Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

やっと完成、冬の創作活動

2015-02-28 23:36:01 | handiwork
あれは12月始めのこと。

職場の忘年会に着て行こうとワンピースなんぞ引っ張り出して、
これにワイン色のマーガレット(短いカーディガンみたいなやつ)あればなーと思って、
前に編んだのを合わせたらちょっと寒かったので、
ちょっと厚手のを、サクッと編んじゃいますかー久々に!と、
良さげな編み図を元に毛糸の量を計算して毛糸買いにいきました。
ワゴンセールのなかに1ダースしかないステキな毛糸見つけ、
店の人にも「もうこの毛糸は取り寄せとかできませんからー」と念押され、
12玉あれば十分!と買って帰って編み始めると、
ガーン!足りない

少しアレンジして毛糸少なく済むように編み直してもダメ

市内の他の手芸店にも同じ毛糸は見つからず、
仕方ないのでワンピース&マーガレットは諦めて、
別の服来て忘年会参加

その後も、
どこか田舎町の手芸店だったらあの毛糸、売れ残ってたりするんじゃないかと思ったりして、
年末に三陸経由で実家帰った時、
久慈とか宮古とか一関で手芸洋品店を見つけて尋ねたりしたんですが
見つからず

もう盛岡になかったら諦めようと思っていたら、
妹が見つけてくれました


わーい感謝感謝

毛糸が届いたのが1月末、
その後なんとなく体調崩したりしていたので
編み図を見る元気がなかったのですが、
もう2月も終わっちゃうし、編んでしまおう!ってことで、
仕事がお休みの土曜日にしこしこと編みまして、
完成したのがこちら





アクリル入りで少し光沢のあるモヘアでおしゃれ着的なマーガレットです。

残っていたのは襟と裾の模様編みだけだったんで、
すぐにできました。

もう季節外れの厚さなので来年着まーす

旅の報告とイタリアワイン

2015-02-27 23:49:31 | Restaurant/Bar/Cafe
金曜日、
遅い時間にちょっと用事があって、その時間まで1時間ちょっと余裕があったので
いつものイタリアンバールへ。

淡路のお鮨屋さんを教えてくださったのはこちらのオーナーさんなので、
ご報告に

久々に金曜日に行ったので金曜恒例賄いメニューを。


青森産 白魚とタラの芽と空豆のかき揚げ  
これにはミューラートゥルガウ合わせていただきました。
やっぱりミューラー、和食に合う!(ってイタリアンの店でいうセリフじゃない・笑)
ワインの酸味が揚げ物の脂をすっきりさせてくれます

もう一杯。
これまた金曜恒例、VINO GRANDE

バローロ リゼルヴァ アウダチェ  ロベルト・サロット 2008
不思議。アマローネみたいな凝縮干しブドウ感たっぷりのバローロです。
アマローネのようにアパッシメントしたネッビオーロもブレンドしているのだそうです。
おいしかった

鮨トークも楽しく

この日は軽めに終了。またお邪魔しまーす。

読書 津波の墓標 石井光太著

2015-02-26 20:27:20 | Book


2013年1月発行。
映画にもなった「遺体 - 震災、津波の果てに」の著者が、
震災直後の3月14日から新潟経由で仙台に入り、
そこを拠点に約2か月半の間毎日、その後も2か月に一度現地に足を運んで
宮城と岩手の震災の様子を取材した、
「被災地の現実」により近いルポです。

「遺体」は岩手県釜石市が舞台のお話でしたが、
それ以外の町でも取材していたのですね。

「遺体」と同様に、
きれいごとじゃない多くの真実が記録されています。

美談として伝えられている一部のことの裏で行われていた多くの心無い行為、
被災した方々の震災直後の生活状況と心情、
家族を失った人たちの様々な心の在り方、
ご自身を含めた報道関係者の内情、
遺体捜索や身元照合がなかなか進まない原因、
土葬された遺体を掘り起こして火葬したときの様子など、
あの混乱の中で起きていた多くの出来事の中の、
より泥臭くて報道しにくいことが記述されています。

これまでも様々な震災関連の本を読んできましたが、
この本で初めて知った事実もありました。

いろいろな意味で「人間って弱い生き物だな」と思いました。

今この時期に、
このような当時の様子の記述を読み、当時を思い出すことで、
私自身、いまも年に数回現地に行っているのですが、
ちょっとなにか薄れてきている部分があるのかもなーって感じました。

「あの出来事を忘れない」という気持ちに気合を入れてくれた1冊です。


伊勢みやげ 赤福

2015-02-24 22:59:20 | Bread/Sweets
伊勢で買ってきた赤福をいただきました。


2個入りっていうのがあってよかったです。



あんこがねー、上品です。なめらか。甘さ控えめ。
おいしい!


偽装事件とかありましたね、いつでしたか。
がんばっておいしいものを後世に伝えてほしいですね。

ごちそうさまでした。

旅の報告とハイボール

2015-02-23 23:59:55 | Spirits&Others
神戸と京都のモルトのお店を教えていただいたので、
お礼と旅の報告に・・・・と、カークウォールさんへ。

この日は鼻の調子が万全ではなかったし、
旅の疲れもあってモルトのテイスティングする元気なかったので、
ハイボールを頂きました。

はじめ軽めで。

ザ・グレンリベッド、のハイボール。
あんまり軽すぎてゴクゴク飲んじゃいました。


次、もうちょっと重めでお願いします。

オールド・プルトニー、のハイボール。
ちょっとピーティでおいしい!


ここで、面白いハイボールがありますよーとマスター。

カリラをハイボールにするとカルピスサワーみたいになりますって。
そんじゃ、それ、お願いしまーす


わ、ほんとだ!
茶色じゃなくて白いハイボール!
ウイスキーの中の脂肪分が冷やされて白くなるんですって。
お味も乳製品っぽさがあるからカルピスみたいになるんですね。
もちろん甘くはないですが

ハイボール、おいしいなー。
美味しく作れるようになりたい。

神戸と京都でどんなお酒飲んだとかいろいろお話して帰りました。

旅立ちの時

2015-02-23 23:56:45 | Restaurant/Bar/Cafe
いつもジビエでお世話になってるパロンブさん、
いままでは雇われシェフだったのですが、
独立することになり、今のお店の営業は終了となります。
もちろんシェフの新しいお店にも行くんですが、
思い出の店舗でスタッフにご挨拶をと顔を出しました。

通常営業は2日前に終了していて、
そのあと4日間はちょい飲みスタイルの特別営業。


おつまみ盛り合わせと赤ワインいただきました。



ドメーヌ・オヤマダ ヴァン・ド・ターブル BOW!
2014年に山梨に設立された新しいドメーヌの、
2月中旬に出荷されたばかりのワイン。
カベルネ・フランとマスカット・ベリーAのブレンド。
すっごくジャミーでおいしい♪


KONDOヴィンヤード タプ・コプ ピノノワール2012
北海道空知地方の小さなワイナリー。
生産量が少なくてリリースと同時に完売するのでなかなかお目にかかれません
すごく温かい土を感じるきれいなピノノワールです。


いつも厨房にいるシェフも、
特別営業期間はカウンターに出てきて、
マダムも一緒に軽く飲みながらトーク。

新しいお店も楽しみです♪

ありがとうございました、またよろしくお願いします。

鮨とモルトと神社の旅 ⑥ 伊勢でも鮨

2015-02-22 14:51:44 | Restaurant/Bar/Cafe
内宮から伊勢市駅までバスで戻り、
駅から歩いて10分ほどという、この日のお昼処を訪ねてまち歩き。

江戸時代から勢田川の水運を利用した問屋町として栄えた河崎のまちは、
人々から「伊勢の台所」と呼ばれ、
伊勢神宮への参拝客をもてなす町として賑わっていたそうです。
陸運が発達した今は、
昔の蔵などを利用したカフェやショップが多く、
ステキな町並みとなっています。






その一角に、この日のお昼をお願いしていたお店があります。



鮨こま田さん。

奥様に案内されて、この引き戸を開けて、飛び石を敷いた露地を通り、
まるで茶の湯に案内されているみたいにお店に入りました。

カウンター6席のこじんまりとした空間に、
駒田さんが待っていてくださいました。

駒田さんにお目にかかるのはこれで2回目。
前回は2011年の夏、別のお店を短期でお手伝いされていて、
伊勢に戻って自分のお店を開くと聞いていたので、
2013年にオープンしたとお聞き、行かなきゃと思いつつ月日が過ぎ、
ようやくたどり着きました


三重の地酒をお願いしまして、おまかせコーススタートです。





蒸しアワビと肝。


白甘鯛、皮目を炙って。


北海道のエゾバフンウニ。


ナマコ


ばちこ

ここから握りです。


マグロ赤身


中トロ


アジ


赤むつ


カスゴ


スミイカ


ズケ


コハダ


ハマグリ


炙り鱈白子


穴子


鉄火巻き


玉子

以上でございました。

ふつうにおいしかったです。
おつまみのアマダイと握りのイカがおいしかった。
あと、カスゴとか玉子とか、
むっちゃ定番なのに最近食べたことなかったネタを食べて、
なんか初心に戻った気持ちというか・・・。
お若いご夫婦がほんとに一生懸命やっておられるなーってことと、
お二人のお人柄が現れる、静かでゆるりとした時間に、
バタバタと旅してきたあわただしさを整えていただいた気がしました

次は伊勢泊で、夜に伺えたらいいなーと思います。

ごちそうさまでした。

さて、夢のような鮨とモルトの旅ももう終わりです。
帰りは電車にて名古屋経由、セントレアから。

わたくしなんと初セントレアでございます。
羽田の国際線ターミナルみたいなんですね。
っていうか、むこうがセントレアみたいなのかな

せっかく愛知に足を踏み入れたので、

手羽とか

ありがとう、兵庫、京都、三重。
また来ます。

おわり。


鮨とモルトと神社の旅 ⑤ お伊勢詣り

2015-02-22 11:50:15 | Travel
睡眠時間約2時間で起きまして、
朝6時の近鉄に乗って、爆睡で伊勢市へ。


8時半頃到着。

ようやく来ました、伊勢。
さて早速お伊勢詣りです。

伊勢神宮とは125社の総称で、
最も大きな内宮、外宮をはじめ、いくつもの別宮、摂社、末社、所管社からなります。
内宮にご鎮座するのは天照大御神、
外宮には天照大御神の御饌(お食事)をつかさどり、
私たちの食物、農業や漁業、そのほかの産業の守護神である、
豊受大御神がご鎮座しています。

今回は時間の都合上、内宮と外宮のみお参りです。

事前に読んだ「伊勢神宮 きちんとおまいり」という本の通り、
外宮から。


すでに駅から参道が始まっています。


はいここから外宮(豊受大神宮)のご神域へ。


表参道火除橋


手水舎


第一鳥居


表参道

第二鳥居も通り抜けて、
正宮が見えてきました。


手前には、先の式年遷宮の前まで正宮があった敷地が。


新しい正宮の外玉垣南御門。

鳥居(板垣南御門)をくぐってすぐのところでお参り。

この奥にある正殿には豊受大御神の穏やかな面である和御魂(にぎみたま)が宿ります。


「唯一神明造」という伊勢神宮独自の建築様式です。

さて、別宮にもお参りしましょう。

亀石を渡り、


階段を上って






多賀宮(たかのみや)
豊受大御神の荒御魂をお祀りしている別宮。
荒御魂は和御魂に対比し、神様の積極的・活動的で力強い働きです。

階段をまた下って、


風宮
風の神をお祀りし、農業に大切な風雨の順調と作物の無事の生育をお祈りする。
ここは遷宮まだみたいですね。
20年経つとこんなふうになるのね。


土宮
豊受の大御神がご鎮座する前からこの地を守ってきた地主神をお祀りしている。

さて、裏参道を抜けて戻りましょう。

ふと見ると、正宮の建物がちらり。


北御門鳥居を抜けていったんご神域の外に出ます。


他にも式年遷宮記念せんぐう館など見どころ残っていますが、
時間の都合上、内宮へ移動します

内宮へは約5キロの道のり。
循環バスに乗りました(内宮まで片道430円


到着。




宇治橋を渡りご神域へ。



清流、五十鈴川を眺めつつ・・・。


火除橋


手水舎


第一鳥居



御手洗場


五十鈴川の水で心身を清めるのが昔からの習わしでした。


第二鳥居

表参道をサクサクと歩いて、


正宮(皇大神宮)
撮影はここまで、と書いてありました。
外宮と同様に板垣南御門をくぐってすぐ、
外玉垣南御門でお詣り。

外宮と同様、天照大御神の荒御魂をお祀りしている別宮、荒祭宮へ。


お社が見えてきました。



御稲御倉
神宮神殿で収穫された御稲が納められている。


外幣殿
古い御神宝類が納められている。

近くで神明造をじっぐりみられるところがあってよかった



荒祭宮。

天照大御神にお詣りを終え、大きな参道に戻る途中、
ヒノキの香りがプンプンして、見ると、

できたばかりの御酒殿と由貴御倉
由貴御倉は、
古くは御饌祭(みけさい)のお供えものや果物などを納めておく倉であった。
御酒殿は、
古くは諸神にお供えする神酒を醸造する所であった。
現在は三節祭にお供えする神酒を一時納め、これを奉下して神前にお供えする。

これらの横には、

神楽殿
あとでここでお守り買いましょうか。

その前に、風日祈宮(かざひのみのみや)へ。





伊弉諾尊の御子神で、
特に風雨を掌られる神、級長津彦命、級長戸辺命をお祀りしている。


さて、
神楽殿の横を通ってさっきとは別ルートで最初に通った宇治橋方面へ戻ります。


御厩
お馬さん、いないね。


饗膳所。


その脇の池には立派な鯉!


もう一か所、別宮へ。



手前の子安神社は、子授け、安産の神。
奥の大山祇神社は山の神。


宇治橋を渡ってご神域を出ました。


すぐ近くのおはらい町もちょっとだけ散策。



ファミマもこんな感じで。

なんかいろいろ食べてみたかったけど、もうすぐお昼なのでガマンガマン
でもちょっとだけ

お豆腐のソフトクリーム。
むっちゃ濃厚な豆腐味!っていうか、湯葉味!
おいしかったー

むっちゃ駆け足でしたが外宮と内宮まわれてよかったー。
周囲に点在する別宮や摂社・末社もまわりたいなー。
また来なくっちゃ!


またまたバスにて外宮・伊勢市駅にもどります。

つづく。

鮨とモルトと神社の旅 ④ 京都で鮨、そしてモルト三昧

2015-02-22 02:48:24 | Restaurant/Bar/Cafe
16時過ぎに京都着。

馴染みの三条京阪界隈に宿をとっていたのでチェックインし、
ちょっと平安神宮にお詣りに行こうと急いだのですが、
夜のお店の予約時間も迫っていたので途中で断念

神宮道から大鳥居に「また来るねー」とご挨拶して、
馴染みのお鮨屋さんへ。
約一年ぶりに大将にお目にかかり、
大変楽しく美味しいひとときでした。


店を出たのが22時過ぎ。
モルトの店2つ教えてもらっていたので、とりあえずひとつは行かなくちゃ!
どちらも木屋町。
どっちいくかな・・・。
まずは王道からかな・・・。
と、てくてく歩いてこちらへ。


バーK6さん。
大箱でスタップも多く、多くのバーテンダーさんを育てていらっしゃる安定のお店。
2階は一般用、下が会員制とは聞いてたんですが、
2階だけでも結構広く、カウンターがいくつかあって、
バーテンさんもうじゃうじゃいて、みなさん若くてノリがいい感じ

ああ、ちょっと来る場所間違っちゃったかなー

まあ座っちゃったんで、
スコッチシングルモルト、スッキリ系とお願いしたら、
グレンタレット、トバモリー、レダイグを紹介されたので、
せっかくだからトバモリーとレダイグを比較試飲することにしました。
同じ蒸留所で作られているけどタイプが別のモルトなので。
ポンと出されたボトルでこういう飲み方しようと選択できるのは
お勉強の賜物ですね


リキッドサン トバモリー 20年 1994-2014 48.5%

<リキッド・サン・ウイスキー社>
リキッド・サン・ウイスキー社はドイツ・リンブルグ近郊で
クリスチャン・クロフト氏を代表として2009 年に設立され、
特定の顧客向けのウイスキーの販売を主としてます。
設立間もない会社ながら、
熟成年数を経た年代の樽を中心とした良質の在庫を購入している。
リンブルグでは、
ドイツ国内のみならず今や欧州を代表するウイスキーイベントとして知られる
「リンブルグ・ウイスキーフェア」が開催され、
その他にも年間を通してウイスキー関連の大小の活動が多く行われている。

<トバモリー蒸溜所>
マル島にあり、蒸留所の創業は1798年。
地元の商人ジョン・シンクレアによるもの。
蒸留所は現在に至るまでに何度も所有者が変わっており断続的に操業されてきた。
1990年代までのトバモリーはジュラやタリスカとのバッテッドモルトとして流通していたが、
バーンスチュアートの所有以降10年熟成のシングルモルトが発売。
1989年頃に生産再開された頃の原酒で、
ライトな中に一定のピーティーさが含まれているが原料麦芽にはピート焚きしたものではなく、
使われている仕込水にのみ由来している。
また、ピート焚きした原料麦芽を使用した原酒はレダイグの名前で販売されてる。

<テイスティング>
香:麦 軽くスモーク、ミント、南国フルーツ、
味:甘い麦、はちみつ、ブラッドオレンジ、あまく上に広がりびりびりに変わる、
  余韻中くらい、びりびり残る、麦、アルコールの甘さ、ドライフィニッシュ
アイランズってわりと麦麦している印象だったけど、わりとフルーティだった・・・。




スピリット・オブ・スコットランド レダイグ 14年 1990-2004 58.6%

GM社の「スピリット・オブ・スコットランド」は、
シングルカスク、ノンチルフィルター、ノーカラメルカラーリングのシリーズ。
ジャパン・インポートシステム向けに瓶詰された
シェリー・ホグスヘッド熟成のレダイグです。

<テイスティング>
香:酒精強化、ナッツ、ゴム、炊いたオートミール、
  加水でスモーク、牛のえさ、わら、かるくピート
味:ナッツ、はちみつ、びりびり、上に張り付く、麦、
  加水でカラメル、余韻長い、びりびり、カラメル
麦とシェリ―樽しか感じなかった(汗)
前にレダイグ飲んだ時もピート感わからなかったけど、
今回もすんごく探しに行かないと見つけられなかったなあ・・・。



「お詳しそうですね」と中堅ぐらいのバーテンさんに話しかけられ色々話していたら、
「明日から改装工事でひと月ぐらい休店になるので、
 今日は常連さんがたくさんいらして・・・」と。
ああ、だからちょっとみなさんゆるーい感じだったのかしらね。

最後にはオーナーの西田さんも私のいるカウンターに来てくださり、
写真で見ていたお顔を拝見できてやっとK6にきた実感が沸きました
あーよかった。
ありがとうございました。

日付が変わる前に店を出ました。


なんか満足感得られなかったんでしょうね、私・・・。
これで帰る気にはなれず、
翌日朝4時半起きなのにもう1軒行ってしまいました
所詮王道は歩けない人間なんです


ラム&ウイスキーさん。
名前の通りラムとウイスキーがあります。
ほの暗く静かな店内、マスターお一人でやっておられます。
窓からは鴨川が・・・。
ステキです・・・

カウンターに向かって右にラム、左にモルトがひな壇状態にズラリ。
リストもあるのでわかりやすい
目移りしちゃうんですが、まずは大好きなクライヌリッシュから。


TWE ザ・シングルモルツ・オブ・スコットランド クライヌリシュ 34年 1972-2007 50.5%

ザ・ウイスキー・エクスチェンジ(TWE)社は、
ウイスキーを中心とした商品を1,200種類以上もの取り扱いを誇る専門商社で、
ロンドンに英国随一といわれる専門店を構えている。
「ザ・シングルモルツ・オブ・スコットランド」シリーズは同社を代表するブランド商品。

<テイスティング>
香:リンゴ ゴム ろう はちみつ 梨 ミント、潮風、芝、軽いピート
味:ややとろり 上に張り付く、リンゴ、塩味、スモーク、麦、
  余韻長い リンゴの皮、潮風、ながーく続く
ついに来ましたねー。72年。クライヌリッシュの当たり年。
爆発的な華やかさって感じではなかったですが、
クライヌリッシュらしさ満載、そうそう、これこれって感じ(笑)
飲みながらニヤニヤしちゃう感じです
あと82年も当たり年なんですよねー。
いつか出会えるかなー


お次は、マスターと話してたらなんとなくレアモルトの話題になって、
その流れでこちらを飲むことになりました
まだ飲んでない蒸溜所のシングルモルトだったんでちょうどよかったです。

レアモルト ティーニニック 27年 1972-2000 64.20%

<ティーニニック蒸溜所>
ゲール語で「川のほとりの家」を意味する名前のティーニニック蒸留所は、
ロス州アルネスの町を流れるアルネス川の西岸にあり、
川を挟んだ向こう岸にはダルモア蒸留所が建っている。
土地の名士だったキャプテン・ヒューゴ・マンローが
自分の土地に蒸留所を建設したのは1817年。
ほとんどがVAT69やヘイグ・ディンプルなどの有名なブレンデッドに供給され、
1830年代には創業当時に比べ生産量が30倍になっていた。
創業者のマンローの死後、蒸留所の経営は子孫に引き継がれたが、
1898年に買収され、1933年にSMDの傘下となり、現在はUDV系列。
ポットスティル4基から、1962年、1970年、1973年、1975年と増設・改装をしたが
1980年からは徐々に休業状態となり1984年には完全休止。
1991年、操業再開された。
主にブレンド用の原酒として重用されたティーニニックは
長い間シングルモルトとしてボトリングされなかったが、
1992年に「花と動物シリーズ」のラインナップのひとつに加えられて以来
徐々に目にするようになっている。

<テイスティング>
香:シナモン アルコール、
  加水でミント、ジンジャー、シナモンスティック、ブラッドオレンジ、塩味
味:麦、上にびりびり張り付く、
  加水でチョコレート、スパイス、ナッツの皮、麦、
  余韻中くらい、びりびり、ゆでピーナツ、麦の甘さ
シブい感じのハイランドモルトですな・・・。



さて、夜も更けましたがまだ飲みたいのはいっぱいあります。
どうしましょう・・・。
悩ましいけどこれで今宵は最後にしましょう。

エインズリー
Ainslie’s Specially Selected Very Old Scotch Whisky  12yo

DCL傘下のエインズリー・アンド・ヘイルブロン社の詰めた
12年物のブレンデッド・ウイスキー。
流通は70年代前期と推測され、
当時、同社はクライヌリッシュ蒸留所を所有していたので
原酒には、
のちにブローラと呼ばれることになる旧クライヌリッシュの60年代の物が
使われているかと考えられます。

とのことで、
前に別のところでこれの5年ものを飲んで、
すんごくおいしかったので
次これ見つけたら絶対飲む!と決めていたのでした

<テイスティング>
香:もも、あんず、リンゴ、ドロップ、微かな潮風
味:イチゴキャンディー、塩味、じわり広がり、すーっと消える、
  余韻中くらい しずかな潮っぽい風
これは、ブレンデッドというよりは、
ちょっと薄めたクライヌリッシュそのものですね。
しかも私がクライヌリッシュを好きになった時のあの衝撃に近い風味!
ああ~うれしい
出会えてよかった


ああ、もう2時になっちゃいます。
もうホテル戻んなきゃヤバイですよね

良い店見つけました。
また来ます。
ありがとうございました。


ということで、
2時間ほど寝て4時半起き。
6時の電車に乗るために京都駅へ。

まだ真っ暗です

今回は京都観光ゼロ!
近鉄電車で伊勢に向かいまーす。
ありがとう京都。
また近いうちに・・。

つづく。

鮨とモルトと神社の旅 ③ 淡路島で白身魚を堪能

2015-02-21 16:42:53 | Restaurant/Bar/Cafe
淡路島の北西にある北淡地区から
バスで斜めに島を横断し、島の中部東側にある志筑地区へ。

バスの車窓からステキな神社発見!

伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)ですって。
伊弉諾って、天照大御神の男親じゃなかたっけ?
ええー?
こんなところ(←失礼)にこんな神社が!

今回は時間ないので寄れませんが、淡路島再訪決定ですな、こりゃ(笑)

ということで、志筑地区に到着し、
この日二つ目の目的地、本日のお昼をいただくお鮨屋さんへ。

すし屋 亙(のぶ)さん

いつもお世話になっている鮨好きさんから
淡路に面白い鮨屋があると聞いたのはもうかれこれ2年ぐらい前でしょうか。
いつか北淡の断層を見に行くときにその鮨屋にも行こうと思っておりまして、
ついに実現と相成りました。

淡路近海の白身魚を中心に出してくださるお店です。
お昼は11時半からと13時からな2回転制。
11時31分頃伺うとすでに2組4名が着席されてました。

お昼は基本握りのみみたいですが、
夜と同じようにお刺身からお願いし、冷酒とともにスタートです。

(ちなみにこちらは写真禁です)

ヒラメ
マタイ(透けてます・・・)
イシダイ(歯ごたえがいい感じ)
スズキ
フグ(柵のまま軽く炙ってタタキにしておろし醤油で)

刺身のつまは無く、ネタごとに大葉にのせて出してくださいます。
フグ以外は塩と酢橘が振られて出てきます。
絶妙の塩加減・酢橘加減で、どのお魚もとてもおいしくいただきました。 

ガリが出てきました。
よく見るガリよりも赤みが強いです。濃いピンクって感じ。
口に入れると砂糖の甘みを結構強く感じるのですが、
噛むごとに生姜の辛みが広がりドライな感じになります。

さて、握りです。

生アナゴ(骨切りをして皮から剥がして少し叩いて。美味しい。)
カワハギ(ネタとシャリの間に肝かませ、上におろしをのせて)
ハリイカ(一般にはコウイカと呼ばれているやつの地方名。旨かった!)
シマアジ(これも旨みが出てた。)
ブリ(シャリよりもネタが2倍以上の長さ)
マグロ中トロ
マグロ大トロ
アシアカエビ(明石に揚がる、見た目も味も車エビそっくりの海老。蒸したものを軽く炙って)
タイラギ(厚切りを表面炙って。しゃりと貝の厚さがほぼ同じ)
アワビ肝のせ(柔らかく、旨みも強くて美味いがネタの温度が冷たい)
タコ(茹でたものを軽く炙って。やや硬い。)
アナゴ(長いまま焼いたのがネタケースにおいてありそれを炙ってくるりとむすんで握る。
    ツメで。食感が固いというか歯ごたえがあるというか、はじめてのタイプの穴子。)
アナゴ(煮たものを蒸して温めさらに軽く炙ってくるりとむすんで握る。
    塩で。色白で甘く柔らかい。
    ふわふわですごくおいしいけどネタが温かいのでシャリがすごく冷たく感じる)

以上でございました。

白身魚のオンパレード、たいへん満足しました。
握りはハリイカ、シマアジ、アワビがとてもおいしかった。
お魚の地元名なんかも知ることができたし、
大変楽しく勉強になるひとときでした。

気になったのは、温度と食感。
こちらでは保温櫃とかシャリウォーマーみたいなのは使っておらず、
しゃりの温度がひと肌以下です。
はじめはネタもまあまあ冷たいほうなんでであんまり気にならなかったんですが、
後半になって炙って出すものが多くなりましたので温度差が出ます。
今回はタイラギ、タコ、アナゴ2種でシャリのほうが冷たく感じました。
(アワビはネタのほうがさらに冷たかった・笑)
これまでシャリがひと肌なのにネタが冷たいというのは何度もありましたが、
シャリが冷たいのははじめてでした・・・。
シャリが冷たいせいか炙ったネタの焦げの部分の食感が妙にジャリっと固く感じられたし・・・。

でもねー不思議なことに、
冷たいんだけど固くなってないんですよ、シャリが。
ちゃんと口の中でほぐれてネタと一緒に無くなります。
不思議ですー。

これはわざとにそうしているのかしら・・・。
と思って、後日こちらのお店を紹介してくださった方に聞いたら、
やはり、淡路の寿司はこういうものらしいです。
(初対面で大将に直接聞くのはさすがにできなかった

白身魚がおいしかったし、
この冷たいシャリの謎について解明したいので、
また季節を変えて伺いたいと思います。

ごちそうさまでした


さて、またまたバスに乗って、
今度は淡路島の東の海沿いを北上し岩屋地区まで。
そこから本州の明石まで、ジェノバラインというフェリーで戻ります。


途中には観音様が・・・。
なんか寂しそうなかんじですね・・・。


さて、岩屋のフェリーターミナルに到着です。



今度は海からあの美しい橋を堪能します♪
しかもあの下を通るんですよー


ばいばーい、淡路島。また来ます。




わーい!大迫力!


名残惜しいですな・・・。
橋と海にウットリしている間に、たった13分で明石ターミナル到着。
フェリーターミナルと電車の駅がまあまあ離れていて、
やや駆け足で、

明石到着!
京都方面への快速に間に合いました!

ありがとう、兵庫。
また来まーす!

ということで、1時間爆睡で16時過ぎに京都着。

18時からまたお鮨です(爆)

つづく。