Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

久々のワイン会

2014-09-30 23:59:01 | Wine
いつもの仲間とのワイン会がありました。

マラソンシーズンは会があってもお休みしてたので
久しぶりにみなさんにお会いしました。

このたびは
皆さんのお家でなかなか登場する機会なく眠っているワインを持ち寄る会です。

わたしのうちにもたくさん「これいつ飲むの?」って感じのワインがあるんですが、
今回は、最近買ったばかりのワインを持って行きました


富士山の麓で買ってきたワイン。
なんとノーラベルで、農家さんが自分たちの晩酌のために作っているワインだとか。
ブドウは甲州で、とてもすっきりしておいしいワインでした



バレル・ふらの 2006
富良野産セイベル5279とケルナーで醸し、
フレンチオークで1年間熟成させたもの。
さらに瓶熟8年
ちょっと過熟か弱くなっていたかな。



イナマ ヴルカイア・フュメ”ソーヴィニヨン・デル・ヴェネト 2008
イタリア・ヴェネト州のソーヴィニヨンブランです。
イナマ特有の強烈な樽に押されてソーヴィニヨン感は薄れていますが、
イタリアらしい1本。



ペタロス ビエルソ 2008
大変ボリュームのあるスペインのワイン。
ブドウはメンシア種。



ドメーヌ・ジャン・パスカル・エ・フィス
ピュリニー・モンラッシェ・ルージュ2011
少量生産のかなり珍しいピュリモンの赤。
赤いベリーの風味タップリ、ボーヌの赤らしい厚みで飲みごたえのあるピノでした。



プチ・ムートン・ド・ムートンロートシルト 1998
ボルドー1級のシャトームートンロートシルトのセカンドワイン。
16年経ってもまだまだおいしい。


もう一つボルドーの古酒があったのに写真撮り忘れました



1479N ネーレス・ドミナ 2008
ドイツのアール地方のワインってだけであまり見たことないのに、
ドミナ種というこれまたあまりお目にかからないブドウで作られているワイン。
ちょっと東欧っぽい感じでした。



山崎ワイナリー ケルナー2006
こちらも北海道の白ワインのちょっと熟成したヤツ。
酸味が強くてまだまだ元気な感じでした。


久しぶりに楽しいひととき。
ありがとうございました。

ウイスキーの勉強が終わったらまたちゃんとワインの勉強したいなあ・・・

ウイスキーを知る スコッチを生産地違いで飲み比べ

2014-09-28 23:17:23 | Spirits&Others
ウイスキーの勉強を再開しました。

この日も夕方からバー竹内さんへ。

スコッチから始めて、ジャパニーズ、アイリッシュ、アメリカンと進みましたが、
カナディアンはちょっと置いといて、
またスコッチに戻ることにしました。


スコットランド全土で稼働しているモルトウイスキー蒸留所は、
2014年8月現在、計画中のものも含めると110か所あり、
これらは生産地区によって以下の6つに分類されます。

・スペイサイド
・ハイランド
・アイラ
・アイランズ
・ローランド
・キャンベルタウン


今回はそれぞれの地区から一つずつ選んで計6種類のテイスティングをしてみました。


左から、
①ザ・グレンリベット(スペイサイド)
 酒税法が改正された翌年の1824年にジョージ・スミスがリベット川の谷でスタートさせ、
 政府公認第1号となった蒸溜所です。
 テイスティング:青い麦、カラメルの香り 
          口内にふわっと広がる すっきりしていて繊細 

②トマーティン(北ハイランド)
 1897年創業。トマーティンはゲール語で「ネズの木の茂る丘」の意味。
 1960~70年代に増改築が繰り返され、
 当時最大級の23基のポットスチルを持つまでになりましたが80年代に倒産、
 その後宝酒造と大倉商事が買収し、日本企業が所有する最初の蒸留所に。
 もともとはブレンデットの原酒として使われていたが
 2004年以降シングルモルトをリリース。
 テイスティング:麦の甘い香り ややスモーキーでスパイシーな香り。
          口当たりも麦芽の甘さ ナッツ、ピリッとスパイシー。

③カリラ(アイラ)
 “Caol Ila”と綴り、ゲール語でCaolは海峡、Ilaはアイラ島の意味。
  1846年創業、1972~74年に近代的な施設に建て替えられ、
  アイラ島最大の生産量を誇る。
  以前はほとんどがジョニーウォーカーなどのブレンド用だったが
  2002年からシングルモルトもリリース。
  テイスティング:ヨード香 ピート
           口当たりやさしい 甘いアタック 軽い苦みと塩味。

④グレンキンチー(ローランド)
 1825年頃にレイト兄弟が農業経営と並行してスタート。
 名前は蒸留所の横を流れるキンチー川から。
 ホットスチルは2基しかないがどれも巨大サイズ。
 生産量の90%はヘイグやジョニーウォーカーのブレンデット用。
 テイスティング:麦わらや若木の枝の香り
          ドライジンジャエール 余韻に穀物の甘み
         



⑤タリスカー(アイランズ)
 1830年創業、スカイ島で唯一の蒸留所。
 タリスカーは「傾いた斜面上の大岩」の意。
 スコットランドが生んだ文豪R・L・スチーブンソンが「酒の中の王様」と称した。
 テイスティング:軽いヨード香 磯の香り
          甘く柔らかい 余韻に塩味

⑥スプリングバンク(キャンベルタウン)
 1828年創業。
 現在までミッチェル家がオーナーでスコットランドでも数少ない一族による独立経営。
 すべての麦芽をフロアモルティングでまかなっている唯一の蒸溜所。
 テイスティング:紹興酒やカラメルの香り 軽くピート         
          樽のニュアンス やや塩味 余韻に甘み


ウイスキーのテイスティング、むずかしいな・・・・


最後にデザート的なカクテルを・・・。

パッションビート。
こちらの女性バーテンダーさんのオリジナルカクテル。
彼女の出勤日にわたしが来るのは最後になりました。
短い間でしたが大変お世話になりました


相馬のたくあんで・・・・

2014-09-28 16:09:57 | Bread/Sweets
大徳寺納豆が残っているのを発見したのと同時に
春に南相馬の道の駅で買った「相馬のたくあん」が
半分ぐらい残っているのも発見しました。

なんかアレンジできないかなーと考えて、
クッキーにしてみました。



相馬のたくあんを短く切って、クルミと一緒にクッキー生地の載せて焼くだけ。
たくあんに付いていた砂糖が溶けてカラメルみたいになってました。

ほんのりたくあんの風味も鼻から抜ける感じ

紅茶と一緒にいただきました。


大徳寺納豆使い切り作戦

2014-09-26 22:30:56 | Food
何を食べたらよいか悩む日が続いております・・・

この夏、貧血対策のためレバーと鶏胸肉と豆しか食べてなかったせいか、
他の素材の使い方忘れちゃったのかしら。
9月末になってもずーっとおんなじものを食べつつけております

そんなある日、
何気にその辺を片付けていたところ、
今年初めに京都で買った大徳寺納豆が大量に余っているのを発見。
何とかこれを使い切りましょうかねーと、
あれこれ考えて作ってみました



大徳寺納豆をお酒に溶いて、
から揚げの味付けにしたり、チャンチャン焼きにかけたり・・・



チーズと一緒にハンバーグに練り込んだり・・・



餃子の中に入れたり・・・・



ホイル焼きの味付けにしたり・・・


どれもおいしかったですー

あっという間に減りました、大徳寺納豆


夜8時過ぎに家について、
餃子とかハンバーグをはじめから作る元気があって、自分でもビックリ
燃え尽きとか疲れとかじゃないねー、これ


日本酒 福来特別純米酒 涼霞 生貯蔵酒 限定品

2014-09-23 23:12:26 | Sake
マラソンと登山のシリーズが終わり、
この夏の疲れがどっと出ているのでしょうか、
燃え尽きチックな何かなのでしょうか、
毎晩何を食べようか決められないことが多くて


こういう時はお酒を飲んだらピンときたりするので
東北で買ってきたお酒を開けてみました。


福来 
特別純米酒 涼霞 生貯蔵酒 限定品

岩手県は「あまちゃん」の舞台で有名な久慈市の福来酒造のお酒です。


<スペック>
使用米:久慈産ぎんおとめ100%
精米歩合:60%
酵母:ゆうこの想い
alc.:15~16%
日本酒度:+1

「ゆうこの想い」は「ジョバンニの調べ」とともにH21年に発売された
岩手オリジナルの清酒酵母です。


<テイスティング>
北東北を思わせるリンゴ、そして炊き立てのお米の甘い香り。
口に含むとアタックはハーブのようなピリッとした刺激があり
続いて苦みを感じますが、
そのあとお米の甘さが広がり鼻から抜けます。
余韻はピリッとした苦味ですがほっこりとした根菜の風味、
そしてお米の甘みと長く続きます。

このお米感と苦みは南部杜氏の作品に多い風味のような気がします。
まさに岩手のお酒っていう感じです。

こういうのは燗付けると苦みが消えて、
さらにおいしくなるんです。
実際やってみたらお米の甘みが際立っておいしかったー!


味噌味のお料理やお肉料理に合いそうです。


ウイスキーを知る、再開。

2014-09-21 23:50:53 | Spirits&Others
今年前半はウイスキーを何となく勉強していたのですが、
ゴールデンウィークあたりから東北行きとか登山とかマラソンとか、
アクティビティ満載でお勉強中断していました

久々にのんびりお家で過ごした日曜日、
途中で終わっていたバーボンのお勉強をしに、
バー竹内さんへ。

お久しぶりです

前回お邪魔したときは、
次はライウイスキーを飲んでみようって言っていたので、
ますはこのような比較試飲を。

左から
ジム・ビーム・ブラック
オールド・オーバーホルト
ワイルド・ターキー

真ん中がライウイスキーで、
比較のために、バーボンの中でもライ比率が高めの2つを並べてみました。

ライウイスキー、おいしいです。
いままでライが多いとドライで飲みにくい印象があったのですが、
オールド・オーバーホルトはとてもバランスがよくて飲みやすいライウイスキーでした。


お次はバーボンのお勉強の仕上げとして、
この二つをいただきました。

ブッカーズ ~ ジムビームが発売したスモールバッチ(少量生産の厳選品)。
        原酒なのでalc.64%もあるんですが、
        その割にはのみやすい。
ブラントン ~ シングルバレルのバーボン。
        すごいこれ美味しい
        今度はブラントンゴールドっていうのを飲んでみたい


ふむー。
もうちょっといろいろ飲んでみないと・・・。

いったんスコッチに戻って、またバーボン勉強しなおしだ


最後はデザート代わりのフルーティなカクテル。

Fire Worksという名前の、こちらの女性バーテンダーさんのオリジナルです。
甘くてホッとしますー


ごちそうさまでした


ちょっと系統的にウイスキーを勉強するために、
これを受験しようか考え中

ウイスキー検定。12月です。
資格試験じゃないから気楽だし

何を食べたらよいかな・・・

2014-09-17 23:56:34 | Restaurant/Bar/Cafe
北海道マラソン、トムラウシ登山、富士登山と、
わりとマックスに近い体力系イベントが続き、
ドッと疲労が出たのか、ちょっと燃え付きたのか、
ご飯を作る気力がありません。
スーパー行って何を見ても食べたいと思えなくて

なんか1回外でご飯したら変わるかなと思って、
いつものイタリアンバールによってみました。

やはり
いつもみたいにあれ食べたいこれも食べたいという気持ちは湧かなかったんですが、
旬の食材を楽しむ作戦で


日高産 銀聖(秋シャケ)のエスカベシュ
ワインはフィアーノ。
フルーティなフィアーノは酸味のきいたエスカベッシュと合う



根室産 新サンマのマリネ ミョウガのピクルスと胡瓜のサラダ
ワインはアレアティコというブドウを使ったトスカーナのロザート。
香りはベリーお味はドライのワインはお料理にぴったり!



あか牛 牛ハツの軽いスモーク コリンキーとリコッタチーズ添え
ワインはフリウリのピノグリージョ。
お料理のすべての構成とワインの風味の構成がピタッと合う。
すばらしいマリアージュ


珍しくもうお腹いっぱい
締めに赤ワインをお願いしました。

アルトアディジェ州のIGT
ブドウはラグレイン30% スキアーヴァ30% ピノ ノワール30%
東欧っぽい感じ。おいしい。
久々にこういうの飲んでちょっと新鮮な気分


おいしく楽しいひと時、
ちょっと心が満たされた。

ありがとうございました

リベンジ富士登山! 4日目 河口湖と周辺神社めぐり

2014-09-15 23:31:04 | Travel
富士山を巡る旅、4日目は午後から帰路につくのですが、
午前中はせっかくだから河口湖を軽く見てまわろうかなと。

もうすっかり山時間で目が覚めてしまうわたくしは
日の出時間に合わせて朝のお散歩


太陽が当たって頂上付近がほんのり赤らむ富士山。


ホテルで朝ごはんと食べて、
さっそく周遊観光バスにて河口湖まで。


逆さ富士で有名なポイントなんですが、
富士山すっぽり雲隠れ

残念ですがしょうがないので、
2つ目の目的地、河口浅間神社へてくてくと歩きました。




富士山麓で最古の神社。

貞観6年(864年)に富士山の大噴火が起こり、
かつて富士山の北麓で東西にわたって広大な面積を有していた大湖、「せの海」が、
おびただしい量の溶岩流によって大部分埋まってしまいました。
その噴火をおさめるために建立された神社です。

この時の噴火で埋まってしまったところは現在青木ヶ原となっており、
富士五湖に名を連ねる西湖と精進湖は、「せの海」の一部が埋まらずに残ったものなのだそうです。

富士山信仰の拠点として歴史が古く、
周辺に、最盛期には140軒もの御師が活躍していたとのことです。


河口浅間神社には県指定の天然記念物、七本杉があります。









いずれも樹齢1,200年以上だそうです。




さて、あんまり時間がない中、周遊バスと徒歩でもう1か所行きました。


湖畔をやや駆け足で・・・・


たどり着きましたのは、

富士御室浅間神社。






本宮。
富士山の山内には多くの社が祀られていますがその中で最古の社でしたが
こちらに移されました。

699年に藤原義忠公が霊山富士二合目へ奉斉したのが始まり。
噴火のための数次にわたる炎上と自然条件厳しい場所のための不朽が激しく、
その度皇室及び甲斐武田家をはじめとした
有力な武将等により再興が重ねられてたそうです。
現在の建物は、
1612年(慶長17年)に徳川家の臣で
当時当地方の領主鳥居成次が造営しその後4回の大改修を経たものを、
永久保存のため昭和49年に現在地へ遷祀したものなのだそうです。



里宮。
958年(天徳2年)、まだ本宮が富士山2合目にあった頃、
村上天皇が崇敬者の礼拝儀祭の便を図るため現在の場所へ建立したのだそうです。



参道。



さっき入ったところは裏門で、こっちが表の入り口でした



河口湖、鵜の島。


ものすごい駆け足でしたが、
河口湖周辺にある世界遺産構成資産を見てまわりました。



周遊観光バスにて河口湖駅に戻りました。

お土産を買ったり、
最後のひとときを満喫・・・・。

締めはコレ

富士山ソフト!
下の青い部分は青いバラの風味だそうで、
とってもおいしかったです!

最後に富士山ちらっと顔出してくれないかなーと思ったんだけど、
隠れたまんまでした

まあいいか。

さて、帰りましょう。


ありがとう、富士山。
具合悪くなったけど、
それ以上に素晴らしい体験がてんこ盛りの4日間でした。

また登るかはわからないけど、
また来ます!


おわり。

リベンジ富士登山! 3日目 下山

2014-09-14 23:30:41 | Sports/Fitness
富士山頂まで行ったあと本八合目の山小屋で
高所反応によりひどく具合の悪い夜を過ごしまして、
頭ふらふらズキズキ状態ですが、
なんとかご来光を見に起きることができそうだったので、
5時20分ごろの日の出に合わせて
5時ごろ外に出てみました。













なんと、雲の間から太陽が出てくるパターンでした。
なんと素敵な日の出なんでしょう・・・。
神様ありがとうございます。


はるか向こうには日本アルプスの山々も見えます。

すばらしい光景

寒さも忘れてしばしの間おひさまのパワーをもらいました。


小屋に入って、
少しの間寝袋に戻って横になっていました。
やっぱり頭が痛いなあ

でもこの痛みは下に降りないと治らないので、
覚悟を決めて荷物をまとめはじめ、
下山の準備完了。

さて、下りましょう。


ご来光を山頂で観た人たちがちょうど下ってくる時間と重なり大渋滞


道が広くなったところで、登山道の端っこに座って、
宿からもらっていた朝ごはんを食べました。


ちょっと食べちゃった

小屋では全然食べる気になれなかったけど、
外の空気を吸っている間に食欲出てきました

やっぱり、
そうでなくても酸素が薄いのに
あの狭い空間にいることは具合悪くなることを助長しているのでしょうね・・・


ふと見上げると、お月様・・・。



さて、ぼちぼち下りましょう。


よいこらよいこら・・・。



7合目から5合目の間を乗馬で行くこともできるんですよ。
片道1万2千円也



6合目到着。

ここまできたら、
頭痛ほとんどなし
何だったんだろうあれは・・みたいな

せっかくお天気も良いのでちょっとゆっくりしていきましょうか。


コーヒータイムです



名残惜しい気もしますが、
そろそろ行きますか・・・。


そして、
10時半、5合目着。

3時間半ぐらいで下りてきました。



小御嶽神社に登山の無事を報告。


そして振り返ると・・・

きれいに姿を現して「おつかれさまー」と言ってくれているような富士山


更衣室で着替えをして荷物の詰め替えをして、
とっとと路線バスにて河口湖駅まで。

河口湖駅ではまだ富士山が見送ってくれてました。

ありがとう、富士山


お昼どきだったので駅前のこちらのお店でランチタイム。



河口湖名物のほうとうをいただきました。
ビールもね


このあとホテルにチェックインして、
お風呂ってサイコー!
ベッドに横になれるってサイコー!
と、
下界を満喫しました


そして夜は近くの居酒屋さんでさっくりご飯食べて、
またまた「ベッド最高!」って横になりました


酸素が濃いこと、
あたりまえにお風呂入って十分なスペースで過ごせることに感謝


つづく。

リベンジ富士登山! 2日目 日本で一番高いところを目指して・・・ 

2014-09-13 23:30:06 | Sports/Fitness
いよいよ富士登山の日の朝。
4時半ごろ起床しました。
お天気もよさそうです。

まずは、宿が用意してくれたおむすび弁当で朝ごはん。

これもなかなかボリューム満点で大満足


5合目からのご来光と、もう一度小御嶽神社にお参りを・・・と外へ。

あ!

雲が晴れてきれいに頂上が見えます!
楽しみになってきました!

下は雲がかかっていて、ご来光はイマイチでした





5時50分、
さて、それでは出発しましょう!


昨年から始まった保全料徴収。

千円払ってバッチをもらいました


そして登山道へ。



おひさまがまぶしい!




泉ヶ滝。



大きな岩が崩落していました。
9月中旬で登山道閉鎖し修繕工事に入るそうです。


しばらくは広い緩やかな上りを歩いて、
ほどなく6合目到着。





さて、7合目を目指します。

途中までは整備された砂礫の道。



結構あちこち登山道が傷んでいるみたいですね・・・。



この辺りから岩登りになります・・・



7合目の小屋群が近くなってきました。

小屋ではいろんなもの売ってます



まだまだ続く、7合目小屋群。
少し上っては小屋という感じで6~7つの小屋があります。

ここで妹にかるーい高所反応がでまして、
細かく休みを入れて順応を促しながら進みます。


7合目鳥居荘。ガスがかかってきました。





ここからは8合目が目標になります。


荒々しい稜線を眺めつつ・・・。



あ、あれは8合目小屋群かな・・・。



よいしょ、よいしょ・・・。



また青空も見えてきました。





八合目でも上のほうにある山小屋元祖室に到着。

いつの間にか3,000m越えてました



元祖室の傍らに祀られているのは烏帽子岩。
このプレハブの中にあるんだと思うんですけど覗いてもイマイチわからなかった。
季節的にもう閉じられていたのかも

烏帽子岩は、
富士講中興の祖とされる食行身禄が断食の末に入定(ミイラ化)したと言われる場所。
いまも富士講を継ぐ人たちの聖地となっているそうです。

ここらでちょっと長めの休憩。
ちょっと早いお昼を兼ねてエネルギー補給と高度順応。

妹の高所症状もやや落ち着き、
わたしは症状全く無し。
ゆっくりゆっくり進んで、なんとか体調を維持して頂上に立ちたいな・・・。


さて、次は本八合目を目指します。



来し方を振り返ると・・・

だいぶ登った感ありますね・・・。



はい、ここから本八合目。


昨年は本八合目の山小屋に夜について夜半に台風が強くなって中止でした。
妹にとっては未知の世界の始まりです。


まだまだ先も長いですね・・・
よいこら、よいこら・・・。


結構風が強くなってきました
帽子をかぶって保温して、よいしょよいしょ・・・。


9合目の鳥居が見えてきました!





みなさんお賽銭挟んでいくんですね



九合目迎久須志神社。

下を覗くと・・・

みなさんがんばって登って来てます


さて、頂上まであと少しです!



はい、
頂上の久須志神社の鳥居に到着!



はい、14時、吉田ルートの山頂(3,715m)です!



たくさんの人が山頂でのひとときを満喫しています。



がんばったー
8時間かかったかな。
妹はちょっと疲れている感じ。
わたしはまだ余裕があります

まだまだたくさんの人が登ってきますね。



ふと見ると・・・



けっこうゴミが落ちてます

登ってくる途中にも結構ゴミ落ちてて、
小さいものは拾ってきましたが、
なんか残念ですよねー。
あれだけ富士登山のマナーについて取り上げられているのに・・・


さて、気を取り直して、
お鉢巡り前のコーヒータイム。

これもツアー登山はできないお楽しみです


さっきまで雲がかかっていて下界は見えなかったんですが、
コーヒー入れてる間に「わあ」って歓声が上がって
みると、雲がはれて山中湖が見えてきました。



さて、遅くならないうちにお鉢巡り行きましょう。
お鉢を半分ぐらい歩かないと、
一番高いところ剣ヶ峰(3,776m)に立てないのです





荒々しい溶岩石の道を進みます。

つららとか・・・


雪とか・・・


9月の山頂は結構寒くて鼻水止まりません




剣ヶ峰、まだまだ先です




御殿場ルートの頂上。



銀明水。
富士山に沸く神聖な水を祀ったところ。
伝説ではここに沸く水は琵琶湖からの通い水だそうです。
別のところに金明水もあります。



頂上浅間神社奥宮。
改修工事中でした・・・


さて、いよいよ最高地点剣ヶ峰が近づいてきました。



最後に馬ノ背と呼ばれるこのきつい上りを行かなくてはなりません



よいしょ、よいしょ・・・。



無人の気象観測所。

そして、

日本最高地点富士山剣ヶ峰に到着です

やっと着いたー


最高地点から見下ろす富士山の火口(大内院)。


この時間になるとあんまりお鉢巡りしている人もいなくて、
お一人男性がいらしたので写真撮り合ったりちょっとお話したりして・・・。

さて、
もう日も暮れかけてきたのであと半分歩いて本八合目の山小屋まで下りましょう。



このころから私も軽い頭痛を感じまして、
あーやっぱり来たか、高所反応
でも本8合目まで高度を下げたら楽になるんじゃないかな・・・・。

しかもおひさまが出てると暖かいのですが、
雲の陰になるとすんごく寒くて、
風も強くなってきて・・・・

もう少しだ、がんばれがんばれ・・・。



第二火口(小内院)



お鉢ルートから外れていますが、
踏み跡があるところは金明水があるところに行く道です。


はい、お鉢一周して、吉田口頂上に戻りました。

あんなにたくさん人がいたのにもうガラガラです。


薄暗くなってきました。
また体感気温低くなることを想定して一枚着込みました。


下山道を山小屋に向けて急ぎます。

こちらは側は太陽の陰になっているので余計に寒さが身に染みました。
鼻水が止まらない


小屋が見えてきました!


17時過ぎ、やっと小屋到着し、チェックイン。

次々登山客が入ってくるから、と、
寝床に荷物を置くとか一息つくとかいう暇なくそのまま食堂にて晩ごはん


ごはん美味しかった・・・

おいしかったんですけど、
それにも増して、寒さが身に染みる
早く寝袋に潜り込みたくて
ドンヨリしながら食事終了

終わったらベルトコンベア式に宿泊棟に案内されて、
「ここね」と指定されたところはぴっちり寝袋が並べられた男女混ぜ混ぜ空間。
もうなんでもいいや。
妹のこともやや放置気味で
着の身着のまま寝袋入ってガタガタと震えておりました。

知らぬ間に体が温まって1時間弱眠っていたようでしたが、
妹に起こされました。
「体調が悪い」と。

やはりおもに寒さを訴えていたので、
今度は妹を温めるのに必死

しばらくして妹の震えも無くなり眠った様子で、
わたしも安心してスーッと眠りに落ちました。

そしたら今度は突如襲った吐き気で目が覚め、
ヤバイ!と妹のために置いていたビニール袋を口に当てたとたんに
わたくし、吐いちゃいました

1回吐いたらラクになったんですが、
そのあとも、ふっと眠ったら吐き気で目が覚めるを2回繰り返し
今度はお腹も痛くなってトイレに2回起きて・・・

ああーツラい。

もう、やっぱり高山病になっちゃった
しかも今までは頭痛止まりだったのに、
吐くなんて初めて

もうわたしは高所に適応できないんだ・・・。
2度と富士山登るもんか。

あーツラい、あーツラい・・・

と思っているうちに眠りに落ちました。

そのうち夜中2時ごろに、
ご来光を頂上で見るツアーの人たちがもそもそ起きだして
目が覚めましたが、
頭が痛くてそのまま横になってました。

あーツアーだったらこんなに寒い中外に行かなきゃならなかったんだ・・・。
私たちは朝まで横になっていられる・・・
よかったー・・・
と、また眠りに落ちました


5時ちょっと前ぐらいに自然に目が覚め、体を起こしてみましたが、
まあ頭は痛いけど何とか動けそう。

あーひどい夜だった。
もうほんとに辛かった

ご来光、見に行けるかな・・・。


つづく。