Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

京都で紅葉狩り ⑬ 永観堂

2012-11-27 23:34:00 | Travel
永観堂へ。



正式名称は、聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺
第七世法主永観律師にちなみ永観堂と通称されます。

宗派は浄土宗西山禅林寺派。

ご本尊は、みかえり阿弥陀像。


紅葉の参道を歩き、



中門を抜け、




諸堂入口からお寺に上がって長い回廊を歩きながらあれこれ見て歩きます。



唐門。

天皇の遣いが出入りするときに使われた勅使門。









ちょうど寺宝展が開催されていて、
国宝の絹本着色山越阿弥陀図ほか、
絹本着色伝釈迦如来像(重文)、
絹本着色十大弟子像(重文)、
絹本着色釈迦十六善神像(重文)など拝見しました。

「山越阿弥陀図」は特に美しく、しばし見入ってしまいました。



さて阿弥陀堂です。



ここではご本尊・みかえり阿弥陀像を拝見します。

<参考画像>

この阿弥陀様には言い伝えがあります。

あるとき永観律師が、阿弥陀如来像の周りを行道念仏していると、
阿弥陀如来が壇を降りて永観を先導するように行道された。
驚いた永観が足を止めると、
阿弥陀如来は振り向きざま、「永観遅し」と言われたという。

その永観律師を励まされたお姿のままの像が「みかえり阿弥陀」なのだそうです。

そのお姿はわたしたちに
遅れるものを待つ姿勢、
思いやり深くまわりを見つめる姿勢、
自分自身をかえりみて人々とともに正しく前へ進む姿勢を
教えてくださっているのだそうです。

本当に慈悲深いお顔をした阿弥陀様でした。

阿弥陀堂全体に施された極彩色の花や天女の絵や装飾も素晴らしかった。


阿弥陀堂外観。



さて少し「もみじの永観堂」を散策です。








京都の街が一望できるという多宝塔へ。




もう少し時期が早かったら真っ赤だったかもしれませんね・・・・。



うっすら虹がかかってました・・・。


さて、朝ごはんも食べていなかったので少し休憩。



ぜんざいをいただきました。








さてもみじの永観堂をあとにして、
次はお隣の南禅寺へ。


つづく。


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