Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

なにやらちょっと忙しい今日この頃・・・・の近況報告

2011-01-31 23:59:33 | Life
最近なにやら忙しいです、仕事。

っつか、新年度は何かと忙しくなりそうなので
今のうちにいろいろ準備してるって感じでしょうか。

今の職場、
PT3人(既婚男子2人+私)、
OT2人(2人の子持ち女子+新婚女子)、
新卒のST(今月から正規入社)
という構成ですが、
大きく変わりそうです。

まず、子持ちOTが正社員からパートに変わります。
上の子が小学校に上がり、
近所に学童保育が無いから。
これは昨年夏ぐらいから予定していたことなので、
まあしょうがない。

そして、昨年暮れに判明したこと。
PTがひとり辞めることになりました。
奥さんが北海道に馴染めず、
実家の山形に帰りたいとのことで・・・・
覚悟して来いよ!もう!

もう一つ、年明けに判明したこと。
新婚OTのほうが妊娠しました。
9月初旬出産予定なので、
長く働いても6月までと。

あああ~。
ピンチです。

一応、
OT一人パートになるってことで、
募集は出していたんですが、未だ音沙汰なし。

今後も余り期待できません。

PTもOTも既卒が来てくれると助かるのですが、
最悪新卒でもしょうがありません。
誰も来ないよりマシです。

その場合、
マンパワーとしてむちゃくちゃ働く+新卒の教育
という、
老体には結構キツイパターンに陥りそうです。
教育は得意とはいえ、
もしPTもOTも新卒来たら結構イライラするだろうなあ。

しかもはじめの数ヶ月は公休もあんまり取れなくなると思います。

まあその場合、
休日出勤手当てタンマリもらいますけどね。
先日その件で事務長と話し合い、
「うん」と言わせました
当たり前ですけどね。
なんとなくサービス超勤にならないように予防線です。

母体の病院のほうから一人OTをもらう話も出ていますが、
その場合、
仕事全然しなくて余されているオヤジOTが来ると思われます。
そんなんだったら
誰も来ないほうがマシです。

とりあえず目先の懸案は、
辞めるPTが有休消化のために3月のいつまで出勤するか。
それによって、
私の3月の東京行きの日程が左右されます。
辻井伸行のコンサートは絶対行くんだ!

あとは
新人ST君を3月までに使い物になるようにすること。
4月以降、少しでも楽できるようにね。

タイミング見計らって札幌復帰を目論んでいたのですが、
なかなかうまく行きませんな。
そんなときに限って
よさ気な求人があったりするんだよなあ、もう。
気になるのが3件ほどあるんです。
でもちょっとムリね。
残される人たちがかわいそう過ぎる。



プライベートは、
なんと、
先週のオウチ率100%!
すばらしい!
でも今週は2回外食予定です

オウチ率高かったのはサッカーのお陰もありますね。
あとはおうちで楽しむことが定着しつつあるのも一因。
ボルドーシリーズ復活とか、
編み物始めたりとか、
語学の勉強やったりとか。
いま、ウォークマン系全て故障で、
リスニングしながら語学勉強するにはオウチにいるしかないのです。
新しくiPotみたいなヤツ買おうか検討中。

何語を勉強しているかというと、
イタリア語です。
ザッケローニが何言ってるか理解するためと、
来年イタリアワインの試験を受けるためです。
とりあえず3月にイタリア語検定5級受ける予定です。
とはいえ、
本格的に勉強始めたの今年に入ってからですが
前にイタリア語少し勉強したし、
英・仏・西の知識を駆使すれば、
5級程度の机上の知識は何とか身につくか・・・との甘い考えで。
っていうか、
手っ取り早い目標がないと頑張りが効かないのでね。

伊検終わったらドイツ語の勉強始める予定です。
やはり時間を有効に使うためにウォークマン買っちゃうかな。
2万円・・・・
高い・・・・。

ヨガ4回目 5回目

2011-01-25 19:48:54 | Life
4回目は日曜日。
一番呼吸があわせやすいイントラ。
やりやすかった。
クビの筋肉痛は楽になってきた。
肩胛骨周囲が、筋肉痛後の硬さにより動きが悪い。
それより一番ヒドイのは大殿筋とハムストリングス(裏もも)の硬さ。

5回目は月曜日の予定でしたが、
筋組織に修復の時間を与えるために一回休み。

本日火曜日に行ってみました。
思ったとおり、組織が修復した感あり。
痛みも硬さも劇的に改善傾向。
今まで痛くて伸ばせなかったところも伸びるので、
各ポーズで可動域が広がり、
お陰でバランスの取り方が今までと違うので、
これまでの5回で一番グラグラしてイラつきました(爆)
まあ前向きに仕方ない。

今月中あと4~5回行って、
もう一段階ぐらいアップするとジョグに繋げやすい。

その前に一回、鍼をブスッと刺してもらった方がよさげです。
右腰椎4、5、仙椎1番辺りの地雷がくすぶり始めてます。
このサインを無視して雨の中のハーフマラソン走ったのが、
このこの2年ほどの故障シリーズの始まりでしたから。

慎重に自分の体の訴えを聞いて・・・。

どうしても今年、道マラ走りたいんです。
自分が自分であるために。

復活!メドックシリーズ シャトー・ラグランジュ 1998

2011-01-23 19:04:31 | Wine


CHATEAU LAGRANGE 1998
Saint-Julien


シャトー・ラグランジュは
今日でこそメドック格付け三級として君臨していますが、
その道のりは決して平坦なものではありませんでした。

19世紀にデュシャテル伯爵によりシャトーの名声は高められ、
畑の環境整備や高い栽培技術をもって
ワインの品質は磨き上げられてきました。

しかし1925年以降センドーヤ家の所有下になると
大恐慌という時代の波も受け、シャトーは荒廃していきました。
その後、60年代、70年代にかけての評判も極めて低いものでした。

1983年、欧米以外の企業によるフランス政府の初の認可を受け、
サントリーはこのシャトーの経営を引き継ぎました。

そして本来このシャトーが持っている力を最大限引き出すための
大幅な改造計画が始まりました。

まず、当時ボルドー大学でワイン醸造研究所長を務めていた
醸造学者エミール・ペイノー博士に協力を依頼しました。
そしてシャトー・ラグランジュの総責任者には
彼の門下生であるマルセル・デュカスが就任しました。

グリュオー・ラローズに隣接している畑は
もともと立地がよく、また幸運にも分割されずに残っていた為、
結果的に潜在能力の高い土壌が
サントリーへと引き継がれる形となりました。
当時の畑はメルロ種が半分を占めていましたが、
カベルネ・ソーヴィニョンの比率を高めると共に、
剪定と収穫量の制限をすることで葡萄の品質を高めていきました。

また、醸造設備についても大幅に改良を加えました。
最新式の温度コントロール装置付ステンレス発酵タンクを数多く揃え、
品種ごと、区画ごとに醸造することができる体制を可能にしました。
このようにして、畑から醸造施設、
そして庭園や館に至るまでに大幅な改革が進められてきました。

出資はいっさい惜しまなかったため、
管理を行うマルセル・デュカスや、
若くて熱心なエノロジストである鈴田健二といった有能な人々が、
びっくりするほど短期間のうちに
すばらしいワインをつくるようになりました。

当時、メンツェロプロス家による
シャトー・マルゴーの伝説的ともいえる方向転換が
喝采を浴びていましたが、
サントリーによるシャトー・ラグランジュの改革は
それをも上回るほどの大計画でした。

また、83年のヴィンテージから
セカンドラベルであるレ・フィエフ・ド・ラグランジュが造られ、
その品質基準がさらに高められるようになりました。
それでも今なお、このワインの価格は、
向上してきた品質レベルにしてはかなり低く抑えられています。


<シャトー情報>
平均年間生産量:30万本
畑面積:109ha、
平均樹齢:25年、
植樹密度:8500本、
平均収量:58hl/ha
育て方:28℃の発酵と3週間のマセレーションは
温度管理されたステンレスタンクで。
    熟成は新樽60%で20ヶ月。清澄も濾過も行う。
ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニョン66%、メルロ27%、
       プティ・ヴェルド7%
所有者:シャトー・ラグランジュSA(サントリー)


<テイスティング>
色:エッジは明るめのガーネット 中央は濃いガーネット
  透明度は低い 粘性高い
香:バラの花、赤果実 
  鉄分 鉛筆の芯 仄かにクローブのようなスパイス スモーク
  カシス カラメル カカオ
味:アタックはマイルド うっすらと青野菜の風味
  カシス 
  タンニンは中等度 少し口内に張り付きすぐに消える
  ベルベットのような滑らかさ
  酸味は低め
  alc.12.5%くらいか
  カカオのフレーバー
  余韻は長めでカシスの風味

アッセンブラージュ
予想:CS70%、Me20%、CF7%、PV3%
正解:CS65%、Me28%、    PV7%

alc.正解:13%

アッセンブラージュは微妙な間違い。
フランが入っていないというのは当てたかったなあ・・・。

かなりうまかった~。
でも香りの複雑さに比べて味わいがやや単調。
きれいすぎるとでもいいましょうか。
フランが入っていないせいかもしれません。
早飲みもできるように作ってあるということなんで、
これ以上置いても
さらに熟成のよさが出るって感じではないのかもしれません。



ヨガ 3回目

2011-01-22 16:06:34 | Sports/Fitness
土曜日、午前中にヨガに行きました。

今日のイントラは、
一番チェック厳しい、とわたしが思っている人。

もうちょっと体が慣れてから
彼女のクラス取りたかったんだけどなあ・・・
とおもっても、もう時すでに遅し。
前もってその日のイントラ知らされないので選べないし。

他のイントラは、
ポーズの間違いとか見て見ぬ振りっていうか、
その人に直接じゃなくて
「こうなっている人いるから気をつけて~」と
不特定多数に向かっていうんです。
でも彼女は、容赦なくつかつかと歩いてきて、
直接身体に触って矯正してきます。
もちろん優しくですが。

それがいいと思える余裕があるときならいいんですが、
昨年の故障明けのときはキツかった・・・。

今日も実は矯正されちゃいました。
しかも一番最初の呼吸で。

でもそのお陰かなんか知らないけど、
筋肉痛maxピークのわりには
この3回のなかで一番いいポーズがとれました。

そして彼女のいいところは、
クラスのあとも必ず声かけてくれるんです。

「さっきの呼吸、気をつけてみてね。
 前よりだいぶ肩がやわらかくなってきてるから、
 呼吸も続ければよくなるよ。
 しばらく私のクラスとってなかったよね?
 他でがんばってたのかな?」
「いや~実は半年全く来てなくて、
 今週から復活して3回目なんです。」
「え~!?
 でも、前はできなくて私が矯正したコレ(ポーズ取りながら)、
 すごくよくできるようになってたよ。」
「はい、やっぱ、
 いい刺激入れてもらうとそれって身体に残るんですね。
 またがんばります。」
「うん、またね~」
みたいな。


いま筋肉痛ひどいのは
頚と大殿筋。
あとはずいぶんこなれてきました。


明日の日曜日もがんばります。



読書    KAGEROU   斎藤智裕 著

2011-01-22 09:07:48 | Book


はい、言わずと知れた、
水島ヒロのデビュー作です。

とても読みやすかったです。
最近、村上春樹とか、比喩満載系ばかり読んでいたので、
やはり新人作家さんのストレートな表現はかなりスルリとしていて、
まあ、物足りないって言えば、そんな感じ。
うん、
命とかそういうテーマなんだから、
もう少し登場人物の心の動きの裏表みたいなのが
間接的に表現されていて
読者がいろいろ想像しなきゃいけないような感じだったら、
もう少し上出来だったのかもしれない。

まあ、新人作家さんですからね。
荒削りも味のうち。

でも例えば、
川上未映子の処女作なんかと比べたら
やはり複雑さとか重さが足りないんですね。
なんとなく・・・。
自殺を考えていた人のなかの何人かでも
これを読んで、
「もうちょっと生きてみようかな」って思うかもしれないなあ・・・
みたいな重さはない。
まあ半分非現実的なことだからしょうがないんですが、
でもファンタジーチックな面が盛り込まれた作品でも
そういう重さって作り出していけると思うので、
やっぱもの足りないと感じるんでしょうな。

とはいっても、
お話の面白さとかそういった面では
なかなかのもので、
まあ、映画にもしやすそうだし、
よい作品なのではないでしょうか。

最初のほうでは
主人公の心の中の「愛」に関する部分がほとんど出てこなくて、
誰も心から愛さず、誰にも愛されないまんま死んじゃうんだ・・・
って思っていたんですが、
最後のほうではやはり愛。

「人を愛するということはその人のために生きることであり、
 同時に死ねることだ。
 そのことを死ぬ前に知ることができただけで
 自分の人生には意味があった・・・」

人を愛することを知らずに死んでいく人が
世の中からいなくなりますように。

金曜日のディナー @ フランス食堂クネル

2011-01-21 23:59:10 | Restaurant/Bar/Cafe
金曜日の仕事あと、
ワイン友のヒトミさんと出かけましたのは、
カジュアルなフレンチビストロ、クネルさん。
わたくし再訪、ヒトミさん初訪問で、
彼女のリクエストにより訪問の運びとなりました。


ワインは2人とも気になっていて
いつか買って飲んでみようと思っていたものがオンリストだったので
それをボトルで。

アルザスの自然派ワイン。
リースリングとかピノグリの混醸。
香りはリンゴ、お味はビオ

お料理時間かかりますって言われてたんですが、
結構いい感じに出てきましたよ。


オマール海老のテリーヌ。


ニシンのマリネと温かいジャガイモのサラダ。


クネル。


鹿肉のステーキ。
これにはグラスの赤ワインを合わせて。

で、デザートも。

チョコレートのスフレ。

どれも美味しくいただきました。
お料理的にも内装的にも女子が大好きな感じのお店。
音楽も私が大好きな感じのシャンソンが流れていて、
モンマルトルとかにこういう店ありそう~みたいな。
でもいつも混んでいてなかなかふらっと入れないのです

ワインは変り種好きな私たちにとっては結構楽しめるラインナップ。
なんだか東京の「アヒル・ストア」っていう、
かわいいワインバーを思い出しちゃいました。
あそこもまた行きたい

ってな感じで今宵も満喫、ご馳走様でした

またいつかの機会に・・・。

休日ランチ ジビエシリーズ4回目 @ ラ トルテュ

2011-01-20 23:41:35 | Restaurant/Bar/Cafe
平日休みだった木曜日、
ヨガの後に向かいましたのは、
先日もうかがったばかりのフレンチ、ラ・トルテュさん。

今週からメニュー変わるって事だったので
何気にウェブサイト見ていたら、
なんと、前回いただいてものすごいおいしかったデセールが
この日で終了、翌日からは別のものに変わると!

これは、もう一度食べておかねば!!
と、さっそく予約を入れました。

やはり電話で名前を告げただけで「ああ、どうも先日は・・・」と。
昼からあんだけ飲み食いすれば覚えられて当たり前です


しかも、
お店に伺ったら、
「今日はチョコレート狙いですか、もしかして?」
と、あまり間を開けずの再訪の理由も
すっかりバレバレでした

さて、この日も
アペリティフにシャンパーニュ頂きながらのアミューズ。

左は鴨肉のゼリー寄せ、右は鹿肉のパテ。


前菜前の小さなお料理、
1品目は前回と同じタラの白子のフランでした。
(写真無し)

2つ目は、

タラバガニに衣を着けて焼いたもの
ソースビスク(甲殻類のソース)とともに。

カニたっぷりで、ソースも濃厚で大変美味しくいただきました。

これにあわせて、
ミシェル・カイヨのサントネイ(ブルゴーニュの白ワイン)出てきました。
ワイン単独だと結構樽が強いのですが、
お料理に合わせるとワインもお料理もマイルドに。
すばらしいマリアージュ。

そして前菜。

フォアグラとラ・フランス
アンディーヴ包み、シャンパンヴィネガーのソース

柔らかいフォアグラと洋梨を歯ごたえのよいアンディーヴで包んで。
濃厚なソースがアクセント。

これに合わせて出てきたのは、
ボルドー、サンクロワ・デュ・モンの貴腐ワイン!
食中酒としてちょうどよいくらいの甘さ。
フォアグラと貴腐って教科書的マリアージュですが、
コースの中でこうして頂くってあんまり無かったので、
たいへん楽しめました

そして、メイン。
今回は魚なし、お肉のみにしました。

野鳩の温製ドディーヌ
フォアグラとチリメンキャベツ、トリュフ風味

ホントはこちら、
ディナーの為のメインなのですが、
前もってお願いすればランチでも出せるってことだったので。

歯ごたえのあるしっかりした野生の鳩のお肉を
濃厚なトリュフとフォアグラとともに・・・
なんと言う贅沢なのでしょう

ワインは先日別のフレンチレストランでもいただいた
ヴァロワイユのジュヴレイ・シャンベルタン2001。
すばらしいマリアージュでした。

お口直しは前回と同じ、あんぽ柿のシャーベット。
(写真無し)

そしてわたくし的に本日の超メインだったこれ。

ピュア・カライブ
お皿をなめたい勢いでした
毎年冬にはコレを出すそうなので、また来年までのお楽しみ・・・。



そしてプティフールもしっかりいただきましたよ~

ああ~またまたビッグランチいただいちゃいました

すっかりお気に入りです、このお店。
この冬あと2回ぐらい行っちゃうと思います

ヨガ、2回目。

2011-01-20 23:15:54 | Sports/Fitness
今日、木曜日は平日休みでした。

午前中、今月2回目のヨガへ。
日曜日に1回目行ってから間あいちゃいましたが、
筋肉痛だったのと、女子的問題だったのとで、
今日が2回目。

まだ筋肉痛残っているんで、本日は柔軟性が低下してました。
筋力とバランスは前回のヨガで刺激になったのか、
今回かなり改善されています。

しばらくは筋肉痛と柔軟性の葛藤が続くでしょう。
柔軟性は3月までに改善、
1月中に怪我せず走れる最低限の筋肉をつけて
2月からジョグ開始が目標です。


読書 アフターダーク 村上春樹著

2011-01-18 23:58:27 | Book


読みやすかった・・・。
それはたぶん、エグイ性的表現が出てこないからかな。
そしてなんだか心が温かくなる終わり方。
ってことは、村上春樹っぽくない作品なのかもしれない。

まあでも、
いつものように、
あっちとこっちとか、
村上春樹らしいとことは満載なのですがね。

誰でも心に傷を持っていて、
たぶん、
その傷の深さの程度が同じ人ってなんとなーく引き寄せあう。
引き寄せあったとしても
すぐにそれについて語れるわけではない。
自分でも自分の傷に気付いてないこともあるし、
身近に居る人が同じ程度の傷を負っていることに気付かないこともある。

自分の傷について、誰にいつ話すか、
そのタイミングは突然やってきます。
ある特定の人が背負っているものについて
知りたいと思う瞬間も突然やってきます。


わたし的に、このお話は、
ある登場人物が発した以下のセリフが全てです。

「人間ゆうのは、
 記憶を燃料にして生きていくものなんやないのかな。
 その記憶が現実的に大事なものかどうかなんて、
 生命の維持にとっては別にどうでもええことみたい。
 ただの燃料やねん。
 新聞の広告チラシやろうが、哲学書やろうが、
 エッチなグラビアやろうが、一万円札の束やろうが、
 火にくべるときはただの紙切れでしょ。
 火のほうは、
 『おおこれはカントや』とか『おおこれは読売新聞の夕刊か』とか
 『ええおっぱいしとるな』とか考えながら燃えとるわけやないよね。
 火にしてみたら、どれもただの紙切れに過ぎへん。
 それとおんなじなんや。
 大事な記憶も、それほど大事やない記憶も、
 全然役に立たんような記憶も、
 みんな分け隔てなくただの燃料。
 (中略)
 大事なことやらしょうもないことやら、
 いろんな記憶を時に応じてぼちぼちと引き出していけるから、
 こんな悪夢みたいな生活を続けていても、
 それなりに生き続けていけるんよ。
 もうあかん、もうこれ以上やれんと思っても、
 何とかそこを乗り越えていけるんよ。
 そやからあなたもがんばって頭をひねって、
 いろんなことを思い出しなさい。
 それがきっと大事な燃料になるから。」

どんなクソみたいな経験も、記憶となり、
生きていくための燃料にいつかなるんでしょうね。

燃料が必要で、
いろんなことを思い出そうとすると、
涙がたくさん出てきたりもしますが、
涙は燃料が燃えて立ち上る火の粉・・・ってことで。

復活!メドック・シリーズ  シャトー・マルキ・ダレーム・ベッケー 1998 

2011-01-17 23:53:11 | Wine



CHATEAU MARQUIS D'ALESME BECKER 1998
MARGAUX

マルゴー村の3級シャトーです。

マルキ・ダレムのシャトーそのものは
美しいヴィクトリア調の屋敷で
マルゴーの村長舎の向かい側にあります。

かつてはCh.デミライユのシャトーでした。
1979年以降はジャン=ク ロード・ズジェールが経営しています。
彼の兄は近隣のシャトー、マレスコ・サン=テグジュペリの所有者、
ロジェ・ズジェール。

ほとんどがフランス、ベルギー、スイスといった市場に出ていて
特にベルギーの個人客に直接売られる事が多く
熱烈なファンがいるとのこと。

収穫は手摘みで行われ、
選別された酵母を加えて発酵を促します(8~10日間)。
マセラシオンはヴィンテージによって異なりますが、8~15日間、
温度調節されたステンレスタンクで30℃を超えない温度で行い、
マロラクティック発酵後、
オーク樽に移され、12ヵ月間熟成(樽は毎年3分の1ずつ更新)。
瓶詰めの前に清澄処理され、濾過はし ません。

<シャトー情報>
畑の位置:マルゴー Margaux およびスーサン Soussans(大部分)
所有者:ジャン=クロード・ズジェール Jean-Claude Zuger
畑(赤)面積:16ha 
平均樹齢:35年
栽培比率:メルロ45%、カベルネ・ソーヴィニョン30%、
     カベルネ・フラン15%、プティ・ヴェルド10%
密植度:7500本/ha
平均収量:57hl/ha
平均年間生産量:10万本


<テイスティング>
色:エッジはかすかに茶が入ったガーネット、
  中央はガーネットで透明度は中等度(ステムが見える)
  粘性は高い。
香:青いバナナ、植物の茎、インク、カシス、鉛筆、
  森の下生え、キノコ、漬物樽
味:アタックはややシャープ
  キュンとする酸味とインクのフレーバー
  酸強め、
  タンニンは中等度~高め 軽く張り付き、残る
  インク、青いバナナ、木の枝 未熟の山葡萄
  alc.12.5%くらい
  余韻は短めで青いバナナの風味、木の枝のような青さと渋さ
 

アッセンブラージュ
予想:CS40%、Me40%、CF20%
正解:不明。栽培比率参照。
alc.正解:12.5%


はっきり言ってマズイです。
とにかく青くてエグイ。
メルローが多いというよりはフランが多い、
メルローも下手に作ったやつはピーマン風味強いので
それかもしれないけど。
ヴィンテージ当てのブラインドだったら
絶対オフヴィンテージだと思うような
暗くてジメジメした感じの印象。

ネットでは同じヴィンテージでも
もっとフルーティな感想が載っていたりして、
それは2007年とかの感想で、
今現在結構タンニンも残っているので、
終わっているというよりはお休み中なのかもしれません。

昨年だったかなあ・・・ワイン会で同じもの飲んだときも
同じような感じだった。
香りの複雑性から言うと
順調に熟成しているとは思うのですが・・・・

う~ん、
また買いたいとは思わないな。