Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

ワイン ピオ・チェーザレ バローロ 2001

2015-04-30 23:55:25 | Wine
先日の日曜日、
いつも週末はごほうびのそとご飯しに行くのに、
ケーキ焼いたりしてるうちに出掛けそびれたから
なんかおうちでワインでも開けましょうかねー♪
と、自宅ワインコーナーで目に止まりましたのは、
ややしばらく前に液漏れしているのを発見して、どうするかなーとよけて置いてたワイン。

同じところに置いてた他のワインは無事なんで、
熱が加わったとかではないと思いますが、
コルクが緩いのかなんなのか、
ボトルネックからショルダーにかかる辺りまでワイン減っちゃってました…(涙)
よし、これを開けてみようかな。
劣化してたら、それはそれであきらめつくしね。

ということでこちら。

ピオ・チェーザレ バローロ 2001
1881年創業の歴史ある造り手。
伝統的製法へのこだわりながら一方では新しい手法も取り入れてもいます。

一時期イタリアワインばかり集めていた時に買って熟成させておいたんですが、
液漏れしちゃって風味はどんなことになっているかと思ったら、
むちゃくちゃ美味しかった!(笑)

コルクが緩かったせいで空気との接触が多くなり、
うまいこと酸化熟成したと思われます。

5日かけて飲みましたが、開けてからも長持ち。
ああ、こんなことならまだ開けずに育て上げあげればよかった…。

なんかお料理とも合わせてみたかったけど、
忙しくて毎日帰り遅かったから寝酒みたいになっちゃいました。
おかげで連休前の大忙しの日々をなんとか乗り越えられそうです。
ワインの神様ありがとう♪

お花見ジョグ

2015-04-29 20:08:41 | Sports/Fitness
みどりの日
この日は朝から掃除洗濯衣替え、GWの東北の旅の行程作成と荷物準備など
さくさくと予定をこなし、
14時ぐらいからのんびりロングランニングに出かけました。
題して「お花見マラニック」

まずはいつもの新川通。

気温20度越えて靄がかかってます、手稲山・・・。

新川さくら並木はと言いますと・・・・



はじめに咲いちゃったのはもう花が落ちちゃったので
満開って感じではないですけどそれでも数日前よりははるかにさくら並木って感じ

一部すんごくステキなところがあって・・・・。









すごーい!
たくさんの人がお花見しながら休日の午後の散歩を楽しんでおられました。
わたくし、新川通りの桜をこんなにじっくり見たのははじめてで、
なんで今までここに来なかったんでしょう・・・と後悔
来年もここでお花見したいなー

とか思いつつ、
北海道マラソンがまだワンウェイだったころのコースの一部を走りまして
札幌の花見のメッカ、円山公園方面へとランニング。

円山公園到着。

うわー。
焼き肉、宴会で人がごった返しています

動物園に向かう上り坂をよいしょよいしょと走りまして、
目指すはこの辺を走るときにいつも立ち寄るソフトクリームやさん
しかし・・・


すごい並んでる・・・。諦めよう・・・

そして北海道神宮へ。



今日も無事に走れました、またがんばります、とお詣り。

そしてお花見ムード満載の公園内を歩いて・・・




公園の外に出てから大通りをまたまたランニング。


道庁赤レンガを通り駅前へ。


そして駅からはいつもの通勤ランと同じコースで自宅まで
トータル15キロぐらい走ったかな?

あー札幌の春満喫ランニングでした
暑かったのでちょっと脱水気味

今度はライラックのころにまたマラニックしようかな

門出を祝うワイン会

2015-04-28 23:59:41 | Wine
いつものワイン仲間のお一人が東京に転勤になりまして、
送別会ということでいつものモンレーヴさんに
一同ワイン一本ずつ持って会しました。

まずは乾杯のシャンパーニュ。

アンドレ・クルエ シルバー・ブリュットNV
ピノノワール100%だそうです。
なんかパフューミーで
花の香りや南国フルーツの香りがする不思議なブラン・ド・ノワールでした。

シャンパンづくりでは、
瓶詰めしてコルク栓をする直前に「門出のリキュール」を添加するのですが、
このシャンパンはそれが入っていないノンドゼなのですって。
これを持って来てくださったメンバーさんは、
旅立ちを祝う「門出のリキュール」が入っていないということで
「行ったきりにならずに戻ってこれますように」という願いを込めて
これをこの日の1本に選んだのだそうです。



さて、この先はすばらしい赤のオンパレード


アンヌ・グロ シャンボール・ミュジニー ラ・コンブ・ドルヴォー 2008
果実味・酸味・力強さ、とてもバランスがよくてきれいなワインでした。
さすがグロ一族。おいしかったー




ラ・ダム・ド・モンローズ 1997
私が持って行ったワイン、ボルドー2級のCh.モンローズのセカンドです。
あまり良いヴィンテージではなかったのですが、
さすがモンローズ、
きれいな熟成のなかにまだ力強さも感じられます。




カーゼバッセ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ リゼルヴァ ソルデラ 2004
これまたスゴイの出てきました
はじめやさしく感じるのですが
あとからじわじわ主張してくるイタリアの大地って感じです
あーうまい!イタリアうまいなー




オスピス・ド・ヴォーヌ プルミエ・クリュ ヴォルネイ・サントノー1998
こちらも大好きなヴォルネイ。
16年経って優しくなってますがそれでもやはりヴォルネイ、ずっしりとした余韻。
おいしいなー。




シャトー・ラトゥール 1975
これまたスゴイの出てきました
約40年の熟成をを経てもまだすごく若々しいルビー色でした。
口当たりはやさしのですが奥にはしっかりタンニンも残っていて
なんとも幸せな気分にさせてくれるワインです。
ゆっくりと頂きました



ちょっと遅れてお見えになったメンバーさんはこちらのワインをご持参。

北ワイン ピノノワール2005
千歳ワイナリーの果実味たっぷりチャーミングなピノでした



あともう1本南仏の白があったけど写真撮り忘れ



あとデザート的なこちらも

ナカイ・ヨイチ・シードル2012
余市の中井農園さんのリンゴ「プラムリー」を使って
ドメーヌタカヒコの曽我さんが醸した シードルだそうです。
タカヒコ感漂うアップルパイのような味のシードル。
あそこのワインよりはずっとおいしかった


という感じの、
すばらしいワイン勢ぞろいの壮行会でした

主賓さんのリクエストにより焼きましたガトーショコラも
メンバーさんからお預かりしたアーティチョークで作りましたキッシュも好評いただき、
おなかいっぱい胸いっぱい

仲間が少なくなるのは寂しいですが、
ワインの輪は永遠に不滅です

ということで、また会いましょう、そしてともにグラスを傾けましょう


アーティチョークのキッシュ

2015-04-27 23:49:16 | Food
前回のワイン会の時に仲間のお一人が、
「どうやって料理に使ったらいいかわからない」と
大きな瓶詰のアーティチョークハートを持っていらしたので、
「じゃあ次のワイン会の時にこれでキッシュ作って持ってきますよ!」と
わたくしの酔っぱらって気前良くなった口が言ってしまったので、つくりました

アーティチョークとベーコンのキッシュ。

ああ早く食べたい
アーティチョーク大好きなんです・・・

明日のワイン会に持って行きます

桜とチョコレート

2015-04-26 13:02:27 | Bread/Sweets
久々にガトーショコラを焼いてみた。

ちょっと変わった感じにしたくて、
いまちょうど桜が咲いてるから桜とのコラボを考えたんだけど
レシピ出てるのはホワイトチョコと桜のが多くて、
ダークチョコと試作したらイマイチで、
諦めかけたけどやっぱり諦めきれずにこんな感じで



桜は塩抜きした後にリキュールに漬けて置いたんですけど
やっぱり塩気抜けないなー・・・。
まあ最近はポテチにチョコとか、しょっぱいものとチョコのコラボも結構見かけるから・・・
でもなー・・・
うーん、賛否両論かもしれない

明後日ワイン会に持って行きます

今週の走行距離と新川通り

2015-04-25 19:23:55 | Sports/Fitness
今週は56キロ、先週末のハーフマラソンを入れると77キロ走ったことになります。

どうりで疲れるわけだ

なんか足腰がパンパンです。
でも筋トレの時期だと思ってがんばってます。
ヨガも再開しましたがやはり帰りが遅くなっちゃうのでなんとなく足が遠のいちゃう

本日土曜日は恒例の新川通ラン

だいぶ雪が融けましたねー手稲山。

桜並木はどうなっているかなー。



あらー・・・・
まちなかと違ってちょっと寒いからまだ咲かないのかな・・・。

でも、ちらりほらりとがんばってる子もいる・・・。






町の中心方面に走って行ったら
だんだん桜も色濃くなってくるんじゃないかしらね・・・
と、のんびりジョギング。





ほらね、だんだん桜が咲いてきた!


ツクシもたくさん顔出してる!



わーい!桜のトンネル!







みどりの日あたりに走ったら満開になってるかなあ・・・。


さてこのまま北海道マラソンのコースに沿って、北大構内に向かいます。



チューリップはもうちょっとかな。



ポプラはまだ寒々しい感じね


獣医学部の牛さんたち。


新入生歓迎のジンパ(北大用語:ジンギスカンパーティ)かな


さて、オウチに向かって走りましょう。



木蓮、好き


梅、かわいい


こぶし、元気

あー春は楽しいですね

写真撮るために何回も立ち止まりましたが、
昨日の鍼治療のダルさが残っていたのでのんびりジョグで気持ちよかったです


ジャズのお勉強 スプリング・ジャズ

2015-04-24 21:55:59 | Music

4月22日、札幌でも桜が咲きました。


1月からずっと20~40年代前半のジャズを聴いてきて、
この時代のがわりと好きなのでもうここから先に進む気がしなかったのですが、
4月のはじめぐらいに突然終焉を迎えました

何がきっかけかはっきりわからないのですが、
たぶん春が来たからです

ジャズの勉強を始めたばかりのころ聴いていたオムニバスの中に入っていた、
“Joy Spring”という曲が結構好きで、
それを作ったクリフォード・ブラウンというトランペッターも好きになったのですが、
それは50年代の人なので、
そろそろ40年代中盤から50年代のジャズに移ろうかなーって

スウィング時代が終わりを告げ、
ビバップ、クールジャズ、ハードバップへ。

プレイヤーも、チャーリー・パーカーやマイルス・デイヴィス辺りが登場してきます・・・。
ああ・・・あんまり持ち物増やしたくないんでCD買わずに済ませたい・・・
けど買っちゃうんだろうなあ


話変わって、
ジャズには春の曲結構ありますね。

Spring is Here
Spring Can Realy Hang You Up The Most
April Showers
Some Other Spring
Swing Spring
Spring Will be A Little Late This Year

などなど・・・。

まあ、夏の曲も秋のもあるか

ジャズの歴史にこだわらず、
この春の空気を春を感じるジャズとともに楽しみたいと思います。

読書 ポートレイト・イン・ジャズ  和田誠/村上春樹

2015-04-23 21:23:33 | Book


イラストレーターの和田誠さんが描いたジャズメンたちの肖像画に、
村上春樹さんがそれぞれエッセイをつけた本。
50名ちょっとのジャズメンたちが紹介されています。

今年に入って、ジャズの歴史をマンガで学びつつCD聞いたりして
ちょっとずついろんなジャズメンの顔と名前と音楽が一致してきたところだったので、
とても楽しく、すぐ読み終わっちゃいました
とはいっても、
これからジャズのお勉強が進むにつれて何度も開くことになろう本です。


和田さんの絵があってこその村上さんの文章なのですが、
ジョン・コルトレーンとかキース・ジャレットとかサラ・ヴォーンとか
有名だけど載っていない人もいる一方、
なんだか全然知らない人もたくさん載っていて、
それはもちろん私の勉強不足なんですが、
そんな私でも知っている結構なマニアック処は載っていたりするので、
もしかしたら和田さんや村上さんとジャズの趣味が合うのかもしれません

たとえば、
あんまりメジャーじゃないけど私は結構好きなビックス・バイダーベックとか
ライオネル・ハンプトンとかが載ってたり、
トランペットでは、わたくし今のところクリフォード・ブラウンが一番好きなのですが
村上さんもそうみたいだし、
わたくしアニタ・オデイも結構好きなんですが
村上さんも白人女性歌手では一番好きみたいなこと書いてるし・・・。
まだ勉強不足なんで、これからもっと学んだらもっと共通点が出てくるかも

あと、音で聴いていて、
あれとこれはちょっと違うな、とか、
感じることはできてもそれを言葉で表現できないことがまだいっぱいあるんですが、
それが、ぴたっと書いてあって、「ああ、そういうことか!」と腑に落ちることも多いし。
また村上ワールド全開で、
わかりやすいのかわかりにくいのか判別困難な例えで説明してあったりしてね・・・ 

各ジャズメンのアルバムで村上さんのイチオシっていうのも載ってるんですが、
いつか、自分が行きやすいジャズ喫茶とか見つけたら、
そのイチオシをひとつずつ毎回リクエストして全部聴いてみたいなーとか思ったり

村上春樹は小説もまあいいけど、
こういうエッセイみたいなののほうが好きかも。
マラソン、ウイスキー、クラシック、ジャズ・・・
なんとなく趣味が一緒なのでね

ウイスキー 知らない蒸溜所特集+α その5

2015-04-22 23:45:03 | Spirits&Others
この日もプルーフさんへ。
飲んだことない蒸溜所のモルト、飲んでおいた方がいいモルト、
とりあえずメニューに載ってるのはあと4つなんで、終わらせちゃいます

まずはこちら。

グレンオード 12年 43%

<グレンオード蒸溜所>
蒸留所は、北ハイランドの中心地インヴァネスから北北西に20キロ行った
ミュア・オブ・オードという古い町にある。
町はちょうどブラック・アイル(「黒い島」、実際は半島)の付け根にあり、
北ハイランド各地から家畜や農産物があるまる市場町であった。
ブラック・アイル半島は大麦の主産地で、
この大麦をてっとり早く換金するために古くからウイスキーの密造が盛んであった。
オードの周辺にもかつてはいくつもの蒸留所があったが現在残っているのはこのグレンオードだけ。
蒸留所の創業は1838年、アレクサンダー・マッケンジーによる起業。
その後、オーナーはいく度となく代わったが
それ以上に蒸留所名がよく変わることでも有名であった。
ミュア・オブ・オード、グレンオード、あるいは単にオードとも呼ばれ、
シングルモルトもかつてはグレンオーディ、オーディだったが、
現在はグレンオードまたはシングルトン・オブ・グレンオード。
1923年にパースに本拠地を置くジョン・デュワーズ&サンズ社が買収し、
以来同社のブレンデッドであるデュワーズの主要モルトになっている。
年間生産量は300万リットルと、UDV社系列では最大クラス。
仕込水はナムユン湖、冷却水にはナムボナック湖の水をそれぞれ利用している。
特筆すべきは、ここがUD社系列の蒸留所の中で「実験的」蒸留所だったこと。
石炭の直火焚きにかわる加熱方法として、
スチームのパイプを通した蒸気蒸留方式がここで初めて採用され、
8年間にわたって両者の比較実験がおこなわれた。
その結果2つのウイスキーに決定的な差がなく蒸気蒸留の有用性が初めて実証された。
以来、同社系列の蒸留所では蒸気蒸留のスティルに切り替えられ、
現在ではこの方式が他の蒸留所でも主流になっている。
さらにドラム式モルティングを採用したのもグレンオードがはじめてで、
現在では蒸留所に併設して巨大な製麦工場があり、
UDV社系列だけでなく周辺蒸留所にも麦芽を供給している。

<テイスティング>
香:ゴム、麦、ワックス、オレンジ、カラメル
味:トロリビリビリ、メープル、麦わら、スパイス、ハーブ、苦味、
  余韻長い 苦味 タンニン渋み軽く張り付く
今はもっと軽い飲み口らしいです・・・。




お次はローランド。

ローズバンク 20年 1981-2002 レアモルト 62.3%

<ローズバンク蒸溜所>
ローズバンクは典型的なローランドモルトとして最高の代表銘柄。
グラスゴーとエジンバラのちょうど中間辺り、
産業革命時代、物流輸送手段が運河だった頃に賑わいを見せたファルカークの町の北、
フォース・クライド運河沿いにあった。
かつて運河の岸にはバラが咲き誇っており、蒸留所の名前はそこに由来するものと思われる。
もともとの創業年度は18世紀後半の1773年と言われており、
住所であるキャメロン蒸留所を名乗っていた。
現在の建物は地元の穀物及びワイン・スピリッツ商のジェームズ・ランキンが1840年に建てたもので、
ランキンは製麦棟を改造し、ローズバンク蒸留所の名前で新しくスタートさせた。
1864年、キャンベルタウンやスペイサイドの有名蒸留所に負けない品質のウィスキーを生産すべく、
ランキンの息子によって立て直されたローズバンクの需要は急増。
需要に生産が追いつかず、受注を裁ききれなくなった蒸留所は
顧客の受注を割り当てにする程の状態になった。
しかし20世紀になると同時に訪れたウィスキー不況に飲み込まれ、
同じローランドのグレンキンチー、クライスデール、St.マグデラン、グランジと共に
1914年に誕生したスコティッシュ・モルト・ディスティラーズ形成、
ハイランドモルトのウィスキー業者に対抗したが、
この中で現在創業を続けているのはグレンキンチーのみ。
1993年、ローズバンクは当時の所有者であるUDによって閉鎖が決定された。
ローランドの伝統である3回蒸留を行なっていたローズバンクのポットスティルは
初留、後留、再留の3基。
仕込み水は水道水を利用していたがキャロン渓谷の貯水池を水源とする軟水で、
ウイスキー造りに適していた。
そもそもローズバンク蒸留所が閉鎖された理由のひとつは、
敷地を分断する道路が敷かれたことだと言われている。
近年、旧ローズバンク蒸留所の保存のために、
ヒストリックスコットランドが50万ポンド(約8000万円)の出資をすることを決定。
これにより、現在建物等を所有しているアラン・ブリュワリー社は、
旧ローズバンクの建物を使ってマイクロブリュワリーとボトリングホール、
マイクロディスティラリーの創設が可能になるとしている。
新しく設立されるブリュワリーの名前は“フォース・アンド・クライドブリュワリー”で、
マイクロ蒸留所の名前は“キャメロン蒸留所”と付けられる予定だとか。
ローズバンクと名乗れないのは、ローズバンクのブランド権をディアジオ社が所有しているため。

<テイスティング>
香:南国フルーツ、豆、ハーブ、白い花、
味:アタックはサラリぴりぴり、梨、塩味、ゆで豆、麦、上に広がる、
  余韻中くらい、南国フルーツ
また加水するのわすれました・・・(汗)




こちらは蒸溜所としては飲んだことあるけど、
ちょっと興味があって手を出しちゃいました。

ミシェル・クーヴレー ベリー・シェリード・シングルモルツ 27年 45%

ベルギー出身で、フランス・ブルゴーニュ・ボーヌに本拠地を置く、
ミシェル・クーヴレーの27年もの。

彼は「ウイスキー造りの95%は熟成による樽で決まる」との信念から、
シェリー樽にとことんこだわっている。
彼の手によって育まれたモルト・ウィスキーは、
シェリー樽の揺りかごの中で、深く、静かに奇跡の味わいへと昇華するのである。
主にルスタウ社のソレラシステムで30年以上使用された極上の樽を選んで使用。
「味わいを決定づける要因は蒸留所ではなく、樽そのものが決める」という信念から、
熟成に使用する樽は自らが吟味し、蒸留所とは異なる個性の商品に仕上げる現代の名手である。
それ故に商品ラベルには、一切「蒸留所名」は刻まれていない。

このボトルはどうやらインヴァーリーブンらしいのですが、どうなのでしょう・・・。

インヴァーリーヴンは現在は休止中(1991年~)。
蒸留には、ハイラム・ウォーカー社が開発したローモンド・スチルを使用、
オフィシャルボトルは一度も発売されたことがない。

<テイスティング>
香:紹興酒、醤油、だし、ラーメンゆで汁、ナッツ、カラメル
味:アタックはマイルド、黒糖、塩味、樽、醤油、タンニン、
  余韻長い 塩味 タンニン 黒糖 醤油
すんごいシェリーです・・・。
インヴァーリーブン&ミシェル・クーブレーなんてダブルでレアもの。
お値段も高かった



そして最後は“幻のモルト”

エアシャー/レディバーン 1970-2000 G&Mレアオールド 40%

<レディバーン蒸溜所>
レディバーン蒸留所は1966年に創業、1975年に閉鎖された。
操業していた期間はわずか9年ほどで、かなりレアなモルトとなっている。
ウィリアム・グラント&サンズ社によって、
1963年にガーヴァン・グレーンウイスキー蒸留所の建造とともに工場群の一角に建てられた。
カーヴァンはロバート・バーンズゆかりの地として知られるエア州の海岸部にあり、
蒸留所は海岸道路から少し内陸にはいったところにある。
周囲は一面の大麦畑で、広大な敷地に立つ巨大な建物群は遠くからでも目立つ。
レディバーン蒸溜所の設備は
ステンレス製のウォッシュバックが6槽、ポットスティルは4基。
なお再留釜のヘッド部分には、酒質を軽くするために精留器が取り付けられていた。
仕込み水は、ペンワップル貯水池から。
このシングルモルトがレアなのは、蒸留所が短命だったこと以外にも、
オフィシャルボトルがわずかしかリリースされなかったという理由もある。
グレーンウイスキー蒸留所と併設された他の蒸留所と同様、
レディバーンももともとは自社のブレンデッド「グランツ」の原酒用のためにつくられた蒸留所だった。
グランツの親善大使であるルド・デュクロさんによれば、
グランツ25年のようなプレミアムクラスのブレンデッドには今日でもレディバーンが使用されているそう。

<テイスティング>
香:桃、リンゴの皮、フランボワーズ、カスタード、ラム、
味:麦、トロリ、甘味、ぽん菓子、フワッとはかなく広がる、
  余韻よわーく中くらい、甘味、麦
やさしい味わいでローランドらしいといえばそうなのですが、
ケイデンヘッドから出てたモルトはもっと力強かったそうです・・・。
いずれにしても、(手が出るお値段で)これを飲む機会に恵まれてよかった・・・。


ちょっと飲む順番難しかったんで全部並べてもらってちょっとずつじっくり飲んだのですが、
やはりレディバーンを最後残すことになり、ずーっとチビチビやってました

すばらしい体験ありがとうございました


読書 もしも僕らの言葉がウイスキーであったなら 村上春樹著

2015-04-20 18:09:38 | Book


村上さんと奥様が、
ウイスキーを主な目的としてスコットランドのアイラ島とアイルランドに行ったときの旅行記です。

さくっと読めました。
字は大きいし写真はきれいだし、
なんといってもウイスキーのお話ですから。

アイラモルトのラフロイグを例えて、
10年物は、サックスにジョニー・グリフィンが入ったセロニアス・モンクのカルテット、
15年物は、同じくジョン・コルトレーンが入ったセロニアス・モンクのカルテット、
だって(爆)
村上ワールド全開ですな
でもなんとなくわかるような気がする。
ウイスキーもジャズもちょっとお勉強したら
こんなのがわかるようになっちゃいました・・・

こうなったら私もね、ウイスキーに特化して、
なんか行ってみたい気もするんだけど、スコットランドとアイルランド・・・
ロンドンは3回ぐらい行ったことあるんですけどねー、
寒いし、イギリス英語の聞き取りが難しくて、
居心地あんまりよくなかった印象しかない(笑)

でもねー、いまはバーとかパブとか楽しめると思うので、
昔よりは居心地良く感じそうな気もする。

まあいつか、行くかもしれません・・・