Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

大掃除の合間にコーヒタイム

2014-12-31 15:53:18 | Bread/Sweets
大晦日

前日まで岩手県内にいるにもかかわらず
ふらふらとよそを歩いておりましたので、
償いの意味も込めて
この日は実家の大掃除

せっせとがんばりまして、
3時のティータイム

釜石・ハピスコーヒーさんで買ってきた
コーヒーとチョコレートをいただきました。
ハピスさんはフェアトレードのチョコレートも豊富なのです

カカオビーンズを70%カカオチョコレートでコーティングしたもの、
そして、これまたハイカカオ(70%)のチョコレートも。
マンゴー&ココナッツとジンジャー&オレンジ。




コーヒーは、
メキシコ・マヤビニックのフレンチロースト。
ほろ苦さのあとに甘みがふわっと広がります。
メキシコのコーヒー、初めてかも。
おいしいです
シティローストぐらいのもおいしいかも。


カカオは独特の酸味が
チョコレートも、
ダークチョコとフルーツの絶妙なミックスがおいしかったー

また釜石行ったら買わなくっちゃ

盛岡 あこがれのモルトバーにてウイスキー

2014-12-30 23:59:04 | Spirits&Others
盛岡で寄り道編、2軒目はこちら。

スコッチハウスさん。

1年半ぶり3回目の訪店でございます。

こちらは私がウイスキーを勉強しようと思ったきっかけのお店です。
故郷にこんな全国的に有名なモルトバーがあるんだから、
そこを楽しめるようになりたいなー・・・みたいな

過去2回は全く意味わからずに飲んでいたので、
次に行くときは多少スコッチのことをわかるようになってから・・・と
心に決めていました。
そしてウイスキー検定を受けて、
ウキウキの再訪です

年末だからか、
マッサン絡みのウイスキー流行だからか、
過去に見たことない混雑ぶりで、
入れないんじゃないかとビビりましたが、
なんとかカウンターの端っこに座ることができました


まずはおまかせでハイランドとスペイサイドを。


デュワ・ラトレー カスクコレクション マクダフ28年 1984 シェリーカスク 51.4%

<デュワラトレー>
デュワー・ラトレー社は、1868年に設立され、
その当時数多くのウイスキーブランドの正規販売代理店として活動し、
その後何回かの吸収・買収を経て、
現在はモリソンボウモア社を経営していた“モリソン・ファミリー”の所有となっている。
そんな同社が初めてオリジナルのラベルで発売した
シングルカスク&カスクストレングスのシリーズが“カスクコレクション”。
業界内でも非常に注目されているボトラー。
味にこだわる姿勢には定評があり、日本市場においても評価が高い。
現在はボトラー界でも評価の高いテイスター、スーザン・ウェブスター氏の参加によって
原酒の選定にも今後さらに期待がもたれている。

<マクダフ蒸溜所(グレンデブロン)>
マクダフ蒸留所は1962年に創業された比較的新しい蒸留所。
1972年にウィリアム・ローソン社が買収。
生産される原酒のほとんどがウィリアム・ローソンのブレンド用となっており、
ほんの少量市場に出るオフィシャルシングルモルトは
蒸留所の脇を流れるデブロン川の名前を取って“GLEN EDEVERON”のブランド名で、
ボトラーものは蒸留所のある土地の名前から“MACDUFF”として発売されている。
蒸留所は海まではすぐの距離にあるバンフの東に建つ。
仕込水はデブロン川の支流、ジェリー川の水を使用。

テイスティング:
香:リンゴ、森、麦、焦がし麦、ナッツ、スモーク、
味:はちみつ、オレンジ、スパイス、ハーブ、根菜、上に広がる、
  余韻若いもも 杏
ハイランドって感じのフルーティで華やかななモルト。
おいしー♪





デュワ・ラトレー カスクコレクション ダルユーイン 21年 1992 54.9%

<ダルユーイン蒸溜所>
1852年、地元の農夫だったウィリアム・マッケンジーによって創業。
蒸留所はマッカラン蒸留所とクラガンモア蒸留所のちょうど中間、
スペイ川の支流であるキャロン川を跨ぐように建っている。
蒸留所周辺は自然に囲まれた谷間にあり、蒸留所の由来はゲール語で「緑の谷間」。
創業から11年後に対岸にストラススペイ鉄道が開通。
近くのキャロン駅から蒸留所まで引込み線が引かれ、
原料の調達と製品の輸送が容易になり、蒸留所は順調な生産を続けた。
(1967年に鉄道は廃線となり線路跡はスペイサイドウェイと呼ばれる遊歩道となった)
1891年、スカイ島のタリスカ蒸留所と合併、
1897年にはスペイ川の対岸に第2蒸留所としてインペリアル蒸留所を建設。
その後アバディーンにグレーンウィスキー工場も建設したが、
対戦前の不況で経営が悪化、
1925年にDCLの傘下に入り現在はディアジオ社の系列となっている。
タリスカー同様ジョニー・ウォーカーの核となる原酒モルトとなっている。
仕込用水はバイリムーリック川の水を利用。

テイスティング:
香:麦、夏の白い砂浜、岩についた海藻 加水でカカオ、麦チョコ
味:麦の甘さ、リンゴの皮、ハーブ、ミルクチョコ、上に広がる、ドライフィニッシュ、
  加水で麦チョコ、塩キャラメル、ドライフルーツ、黒糖、スモーク、樽
森の中にあるのに何でこんなに塩感強いんでしょう!?
こういうのがスコッチの悩ましいというか
おもしろいというところでもあるんですが




もう一つ大好きなこれを。

オールド・モルト・カスク クライヌリッシュ 30年(1970-2001)42%

ダグラスレイン社のOMCです。
カスクストレングスで42%なんですね・・・。

テイスティング:
香:リンゴ、柑橘、ミント、梨、塩味、海藻、かるくピート、
味:わりとさらりとしたテクスチャー、リンゴ、ハーブ、海藻、麦、潮風、
  余韻 潮風、やや短め、塩味
クライヌリシュらしさはあるのですが、
私が知っているクライヌリシュよりは塩感ピート感強く、
42%だからかねっとり感もなかったわけですが、
それでもおいしかったです。
1970年というと、
クライヌリシュ蒸溜所が新しく建てられたのが1967-1968年なのでまだ間もない感じ。
なので古いクライヌリシュ(のちのブローラ)の雰囲気をまだ引きずっているとか、
あのねっとり感の原因と言われているレシーバータンクの沈殿物がまだ溜まってなかったとか、
そう考えるとこの味わいも納得
このあと1972年には当たり年を迎えるわけですけどね。
なーんて、
好きな蒸溜所だとこんなことも考えられるから楽しいです



ってなことで、
3つぐらい飲んでそろそろおいとまの時間となりました。

ここのお店はスコッチウイスキーの博物館みたいなもんで、
本当は壁にずらりと並んでいるオールドボトルのコレクションを
ゆっくりと眺めたりもしたかったんですが、
お店が混んでいたことと、終電の時間があったのとで、
それは次回におあずけです

お店のご主人が自主出版されている本も今回ゲットしましたし、

またまた修行を積んで門をたたきたいと思います

ありがとうございました。
またよろしくお願いします。

すばらしいモルトの余韻に浸り、
幸せな気分で最終電車に乗って実家に帰りましたところ、
同級生の待ち伏せを食らいましてまた飲むことに
えーん、余韻が消えちゃうよー
かろうじて白州があったのでそれを飲みました


盛岡 馴染みのジャズ喫茶でウイスキー

2014-12-30 20:50:16 | Spirits&Others
一関から盛岡へ。
帰省で実家に戻る前に盛岡では2軒寄り道です


1つ目はこちら。


何度かお邪魔しているジャズと洋酒のお店です。
こちらもとても居心地がよいお店で、お気に入りなのです。



さっそくウイスキーお願いしました。

まずはマスターおすすめのこちら。

ガンクラブ 5年

伝統のブレンド技術が定評のアラン・ポインター社が
ローランド・モルトの穏やかな特徴を生かしてつくった、
さわやかなライトタイプのブレンデッド・スコッチ。
ハンティング愛好家でもあった創業者がハンター向けにリリースした銘柄。
(アラン・ポインター社はホワイトマッカイ社の前身)

テイスティング:
香:もも 南国フルーツ バニラ
味:麦とコーンの素晴らしいバランス、

香りがすごい。甘い香りがプンプン漂ってきます。お味もスムース。
古いブレンデッドウイスキーって熟成5年以上っていうのよく見ますが、
そういうのってなんかすごいおいしいんですよねー
若くてもおいしくできるブレンド技術、あとは多少瓶熟もあるのかしら。




もう一つおもしろい古酒を入手したとマスター。

ボンベイ ドライジン
これもすごいたくさんの香りがして甘くておいしかったー。
わたし、ジンの中ではボンベイサファイアが一番好きなので、
その元祖をいただけて貴重な体験でした




またまたすごいオールド・ブレンデッド・スコッチを・・・。

ジョニー・ウォーカー ジ・オールディスト

ジョニーウォーカーの最高級品「ブルーラベル」の古酒です。
以下詳細。

ジョニー・ウォーカーにはいくつか種類があって、ラベルの色で分けられています。
赤:タリスカーがキーモルト。他35程がブレンドされている。
黒:12年物。カーデュ、カリラ、ラガヴーリンが中心。
  以前はエクストラスペシャルと呼ばれていた。
(緑:15年物のピュアモルトを15種ほどブレンド⇒廃止)
ゴールドリザーブ:15年もののクライヌリッシュがキーモルト。
(ゴールド:18年もののクライヌリッシュがキーモルト⇒廃止)
プラチナム:ウォーカー家が特別なお客様だけに提供していたプライベートブレンドに、
      貴重な貯蔵庫から選び抜かれた18年ものをブレンド。
青:マスターブレンダーによって熟成の頂点に達していると判断した原酒だけを16種程ブレンド。
  すべてのボトルにシリアルナンバーがついている。
  50年から60年熟成したウイスキーが多種類ブレンドされていると言われる。

ジョニーウォーカーの最高級品の“青”は
1990年代始めまで「ジ・オールディスト」という名前で限定販売されていた。
そのオールディストの中でも初期のボトルには「Aged 15 to 60years」と表記されている。

ということで
テイスティング:
香:ピート 海藻、ミント、ヨード、モラセス、リンゴ、シェリー、生クリーム
味:ピート、麦、黒糖、ドライフルーツ、
すごい重厚な香り、濃厚なエキス。
これを十分に表現できない自分がもどかしいです
貴重なものを頂きました


 
比較に「エクストラスペシャル」もちょっとお味見させてもらいました。

エクストラスペシャルはジョニ黒の以前の呼び名で、
1970年代に流通していたものと思われます。
お味の方向性は似ていてスモーキー&スムースなんですが、
きめがやや粗いというか奥行きが浅いというか・・・そんな感じ
(ざっくりですいません




最後にシングルモルトを・・・。

グレンモーレンジ シグネット

「シグネット」は
グレンモーレンジの蒸留・製造総責任者ビル・ラムズデン博士と
ウィスキー製造者兼マスターブレンダーのレイチェル・バリーが、
全ての原料を厳選、製造方法も細部にいたるまで熟考し、丹念に生み出した。
「シグネット」の全容を知るのはこの二人だけで聖域のようなものだが、
一部を公開されているのは・・・
・グレンモーレンジの最も古く、最も希少なウィスキーをブレンド
・深焙りした「チョコレートモルト」を含む、希少な原料を使用
・グレンモーレンジが所有する単一畑のモルトを使用
・グレンモーレンジが特注したデザイナー・カスクで熟成した原酒を含む
・ノンチルフィルターで、アルコール度数46度

ということで
テイスティング:
香:黒糖 ミント はちみつ 柑橘 樽 バニラ クリーム、シナモン
味:柔らかい絹のようなテクスチャー、
  リンゴ、麦わら、甘く焦がした木片、木のみつ、ナッツ、リンゴの皮、
  やさしくとろけるような余韻
すごくキレイでおしゃれなモルトです。さすがグレンモーレンジ。
さすがフランス(グレンモーレンジ蒸溜所はルイ・ヴィトン社が所有しています)。




すんごい頭使って飲んでいたせいかおなか空いちゃいました


お店の人気メニュー、ナポリタン


ソーセージもいただいちゃいました


あーすごく勉強になりました。
わたし、ブレンデッドのテイスティングコメントが書けないのが
秘かな悩みだったのですが、
古酒なら多少書けるということが判明。
それでも香りはたくさん取れるんだけど
味わいはどうしてもシングルモルトと比べるとさらっとしているので
さらっとしたコメントになってしまう・・・
ブレンデッドのテイスティングもこれから頑張るアイテムですな。

ということで、
ありがとうございました!
またお邪魔します

そして寄り道2軒目へGO

あこがれのJAZZ喫茶へ

2014-12-30 16:49:12 | Restaurant/Bar/Cafe
久慈~気仙沼まで3日半の三陸の旅を終えまして、
JR大船渡線にて内陸の一関へ。

ここでは時間があったら寄ってみたいと思っていたお店があります。

まあ、
お店自体も開店時間が気ままだったりするので
あまり期待しないで行ってみました


ジャズ喫茶ベイシー

開いてた、開いてた

こちらは、震災後に岩手に戻ってくる回数が増えてから知ったお店で、
いつも寄ってみたいと思っていたのですが叶わず、
今回初訪問となります。

ジャズの巨匠、カウント・ベイシーの名を冠した店名。
オーナーの菅原さんはジャズに関する著書もあり、
定期的にライヴも開催されていたりして、
全国からジャズがお好きな方が訪れるその筋では有名なお店です。

タモリさんの新しい番組「ヨルタモリ」で、
タモさんが「一関のジャズ喫茶の店主・吉原さん」というキャラで出ていて、
ますます行ってみたい熱が高まっていたところだったので、
ようやく来ることができてうれしい!


入店し、お好きなところにどうぞと言われ、席に着き、
ビールをお願いしました。


音楽はすごい音量でかけられています。
私にはよくわからないのですが、
すんごくいい音響設備だそうで。

うん、スペックなんかはわからなくても
音聞いてればすごい設備だってわかります。

すごく大きな音なのにぜんぜんいやじゃなく、
ライブを聞いているかのような心地よさ。
店の照明のあんばいといい、音楽といい、
ものすごく心地よくて、すっかりまったりとしてしまいました・・・。

ということで、
コーヒーもお願いしました


なんでしょう、
何にもしないで良い音質で音楽を聴いている時間の贅沢さみたいな。
ほんとうに幸せな時間です・・・。

ふと壁を見ると・・・



たくさん有名人や全国のジャズ・ラヴァーさん達が訪れるお店です。


ジャズってまだまだ私にとっては勉強しかけて中途半端になっているアイテムでして、
まずは身近に居心地の良いジャズ喫茶なんかが近くにあれば・・・と
探してはみたものの、
いまいち住んでいる街には見つけられていないのが現状
っていうか、
たぶん私のジャズに対する姿勢がまだ定まってないからなんだと思うんですが。


でも岩手には私みたいな素人でも居心地がよいと感じられる
素敵なお店があるんですよねー。

はあ。
ステキな時間はすぐに過ぎてしまう・・・。

そろそろ盛岡に向かわなくては・・・。

またお邪魔したいと思います。


年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ⑬ 気仙沼

2014-12-30 13:47:01 | Travel
三陸の旅、4日目です。
午前中に気仙沼の町をくるりと見てまわります。


気仙沼のゆるキャラ、ホヤぼーやが津波の高さを教えてくれてます。






このあたりはもうずっと浸水しっぱなしです。
道路は1mぐらい仮かさ上げされています。





国の文化財の建物も変わらず津波の被害を受けたままです



さて、港周辺を歩きます。





港周辺はあんまり変化ないですね・・・



気仙沼って、
海岸に切り立つ山肌に建物が立っている雰囲気が
ヨーロッパの雰囲気に似ていますよね・・・。
ステキです

おや・・・



港の南側は岸壁がかさ上げされて、
きれいに整備されていますね・・・。

南のほうからかさ上げが進んでいるんでしょうかね。

さらに南に行ってみましょう。



道路もこのように半分ずつかさ上げされていくんですかね・・・。



気仙沼 海の市シャークミュージアムは、
今年の春から営業再開しています。


いつもここに上って南気仙沼の町並みを眺めるんです・・・。

どれくらい盛り土が進んだかな・・・。

あっ・・・。



すっ・・すごい・・・。
すごい進んでる・・・!
全ての区画に同じ高さの土が盛られて、
一部つながって道路のイメージもわかるようになっています。

今年のゴールデンウィークはこんな感じでした。
(H26.5.6)
この7か月でものすごいスピードで進んでいます・・・。

この3日間で岩手沿岸をまわってきて、
こんなスピードで目に見える変化が出ているところはなかったので、
なんだか岩手と宮城の違いを見せつけられた感じがします・・・。

震災直後は気仙沼は全然手付かずだった時期が長く、
土地柄、岩手に近いこともあって、
「もう気仙沼は宮城からは見捨てられてるから岩手に入っちゃえばいいのに」
なんで冗談で言ってたんですが、
宮城が本気出せばこんなにすすむんだ・・・って、
なんか衝撃でした


さて、港のほうに戻ってコーヒータイムにしましょう。

昨夜ウイスキーをいただいたストレイシープさん。
朝から夕方まではカフェとして営業しています。


コーヒーいただきながら、
お店の人といま見た気仙沼の変化についてトーク。

そして横丁内のみやげもの屋さんで海産物をいくつかゲット。

さて、体も暖まりましたので、もう少し歩きます。
今度は気仙沼の北、鹿折唐桑の方面へ。




気仙沼港に沿ってぐるりと歩いて・・・



唐桑のかさ上げ地区が見えてきました。


あ、JRの線路があったところになんかコンクリート打ってある・・・。



BRT専用道にするんだ・・・

JR大船渡線は本来一ノ関から気仙沼経由で大船渡までの路線ですが、
現在、一ノ関~気仙沼は鉄道、気仙沼~大船渡(盛)はBRT代行となっています。
しかし、BRT区間の気仙沼~陸前矢作までは内陸を走るため津波の被害がほとんどなく、
鉄路での再開が可能な状態だったので、そうなることを願っていたんですが、
BRT専用道を延ばすということになったようです・・・


ため息をつきながら、
近くにあった見晴らし台へ。


わー・・・・

ここもかさ上げ進んできれいに整備されてますね・・・。
気仙沼は港町の周辺からかさ上げや区画整備を進めていっているんですね。

気仙沼横丁もあと1年ちょっとで撤去されるとのことなので、
それまでには周囲の整備が目処ついて、
それから中心部のほうのかさ上げがはじまるということですね。
早い早い。
すごいなあ・・・



港が見えます。
この辺りは震災のとき火災が広がったところです。
昨年までは打ち上げ船を撤去するしないで揉めたりしていて
手付かずな感じだったのに、
あの船が解体撤去されてからものすごい勢いで整備が進んでいますね・・・。


打ち上げ船が無くなって、観光客が減り、
閑散としてしまっていた鹿折復幸マルシェも、
かさ上げ工事に伴い移設されましたが元気に営業中です。
 






ここでちょっと早めのランチをいただくことにしました。

釜揚げうどんの団平さん。


団平うどんとマグロ中おち丼ミニのセットをいただきました。
おなか一杯胸いっぱい!
ごちそうさまでした


さて、一ノ関行きのJR、ちょっと急げば早めのに間に合いそうなので、
やや駆け足でもどります



ほんとに良いお天気で、予定通りに歩いて回れました。
しかも、気仙は暖かい!
釜石から北と、大船渡以南では空気のまろやかさが違います。


さて、気仙沼駅到着。



ドラゴンレール大船渡線に乗って
岩手県内陸南端の町、一関に向かいます。

3日半に渡る、三陸沿岸の旅、
いつもとは違って、あらかじめ旅程を立てずに進んだので
ゆっくりと見て歩くことができました。

ありがとう三陸、また来ます!


おわり。



番外編 年の瀬に三陸沿岸でウイスキー ③ 気仙沼

2014-12-29 23:55:23 | Spirits&Others
気仙沼横丁のストレイシープさんにて、またまたウイスキー三昧です

まずはブレンデッドスコッチから。

モンキーショルダー

ウイリアム・グランツ社の3つのモルトのブレンデッド(ヴァッテッド)モルトです。、
①グレンフィディック(シングルモルト販売量世界No.1)、
②バルヴェニー(フロアモルティング)、
③キニンヴィー(1990年創業以来、オフィシャル・ボトラーズ共に一般的リリースなし)

これ、実物を見たの始めてだったんで、飲んでみることにしました。

フロアモルティングの時のシャベルワークで痛くなった肩のことを
モンキーショルダーっていうんですって。

テイスティング:
香:麦、リンゴの皮、軽くはちみつ、
味:麦の甘さ、余韻やさしく長い

グレーンウイスキーとか入っているわけではないから麦感強いんですが、
シングルモルトよりは優しくて、おいしいブレンデッドです




アンノック12年

<ノックドゥー蒸留所>(ハイランド)
1894年に創業され、スコットランドで最も小さく、最も魅惑的な蒸留所のひとつ。
本来はブレンデッドのヘイグの原酒供給用の蒸留所として設立された。
3度の閉鎖を経て、
1988年インヴァーハウス社に買収され、1989年2月6日には生産再開。
ノッカンドゥという蒸溜所との混同を避けるため、
2000年ブランド名を『アンノック』に変更。

テイスティング:
香:桃 洋梨、マンダリンオレンジ、ハーブ、
味:とろり、洋梨、かるーく麦、上に軽く渋み広がる 余韻甘く短め

すごーくフルーティなハイランドモルト。
とってもおいしいです。
ウイスキー検定のテキストに載ってた50蒸溜所のうち
これだけ出会えてなかったんです。
気仙沼で出会えるなんて




グレングラント16年(スペイサイド)

テイスティング:
香:甘い麦、はちみつ、ハーブ、茶色いリンゴジュース、
味:麦の甘み、カカオ、リンゴのコンポート、はちみつ、スパイス、上から中間に広がる、
  余韻カカオ長い

グレングラントは限定品のファイヴ・ディケイズを飲んだことがあったんですが
通常販売のオフィシャルものは飲んだことがなかったのでいただいてみました。
麦とフルーツの甘みのバランスが良いとてもおいしいモルトです。



ちょっと久しぶりにバーボンも飲んでみたくなりこちらを。


オールド・グランド・ダッド

甘い!トウモロコシってこんなに甘いんだーって感じ。
モルトばっかり飲んでたせいか、ビックリする甘さです
alc.40%ってこともあり、とっても飲みやすいです。
バーボンのテイスティングコメントを書いたことがなくて、
今回チャレンジしようと思ったんですが、
あまりにもトウモロコシ感が強くてモルトとの違いに圧倒され、
コメントが浮かんできませんでした
修行が足りませんねー。
がんばります


ということで、
気仙沼でもとっても良いウイスキー修行ができました。
ありがとうございました

年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ⑫ 気仙沼で夜の部

2014-12-29 23:19:41 | Restaurant/Bar/Cafe
気仙沼到着です。


宿にチェックインしましてしばし休憩後、
復興屋台村気仙沼横丁へ。


わーい!気仙沼での夜の部は1年8か月ぶりかしら


いつも賑わっている横丁も、この日は静か・・・・。

これならいつも入れずじまいのお店にも入りやすい!
3~4軒まわりたいなー

昼間あれこれ間食しすぎてあんまりお腹すいていなかったので、
ウイスキーからスタートしました

ショット・バー ストレイシープさん。
若い雰囲気ですが、わりとおもしろいモルトのラインナップで、
ウイスキーくいくい飲んじゃいました
詳細は番外編にて。


さて次行くかーと外に出て見回したところ、
あんまりヒマすぎるからか店仕舞いの準備しているところもちらほら

やばい!

まずマグロ食べられて日本酒あるところに行かなくちゃ!
と伺いましたのはこちら。

大漁丸さん。
30年間マグロ船の料理長を務めた方のお店。

気仙沼の地酒、男山本店の蒼天伝をいただきながら・・・



お刺身盛り合わせ。


マグロの目玉のタタキ。


同じく気仙沼のお酒、角星・金紋両国。 


蒸し牡蠣。

親切で明るく楽しいご夫婦のお店。
この日が年内最終営業日ということで品切れも多かったのですが、
マグロと地酒いただけて大満足
ごちそうさまでした。


あとはもう横丁で行きたかったお店は閉店しちゃってたんで、
ちょっと先にある南町紫市場に行ってみることに。


本日1軒目のストレイシープさんで、
ウイスキー好きならここにも行ってみてと言われてお邪魔しました、

ダーツ・バー・Aさん。

こちらも若者がダーツをして楽しむ若い雰囲気のバーですが、
スコッチもたくさん置いてありました。
まだ飲んだことないものはなかったので
グレンリベットとグレンフィディックの18年の飲み比べをして、
お店のマスターと少しお話をしていましたが、
旅の疲れか、もう眠くなったのでこの日はこれにて終了
(つか前日も3時まで飲んでたんだった


気仙沼のイルミネーションを眺めながら
日付が変わる前にホテルに到着しぐっすり寝ました


つづく。



年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ⑪ 陸前高田

2014-12-29 17:18:59 | Travel
BRTにて陸前高田に到着です。



途中、ルートが変わっていてビックリしました。
高田病院から市役所の間が変更になっています。

市役所もお正月を迎える準備。



これ、ここにあるって今まで気づいていなかったかも・・・

さて、陸前高田でもいつものように、
市役所から奇跡の一本松方面に歩いてみます。



途中、こんな看板を見つけました。



ほんとだ、色が付いたガラスが埋め込まれてる・・・。

この道は何度も歩いているのに、
いままで「ガラスの道」に気が付かなかったなんて・・・
他の町でもまだ見落としてることたくさんあるんだろうな。
かさ上げ工事でなくなってしまうまでに
できるだけたくさんのことを見ておきたい・・・。





かさ上げが始まっちゃったら
前の町の面影はほとんどなくなっちゃうもんね・・・。

この辺はまだこれから盛り土なんだけど・・・



でも通行禁止だからね・・・

じっと見つめて、前の町の様子を思い出そうとするけど、
もう難しいのです

ときどきこんなのが残っていると・・・、

あ、この辺りが病院があったところか・・・ってわかるんですけどね。

さて、そろそろ目的地に到着です。


だいぶ歩いてちょっと疲れたし、
BRTまでそんなに時間がないので、
一本松はここから眺めるだけにしよう



とはいえ、ベルトコンベアーが邪魔で松がよく見えないんです


八木澤カフェにて、醤油ソフト購入しBRT待ち

ほんのりお醤油味でおいしいソフトクリームです。


さて、これから気仙沼に向かいます。


つづく。


年の瀬の岩手沿岸ぶらり旅 ⑩ 大船渡

2014-12-29 12:17:51 | Travel
ちょっと寝坊しまして、
ホテルから駅まで激走
ギリギリで間に合いました


またね―釜石!

ということで、三陸鉄道南リアス線で大船渡に向かいます。


唐丹(とうに)。


越喜来(おきらい)。


甫嶺(ほれい)。


大船渡の町が見えてきました。

そして盛(さかり)駅到着です。


いつものように盛駅からひとつ先の大船渡駅まで、
町の様子を見ながら歩きます。

新しいお店を発見!

丸橋とうふ店。
津波の被害を受けて、2013年から再開されているそうです。
私が気が付かなかっただけか


おからのドーナツを買いました


新しいホテルの建築現場など見ながらてくてくと・・・。

ふと海のほうを見ると・・・

遠くになんか新しいコンクリートが。
なんでしょうあれ。

近づいてみると・・・

堤防だ・・・。
大船渡の堤防はこれくらい高くなっちゃうんですね。
7mちょっとみたいです。


ちなみに今までのは手前の低いやつです
すんごい低いですけど、
海が見えてカモメの絵もついてるし
なんかよかったよね


かさあげ工事もボチボチ進んでます。





そんな中、この地域のかさ上げに伴い、
現在営業中のプラザホテルが2016年度内に解体予定とのニュース・・・。

津波の被害に遭いながらも早い時期に修復し、
営業再開していたプラザホテル。
移転するホテルが完成したらこちらは解体、
そしてかさ上げ、ということなのでしょう。

プラザホテルのすぐ近くにある、ホテル福富さんはどうなるのでしょう・・・。

福富さんも、震災後早くから復旧されて営業再開していました。
私が震災後初めて大船渡に来たときに泊まったホテルです。


さて、仮設の商店街に行ってみましょう。

静かです・・・・

そんな中・・・・

あ!
SANEN 開いてる・・・・!

こちらは私がずーっと気になっていたサンドウィッチ&お惣菜やさんですが、
いつも営業終了だったり臨時休業だったりして
開いているのに遭遇したのははじめてなのです

さっそく入ってみました。

アンティークでざっくりした感じが居心地よさそう

お惣菜やお弁当の販売が主なんですが、
イートインでカレーもあるとのことだったのでそれをお願いしました。

じっくり煮込んだポークカレー。
玄米入りのごはん、お水の代わりにルイボスティー。
ステキです。そして美味しい♪


デザートにスウィートポテトもいただいちゃいました。
大満足


さて、そろそろBRTの駅に向かいましょうか。

元大船渡駅はかさ上げ待ちでBRT専用道の役割を終えました。






駅前通り。








震災前の町の面影を残すところもどんどん少なくなりますね・・・


さて、BRTでお隣の陸前高田に向かいます。




つづく。

番外編 年の瀬に三陸沿岸でウイスキー ② 釜石

2014-12-28 23:59:59 | Spirits&Others
はまゆり飲食店街のバー・リンクさんにお邪魔しました。

シングルモルトが何かあれば・・・とお願いしましたら、
思いのほか変わったのが出てきました




イチローズモルト 秩父 ポートパイプ 2009 61%

<ベンチャーウイスキー 秩父蒸溜所>
ベンチャーウイスキー社、イチローズモルトは、
同社の代表である肥土伊知郎(あくと・いちろう)氏の名を冠したウイスキー。
2004年実家である東亜酒造が倒産後、関西の酒造メーカーに売却されてしまう。
売却先の酒造会社はウイスキーに関心がなかったため、
熟成中の約4000樽のウイスキーの原酒は”廃棄”されてしまう事に。
『我が子を捨てるような事は出来ない』と、
肥土伊知郎氏は独立して醸造・蒸溜を続ける事を決断。
福島県郡山市の『笹の川酒造』に協力してもらい、
貯蔵管理する場所を得る事に成功。
2004年9月、資金を集めベンチャーウイスキー社を創立、
ウイスキーの多様な可能性を誠実な造りで実現している。

テイスティング:
香:ポート、スパイス、ミント、金柑、はちみつ、スモーク、モラセス、焦がし麦、
味:カカオ、加水で焦がし麦、余韻短め、

イチローズモルトはいただくのはじめてでした。
ラベルに書いてあるスペック情報を見ないでテイスティングしたんですが
香りにポートを感じたので
あとでラベルと見てポートフィニッシュと書いてて
うれしかったー

それにしてもこれ、シングルカスク、カスクストレングスで3年熟成・・・。
なぜあえて3年で出したのかしら・・・。
すごく香りがよくていろんなイメージが沸くんだけど、
熟成が短いからか味わいがあんまりよく取れなかった

しかもこれ、相当高いと思うんだけど・・・。
ここのバーは、どの飲み物もワンショット500円で、
「ほんとに500円でいいんですか?」って何度も聞いたんだけど、いいって
(あとでネットで値段調べてぶっ飛びました・・・



もう一つ・・・。


シグナトリー ハイランドパーク 23年 1990 55.7% 
Matured in Wine Treated Cask

<ハイランドパーク>
1978年、北欧とスコットランドの文化が交差するオークニー諸島で創業。
以来ハイランドパークはオークニー諸島の遺産の一部となっており、
1999年にはユネスコの世界遺産に登録されている。
ハイランドパークの魅力は主に3つ。
フロアモルティング、
メインランド島でしか採掘できない貴重なピート。
ミネラル分豊富な硬水での仕込み。

<シグナトリー社>
シグナトリー社はエジンバラのサイミントン兄弟が1998年に設立。
現在はインディペンデント ボトラーとして第2位の地位にあり、
入手できる限りの蒸留所のシングルモルトを瓶詰めしている。
また、膨大なモルトストックが有名で、
2002年にスコットランドで一番小さい蒸留所『エドラタワー』のオーナーとなる。
2007年11月以来、ボトリングはエジンバラを引き払い、
全てエドラタワー蒸留所で行われている。

テイスティング:
香:モラセス、バナナ、麦
味:ピート、麦、
  ガッツン余韻短め、すっと消える、ドライフィニッシュ
  スモーク、潮風、リンゴの皮、カカオ、根菜、スパイス、びりぴりアルコール

ハイランドパークは硬水使ってるからドライだとは思っていたけど、
23年経ってもこんなに柔らかさがないの?ってビックリしちゃった
ボトリングが今年の2月っていうのもまだまだ固く感じる一因でしょうか。
ワインカスクフィニッシュの片鱗も感じない硬さでした

しかもこちらも500円で。かえって罪悪感・・・みたいな

ということで、なんだかわかんないけどホテルに戻ったのは3時ぐらい

貴重なモルトを安くいただき、ありがとうございました。


つづく。