買ってしまうところでした・・・(汗)


もうお昼どき。
茶わん坂で並んでないうどん屋さんがあったので入りました。



きつねうどん。

甘く煮たお揚げがおいしかったー。


つづく。