Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

休養日のワイン

2015-06-29 22:58:04 | Restaurant/Bar/Cafe
レース翌日の休養日、ワインをいただきに出かけました。

まずは、函館のすてきなお食事処を教えていただいたお礼に
いつものサリュへ。


合鴨スナギモと十勝マッシュのガーリックソテー 
ワインはトレッビアーノ、シャルドネ、ともう一つなんだったかで作った
キリッと酸味のきいた白。
疲れてモワーっとしたからだに染みわたる
  

お次のお料理には、
ピノネロで作ったブラン・ド・ノワール
どうりでタンニンあるわけだ。
お料理はこちら。

真イカとポレンタのさくさくフリット イカスミソース
イカ墨のソースが濃厚なので
重みのある白ワインがよく合う

あんまり疲れていてもうお腹いっぱいになっちゃいました
   
函館での旅の報告、グルメの報告、ランニングの話など
いつものように楽しく過ごさせていただきました。
ありがとうございます♪


もう一軒。

これまたいつものモンレーヴ。
オーナーソムリエさん、先の土曜日の奥尻ムーンライトマラソン走っておられまして、
あの暴風雨の中ご無事だったかと安否確認しに
オーナーさんもわたしが函館走ったのを知っているので、
お互いに「お疲れ様でしたー」と

さっき白いの飲んだから赤いのいただきました。
いつものようにブラインドだったんですけど、ありえない撃沈ぶりでした


これ、薄かったんで日本の何かかと・・・
先週抜栓だったみたいです。


こちらは青っぽさとタンニン、エキスの濃さからボルドーだと思ったら、
なんとニュージーのピノ

ああ・・・勉強不足です
まあいっか

ワインはさておき、
お互いのマラソン報告をしたり、写真見せてもらったりして、
他のお客さんにランナーさんや函館出身の方もいたので
みんなでわいわい楽しいひと時となりました。
ありがとうございました♪

最近すすきのにランナー仲間が増えてちょっとうれしい
マラソンとお酒の両立はなかなか難しいですが、
マラソン話をしながらのお酒は楽しいですね

ということで、この日は終了

ごほうびのスコティッシュ・ディナー

2015-06-28 20:46:15 | Restaurant/Bar/Cafe
道南遠征から戻りまして、
ランチが軽かったせいかおなかペコペコ
疲れて料理する気になれなかったのでどこかに寄ろうと考えた結果、
お久しぶりのブローラさんへ
ウイスキーを飲みにというよりは、
お食事しに参りました。


まずはハイボールで喉を潤し、


スコッチブロスとバノック(大麦のパン)。


そしてハギス。

なんか疲れた体に沁み渡りますねー、スコットランド伝統料理。
からだにやさしく栄養バランス抜群です

食後酒は大好きなクライヌリッシュ。

クライヌリッシュ1998 15年 58.0% G&Mカスク・ストレングス

レフィル・シェリーカスク・フィニッシュです。
杏、カラメル、バニラ、リンゴのコンポート、アニスやスパイスの風味・・・。
美味しかったー

疲れていたのでテイスティングコメント書く気になれず、
そういう時にたくさん飲むのはなんだかもったいないので、
この日はこれにて終了

ごちそうさまでした

道南遠征 ⑨ アフターは・・・

2015-06-28 14:06:53 | Travel
函館ハーフマラソンは8時スタートで10時前にはもう終了。
温泉入ってサッパリしましょうかねーと、市電にて湯の川温泉へ。


電停そばには足湯があります

午前中から日帰り入浴やっているところは2軒しかなくて、
電停から最寄りのこちらにて。

お風呂は地元のお母さんたちでにぎわってました。

さてー帰る前にお昼ごはん食べましょう。
また雨脚が強くなって肌寒くなってきたし、
せっかくだから函館の塩ラーメン食べようかなー。


電車にて駅前まで行って、
何軒か行ってみましたが雨の中どこも行列
もうめんどくさくなって、また電車に乗ってベイエリアへ。

結局こちらに落ち着きました

はこだてビール。
ビールが美味い天候ではなかったんですけどね


仕込み釜を眺めながら・・・


テイスティングセットをいただきました。
左から、
五陵の星(ヴァイツェン)、明治館(アルト)、北の一歩(エール)、北の夜景(ケルシュ)。
全体的に薄い感じですね・・・。
さらっと飲むにはいい感じ。
ヴァイツェンが華やかでフルーティでおいしかった!

お料理は、なんかテキトウに

いかしゅうまい。


いかめし。

で、終了。

さて、おなかも満たされたし、
雨の中歩くのはもう疲れちゃったので、
さっさと札幌に戻りましょうか。


帰りはJRで4時間弱の旅。

すごい満喫しました函館。
ありがとう、また来ます

おわり。



道南遠征 ⑧ 函館ハーフマラソン

2015-06-28 11:04:14 | Sports/Fitness
日曜日。
函館ハーフマラソンの日ですが、お天気は雨
でも前日の強風は止んだみたい・・・。

土曜日は傘が何度もひっくり返るほどの強風だったのですが、
奥尻島ではムーンライトマラソン、雨天決行したみたいです・・・。
みなさん大丈夫だったでしょうか

函館ハーフは8時スタートなんで、
6時半ぐらいには競技場に着いていたかったんですが、市電の始発が7時
仕方がないので駅からタクシーで。

同じような人がタクシー乗り場に並んでいました。
一人でブーンと乗って行ってしまう人もいたんですが、
私の前のお二人はそれぞれお一人ずつだったので、
声をかけて乗合させていただきました。
お一人は千葉、もうお一人は横浜からとおっしゃってました。
せっかく遠くから来てくださったのにこんな天気で残念ですねぇ・・・

ということで、一人290円で競技場到着

雨、止みませんねぇ・・・。

更衣室にいつものように敷物敷いてお支度&ストレッチ。
スタート30分前に外に出ると、雨は軽いミスト程度に変わってました。

号砲からスタートラインを踏むまで1分19秒。
思ってたより体が軽い。
痛みの出現を怖がらずに身体が動くままに前に進みました。

ラップは
5km 28分13秒
10km 25分54秒
15km 24分57秒
20km 24分36秒
ゴール  5分20秒

フィニッシュタイムは1時間49秒00、
ネットタイムは1時間47秒41でした。

後半の10キロはずっと1キロ5分以内で走れていたのがうれしい
気温は16℃、涼しかったのも功を奏しましたね

これ以上タイムを縮めるにはやはりスタート直後のスピードを縮めないとね・・・。

何回も折り返しがあるコースだったので走りにくいんじゃないかなと思ったけど、
アップダウンも少なく、
前日にまち歩きをして景色に馴染んでしたこともあって
とても走りやすかったです。



ありがとうございました。
また来年も走りたいなー

つづく。



道南遠征 ⑦ 函館散策、五稜郭エリア編

2015-06-27 20:01:46 | Travel
しばし宿にてのんびりしまして4時ぐらいに五稜郭方面へ出かけました。
五稜郭近くの千代台陸上競技場にてマラソンの受付が18時からとなっていたので
かるく五稜郭みてから行こうかなと

そのまえにおやつタイム

函館のご当地バーガー店、ラッキーピエロ。


チャイニーズ・バーガー(鶏のから揚げのハンバーガー)を
セットでいただきました。

おなかいっぱいで五稜郭へ。

五稜郭は箱館開港時に函館山の麓に置かれた箱館奉行所の移転先として築造されました。
しかし、1866年(慶応2年)の完成からわずか2年後に幕府が崩壊。
短期間箱館府が使用した後、箱館戦争で旧幕府軍に占領され、その本拠となりました。
明治に入ると郭内の建物は1棟を除いて解体され、陸軍の練兵場として使用されましたが
その後、1914年(大正3年)から五稜郭公園として一般開放されました。
(以上、ウィキペディアより)





解体された函館奉行所の復元のための発掘調査が1983年から始められ、
さまざまな手続きを経て復元計画が進められ、
2006年着工、そしてついに2010年に完成。



つい最近じゃないですか。
全然知らなかった

建物の中は、
ペリー来航による函館開港から戊辰戦争の歴史、
そしてこの函館奉行所の復元計画や工事に関する資料館となっています。







あー予定より時間かけてじっくりみちゃいました
でもすごく面白かった。
北海道に住んでるのに、こういうの全然いままで勉強してなかったからねー


五稜郭を一望できる五稜郭タワー。


ということで、
ここからはマラソンモード

陸上競技場にて受付を。




金曜日に札幌を出るときには
レース当日日曜日の最高気温予想が20度だったんで、
夏だし、短パンランシャツでいっか!と、短いウエアしか持ってこなかったんですが、
この日も気温低かったし、翌日の予報は雨、最高気温15度と
ヤバイ・・・
体冷やしてどこか怪我でもしたらこれまでの練習の日々が台無しになる・・・・
仕方なくランニングタイツなど購入することにしました
マラソン受付でスタッフにスポーツ店の場所をきいて、
てくてく歩き、お買いもの1時間、そのあとまた電停までてくてく歩き、
ホテル近くのコンビニで明日の朝食を買って、
晩ごはんに行こうと思ってたホテル近くのラーメン屋さんに行ったら
スープが無くなり閉店と
またコンビニまで戻って晩ごはんのお弁当を買ってやっとホテルに戻ったのは20時半過ぎ
予定よりも1時間半遅れです・・・

ああ、脚がだいぶ疲れている・・・大丈夫かな明日・・・・と不安を抱えつつも、
「月曜から夜更かし」のスペシャルを見て、あははと笑いながら
ストレッチして寝ました。


つづく。








道南遠征 ⑥ 函館散策、谷地頭エリア編

2015-06-27 14:45:01 | Travel
さて、雨の函館散策、谷地頭方面に向かいます。

途中で、護国神社に寄ってみました。

江戸後期に函館の発展に貢献した高田屋嘉兵衛の像。


神社までの坂とドンヨリ雲がかかった函館山。





ここには幕末の戊辰戦争で命を落とした新政府軍の兵士の墓地があります。




さて、またまた電車に乗りまして、終点谷地頭へ。

ここもブラタモリで紹介されてましたね・・・


車止め

さて、函館八幡宮に参りましょう。






ここから山のほうにしばらく歩いていくと、
今度は戊辰戦争で亡くなった旧幕府軍の兵士のお墓があります。



碧血碑。
戊辰戦争が終わってしばらくは、
旧幕府軍の兵士は弔わなくてもいいと言うことで
遺体なんかもしばらく野晒しになってたみたいですが、
柳川熊吉という任侠人の尽力によりここに弔うことになりました。
負けたものたちはこんな山の中じゃないと弔ってもらえなかったんですね・・・


碑の後ろには、
この碑を建てるのは容易ではなかったという趣旨の漢字が書かれているそうです。


その柳川熊吉の碑も近くにあります。

さらに先に進みますと墓地が広がり、
その一角に石川啄木のお墓があります。



啄木は岩手県出身で東京で亡くなりましたが、
函館、小樽、札幌、釧路と北海道を放浪した時期があり、
生前から「死ぬときは函館で死にたい」と言っていたそうで、
ここにお墓が立てられました。

実はわたくし、啄木と生まれ故郷が同じでしてね・・・


啄木のお墓からは函館山、津軽海峡、そして函館の街が一望できます。

すぐ先には立待岬があります。




さてー、だいぶ歩きました。
もうお昼なのでランチにしましょう!と狙っていたお店へ。

同楽舎さん。
おばあちゃんと娘さんでやっている、担担麺のみ提供するお店。
こちらも札幌の馴染みのお店で教えてもらって
今回の旅のマストアイテムでございました


しみじみとした旨みのある担担麺。
程よい辛さでお味が優しいのでスープまで完食しました
辛いの苦手な人には辛みぬきも作れるみたいです。
すごい美味しかった。
ごちそうさまでした

もう一つ、谷地頭ではここに寄ろうと思っていました。

谷地頭温泉。
雨の中、結構歩いてしまったので、
ここでのんびりお風呂に入っていきましょう

出たり入ったりストレッチしたり地元のおばさんと話したりしながら
ゆっくり過ごし、
休憩所の畳の上で人目もはばからずストレッチング
そして、

マッサージチェアまで

あー気持ちよかった!

さて、電車に乗っていったん宿に戻り、また少し体を休めてから、
今度は五稜郭方面を見に行きます。

つづく。





道南遠征 ⑤ 函館散策 元町エリア編

2015-06-27 11:55:25 | Travel
土曜日は予報通りの雨。
せっかく20年ぶりくらいに函館に来たのでまち歩きも楽しみにしていたのに
まあぐちぐち言っても仕方ないので、
まずは朝食べに行きましょう


函館朝市。


お天気悪いせいか、まだ朝6時前だからか、人少ないですね・・・。


イカ刺しもいいけど・・・

まあ今回は観光客いっぱいのこちらで。

私が入った時はまだ空いてましたが、
6時過ぎたころからすごい混んできました


元祖巴(ともえ)丼。
うにがグダグダです
税込1820円・・・観光客プライスで

さて雨降りですが、
午前中のうちにまち歩きをしちゃって、午後はゆっくり脚を休める作戦です

まずはベイエリアへ。


古いアーチ橋、七財橋を渡って、金森赤レンガ倉庫群へ。


朝早すぎてどこも開いてないのでスルー

古い木造とレンガの建物が立ち並ぶ町並みを眺めながら・・・


函館名物、坂を上り下りしてみましょうか



八幡坂。
上ってみますか!

上から坂を見下ろすと・・・

青函連絡船最後の日まで運行していた摩周丸が見えます。
この画、よくテレビ番組なんかでも使われますよね
つい先日も「ブラタモリ」で、坂好きのタモリさんがここに来てました

坂の上には教会群。



ハリストス正教会は工事中でした。
時間が早くて中には入れず


元町カトリック教会


チャチャ登り。
教会周辺の石畳の坂は風情がありますね・・・。

教会ばかりではなくお寺も。




東本願寺函館別院。
なんか不思議な建物だなーと思ったら、コンクリート製なんです。
函館は大火が多い町だったので防火のためにコンクリートにしたそうです。
和風建築の細部を鉄筋コンクリート造で表現した寺院建築としては日本最古のもので、
建築史上価値が高く、国の重要文化財にも指定されているのだそうです。


二十軒坂を下りると・・・


日本最古のコンクリート製の現役電柱。
円柱ではなく四角いのがおもしろい。

地図に西本願寺の別院も記してあるので、ちょっとわざわざ行ってみた



大きな親鸞像ですね・・・。

北海道って浄土真宗強いですよね、なんとなく。
なんか歴史的に意味合いがあるのかしら・・・。

さて、結構歩きましたのでひと休み。
歩いている途中に素敵なカフェとかあって入ってみたかったんですが、
みなさん10時開店で、
まだ9時にもなってなかったんで・・・・

スタバにてコーヒータイム。

あんまり歩きすぎないように電車もこまめに乗りながら散策再開。


おや、

これは先日の「ブラタモリ」でも紹介されていた「相馬株式会社社屋」ですね・・・。
幕末から明治・大正にかけて財を成し函館の発展に貢献した豪商相馬哲平氏の会社です。


基坂を上って元町公園に行きましょう。


途中にはイギリス旧領事館。


元町公園到着。公園内には2つの歴史的建築物があります。


旧北海道庁函館支庁庁舎。


そして旧函館区公会堂。国の重要文化財です。
大火事で町の集会所が無くなったのを受けて
相馬哲平の寄付により明治43年に立てられ、
大正天皇や昭和天皇が皇太子時代に宿舎として使用されたりしたそうです。


当時の家具なんかが展示してあります。


大広間では現在でもミニコンサートが行われたりしているそうです。


大広間のバルコニーからの眺め。


相馬哲平さん、すごい人だったのですね・・・。

旧公会堂近くには、相馬哲平さんのお住まいたっだ建物も。

旧相馬邸。
ブラタモリで紹介されましたって張り紙してありました


日和坂。
ここもタモさん歩いてた

さてだいぶ歩きました、元町エリア。

お次は谷地頭方面に向かいます。

つづく。




道南遠征 ④ 函館にて夜の部

2015-06-26 23:54:25 | Restaurant/Bar/Cafe
奥尻へのショートトリップ終えまして、
函館に到着したのは20時半ごろ。

ホテルにチェックインしてこの日の晩御飯をと狙っていたお店に電話すると、
いまちょっと料理出すの遅くなっちゃうけどそれでよければ、と。
ということで、電車に乗って五稜郭エリアへ。

伺いましたのは、こちら。
(参考画像)
二代目佐平次さん。

ジャンル的には居酒屋かしら。
札幌の馴染みの店で教えていただいたのでした。

日本酒いただきました。

写楽 純米吟醸 酒未来
爽やか、バランスがよくて美味しー♪

お通しですと出されたおしゃれなプレート。

ラタトゥイユ、グリンピースのスープ、ベーコンとなんだったかのケークサレ、
新玉ねぎのエスプーマ、オムレツ、そしてパン。

洋風ですねー
でも居酒屋料理みたいなのもあります。

サッパリしたのいただきたかったのでまずはお豆腐。

堂守豆富店の絹ごし。
うまー

お酒、2つ目はこちら。

豊盃 純米吟醸 夏ブルー
豊盃にしてはすっきり爽やかと思ったら夏酒でした


刺盛り。
本マグロ、イナダ、ホタテ、ソイ、ヒラメ、アブラコ。
すごい美味しい
アブラコ、久々に食べたー。
ソイもおいしかったなぁ。


塩つくね。
どっちかというと噛みごたえあるタイプかな。
肉質がしっかりしててウマイ。

さてお次は洋風のをいただきました。

森産ひこま豚のソテー ハスカップのソース。

これに合わせて日本酒を選んでもらいました。

写楽 播州愛山 純米吟醸
香り華やかでフルーティ、お味は酸味や軽い苦みもありきりっとしていて、
豚肉の甘さはもちろん、
酸っぱいはずのハスカップからさえ甘みを引き出してくるかのような
すばらしいマリアージュでした。

あー幸せな気分になりました

お店もだいぶ落ち着いて、
オーナーシェフさんとお話もできてよかったです。

札幌にないタイプのお店だと思う。
イタリアンとかカジュアルフレンチに近い感じの創作和食というか
そういった感じのお料理と日本酒をちゃんと合わせられるなんて、
超わたしのツボです

お料理もお酒も興味津々、味わってみたいものばかりだったんですが、
おなかもいっぱいだしもう遅くなってしまったのでこれにて終了
ごちそうさまでした。
お忙しいのに入れていただいて、おいしく楽しく過ごさせていただき感謝感謝
また寄らせていただきたいと思います。

さて翌日はかるーく函館散策予定。
早起きして函館朝市で朝ごはん食べる予定だし、
もう寝ましょう

つづく。

道南遠征 ③ 震災学習と奥尻の風景

2015-06-26 20:59:27 | Travel
青苗地区の公園をあとにしまして、青苗漁港へ。


かさ上げされた道路から港のほうに下りていってみましょう。


あ!

あれが「望海橋」、人工地盤(緊急避難用高台)ですね・・・。


港は海抜2mやそこらですから・・・


津波が来たときにすぐに一つ上の高台に逃げられるようになっているんですね。

階段で人工地盤の上に行ってみると・・・

結構もう寂れた感じでしたが・・・

ひとつ上の高さにある道路とつながっていました。



その道路の高さは海抜6m。

そのもう少し先は・・・、

海抜8m。
高台になっているところは海抜12~3mでしょうか・・・。
階段が付いて避難路になっているので上ってみましょう。


あっ、階段じゃなくてスロープだった。
お年寄りとかって階段よりスロープのほうがいいのかな・・・


一番上は宅地です。


高台から海を眺める・・・。

三陸でも、かさ上げして、
こんな風に階層がある町並みになるんだろうなーなんて思いながら・・・。

さて、また道路に戻りまして、青苗の商店街を北に向かって歩きます。
奥尻の町内バスは、路線上ではどこでも乗ることができるシステムなので、
うしろを振り返ってバスが来るのを待ちながら、のんびり歩き


町は翌日の奥尻ムーンライトマラソン歓迎ムード一色です。

ほどなくしてバスが来ましたので乗車し、フェリーターミナルに向かいます。


奥尻のシンボル、なべつる岩も車窓から見ることができました


ということで、フェリーターミナル到着。



南西沖地震の時この辺りは、
津波の被害よりもあの山の土砂崩れで多くの人が無くなったとのことでした。

津波館で、この辺りにも慰霊碑があると聞いていたので、
探してウロウロ歩くと、
ガソリンスタンドの北側に発見しました。

亡くなられた方の名前が刻まれていたのですが、
札幌とか旭川とかから旅行に来ていた方が多かったです。

さて、フェリーターミナルに戻りまして、
ひと休み。
正午に飛行機で到着して、お昼も食べずに歩いたので
なんか食べようかなと思ったんですが、
思いのほかフェリーターミナルには食堂とかなくて

仕方がないので売店でおみやげ買ったついでに、
ビールと、奥尻特産のアワビが入ったかまぼこをゲットし食す



北海道本島からのフェリーが入港してきました。

下船してきたお客さんを、奥尻のゆるキャラ「うにまる」がお出迎え。


めんこい
毎日毎回お出迎えしてるのかな、
翌日ムーンライトマラソンだから出てきたのかな・・・?

さて、本島に戻る時間です。
フェリーに乗り込みましょう。

うにまるくんはお見送りもしてくれるのですね。

ではでは、たった4時間の滞在でしたが、
奥尻島、ありがとうございました。
たくさん学びました。



またねー

さて、本島の江差ターミナルまで約2時間の船の旅。
半分ぐらい爆睡、残りは函館観光の予定を立てたり・・・


見えてきました、江差。


戊辰戦争の時に、このあたりで旧幕府軍の船が沈んだということで、
その復元船があります。

はい到着!



ありがとう、定時運行に感謝!

というのも、
江差からの函館行きのバスの最終便まで乗り継ぎ時間が7分しかなくて、
この旅の唯一の不安ポイントだったんですが、
フェリー下船時もバスに乗り換えの人は優先的に下りれるように配慮してくれたりして
よかったです。

ということで、

18時15分江差港到着で、18時22分発の函館行きバスに乗り込みひと安心

お天気に恵まれ、安全な空と海の旅、
そしてゆるーりとした島の雰囲気と22年前の震災の記憶に触れて、
短時間ながらとても良い滞在でした。
今度はぜひ、特産のウニやアワビを堪能したいなー

そしてまたまた爆睡で函館へ。

つづく。

道南遠征 ② 奥尻にて震災学習

2015-06-26 20:46:05 | Travel
奥尻の青苗地区に到着しました。
22年前の北海道南西沖地震で津波の被害が一番多かった地区です。


当時この灯台も傾いてましたね・・・。

当時多くの人が住んでいたエリアは震災記念公園になっています。


その真ん中にある、奥尻島津波館。

まずはここで震災学習です。

入館料を払うときに自分で自由に見学するか説明つきにするかと聞かれたので、
せっかくだから説明つきでお願いしました。

まずはエントランスホールにある、青苗地区の震災前後の航空写真から。


漁港近くは海抜が0~1mだったにもかかわらず、
多くの民家や番屋が密集していました。


島の北部で起こった地震により3分後には北岸地区に津波が到達、
津波は島を伝って南へ向かい、
周囲の海底地形の影響をうけて地震から5分後には島南部をえぐるように飲み込み、
北海道本島にぶつかって戻ってきた波や第2波、第3波にも飲まれ、
合計7回の波に襲われたそうです。


震災後、青苗地区には民家は立てられないこととなり、
町が土地を買い上げて盛土をして公園とし、
民家は6mの盛土をして移転されました。


そして館内メインホールへ。

地震や津波を表現するアーティスティックなモニュメントと、
48個の立体模型による奥尻島の歴史と震災の再現、
当時の写真などにより構成されています。


震災で亡くなった奥尻島民198名の鎮魂のための「198のひかり」


振動を表すモニュメント。


立体模型による再現。

津波の襲来。


1週間後には仮設住宅の設置工事が始まったのですって。
びっくり!


全て波に奪われた青苗地区はかさ上げと公園を作る工事がはじまりました。
などなど・・・・。


そして写真展示。

傾いた青苗灯台。


奥尻のシンボル、なべつる岩付近。

職員さんの説明はすごくわかりやすく、
当時のご自身の体験も交えながら話してくださったりして、
たいへんためになりました。

そのあと地下の映像ルームで10分ぐらいのビデオを見せていただくのですが、
準備の間に、奥尻で見つかった縄文土器などの展示を見ることができます。


ビデオ含めてざっくり40~45分でしょうか。
わたしは一人でじっくり説明書きや子供たちの詩なんかを読むために
もう一回りしたのでもうちょっとかかりました。

津波館をあとにして、正面にある鎮魂慰霊碑「時空翔」へ。

青苗地区を襲った津波の高さと同じ13mの高さになっているそうです。

階段を上るとモニュメントがあります。

震災があった7月12日には毎年、
夕陽が真ん中のくぼみに入って落ちていくように設計してあるそうです。



時空翔の丘からみた奥尻の海。



さて、公園内を歩いて島の南端に行ってみましょう。


なだらかに海に向かって下って行きます。
これくらいかさ上げしているってことですね・・・・。


公園には遊具もあったりしますが、ひっそりとしています。
まあ平日(金曜)のお昼っていうのもありますが、
人口が激減しているので公園で遊ぶ世代が少ないっていうのもあると思います。


島の南端にある徳洋記念碑。
1880(明治13)年、
当時のイギリス東洋艦隊旗艦が函館から小樽へ向かう途中に青苗沖で座礁した際、
訓練のため乗艦していた有栖川宮様が先頭に立って救助を行ったのを記念して、
1931(昭和6)年に建立。
これは津波に耐えて残ったんですって。
皇族絡みだから頑丈に作られていたんでしょうね・・・。


島南端から日本海を望む・・・。


島南端から津波館方向を望む・・・・。

さて、それでは漁港方面に向かって少し歩いていきましょうか。


堤防は9mだか10mだかにしたっていってました・・・。


青苗漁港。

ここからも震災について考えながら奥尻の町並みをみて歩きます。

つづく。