Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

ウイスキーを知る さらにシングルモルトを求めて・・・

2014-11-30 23:22:31 | Spirits&Others
11月最後の日・・・・。


ススキノ行きました。

ウイスキー検定を受けるに当たって、
本で勉強するだけじゃなく、
できるだけたくさんのウイスキーを味わって、
ちゃんとウイスキーと向き合いたいなーと思っていました。
これまでも、ワイン、焼酎、日本酒と資格試験を受けてきましたが、
いずれのときも相当飲みましたからね

今回は資格試験ではなく筆記のみの検定ですが、
やはりお酒は飲みながら覚えないとね

とりあえず目標として、
テキストに載っているものはほぼ制覇できるよう努力することを自分に課しました

特にシングルモルトは110ある蒸留所のうち50か所がテキストに載っていて、
それを制覇したいなと秘かな野望を・・・

いつもお世話になっているバーで結構な種類を体験できたのですが、
基本的にオーセンティックバーなのでウイスキーの銘柄にも限りがあり、
そこにないものを求めて、しかたなく、
ウイスキー専門バーを新規開拓することにしました

あんまり行き場所多くしたくないんですけどね、基本

ネット検索しまして、
あんまり地下鉄から遠くなくて、
「いろんなの飲みたいんでハーフで下さい」って言いやすい雰囲気のお店を
2、3見つけました。

で、早速お邪魔しましたのはこちら。

Bar 無路良(ブローラ)
小さくてアットホームな雰囲気ですがウイスキーの本数ハンパないです。

早速、検定受験の旨を伝えて、
事前に作っておいた「まだ飲んでないシングルモルトのリスト」をお見せしまして、
どんどん出してもらいました。

最終的にハーフ量で8種類、いただきました。



まずは、こちらのお店のハウスウイスキーにしているという、ベンロマックから。

ハウスウイスキーってことで、ジャンボボトルから注いでいただき、
ボトルの写真撮るの忘れました
ということで、熟成年数とかスペックは今のところ不明です・・・。


<ベンロマック>(スペイサイド)
1898年創業も何度も買収され、何度も操業と休止を繰り返し、1983年に閉鎖。
1992年にG&M社が購入し、5年かけて大改造、1998年に生産再開。
2009年に待望の10年物リリース。
スペイサイド最小規模。
熟成にはジャックダニエルの樽とオロロソシェリー樽を使用。

テイスティング:
香:麦、おがくず、ナッツ
味:さらり、甘い、ポン菓子、はちみつ、余韻こがし麦、にがみ、ゆで豆
  ライトボディ、さらりのみやすい





<ロングモーン15年 旧ボトル>(スペイサイド)
ロングモーンはゲール語で「聖人の場所」。
1894年にジョン・ダフが創業。
1919年に竹鶴政孝が修行に訪れた蒸溜所のひとつ。

テイスティング:
香:あまい、リンゴのコンポート、バニラ
味:さらり、ハーブ、すぐにきゅいっとスパイシー、麦、タンニン、余韻はちみつ




予想はしていたのですが、
蒸溜所によってはオフィシャルがほとんど出回っていなかったりするし、
流通はしていても
こういうマニアックなお店にはオフィシャルボトルはあんまり置いていなかったりして、
ここからは、ボトラーズ物や限定品の長期熟成物のオンパレードです

<ボトラーズとは・・・>
通常の出回っている「〇〇12年」とかいうシングルモルトは、
各蒸溜所で安定した品質のものを量産するために、
記載年数以上長く熟成されたたくさんの樽からの原酒を
ブレンドして瓶詰めしているんですが、
ボトラーズ、すなわち瓶詰め業者さんは、
自分たちで蒸溜するのではなく、
蒸溜所がつくった原酒を樽ごと買って独自に熟成させて、
愛好家が好みそうな変わり種のボトルを出しているのです。




ゴードン&マクファイル エクスクルーシブ バルブレア 1993年
カスクナンバー1966 49.5%

スペイサイドのエルギンにある瓶詰め業者の先駆者、G&M社のストックから、
JIS(Japan Import System)が樽を選んだ人気シリーズ、
21年物のシングルカスクです。

<バルブレア蒸溜所>(ハイランド)
バルブレアはゲール語で「平地の集落」。
現存するハイランドの蒸留所の中で2番目に古い。
かつてはバランタインの重要な原酒のひとつで入手困難だった。
仕込み水はピート色の強い軟水(オルトドレッグ川)。
ケン・ローチ監督の映画「天使の分け前」(2013年日本公開)の舞台。

テイスティング:
香:麦、カカオ、アルコール、加水でハーブ
味:麦チョコ、ギュイッとスパイス、ナッツ、南国系のフルーツ、
  ゆでピーナツ、ハーブ、苦味、タンニン、加水ではちみつ





レダイグ[21] オールド・パティキュラー・ダグラスレイン

ダグラスレイン社は長くブレンデットウイスキーを作っていたが
1998年からボトラーズに参入。
「オールド・モルト・カスク(OMC)」シリーズが有名だが、
2013年兄弟で分裂、
兄はOMCシリーズを引き継ぎハンターレイン社を創設、
弟はダグラスレインの社名を引き継ぎ、
そのフラッグシップとなるのがこの「オールド・パティキュラー」シリーズ。

こちらも21年もののシングルカスク、
カスクストレングス50.9%、ノンチルフィルター、ノンカラーリングです。

<トバモリー蒸溜所>(アイランズ)
マル島にあるこの蒸溜所では、2つの銘柄を作っていて、
ひとつはピートを焚かないトバモリー、
もうひとつは35ppmノピーテッド麦芽を使用したレダイグ。
1798年にマル島の漁港で創業、休業・操業を繰り返し、
1993年にシングルモルトに重点を置いて再開。
熟成庫は島内にないため、
本土のディーンストンと、アイラ島のブナハーブンの熟成庫にて。

テイスティング:
香:優しい香り、古い樽、ゴム、麦、カカオ、加水で潮風
味:甘い、マイルド、はちみつ、ハーブ、昆布、根菜、
  35ppmってけっこうなピートだと思うんだけど、あんまり感じなかった・・・(汗)





キングスバリー “リミテッド・エディションズ” ミルトンダフ 1995年

キングスバリー社はスコットランド・アバディーンにて設立、
1992年よりシングルモルトのボトリングを開始、
その後ロンドンに事務所を構え専門的な蒸留酒を取り扱っています。
「リミテットエディションズ」、通称シルバーラベルは、
加水することによりその個性が活き、花開くであろう原酒が選別されたシリーズ。

<ミルトンダフ蒸溜所>(スペイサイド)
1236年に立てられた修道院でベネディクト派の修道僧たちが
古くからアクアヴィットを蒸留していた。
その修道院が経営していた製粉所の建物を利用して
1824年に創業したのがこの蒸溜所。
バランタインの重要なモルト原酒。

テイスティング:
香:干し草、麦、リンゴ、柑橘、梨、
味:甘い、麦チョコ、梨、はちみつ、ハーブ、根菜
  きれいでやさしくて複雑、美味しい。
  46%だし、加水しなくてもすごくおいしい。





G&Mモートラック1988 蒸留所ラベル

GM社を代表する「蒸留所ラベル」とは、
各蒸留所との長く深い関係から蒸留所公認で生まれたオリジナルラベルのことで、
通常の蒸溜所ラベルは複数の樽がブレンドされているのに対し、シングルカスクで提供。
これはGM社のみに許された事です。

<モートラック蒸溜所>(スペイサイド)
モートラックはゲール語で「椀状のくぼ地」。
1823年創業。ダフタウンで最古。
何度もオーナーが変わり生産と休業を繰り返したが、
1923年にジョン・ウォーカー&サンズ社所有となってからは
ジョニーウォーカー―の重要な原酒となっている。
ホットスチルは6基、形も大きさもすべてバラバラでペアになっておらず、
一番小さなものには魔女が住むと言われている。

テイスティング:
香:麦、ゴム、桃、梨、ミント
味:さらり、柑橘、オレンジ、ポン菓子、軽く苦味、バター
これもスムーズでおいしい。





ベンリアック1976 シングルカスクボトリング フォー ジ・オールド・アライアンス・シンガポール

“The Auld Alliance”は、
ウイスキーマニアのフランス人が2011年に始めたシンガポールのモルトバー。
オープン以来世界中のモルト愛好者たちに注目されている。
その店のために特別に瓶詰されたオフィシャルの限定品。
流通はしていないようです。
しかも1976年はシングルモルトのビッグイヤー(当たり年)だそうで、
バーに76年蒸溜のものがあったらとりあえず飲んどけって言われてるんだとか・・・。

<ベンリアック蒸溜所>(スペイサイド)
もともと隣接するロングモーンの妹蒸留所で、
おもに「シーバスリーガル」の原酒確保の蒸留所であったため
シングルモルトとしての発売は殆ど無く、
1994年からオフィシャルの10年が発売されたが残念な味わいで、
陽の目を浴びる事の無い冴えない蒸留所であったが、
2004年に蒸留所のオーナーがビリー・ウォーカー氏に替わってから激変。
一躍、有名蒸留所へと駆け上がる。
少量だがフロアモルティングを行い、ピーテッド麦芽1割ノンピート9割で仕込み。
スペイサイドにしては珍しくスモーキーでピーティな風味。

テイスティング:
香:麦の甘み、柑橘、かるくクリーム
味:若い桃、パイナップル、麦、根菜、リンゴの皮、
全然ピーティな感じがしなかったけど、厚みがあっておいしかった。

しかし、私みたいなこんな素人に、
当たり年の非流通の限定品を飲ませるなんて・・・・なんてもったいない





グレン・グラント ファイブ・ディケイズ

こちらもオフィシャルの限定品。
グレン・グラントのマスターディスティラーであるデニス・マルコム氏が、
50年間ウイスキー製造に携わってきた経験を活かしてつくられた特別記念商品。
マルコム氏が手掛けた1960年代、70年代、80年代、90年代、2000年代のそれぞれの年代から
5種類の原酒を厳選しブレンドしたという希少品で、
商品名のディケイズは“10年”を表す。
その名のとおり、
50年熟成原酒を含む5世代の原酒のハーモニーが楽しめるブレンドになっているという。
全世界で12000本の限定販売、そのうちの200本が日本でリリースされた。

<グレングラント蒸溜所>(スペイサイド)
1840年創業。スペイサイドのローゼスの町では最古の蒸留所。
アベラワ―蒸溜所で修業していたジョン・グラントが政治家の兄と創業。
イタリアで圧倒的人気で、シェア7割。

テイスティング:
香:伝統的なイタリアのワインのような古い大きな樽の香り、ゴム、麦、ミント、うっすらミルキー
味:塩味、麦、なめらか、おだやかな甘み、草むらを吹き抜ける風、湿った山道
  なめらかでスムーズ。静かなウイスキー。

これまた私みたいな素人に日本に200本しかないものを飲ませるなんて・・・・

ああ・・・
恐ろしい世界に足を踏み入れようとしていますね、わたし・・・

こういうお店はおまかせのみの鮨屋みたいなもんで、
大将が出してくれるものを次々といただいて、
こんなのもあるよ、どうだい?っていわれて
お願いしますって感じで楽しむ、大人の場所だと思うのですが、
やはりそこを心から楽しむためにはこちらも修行をしなければならないと
経験者はしみじみと感じます・・・


ちなみにこちらのお店ではスコットランド伝統料理もいただくことができます。

ハギス。
羊の胃袋に、羊の肉や内臓を 挽いたものや、大麦、カラス麦、ハーブなどを入れてゆでたもの。
おいしかったー。
ウイスキーとほんとに合う!

大変勉強になりました。
またお邪魔できるよう、精進いたします

ウイスキーを知る まだ飲んでなかった・・・カナディアン

2014-11-29 21:15:53 | Spirits&Others
ウイスキー検定まであと1週間・・・。
まだカナディアンを飲んでいなかったことに気づき、いそいそといつものバーへ

カナディアンウイスキーは、ライトでマイルドな風味が特徴で、
5大ウイスキーの中で最も軽い酒質と言われています。
ほとんどがブレンデッドウイスキーで、
生産量の7割はアメリカで消費されます。



<カナディアンクラブ>
米国境オンタリオ湖近く、ハイラム・ウォーカー蒸留所(現サントリー所有)。
ベースウイスキーとフレーバリングウイスキー(ライ麦)をニュースピリッツの段階でブレンド。
スタンダードは6年以上、18~19度に温度調節されたウェアハウスで熟成。

テイスティング:
香:バニラ、麦、ライムなど柑橘の皮、ミント、
味:麦チョコ、かるくタンニン、余韻さらっと、あとから軽い苦味、やや長い



<クラウンローヤル>
マニトバ州ウィニペグ湖近くのギムリ蒸溜所(現ディアジオ所有)。
もともとは1939年英国ジョージ6世夫妻が初めてカナダを訪れた際に献上品として造られた。

テイスティング:
香:桃、コンポート、プリン
味:アタックさらっと、柑橘、スパイス、麦の甘み、
  余韻スパイシーからゆっくりカラメルのような甘みとなり長くつづく。


カナディアン、香りがよいですねー




さて、ちょっとスコッチもいただきましょう。



<グレンゴイン10年>(ハイランド)
グレンゴインはゲール語で「雁の谷」の意味。
ちょうどハイランドとローランドの境界線上にある。
仕込水がハイランド側のダムゴインの丘の泉なのでハイランドとされているが、
過去にはローランド伝統の3回蒸溜をしていたこともある。
熟成庫は未知を挟んだローサンド側にあり、
ニュースピリッツは地下パイプで送られる。ピートを全く炊いていないのが特徴。

テイスティング:
香:花、、ナッツ、麦、ワイン樽の甘い香り
味:さらり、甘い、ハチミツ、かるくスパイスとカラメルの余韻

香りからシェリー樽使ってると分かりました。
あとから調べたら1/3がシェリー樽だそうです。
すごく華やかな香りで飲みやすかった。



<ロングロウ 100プルーフ>(キャンベルタウン)
スプリングバンク蒸溜所で作られる3つのブランドのうちのひとつ。
いまはなきキャンベルタウンの古い蒸溜所名を復刻させたもの。
スプリングバンクはすべての麦芽をフロアモルティングで賄っており、
ロングロウの麦芽フェノール値は50ppm。

テイスティング:
香:チーズ、干し草、ヨード、海藻、ミント
味:海藻、クリーム、スパイス、こがし麦、カカオ、ビリビリアルコール(57%)、タンニン

アイラなみにパワフルだった・・・。



<タリスカー10年>(アイランズ)
以前も飲みましたがまだテイスティングコメント書いたりする前だったので・・・。
スカイ島憂鬱の蒸留所。
ゲール語とノース語で「傾いた斜面上の大岩」の意味。
グレンオード製の麦芽を使用し、フェノール値は18~22ppm。
慢性的に仕込み水不足で絶えず水源試掘を繰り返している。
初溜釜のラインアームは途中2回U字に曲げられ、留液が釜に還流する仕組み。
スコットランドの文豪R.L.スチーブンソンが「酒の中の王様」を称した。

テイスティング:
香:ヨード、海の近くの草むら、麦チョコ
味:麦、チョコ、スパイス、タンニン、余韻はちみつと渋み

ピートというよりは海を感じさせる風味でした・・・。



仕上げにウイスキーベースのカクテルを。
せっかくカナディアンウイスキーデビューしたので、
カナディアン(ライ)ベースのこちらを。

マンハッタン
ライウイスキー、スイートベルモット、アンゴスチュラビターズ
カクテルの女王と呼ばれています。
辛口でおいしかったです。



この日はこれにて終了。


帰りに近所のスーパー寄ったら・・・・

ドラマ効果で超流行ってますねーウイスキー
そんなつもりじゃなかったんだけど、
自分もすっかり流行に乗った形になっちゃってて、
なんかちょっと悲しい・・・




マカロンに夢中!?

2014-11-27 22:55:27 | Bread/Sweets
11月も下旬になり、ふと今年を振り返ってみると、
わたくしの今年を代表するアクティビティのなかで
おそらく「マカロン」はかなり上位に入るでありましょうな・・・

作ったり、買って食べたりして

私はいつも、なにか気になる食べ物に出会うと、
できる限りいろんなお店のそれについて食べ比べをして、
マイ・ナンバーワンを決めたくなる習性があります

当然マカロンにおいてもその欲はありまして、
寒くなったら市内のパティスリーでマカロン置いてあるところを巡って
食べ比べしたいなーと思っておりました。

この前の勤労感謝の日連休は、
なんとめずらしく、というか今年初めて、連休なのに旅に出なかったんで、
「よし! マカロン屋巡り、決行だ!」と
まずはネットで検索。
自転車で、新琴似、北光、元町、桑園と、パティスリーを4店舗巡りました。

どのお店にもきれいなマカロンがずらり


(参考画像です・・・)


厳選して、各店3~4個ずつ、マカロン入手いたしました

壊れないように気を付けてリュックに入れたつもりでしたが
ひとつ壊れてました


それにしてもマカロン、高いねー。
ひとつ170~180円。
これだけ買ったらトータル2,500円くらい。
まあ、作ったことがある人ならわかる、
あの手間暇を考えればしかたないか・・・


これらを毎日ちょっとずつ、
ウイスキー検定のお勉強しながらいただきました。


まずは、
東区にあるバースデー・イヴさんのマカロン。
お店にはすごくたくさん、20種類くらいありました。
その中から、前回わたしがつくったのと同じ3色、
アールグレイ、カフェ、ショコラを。


サクッと軽い系。
ちょっと水分とんでた感あります。
私はアールグレイとカフェにはバタークリームを挟んだのですが、
こちらのはガナッシュが挟んであって、
それもちょっと軽く感じる一因かもしれません。
ショコラが一番おいしく感じました




お次は、桑園のパティスリー・シイヤさん。
こちらは10種類ぐらいあったかな。
札幌マカロン黎明期から「マカロンといえばここ!」のお店だったそうです。
知らなかった

まずはショコラとカシス。

わあ・・・おいしい!
ガナッシュとかクリームが超おいしい!
エキスが濃いっていうかなんというか。
そしてマカロンとクリームの一体感がすごい。
密度が高いっていうかなんというか・・・。
そんなにネットリもしていないけどサクッと系でもない。
しっとり系ですね。そして甘さ控えめ。
完成度高い!

後日、ラズベリーとヴァニラもいただきました。

やはりクリームがおいしい・・・




お次は東区のリヴ・ゴーシュ・ドゥ・ラ・セーヌさんのマカロン。
ショーケースにマカロンが並んでないのでドキッとしましたが、
お店の人にいったら冷蔵庫から出してくれました
10種類くらいの中から、ラズベリー、ショコラ、カフェ、ゴマ。

大きさがやや不揃いで手作り感出てます。

ラズベリーにはコンフィチュールが入ってました。
カフェにはクルミ入りのコーヒーガナッシュ
ゴマには白練りごま入りのバタークリーム。
どちらかというとねっとり系かな。
素朴な感じ。




最後は新琴似のアン・シャルロットさん。
ここも15種類くらいかな、たくさんマカロンが並んでました。
その中から、ショコラ、カフェ、ほうじ茶。

ネットリ系です。
甘い。かなり砂糖、特にグラニュー糖を感じます。
ほうじ茶マカロンの中身はミルクチョコで、ほうじ茶感がちょっと薄れてました



ということで、
圧倒的な完成度の高さでパティスリー・シイヤさんのマカロンが一番好きでした
でも一番値段高いんだよな・・・

それにしても、桑園って素晴らしいところです。
私が一番好きな蕎麦屋もベーカリーもインドカレー屋も
全部桑園にあります
そしてパティスリーも加わりました。

出没率高まりそうです

ウイスキーを知る  またまたあれこれ飲み比べ

2014-11-23 23:59:28 | Spirits&Others
ススキノからてくてく歩いてサツエキ北口方面へ・・・

さっぽろホワイトイルミネーション、始まってます。





寒いからついチカホ歩いちゃいがちですけど、
外の景色も楽しまないとねー


さて、いつものバーに到着。
またまた飲み比べです



<グレンフィディック 15年>(スペイサイド) 
以前12年を飲んだ時紹介したので蒸溜所情報省略。
シングルモルト売上世界一のメーカー。

テイスティング:
香:麦チョコ、化粧品
味:黒糖、甘い、こがし麦、チョコ、余韻は焦げ、甘く長い、
  最後に樽の渋みドライ

12年はもっと軽くてフルーティな感じがしましたが、
こちらはまったり濃厚です。




<グレンドロナック15年リバイバル> (ハイランド)
グレンドロナックはゲール語で「ブラックベリーの谷」。
ちょうどハイランドとスペイサイドの境界線上にある。
創業1826年。
ブレンデッドのティーチャーズの原酒。

テイスティング:
香:古樽、ドライフルーツ、こがし麦、
味:モラセスみたいな甘み、すぐに塩味、余韻長い、味噌のようなうま味、
  たぶんすごい古い樽で熟成したんじゃないかな。甘いシェリーのVOSとか。

後で調べたら、この15年リバイバルは100%オロロソシェリー樽熟成だそうで。
樽の古さはわからなかったけど。




<オーバン14年>(ハイランド)
オーバンはゲール語で「小さな湾」。
ヘブリーズ諸島の玄関口として古くから栄えたオーバンの港町にある。
創業1794年。

テイスティング:
香:麦、オレンジの皮
味:麦、舌にドライで鼻に麦チョコの甘み、余韻はややスパイシーで長め






もう1セット・・・


<オーヘントッシャン スリーウッド> (ローランド)
オーヘントッシャンはゲール語で「野原の片隅」。
創業1823年。
第二次大戦中にドイツ軍の空襲で建物破壊され、
大量のウイスキーがグライド川に流れだし川は琥珀色に染まったという。
特徴はローランド伝統の3回蒸留。マイルド。
仕込み水はハイランドにある湖からとっている。

テイスティング:
香:麦、黒糖、軽い塩味、ヨード、
味:甘い 黒糖、余韻かなり長い 麦チョコ、

スリーウッドっていうくらいだから、
なんか3種類の樽で熟成したんだろうな・・・と思って飲んでいて、
あとで調べたら、
バーボン樽で10年熟成、オロロソ・シェリー樽に樽替えし1年熟成し、
更にペドロヒメネス・シェリー樽に樽替えし半年間熟成、だそうです。




<ブルイックラディ アイラ・バーレイ> (アイラ)
ブルイックラディはゲール語で「海辺の丘の斜面」。
1881年創業、1994年頃閉鎖となるも、オーナーが変わり2001年再オープン。
ピートの強さが違う3タイプのウイスキーを仕込んでいる。
また、ここ100年ほどアイラ島では行われていなかった大麦の栽培も開始。
将来はすべての製品をアイラ産の大麦でウイスキーを作りたいとのこと。

っていうか、
このボトル、アイラ・バーレイって書いてあるから、
これはアイラ大麦を仕込んだものかしらねえ・・・。

テイスティング:
香:ヨード、乳製品、チーズ、クリーム、鼻につくアルコール、ヨード、
味:乳製品、乳脂肪の甘み、アルコール(50%)、塩味、苦味、ドライフィニッシュ、

あとで調べたら、
アイラ島のシングルファーム(単一農園)、シングルフィールド(単一畑)、
シングルヴィンテージ(単一年)、シングルバラエティ(単一品種)、
という究極的に原産地にこだわったシングルモルトだそうです。
今回飲んだ2007年は、ロックサイドファームのオプティック種。
ノンピートって書いてあるけど、むっちゃピーティだった
でも、原産地にこだわるのって、ワイン的でなんか好きかもこのモルト



いまは蒸留所の名前を覚えるためにいろんなのを飲んでいるんですが、
今回のテイスティングを終えて、
「シェリーの勉強しなおそう・・・ワインのためにもウイスキーのためにも・・・」
ってマジで思いました




そしてこの日はウイスキーベースのカクテルもお勉強。

ニューヨーク
バーボンまたはライウイスキー、
ライムジュース、グレナデンシロップ、砂糖、オレンジピール


そして、

サイレントサード
スコッチ・ウイスキー、ホワイト・キュラソー、レモン・ジュース


どちらも甘すぎず、おいしかった


このたびは、大変密度の濃い勉強になりましたとともに、
ちょっと飲みすぎましたかね

試験前、あと1~2回、飲むお勉強もしたいなあ・・・

ちょっと息抜き外ごはん

2014-11-23 23:46:47 | Restaurant/Bar/Cafe
3連休・・・

1日目は一歩も外に出ないで朝から晩までひたすらウイスキーのお勉強
2日目、お勉強もしましたが、おひさまに誘われてサイクリングにも行っちゃいました
そのうえ、
夜はウイスキーのお味見という名の勉強をしに行くので、
その前に腹ごしらえを・・・と
久しぶりにいつものイタリアンバールへ

脳にたくさん栄養送ってあげないとねー



厚岸産 風穴さんの生ガキ。
ミルキー!
シチリアのグリッロとともに。



ニシンのカルパチョ 紅芯大根とリンゴのサラダ仕立て
うまーい!
ピノ・ネロのオルトレポ・パペーゼとともに。



小樽産 秋シャコと赤ナスの自家製パスタ キタッラ   
トスカーナのアレアティコで作ったロゼとともに。
このロゼ、前回もサンマと合わせておいしかったんだよねー
もうシャコも終わりですね・・・。



天塩産 エゾ鹿モモ肉のロースト じゃがいもソテー添え
トスカーナのメルローとともに。
この鹿は素晴らしいお肉でした。ハンターさんの腕がよいみたいです。
マスタードとクルミのソースがまたGood


12月にウイスキー検定受けるんですーって話してたら、
流れで、
「うちになぜかこんなのあります」って・・・

スコッチのベン・ネヴィス蒸留所が作るブレンデッド。
ここの蒸留所はニッカウヰスキーが買収したとお勉強したばかりだったので、
飲んでみたーい!とお願いしました

なんかこれに合わせてチョコ系のドルチェもいただいちゃおう!

大分産和栗とチョコレートのトルタ キャラメルジェラート添え
トルタ、めっちゃうまい!
けど・・・ウイスキーとは合わんな
キャラメルのジェラートとウイスキーが合わないんだねきっと。
ということで、
「このトルタに合う別の飲み物くださーい!」と言ったら、
パッシートのデザートワイン出てきました。
すごく合ってておいしかった・・・


今宵もバールでフルコース
しあわせな気分になりました

ごちそうさまでした。
またよろしくお願いします


さて、ちょっとのんびりしすぎましたか。
トークとかマリアージュとか楽しくて、6杯も飲んじゃったし

これからウイスキーのお勉強へGO!

歴史と地理と、ちょっぴり生物化学。

2014-11-20 23:57:50 | Spirits&Others
ぼちぼちやっております。
ウイスキーのお勉強。
12月7日のウイスキー検定に向けて


これまでアルコール飲料に関しては、
ワインエキスパート、日本酒聞き酒師、焼酎アドバイザーと資格試験を受けてきましたが、
まあだいたいお酒は文化ですから
歴史と地理についての暗記に結構な時間を割きます。
あとは銘柄の暗記。
そしてちょっと原材料になる植物の生態とか発酵の化学っぽいところ。

暗記、暗記、暗記です



私はお勉強のときはいつもノート作りから入ります。
テキストを自分で分かりやすいようにまとめて書く。
ノートができたらひたすらそれを暗記です。

ただいまノート作り真っ最中。


今週末の連休は、
京都に行こうかな、いや東北に行こうかなと
土曜も休みをとって三連休にしましたが、
ウイスキーノート作りで明け暮れそうです

本腰入れるの遅すぎたんで、がんばらないと暗記する時間がなくなっちゃう


数年前までは、わたくし家で勉強することができなくて、
スタ勉(スターバックスで勉強)、ミスド勉、マック勉が常でした。
休みの日はハシゴしてね

が、今回なんか落ち着かないのです、外で勉強するのが。
1時間が精いっぱい

自宅のほうがはかどるということに気づいて、
今週は晩酌もせず、
ボジョレーヌーボーにも目もくれず、
お勉強しているときにはチョコレートとかココアがいいようで、
ホットチョコレート飲みながら、ノートづくりです



さて今宵もがんばりますかー


お夜食に岩手のお菓子

2014-11-15 23:11:17 | Bread/Sweets
なんかやっといろいろ一段落して、
腰を据えてウイスキーの勉強に取り組むことにしました。

今まで飲んでばっかりでしたからねー

ウイスキー検定までひと月弱。



眠気覚ましにコーヒー&お夜食。

お夜食は、3連休に岩手で買ってきたものを毎日ちょっとずつ・・・



陸前高田の奇跡の一本松の保存基金への募金にもなるロールクッキー。
安い割にはおいしい




大船渡さいとう製菓のかもめの玉子、秋の栗バージョン
まちがいないです






八木沢商店の一本松店で買った「にこにこりんごcake」
ちょっとつぶれちゃいましたが
陸前高田の授産施設で製造しているもの。
これがまたハピスのイルガチェフェと合うんだ




これも八木沢カフェで買った「こがし醤油ドーナツ」
気仙沼のアンカーコーヒーさんと八木沢醤油がコラボした焼きドーナツ。
香ばしい風味がたまらない





釜石のアンジェリック洋菓子店の「鉄鉱石シュケット」
鉄のまち釜石らしいお菓子です。
あっさり軽くていくらでも食べられちゃう


岩手のお菓子は美味しいですね



あ、もうひとつ・・・。

陸前高田のゆるキャラ、たかたのゆめちゃんのキラりんサイダー。
現地産のリンゴ果汁入り。
リンゴ風味、おいしいです。ちょっとたかいけど


あー毎日食べてたら、
もう岩手のお菓子なくなっちゃいました
おやつなしでもお勉強頑張ります

イルガチェフェ飲み比べ

2014-11-11 22:21:06 | Tea/Coffee
先日マカロンとエチオピアコーヒーのマリアージュに感動したわけですが、
そうなるとまたコーヒースイッチが入ってしまって、
他のお店のエチオピア・イルガチェフェってどんな感じだっけ・・・・

と、いうことで、久々に伺いましたのはTOKUMITSU COFFEEさん。

ワインとかアルコール飲料を勉強するはるか以前、
コーヒー、紅茶、中国茶について激しく勉強していまして、
そのころ石狩のお店までバスに乗って足しげく通ってセミナー参加させていただいたりして、
いわば私のコーヒー知識の原点ともいえるお店です。

以前は豆を購入するには石狩まで行くか通販だったのですが、
いまでは身近に支店もあるのでさくっと行ってみました。

あんまりウロウロせずにイルガチェフェが確実に手に入るとわかっていたので・・・

当然のごとくありました、イルガチェフェ。
しかも精選方法別2種類!

精選方法とは、
コーヒーの実から果肉を取り除いて豆を取り出す方法で、
大きく分けてウォッシュドとナチュラルの2つ。
かなりざっくり言うと、
ウォッシュドはその名の通り、果実を洗い流して豆を取り出す方法。
ナチュラルは果実が付いたまま乾燥させてあとで脱穀して豆を取り出す方法。
ついでだからどちらも購入

ウンチクはさておき、
テイスティングです



イルガチェフェ・シティロースト ウォッシュド:
香~酸味 ナッツ
味~ややざらっとした厚めのテクスチャー 香ばしさ 赤ベリー まろやかな酸味 
  余韻は酸味と苦み



イルガチェフェ シティロースト ナチュラル:
香~花やフルーツのような香り
味~なめらかなテクスチャー フルーツチョコレート 赤ベリー 柔かなナッティフレーバー 
  上品な酸味と苦みが余韻に漂う 赤ワインのような味わい

2つともローストがやや深い分厚みがあって苦みなんかも出ていますね・・・。


ちなみに・・・

先日のハピスコーヒーの豆は、
おなじシティローストでもけっこう浅煎りですよね。
そして豆が大きい。コーヒーは豆が大きいほど高品質と言われています。
テイスティング:
香~森林 ヘーゼルナッツ 
味~ベルベットのようなテクスチャー、フレンチオーク、オレンジ色の柑橘 紅茶(ダージリン) 
  上品でマイルドな酸がすっと上がるがあと引かず 
  余韻にはナッツの香ばしさ 苦みというよりリンゴの皮のような軽いえぐみ 

豆が大きく高品質なのでやや浅煎りでも嫌な酸味などが出ていなくて、
いろいろな風味が上がってきますし、
確かにコーヒーなんだけど、コメントは紅茶に近い感じで、
だから、マカロンには紅茶派のわたしでもすっごく美味しく感じられたのだと思います


あーいろいろわかってすごくすっきりした
上の2つはガトーショコラにフランボワーズのソースみたいなのに合いそう!
作って合わせてみたいけど、
ウイスキーのお勉強が終わったらね

ウイスキーを知る スコッチブレンデッド飲み比べ+α

2014-11-09 23:56:50 | Spirits&Others
ジビエを満喫したあとは、
月を眺めながらのんびりと夜のお散歩。



ススキノからサツエキ北口まで。

おなかもちょうど、こなれてきました

いつものバー竹内さんでウイスキーのお勉強(と称して味見大会)です

この日はまず、
ブレンデッドの12年もの飲み比べ。



<バランタイン>
創業は1827年。
ジョージ・バランタインはローランド地方の農家出身で18歳で食料雑貨店を開き、
1869年にグラスゴーに進出、
息子が後継し発展するも以降経営者は何度か変わった。
バランタインの個性を作っているのは40~50種とも言われるモルト原酒で、
その中核をなすのがスペイサイドのグレンバーギとミルトンダフ。
ほか、4種のグレーンが使われている。
同社の自慢はボトルに描かれた紋章。
中央にウイスキーづくりに重要な大麦、川、ポットスチル、樽が描かれている。
売上げはジョニーウォーカーに次いでスコッチ第2位。

テイスティング:一瞬甘い、軽くすっきり、ドライ



<ザ・フェイマス・グラウス>
製造元のマシュー・グローグ社の創業は1800年。
当初はワインを扱っていたがやがて自社ブランドのウイスキーを手掛けるようになり、
孫の代、1897年に「ザ・グラウス(雷鳥)・ブランド」完成。
当時ハイランドには毎年夏に上流階級のひとが多くやって来て
ゴルフや釣り雷鳥狩りを楽しんでおり、
彼らが酒場などで「あの有名な雷鳥のウイスキーをくれ」と言ったことから
ブランド名を「ザ・フェイマス・グラウス」に変更。
マッカランやハイランドパークを中心に40種以上のモルトをまずヴァッティング、
その後厳選したグレーンをブレンドし、さらにゆっくりマリッジ。
売上げは世界第6位、
スコットランド、英国では共に1位。

テイスティング:はじめは甘味、徐々に苦味が立つ。厚みあるけどドライフィニッシュ。



<オールド・パー>
製品名は、英国史上最長寿(享年152歳!?)のトーマス・パーという実在の人物からとったもので、
その長寿と知名度にあやかろうと命名された。
ジェームスとサミュエルの兄弟が1871年に設立した
グリーンリースブラザーズ社が発売するとすぐにに好評となり、
1900年頃にはロンドン市場をほぼ席巻、その後販路は世界に広がる。
日本にはじめて紹介されたのは1873(明治6)年。
岩倉具視らがイギリスより持ち帰ったとされる。
吉田茂や田中角栄がオールドパーのファンだったことは有名。
キーモルトは今も昔もクラガンモア、他もほとんどがスペイサイドモルトを使用。
角形で19世紀の陶製ボトルをイメージしたクラックルパターンや、
17世紀の巨匠、ルーベンスが描いたとされるトーマスパーの肖像画などボトルも個性的。

テイスティング:甘い、ピート、奥行きがある。



<シーバス・リーガル>
シーバスブラザーズ社の創業は1801年。
アバディーンの町のワインと食料品の店が前身。
1891年にシーバスリーガルを販売開始、
1938年には世界初の「12年熟成」表示を行い、
以後12年という酒齢は高級スコッチのひとつの代名詞になった。
1950年にはスペイサイド最古のストラスアイラを買収、現在もキーモルトとなっている。
スコッチ全体で売上げ第3位。
故アイゼンハワー米大統領や吉田茂元首相が愛飲していた。

テイスティング:さらっとしている、甘く飲みやすい



ブレンデッドは全体的にさらっとして甘く、飲みやすいですねー。
なんか、香りとかあんまり違いがわからなかったので
テイスティングコメントもお粗末です

この日、お隣で飲んでいらした男性が、
私が飲み比べをしているのを見て「おもしろいことやってるね、俺もやってみよう」って、
ブラインドでこの4つのテイスティングにチャレンジ。
はじめははずれましたが、
2回目には修正して、全部当てていらっしゃいました
すごいですねー
むかし相当飲んでたからねーとおっしゃってましたが、
シングルモルトならともかく
ブレンデッドのブラインドは私には絶対できないと思いました

なんだかブレンデッドがさらっとしていて物足りなかったので、
シングルモルトもお味見
16年物の2つをいただきました。



<ラガヴーリン>
アイラ島南端に位置し、ゲール語で「水車小屋のある湿地」の意。
創業は1816年だが、それ以前から密造所があったという。
ホワイトホースの原酒で、
ホワイトホース社の創業者ピーター・マッキーが修行した蒸留所。
周囲はピートに厚く覆われた湿地で、
ソラン湖から出てその湿地を下った水で仕込まれている。
深くピートを炊き込まれた麦芽を使い
じっくり時間をかけて発酵や蒸溜が行われ、深い甘さやなめらかさが生まれる。
また、熟成庫は波しぶきを浴びる海辺にある。

テイスティング:
香~薬品、塩味、湿地、麦、スモーク
味~甘味、カラメル、塩味、タンニン、余韻長い


<スキャパ>
ヴァイキングの言葉で「牡蠣床」の意。
蒸溜所はハイランドパークと同じくオークニー諸島最大の島メインランドに位置し、
島の南、スキャパ海峡に面して建っている。
仕込み水はリングロ・バーンという小川の上流の泉から引かれる中硬水で、、
かなりピートが濃い。
一方で麦芽にはピートをいっさい焚いていない。
初溜釜は「ローモンド・スチル」。
ずんぐりした円筒形をしていてトロリとしたオイリーな蒸溜液が得られるという。
貯蔵にはファーストフィルのバーボン樽のみ使用。
バランタインの原酒。

テイスティング:
香~麦わら、カカオ、クリーム、麦チョコ、杏のドライフルーツ
味~クリーム、チョコ、麦わら、軽い余韻


飲み終わり、オーナーさんに「どうでした?どちらがお好き?」と聞かれ、
「ちょっと前のわたしならスキャパと言ってたと思うけど、
 今日はラガヴ―リンがとてもおいしく感じました」というと、
「かなりハマりましたね」と言われちゃいました

いつも蒸溜所の情報を前もって見ないでテイスティングするのですが、
ラガヴーリンは、
自分のテイスティングコメントとあとから見た蒸溜所の情報がぴったりで、
よほど私のなかの何かに触れたんだろうなーと思います・・・・

よいお酒と出会えるとうれしいですね。
またよい出会いがありますように。



ジビエ第2弾

2014-11-09 20:24:25 | Restaurant/Bar/Cafe
映画鑑賞終わりまして、
今シーズン2回目のジビエディナーへと伺いましたのは、
いつものパロンブさん。

北海道産の野ウサギ(リエーヴル)のロワイヤルがあるというのでお願いしました。

そのまえに前菜的なもの。

牡蠣とキノコのブルギニョン。
ハフハフしていただきました
あーうまい!

ワインは赤を勧めていただきました。

タケダワイナリーのマスカットベリーA
これがまたキノコはもちろん牡蠣にも合うんです


さて、やってきました、

道産のリエーブル・ア・ラ・ロワイヤル。
お肉は3週間ぐらい熟成したんですって!
すばらしい獣臭と濃厚な血のソース。
最高です


ワインはこちらがでてきました。

ロワールのグロロー。
ローヌじゃないんだ・・・しかもグロロ?
グロロといえばロゼ・ダンジュとかのイメージで
なんとなく薄い印象だったんですが、ほどよく濃厚。
濃すぎない微妙なこの軽やかさがよいのか、
すっごいマリアージュしてました。
この濃厚なお料理を流すにはグロロはよい仕事をしてくれました。
お料理が濃厚すぎて
ワインは1杯では済みませんでしたよ(笑)



本日もまた貴重な森の恵みとすばらしいワインをいただき
感動いたしました。


またお願いいたします