Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

最近の晩御飯たち

2013-02-27 22:20:04 | Food
八戸の駅で「八戸ブイヤベースフェスタ」のポスター見てから
ブイヤベースが食べたくてしょうがなかったので、
ある日突然作りました。

ムール貝は殻つきじゃないし、
えびは頭付きじゃないし、
なんとなく不本意なんですが・・・・。

地中海料理というのは
本当においしいです。
魚介の旨みとサフラン。
サイコーです。
あ、パエリア食べたくなってきた・・・・(笑)


ワイン教本的に
ブイヤベースとマリアージュすることになっているワインを持っていたので開けました。

カシス。
2~3年前に買って飲まずにおいてたものです。
基本的に熟成するように作られてないワインなので、
まあちょっと微かに酸化してましたが
まだまだ楽しめました。







さて、このワインを飲んでしまうために
そして冷蔵庫の残り物を消費するために
別の日に作ったお料理。

前菜

菜の花と生ハム。



イカとセロリとトマト



山田の牡蠣くんとほうれん草のパスタ。
ウマー。


あーおウチごはんは楽しいな



ある日の晩ごはん 岩手の食材と春を感じる食材で・・・・

2013-02-24 23:24:59 | Food
2月末の某日の晩ごはんをご紹介。


岩手県の山田町に行くたび「山田の牡蠣くん」という製品を購入したいと思うのですが
人気商品なのか製造量が少ないのかなかなか手に入りませんでした。

この度、岩手在住の妹がひと瓶分けてくれましたので
それを食べるぞー!と
せっかくだから久々におうちで呑兵衛コースしました。

このさい手持ちの岩手食材ふんだんに使っちゃおうと、
開けましたお酒はこちら。


陸前高田の酔仙酒造で作っているRise Up KESEN!

純米酒
アルコール分 15.5%
日本酒度 +1
酸度 1.5

原料米 岩手県産米
精米歩合 70%
使用酵母 ゆうこの想い(岩手県オリジナル清酒酵母)
使用麹菌 黎明平泉(岩手初オリジナル麹菌)
発売日 平成24年6月8日

精米歩合のわりには華やかな香りと軽やかな口当たり。
酵母の特徴でしょうか。
とにかくウマイ!


さて、おつまみです。


山田の牡蠣くんをそのままで。

牡蠣の燻製のオイル漬け。
おいしいですー。


刺身。

バチマグロとブリとホタテ。
宮城県雄勝の硯石に盛り付けました。
お刺身は塩でいただきました。



岩手県野田村の塩。
海水を薪窯でゆっくり煮詰めとっても優しい口当たりの塩。
柿渋入りの野田塩も。
お刺身に合います。


お次は天ぷら。

ウドの葉、丹波シメジ、ユリ根のかき揚げ。
こちらも野田塩で。
ウドが美味い!
春はもうすぐ・・・・。



もっと春を感じましょう!

ハマグリの酒蒸し。
うまーい。



最後は煮物。

大根と生姜入り鶏つくね。
お出汁が滲みて美味いです。


春の食材と岩手の食材で、300㏄の日本酒飲み切りました。
ホントに春が待ち遠しいてすー。

オーパスワンの垂直テイスティング!

2013-02-20 23:54:46 | Wine
いつも素敵なラインナップで楽しく勉強になるワイン会を開いてくださる仲間から、
「オーパスワンの垂直」とのご連絡いただき、
いそいそと出かけました。

場所はいつものかまださん、和食のお店です。


ワインはすべてDr.Sのセラーから。
貴重なワインの提供、感謝いたします。

垂直6本とは聞いておりましたが、
どのヴィンテージかは当日知ることとなりました。

1980、1990、2000、2002、2005、2006年・・・・

ひー!
いいんですか!?
そんなアイテム!

オーパスワンは
ロバート・モンダヴィと、バロン・フィリップ・ド・ロートシルトとの
米仏ジョイントベンジャーで生まれた、ボルドースタイルの最高級ワインで、
1979年にはじめてリリースされました。

なので今回テイスティングする1980年はセカンドヴィンテージ。
一説によると、
この年からブドウはすべて自社畑のものを使うようになったとのこと。

すごいテイスティングになりそうです。


まずはシャンパンをいただきながらお料理を。


前菜盛り合わせ。



お造りはマグロとイシダイ。



お野菜炊き合わせ。



そしてワイン。

若いヴィンテージから。




2006年
色:透明度中等度、エッジも中央もガーネット
香:すみれ カシス 若枝 インク 鉛筆 鉄
味:アタックはシャープ タンニンは口内に張り付くがすっと消える 収斂あり。酸味低め。
  カシス 鉄 インク 
  余韻 わりとサラリ タンニン インク 酸味
スペック:Alc. 14.5%、CS77%、Me12%、PV3%、CF5%、Mal3%
感想:まだガシッとしている。まだこれからのプロ2~3年目のアスリート・・・みたいな。


2005年
色:透明度中等度 エッジも中央もガーネットだがエッジはやや薄くなっている。
香:すみれ カシス ミント カカオ 全体に角が取れて柔らかい香り
味:アタックはマイルド カカオ カシス シルキーなタンニンは軽く張り付きすっと消える
  酸は中等度 ベルベットのようなテクスチャー 余韻カシス 
スペック:Alc. 14%、CS88%、Me5%、PV3%、CF3%、Mal1%
感想:角はとれているが06よりも力強さを感じる。中堅アスリート。



2002年
色:透明度中等度 中央ガーネット エッジはややオレンジが入っている
香:鉛筆 若枝 かるく腐葉土 黒果実 まろやかな香り
味:アタックはマイルド 酸味は中~やや強め やさしくシルキーなタンニン張り付かない
  余韻 カカオ 酸味 モカコーヒー 長め
スペック:alc.14.2%、CS86%、 Me6%、PV2% CF3%、Mal3%、
感想:キレは無くなってきているが円熟味の増したプレーヤー


そして・・・・。


2000年
色:透明度中等度~高め 中央もエッジもややオレンジが入ったガーネット
香:深紅のバラ 若枝 森の下ばえ 腐葉土 カシス 軽く醤油のような・・・
味:アタックはかなりマイルド 赤果実 軽くカカオ 酸味中等度 タンニンはシルキーで軽め
  余韻 酸味の高くない赤ベリーの印象
スペック:alc.14%、CS84%、Me6%、PV2%、、CF5%、Mal3%
感想:一番年を取っている印象。“はしり”が早く酸味がどんどん強くなって・・・。


1990年
色:透明度高め オレンジが入ったガーネット エッジは薄め
香:香り弱め 青野菜 若枝 カシス 腐葉土 鉄
味:アタック中等度 若枝 カシス タンニンはシルキーで軽く張り付きすぐ消える 収斂性
  酸は低め~中等度尻上がりにキュッと高くなる
  余韻はカシスとカカオ 長め
スペック:alc.13% CS91%、Me2%、PV3%、CF35%、Mal1% 
感想:古いというよりは弱い印象(雨が多い年だったらしい)。大きなグラスでは魅力的に開いた。


1980年はオリも多いということで
滓を極力入れないで注ぐ特殊な道具使用。


色:透明度高め 中央もエッジもオレンジが入ったガーネット
香:干しブドウ 腐葉土 カカオ 芍薬
味:アタック中等度 カカオ ベルベットのテクスチャー ドライいちじく 枯葉・落葉
  タンニン シルキーだが口内に張り付く 酸低め 余韻カカオ やや長め  
スペック:alc.14% CS96%、CF4%
感想:色と香りは熟成を感じさせるが味わいはまだまだ若く力強い!


すばらしいテイスティングとなりました。

どれも特徴がはっきりしていて
天候やアッセンブラージュの特徴が出ていて
勉強になりました。

そして何よりアメリカとは思えない上品な味わい!
まあでもちょっと高すぎるのが玉にキズですが・・・・。

私はなんだかんだ言ってけっこう若者好きなので(ワインの話ですよ・笑)、
2006年が一番好きな味わいでした。
でも2番目に好きなのは1980年。
結構力強い32年ものだったので・・・。
3番目に好きなのは2002年かな。


コルク。

1980年のコルクはもうボロボロになっちゃいました・・・。


あ、お料理、まだあります。


焼物。



箸休めのおせんべい。



お肉は鴨ロース。





〆は牡蠣の炊き込みご飯。
おいしかったー。






素晴らしい体験をありがとうございました。

冬の北リアスと盛岡へ ⑥ 2日目のグルメ編 そして 銀河の夜

2013-02-17 23:57:08 | Restaurant/Bar/Cafe
最後に、この度の2日目に飲食したものを一挙ご紹介。


ブランチは、こちらで。



六分儀さん。
中ノ橋にあるコーヒー店です。
久しぶりにいきました。



ホットサンドとコーヒーをいただきました。


ここから美術館に行きました。
あんまり一生懸命見て脱水症状を覚えましたので、
何か飲みましょう、と、桜山へ。



再開発問題に揺れるこの界隈、
応援したいのでちょっとしたことで立ち寄ります(笑)



リーベさん。
紅茶のお店です。

これまた昭和な感じのたたずまい。


こちらに来たのは夏以来かな。




スパイスティーをいただきました。
甘みを加えずいただきましたが美味しかった。



そして県立博物館に行きました。


そこから盛岡八幡宮へ。
ワインのイベントに参加するためです。


八幡宮の参修殿。

神社の一角でワインイベントなんてちょっとステキ・・・・
と、怖いもの見たさで参加しました(笑)


銀河の夜、
というイベントです。


午後3時から始まっていて、私が行ったのは5時過ぎ。

建物に入った途端に「うわっ。酒くさい!」

会場の2階に上ると、


ひー!
すごい人!


盛岡にある自然派ワインのお店さんが主催だそうで、
真ん中には自然派ワインの業者さんのサービスコーナー、
部屋の周囲には全国各地から来てくれたお店のお食事コーナーがずらり!

ワインは飲み放題、お食事は別途お金払っていただきます。
あ、ちなみにこの会の参加費5千円です。

ややすきっ腹なので控えめに回りました・・・・(笑)


北海道から!
ドメーヌタカヒコさん。
目をつぶってもわかるこの味!(爆)



山梨の万力さん。



おー。リエッシュ。
おいしい。
相変わらずリースリング感はゼロですが(笑)



このシノンは品種特性が出ておいしかった。



このパプは、すごい美味しかった。


お料理は、大好きな東京のアヒルストアさんも来てたのでパン食べたかったのですが、
私が行った時間にはもう余裕で完売でした


あとは昨日知り合ったり秋に知り合ったりで顔見知りの方々にごあいさつして回り、
もう胸いっぱいになりましたのでさっさと退散したしました(笑)



そして妹と一緒になんと盛岡でもインドカレー行っちゃいました!


ちきゅうや。
日本人がやってるインドカレーレストランです。


まずはチキンのセットをシェアしていただきました。



そして、

サグキーマ。

うん、フツウにおいしい。

なんかお兄さんも話しやすい感じでよかったです。

ごちそうさまでしたー。


ということで、
2日目もあれこれ満載で終了し、夜行列車に乗りました。

ちょっと被災地以外でお金使いすぎて反省
まあいいか、被災県だし

今度は3月にまた沿岸行きまーす。

おわり。

冬の北リアスと盛岡へ ⑤ 2日目は盛岡で美術館と博物館へ

2013-02-17 23:55:22 | Art/Performance
日曜日。
朝3時まで飲んでて朝9時に起きました。

妹と合流しブランチした後、
美術館と博物館めぐりをしました。

どちらも震災関連の展示をしているというのでそれ狙いです。

わたくし、出身地でありながら、盛岡の美術館・博物館は初めてでございます。



まずは岩手県立美術館へ。




常設展の「救出された絵画たち」がお目当てだったんですが、
ついでに企画展の「横尾忠則ポスター展」も見ました。




「救出された絵画たち -陸前高田市立博物館コレクションからー」は、
東日本大震災で壊滅的な津波被害を受けた陸前高田市の
市立博物館に展示されていた美術品の展示です。

陸前高田の博物館は、1959年に東北地方の登録第一号公立博物館として開館したそうです。

すごい!
東北第一号なんて!

陸前高田市は、
豊かな自然景観や歴史的遺産を生かした芸術文化活動推進のため、
市民が鑑賞や学習・製作・発表を行う場を整備する市政構想、
すなわち「カルチャービレッジ構想」を推進していましたので、
小さな地方都市にもかかわらず、
約15万点に及ぶ所蔵資料(内、美術作品約150点)を同博物館に収蔵していました。

それらはすべて先の津波で冠水し、多くが流出してしまいましたが、
一部流出を逃れたものが関係者の懸命なレスキューによって
こうして展示されるに至りました。

絵画を中心にレスキューの様子の紹介や、実際の作品を見ることができます。


美術作品はもちろんですが、
今回は美術品の修復の過程にすごく興味を持ってこの展示を拝見しました。
汚れだけではなくカビとの戦い。
丁寧に丁寧にレスキューしてくださっている様子がわかり、
胸がぐっと熱くなりました。

それとともに、
流されてしまった多くの作品や資料、そして「カルチャービレッジ構想」と人々の想い・・・・
津波は本当に多くのものを奪ったんだとあらためて思いました。

陸前高田には多くの芸術家さんがアトリエを持っていたことも知りました。
海と山に囲まれた豊かな土地で創作活動に取り組んでした方がたくさんおられたのですね・・・。

素晴らしい街の復興を心から応援したいと思います。



他の常設展も見ました。
岩手出身の萬鐵五郎(画家)、松本竣介(画家)、舟越保武(彫刻家)の作品。
それぞれの時代で苦悩しながら自分の内なるものを強く表現した作品の数々に
とても感動しました。


あとは、企画展の横尾忠則ポスター展。



やっぱ60年代ってすごいなーって圧倒されました(笑)
ものすごい時間かけてゆっくり見ちゃいました。



すごい一生懸命見てまわったので、
ちょっとのどが渇いてティータイム。




それから盛岡の郊外にある県立博物館へ向かいました。



お目当てはこちら。



平成の大津波被害と博物館。


岩手の津波の歴史と、
先ほどの陸前高田市立博物館の美術品以外の歴史・科学資料そのレスキュー時の様子、
そして他の市町村のそれについて展示してありました。



各地の津波被害の様子。



各地での文化財レスキューの様子。


昆虫とか植物の標本の洗浄は
羽や足や葉が破れてしまわないようにって
大変だったでしょうね・・・・・。


三陸の生態系を後世に残す資料の流出は大変な痛手でしょう。







伝統や大衆文化を伝える資料も
たくさんダメージを受けたり流されたりしたのでしょう。


そして、歴史的な重要資料も。



陸前高田や大船渡の辺りは江戸時代、仙台藩下の気仙郡に属し、
その大肝入(庄屋とか名主の別名)だった吉田家の住宅とその所有古文書や絵図は、
仙台藩の郡村支配、特に気仙地方の歴史をひもとき、究明していく上で
欠くことのできない第一級の史料とされて、
岩手県有形文化財に指定されていました。

しかしその住宅も津波に流されてしまったのです。


(参考資料)

いくつかの資料は流出を免れ、レスキューされました。









他の街にも同様に資料がありました。



宮古 盛合家。


大槌 前川家。


津波は個人の命を奪ったり、生き残った人の歴史を奪ったばかりでなく、
その町の歴史や文化の証も奪って行ってしまったんですね。

今後、子供たちが育って、また後世にその町のことを伝えていく、
そんな町づくりが復興に求められるのであれば、
本当に大変な道のりになるだろうなあと
あらためて復興の意味を考えされられました。


美術館、博物館ともにすばらしい展示を見せていただきました。
と同時に、
あーこういうの、津波の前にちゃんと見て知りたかったなー・・・なんて思ってしまったり。
後悔先に立たず、ですね。


でも全国の皆様がこういった資料の復元に協力してくださっているそうで、
子どもたちが自分の町を誇りに思えるような復興のかたちが
見えてくるといいなあと思いました。


さて、今回の旅、
北リアスめぐりとミュージアムめぐりで、
イーハトーブ岩手についてたくさん学んだなー。

こうした学びは次の良い旅に繋がります。
またの東北の旅を楽しみしたいと思います。


さて夕方になりまして、
前日に誘われたワインのイベントにちょっと顔だそうかなーと。


つづく。

冬の北リアスと盛岡へ ④ 盛岡でワイン会

2013-02-16 23:42:15 | Wine
この日はなんと盛岡で持ち寄りワイン会に参加することになっておりました。


秋にひとりで勝手に「盛岡でワインがおいしい店を探そう」シリーズやった時に伺った、
とあるお店のご主人に
「なんでもいいから1本持っておいで」と声をかけていただき、
ノコノコやってまいりました(笑)






わたくしのほかに地元じゃない人は東京からのお客様と業者さんがいらっしゃいました。
顔見知りはこのお店のご主人のみ。
超アウェイのワイン会です(笑)

怖いもの見たさというかなんというか…(爆)


このためにワイン1本背負って蝦夷地から来たわけですが、
公共交通機関での沿岸の旅がメインなので、
ゆっさゆっさと揺れること間違いなし!

いろいろ考えた挙句に
デリケートさや滓と無縁な若いカリピノを選択しました


ロキオリ ピノノワール 2010
ソノマのロシアンリバーヴァレー、ピノノワールの有名産地のものです。

いくらきりで冷涼とはいえやはりカリフォルニア。
けっこう焼けた感じのするピノでした。

わたくし以外は皆さん、
フランスの、しかもほとんどがブルゴーニュ、そして古酒でした

たくさんあったのですが、一部のみ、お料理と一緒にご紹介。























なんかもうじっくり味わう暇もなく、
美味しい美味しいと飲んでいたわけですが、
やはりコントラフォンのムルソー・シャルムはほんとにおいしかったです。

いつもホームでやってるワイン会は
テイスティングしてみんなでアイディアをシェアしてって感じですが、
今回のはまあみんなで楽しくワイワイって感じの気軽な会で、
まあ超アウェイなわたくしにとってはホッと一安心。

朝の3時まで飲んでました。

そして、翌日のワインイベントにも参加することになっちゃいました(爆)

まあ、そういう流れってことで

これで土曜日の予定すべて終了。
相変わらずいろいろ満載な東北旅行。

翌日も震災関連とワインの2本立てです。


日曜日につづく。

冬の北リアスと盛岡へ ③ 盛岡でジビエ(マタギ?)料理

2013-02-16 23:41:16 | Restaurant/Bar/Cafe



控えめなイルミネーションが付いた岩手公園のわきを通りまして
盛岡在住の妹とともに向かいましたのは、桜山の飲食店街。


お目当てのお店はコチラです。

鴨富亭。


秋頃にかるーく1杯飲んで帰ったことがあります。

今回はたっぷり楽しみます。

こちらのお店はご主人がハンターで、
自分で撃ってきたシカや野鳥をさばいて出してくださいます。


「こんばんはー」
と入っていくと、ご主人がシカの大腿骨を持って登場しました(笑)

「あー予約の?ちょっと待っててねー。いまシカさばいてるから。」って。






あちこちに骨やら剥製が(笑)

夏は合鴨料理メインの店になりますが、
冬はとれたものを出してくれます。

ということで、
メニューは日替わりだったりします。

ある程度冷凍ストックしてたりするので電話で確認したりもできます。

クマ鍋は仕込みに時間かかるからって要予約。

もちろん頼んでおきました。


熊鍋。

煮ている間に飲み物を。


コノスルのピノノワール。
妹はあまり飲めないので2人でハーフサイズを。

さてー煮えてきましたよー。
こちらのクマさんは岩手で獲れた熊なんでヒグマじゃなくてツキノワグマです。
ヒグマは食べたことあるけど、
ツキノワグマは初めてかも。



おお?
まあ確かにケモノっぽいお肉ではありますが、
そんなにクセがあるって感じでもない。
しかもとっても柔らかい。
ご主人が長い時間煮込んでくれたおかげですね。

ヒグマより脂っこくない気がします。

一緒に煮込んだネギやキノコもとてもおいしかった。

2人でペロリと平らげました


ちょっとお腹に余裕があったので、
さっきさばいていたシカ肉を・・・。

これも岩手で獲れたシカなので、エゾシカじゃなくてニホンジカです。

この日の朝に仕留めてきたのだそうで。

(写真なし)

ニホンジカ、はじめて食べますー。

おや、エゾ鹿よりあっさりしているかも。

あんまり鉄分というか血の味がしない気がします。

おいしー。


すごい堪能しました。

なんか、店構えもお料理も、
ジビエなんてフランス風のおしゃれな感じではないのですが、
とっても親しみやすく野生のお肉を頂けるお店です。
ご主人も気さくでたくさんお話してくださいました。

黒板メニューにはマガモやヤマドリなんかも書いてありました。

また来年、ですねー。

ごちそうさまでした!


さて、ここで妹と分かれ、
わたくしは盛岡でワイン会デビューとなりました。


つづく。

冬の北リアスと盛岡へ ② 三陸鉄道 マリンブルーとそよ風をぬって 田野畑~宮古の巻

2013-02-16 23:40:19 | Travel
さて、三陸鉄道北リアス線、陸中野田駅から田野畑駅に向かいます。



このあたりでは一部電車の速度が遅くなり、
車掌さんがマイクを通して観光案内をしてくださいます。

安家大橋と安家(あっか)川を臨む。


安家川は流域にダムがなく渓流釣りのメッカとして知られています。
また安家川には貴重なカワシンジュガイが生息しています。
「安家」の由来はアイヌ語のワッカ(きれいな水)と言われていますが、
まさにその名のとおりの清流・・・・・。

上流には安家渓谷、
そして総延長が 23kmに達する日本最長の鍾乳洞、安家洞があります。


さて電車はまた速度を上げて進みます。

堀内(ほりない)駅付近。






そしてまた速度が落ちます。


大橋橋梁を通過。



山側には堀内大橋。

美しい冬景色ですねー。


さてここからはトンネルや山続きでしばし海とお別れ。




そして田野畑につきました。



カンパネルラ田野畑駅。
宮沢賢治の童話から取ったニックネームが付いた駅です。


ここから2つ先の小本駅までバスに乗り換えです。


次の島越駅とその周辺は大きな津波の被害に遭い、
鉄橋が陥落してしまったので復旧に時間がかかっているのです。

バスの乗り換え時間は10分程度。

急いで駅舎の売店で田野畑での経済活動!

おなじみ、飲むヨーグルト。
おいしかった。

途中の普代村での経済活動できなくて残念・・・。
野田の道の駅で普代のアイスキャンディー買えばよかった・・・・。


さて、バスが発車しました。

見るたびビックリする、平井賀川の水門の上にある三鉄のレプリカ(笑)



バスは山側に入り、国道45号線を南下します。


思惟大橋を通過中、海方向を眺める・・・。


小本到着です。

この観光センターの中に電車乗り場への階段があります。





次の宮古行の電車まで1時間ぐらい。

少し小本を歩きます。


海のほうに向かって歩きました。


小本温泉。
1階が浸水して営業停止になりました。
まだ再開してないのかな・・・・。


小本川の水門。

津波はこの水門にすごい威力で当たり、巨大な水柱を立てて門を超えて、
町は浸水したといます。


水門近く、防波堤の内側に瓦礫置き場。





雪でわかりにくいですが
ガードレールの支柱みたいなのが斜めになったりしています。



さて、駅方面に戻りましょう。


駅の山側に仮設商店街があります。



スーパーマーケットで経済活動。

のどが渇いてたのでドリンク2本。

小本がある岩泉町は龍泉洞という鍾乳洞が有名。
そこの水を使ったサイダーとコーヒー。

駅の待合室でごくごく飲みました。


さて、そろそろ電車に乗りますか。



待っていてくれたのはなんと「てをつな号」!



これに乗って終点の宮古に向かいます。


車内にもキャラクターの絵が。







田老地区。





雪でわかりませんが、
秋に来たときは建物の基礎が残っていたので
震災前はこのあたりにもたくさんお家が立っていたのでしょう。

瓦礫もあまり減っていませんね・・・・。



さて、宮古に到着です。



宮古からJRに乗り換えて盛岡に向かいます。
30分くらい時間があったので、
三鉄宮古駅内を見てまわります。






経済活動も。

三陸鉄道沿線カップ酒の旅(商品名)

北リアス線沿線の酒蔵3社、菱屋酒造店・泉金酒造・福来の
自慢の特別純米酒のカップ酒が入ってます。


(通販サイトより写真拝借)


あー楽しい旅でした!
ありがとう三陸鉄道北リアス線。

全面復旧が待ち遠しいですね!


それでは盛岡い向かいましょう。

JR宮古駅も、釜石、盛、気仙沼駅と共に外装工事を終えたばかり。

「浜のまち」をテーマにした改装で、
国指定名勝・浄土ヶ浜の砂浜をイメージさせるように外壁は白色にし、
灯台を模して丸いライトを設置、
待合室の天井は波形にしたそうです。

またゆっくり来ますね、宮古。

盛岡に向かう電車の中では爆睡しました(笑)

18時ちょうどに盛岡着。

盛岡グルメ編に、つづく。

冬の北リアスと盛岡へ ① 三陸鉄道に乗って不思議の国の北リアス 久慈&野田の巻

2013-02-16 23:38:43 | Travel
またまた夜行列車に乗って行って参りました、岩手県。


今回のメインテーマは三陸鉄道と北リアス。


第三セクターの三陸鉄道、通称三鉄は、震災後運休していたりしたんですが、
とりあえず岩手県沿岸北部の久慈と宮古を結ぶ北リアス線が、
一部バス区間ながら昨年4月から運行再開しています。

ずっと乗りたいと思っておりましたが、
昨年9月に同エリアに行ったときは車でしたし、
その後も機会無いままとなっておりました。

そんな中、
この春、沿岸南部のJR大船渡線の気仙沼ー盛間にBRT、
また三陸鉄道の南リアス線が盛ー吉浜間で一部運行再開など、
一気に乗りたい交通機関が目白押し!

これはまず、棚上げになっていた三鉄北リアス線をまず制覇せねば!と。
3月いっぱいで「てをつな号」という企画列車も終わっちゃうし。
よし!行こう行こう!


あとは盛岡でワイン関連の用事もできたので
この週末は「北リアス経由盛岡グルメ旅」的な流れとなりました



はい、相変わらず前置き長いです


まずは夜行列車から新幹線に乗り換えて八戸へ。



八戸駅。

この町も観光客を呼び戻そうとイベントたくさんですね。



「八戸ブイヤベースフェスタ」だって!
フランス大使館後援!
すごい行きたい・・・・。


八戸も津波の被害があった街なのでほんとはゆっくり経済活動しに行きたいんですがね。
岩手・宮城・福島でいっぱいいっぱいでなかなか・・・・。

せっかくだからこの機会に少しでも経済活動を・・・。
でも田舎って10時くらいにならないと店開かないんだよねー・・・
ブツブツ・・・・

と、キョロキョロすると、駅直結のホテルの飲食店街で朝食バイキング。


乗り換え時間あまりなかったのでコーヒー1杯だけいただきました。



B-1グランプリのせんべい汁とか食べたかったな―・・・・。
また今度・・・・。



さて、
八戸からJR八戸線に乗って久慈まで行きます。



津波の被害があった八戸の蕪島。



冬の北リアス海岸を普通列車でのんびり南下していきます。



岩壁に雪が積もって荘厳な感じがしますね・・・・。


写真撮り損ねましたが、
昨年9月にやはりこの路線を旅したときに
岩手県洋野町の陸中八木駅近くに山積みになってた瓦礫は、
いまだにそのままでした。
パッと見た感じは、上に雪が積もってわかりにくくはなってますが・・・。



さて、久慈駅到着です。


4月から放映のNHK連続テレビ小説のロケ地ってことで横断幕が・・・。


JR久慈駅と三陸鉄道久慈駅。

三陸鉄道に乗るまで1時間半くらい時間があったので、
久慈にて経済活動!

と思ったらやはり田舎は朝の9時に開いてるお店はほとんどなく・・・


でも、1軒見つけました!


シャトー・タカマツさん。
ベーカリーです。

焼き立てパンを買って駅に戻って朝ご飯にすることに。 



ごまもっちーあんぱん。
あんこが入ったゴマ生地の大福をさらにパン生地でくるんで焼いてあります。
焼き立てだから餅が伸びて美味しかったー。



ココナツメロンパン。
ココアのパン生地にココナツのクッキー生地のメロンパン。
おいしかったー。


あとは三鉄の駅構内をウロウロと・・・。




北海道のところに黄色いシール貼りました!
第1号だった(笑)





今回お目当ての「てをつな号」。






被災地の子どもたちに笑顔を! ということで、
手をつないだ50体のキャラクターが描かれた車体が走るキャンペーン『てをつなごう だいさくせん』。
3月末で終わるので、
その前にどうしても北リアス線に乗りたかったのです。

久慈から発車する「てをつな号」には乗れなかったけど、
ちょうど入線してきたところをパチリ!

ちなみに走っている「てをつな号」の参考画像はこんな感じ。


めんこい(笑)
壊れた堤防をバックに1両編成で走る姿がけなげです・・・・。



さて、そろそろ私の乗車時間です。
私が乗るのはこちら。



おや、これまた普通の電車と違いますな・・・・。


中に入ってビックリ!



おおー。
豪華な内装!かっこいいー!

発車すると、なんかおばちゃんの団体がおやつ広げてお茶っこ会が始まりました(笑)


陸中野田駅まではやや内陸を走ります。






ラグジュアリーな車内から眺める樹氷の世界。
贅沢なひとときでした・・・・。

ずっと乗っていたい気分でしたが、陸中野田で途中下車します。




陸中野田駅は道の駅と隣りあわせなので少し経済活動を・・・。

少し町の方にも歩いて行ってみました。

津波で壊れたのでしょうか・・・


再開しているお店でも津波によると思われる凹みが・・・


こちらの仮設店舗は、洋品店以外は事務所みたいな感じで。
道案内標識の柱が傾いたまんまですね・・・・。


以前来たときに神社前でマーケットやってたのでそこでお買いもの・・・と思ったら、
もうみなさん店仕舞いのお時間でした・・・・。


雪もひどくなってきたしおなかも空いてきたので
道の駅まで戻って腹ごしらえすることにしました。


野田塩ラーメン。
野田村は塩の産地として有名です。

とてもまろやかな野田塩
ラーメンもおいしかったー。


デザートはこちら。

野田塩ソフト。
前回食べたときに大好きになりました。
これがまたウマいんだー。


あー満足しました!


さて、そろそろ電車の時間です。

三鉄には昔懐かしい厚紙の切符が残っています。
むかしは国鉄の切符もこんな感じでしたよね。


さて、電車が来ました!





車窓から野田の海、十府ヶ浦を眺めます。





壊れた堤防も相変わらず。
でもそこから見える海の色がなんときれいなこと!
車窓に水滴が凍り付いて、あまりいい写真が撮れませんでしたが・・・・


堤防の内側に集められた瓦礫も相変わらずです。





雪でわかりにくくなってますけどね・・・・。


また来ますねー、野田村。



最後に今回野田の道の駅で買ったものをご紹介。

左から、
野田村の塩、柿の渋皮入り。
洋野町種市のこんぶ入りかりんとう、
久慈の大豆あまなっとう。

各市町村からまんべんなく・・・・(笑)

もう一つ。

野田の山ブドウワイン。

まだまだ欲しいの食べたいのたくさんありましたが、
また今度来たときに・・・。



さて、電車で田野畑に向かいます。

つづく。

小樽雪あかりの路

2013-02-14 21:42:51 | Travel
小樽雪あかりの路、というイベントがあるのは前から知っていましたが、
わざわざ夜に小樽に出かけるのが面倒だったので今まで見たことがなかったのです。

でも、せっかくこの町にお勤めすることになったので、
仕事帰りに行ってみることにしました。

あれこれ忙しくて、
やっとひと段して、
「よし!今日行くぞ!」
って決めた日は朝から雪。

あー雪の中歩くのかー。

職場の人にも「日ごろの行いかしらねー」なんてからかわれたのですが、
「いえ、わたし、超晴れ女なんで、
 究極、私が職場出るときから小一時間晴れてまた雪降るパターンだと思います!」
とか冗談で言ったら、
ほんとに、
「おつかれさまでしたー。」
と職場を出ようとしたときには雪がやんでました!

神様ありがとう!

ってことで、
会場となっている小樽運河と旧手宮線のあたりへ・・・。

この時期、メイン会場以外にも、
小樽の町の道路のあちこちには、このような雪明りが灯されます。
















建物もライトアップ





アーケード街でも





そして、
手宮会場ではタイヤチューブを使った滑り台で大人が遊び、






反対側ではしっとりと雪あかりを楽しむ人々。














そして運河会場。





























あー。
小一時間、小走り交えて小樽の街をぐるりと。
明治~昭和初期の建物が多い小樽の街と
ホワンとした雪あかりは
とってもよく似合いますねー。

この日は少し気温が高かったこともあり、よいお散歩になりました。

さて、小樽駅に到着です。


駅のホームでもところどころに雪あかりが置いてあります。




おや!
私が駅に着いたとたんにまた雪がちらほらと!

もってますねー(笑)

すてきな雪あかり散歩でした。