Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

日本酒の日

2015-10-01 23:30:22 | Sake
10月1日は日本酒の日

9月から冷やおろしとかちょいちょい買ったりしてたんですが、
ずっと忙しくて宅飲みする気持ちの余裕があんまりなかったし、
風邪が長引いているので新しいお酒を開けるのどうかと思ったんですが、
やっぱり利き酒氏の端くれとしては
日本酒の日にちょっとでも日本酒なめておかないと・・・ってことで、
こちらを開けてみました

特別純米酒 藏王 冷やおろし
宮城県白石市、明治6年創業の蔵王酒造さんのお酒です。
宮城のお酒もいろいろ飲んだけど、これは初めて見たので買ってみました

これはね、どちらかというと、すっきり華やか系というよりは、
昔ながらの南部杜氏の造り、ずっしり米の旨み系の辛口のお酒です。
燗よりも冷やがすっきり美味しく飲めました。

このお酒のスペックは
原料米:美山錦(宮城県産)
精米歩合:55%(自家精米)
アルコール分:15度~16度
日本酒度:+3
酸度:1.3
ということです。

さて、せっかくの日本酒ですから、
やっぱりなんかお料理にも合わせてみたかったんですが、
毎晩仕事で遅いので晩ごはんとかちゃんと食べてないんです最近・・・。
かろうじて食べているのは、サンマ
ほぼ毎日、ただ塩焼きで。
さんまオンリーの日もしばしば。
もうね、生さんまはこの時期しか食べられないし、
大好きなので毎日食べても飽きません
ということで、

こんな感じです。
1尾だと物足りないし、2尾だとちょっと胸いっぱいになるので、
最近はこの頭なし1.5尾スタイルがお気に入り。
しかもスダチよりもカボスで。

お酒にもぴったりです


日本酒 浜娘 純米吟醸酒

2015-07-12 22:37:29 | Sake
前日に岩手のビールを飲んだので
なんとなく岩手の日本酒を飲みたくなってこれを開けてみました。


浜娘 純米吟醸酒

岩手県大槌町の赤武酒造のお酒です。
蔵は津波で流され、現在は盛岡で酒造りをしています。

岩手県の酒造好適米「吟ぎんが」を50%まで削って醸しているようです。
その他は詳細不明。

梨のような甘くフルーティな香り、
味も一瞬フルーティ・・・と思いきや、甘みと同時にびりっとした苦み渋み、
それから口いっぱいに広がる旨みと長い余韻・・・・。
これはたぶんぬる燗で美味いお酒のような気がします
実際冷やして飲むより常温のほうがお酒の特徴が生きてきます。
飲む季節間違っちゃったかしら


日本酒 特別純米酒 多賀多

2015-02-01 21:33:11 | Sake
岩手県・陸前高田の酔仙酒造のお酒をいただきました。


特別純米酒 多賀多


「多賀多米」は、陸前高田産のひとめぼれのなかでも
市内の田んぼで地元の子供たちと一緒に田植えから刈り取りまでを行う、
地産地消がコンセプトのお米です。

震災前から毎年「多賀多米」の栽培と特別純米酒「多賀多」の仕込をしていました。
2014年、その「多賀多米」と特別純米酒「多賀多」が復活しました。

津波により被害を受けた陸前高田の田んぼで、
農家の方が手作業で丁寧にガレキを取り除き、化学肥料を使わず、
醤油粕や焼酎粕などの食物残さ(ろ過したあとの残りかす)を肥料として使用し、
減農薬栽培で大事に育てたお米と、
氷上山系の伏流水で仕込み上げた特別純米酒。


精米歩合:60%
使用米:陸前高田産ひとめぼれ100%
仕込み水:氷上山系の伏流水
使用酵母:ゆうこの想い
日本酒度:±0
酸度:1.8


桃や梨の風味、そしてお米の甘みたっぷり!
とってもふくよかで旨みのあるお酒です。
酸度もやや高いですがリンゴの酸味のようなさわやかさです。




この日はのんびり残り物でおつまみ作りながら「多賀多」を味わいました。


乾物置き場に残っていた、岩手県・田老のひじきを煮ました。
あと、カツオのタタキが安くなってたのでポン酢で。


そして、肉豆腐。
やはり乾物置き場に一つだけ残っていた車麩も一緒に煮ました。

久々にいろんな器を使って楽しかった♪
やっぱ和食はいいなあ



日本酒 龍泉 八重桜 特別純米酒

2015-01-24 22:39:16 | Sake
髪を切ってもらいに行ったら、
いつもお世話になってる美容師さんに飯寿司をもらったので、
日本酒を開けることにしました


龍泉 八重桜 特別純米酒

日本三大鍾乳洞のひとつ、龍泉洞がある岩手県・岩泉町のお酒です。
仕込み水は龍泉洞地底湖の水、
その他、原材料すべて岩手県産だそうです。

原料米:ぎんおとめ
精米歩合:60%
使用酵母:協会901号
日本酒度:+1
酸度:1.6
アミノ酸:1.6
アルコール度数:15度


せっかくだから、
岩泉と同じ、岩手県沿岸北部の窯、小久慈焼の酒器とお皿で

鮭とニシンの飯寿司とともに・・・。

お酒は、9号亜種酵母を使っているだけにフルーティな香り、
南部杜氏らしいお米の旨みたっぷりの味わい。
昔ながらの風味とすっきりとした余韻。
ぬる燗でもおいしいかも

会津のお酒で秋を楽しむ

2014-10-16 23:58:37 | Sake
秋の夜長に、日本酒を

7月に福島の猪苗代でフルマラソンを走りましたが、
その前夜祭の抽選会でなんと日本酒が一升瓶で当たりました

この度はそれを飲んでみようと思います。



会津清酒 花春 純米酒(濃醇中辛口タイプ)


酒蔵について:
享保三年(1718年)徳川幕府八代将軍吉宗公の時代、
創業者宮森久右衛門は鶴ヶ城外堀門の一角に、
屋号を「井筒屋」、酒銘を「天正宗」として酒造業を興しました。

鶴ヶ城を支えた井戸と水脈を同じくする地下水を用いて仕込まれた酒は、
近隣の武家や商家に愛され、
江戸時代後期には隣藩領地にも出荷され好評を博していました。

幕末、戊辰の役で蔵は戦火に遭い消失。
戦禍に打ちひしがれた人皆、悲嘆に暮れておりました時に直ちに復興し、
なによりの慰めであった酒を再び造ることがかないました。

その際、人々の心に花のように明るく春のように和やかな気持ちを取り戻すべく、
漢詩「花開酒国春」より「花春」と酒銘を改めました。

(以上酒蔵の紹介サイトより抜粋)

現在は女性杜氏も起用し、
『会津のよさは酒の良さ』をキャッチフレーズに
こだわりの酒を造り続けています。



花春純米酒(濃醇辛口)について:
スローフードジャパン2013燗酒コンテスト最高金賞受賞酒
WGOアワード2011金賞受賞酒

会津酒米「まいひめ」を自家精米で丁寧に磨き上げ、
低温熟成でじっくりと造り上げた純米酒。

福島県会津産「まいひめ」100%使用
精米歩合55%
alc.15度以上16度未満
日本酒度-1.5
酸度1.7


テイスティング:
香~控えめな香り 梨 桃
味~アタックまろやか 洋梨 米 酸味中等度 リンゴの皮 余韻長い

東北の純米酒の割には軽やかです。
温めると炊き立ての米のような甘みが強くなり酸味はよりまろやかに。
温めるよやさしくなり過ぎちゃう気がします・・・。


なんせ1升もあるから何日もかけてじっくり味わえますねー



よさげな食材が安く手に入ったのでおつまみ数品作って秋を満喫。


サンマは塩焼きで(盛り付け間違っちゃった
イクラの醤油漬け、ワカサギのエスカベッシュ、真ん中は常備菜のレバーのコンフィ。

ちょっと前まで何食べていいかわかんないって言ってたのに
今では毎日食べたいものばかりです

日本酒の日

2014-10-01 22:47:50 | Sake
10月1日は日本酒の日です

ということで、この時期おいしい「冷やおろし」を買って帰りました。


凰陽 特別純米原酒 ひやおろし

仙台市の北隣、富谷町にある蔵元、「鳳陽」こと内ヶ崎酒造店。
元和4年(1618年)伊達政宗公の命で、
奥州街道の富谷宿を開いた内ヶ崎家が創業した蔵元です。
酒造りの始まりは寛文元年(1661年)。
その歴史は350年近く、宮城県内最古の酒蔵です。

地元宮城県産《まなむすめ》使用の特別純米を、
2℃の低温で半年間静かに熟成させ、原酒のまま瓶詰め。
精米歩合60%、alc.18%、日本酒度+1

テイスティング:
リンゴの香り 鼻にツンとアルコールの刺激。 
アタックはまろやかでお米の甘みとアルコールの甘みが口いっぱいに広がる。 
洋梨 根菜の渋み 余韻は甘みと柔らかい苦みがかなり長く残る。

これもまた南部杜氏っぽいなーと思って調べたらやはりそうでした。
東北の古い蔵だから当たり前か


今回宮城のお酒にしようと思って買ってきたんですが、
その理由は、宮城で買ってきて手付かずだったおつまみと一緒にいただこうと思って


女川で買った、スパイスタパス「ホタテとオリーブのトマトカレー仕立て」(缶詰)
牡鹿で買った鯨の大和煮。



どちらも赤っぽかったので彩り(?)に
真ん中にはいつものレバーのコンフィを

すごい贅沢な晩酌になりましたー

ホタテとオリーブの煮汁が余ってもったいなかったので、
鍋の出汁に使ってみようと思いつきました{/face_nika/}





この翌日(10/2)は豆腐の日だって聞いたので、


キノコと豆腐のトマトカレー鍋。

これまた旨かったー
締めにはお米を入れて炊き、最後にチーズをかけてリゾット風にしていただきました
(写真撮り忘れ


なに食べていいかわかんない時期が続きましたが、
どうやら鍋が私を救ってくれそうです

寒くなったしねー

日本酒 福来特別純米酒 涼霞 生貯蔵酒 限定品

2014-09-23 23:12:26 | Sake
マラソンと登山のシリーズが終わり、
この夏の疲れがどっと出ているのでしょうか、
燃え尽きチックな何かなのでしょうか、
毎晩何を食べようか決められないことが多くて


こういう時はお酒を飲んだらピンときたりするので
東北で買ってきたお酒を開けてみました。


福来 
特別純米酒 涼霞 生貯蔵酒 限定品

岩手県は「あまちゃん」の舞台で有名な久慈市の福来酒造のお酒です。


<スペック>
使用米:久慈産ぎんおとめ100%
精米歩合:60%
酵母:ゆうこの想い
alc.:15~16%
日本酒度:+1

「ゆうこの想い」は「ジョバンニの調べ」とともにH21年に発売された
岩手オリジナルの清酒酵母です。


<テイスティング>
北東北を思わせるリンゴ、そして炊き立てのお米の甘い香り。
口に含むとアタックはハーブのようなピリッとした刺激があり
続いて苦みを感じますが、
そのあとお米の甘さが広がり鼻から抜けます。
余韻はピリッとした苦味ですがほっこりとした根菜の風味、
そしてお米の甘みと長く続きます。

このお米感と苦みは南部杜氏の作品に多い風味のような気がします。
まさに岩手のお酒っていう感じです。

こういうのは燗付けると苦みが消えて、
さらにおいしくなるんです。
実際やってみたらお米の甘みが際立っておいしかったー!


味噌味のお料理やお肉料理に合いそうです。


8月6日 広島を思って・・・

2014-08-06 20:04:21 | Sake
8月6日は広島に原子爆弾が投下された日。

広島のことを思って、
広島のお酒を買ってみました。


富久長 山田錦 純米吟醸 槽しぼり無濾過原酒

洋梨のような香り、
柔かな口当たりですが、
原酒らしく力強さもあり、旨みも強い、バランスが良いお酒です。



この日の晩ごはんは、広島名物のこれ。

お好み焼き。
ちゃんと広島風に焼きましたよ


毎年この時期にお好みセット買うんですが、
この時期しか自宅でお好み焼かないんで、
なかなかおたふくソースとか無くならないんですよね・・・

10月1日 日本酒の日

2013-10-01 23:43:40 | Sake
10月1日は日本酒の日です

一応、利き酒師の端くれとして、
今宵は日本酒を楽しみましょう!


お酒は岩手県の三陸鉄道で売り出している、こちらをいただきました。


三陸鉄道沿線カップ 酒の旅 ~北リアスのお酒~
久慈の福来、宮古の千両男山、岩泉の八重桜、いずれも特別純米酒です。


おつまみも、できるだけ東北絡みで

ということで、コレの存在を思い出しました!

縄干しイワナ。
久慈の道の駅で買いました。
これを戻して甘露煮にしようかな・・・・。



それ作ってる間に・・・・

お刺身。
鯛とブリを 陸前高田の八木沢さんの醤油でいただきました。




イワナの甘露煮、煮崩れちゃいました
小鉢には東北とは関係ない、なめこの麻婆風と自家製いくらの醤油漬けのおろし合え。




まだ今年秋刀魚食べてなかったなーと思って・・・。




最近頭ふらふらするからレバー食べとこうと思って焼鳥買いました。
ついでに美唄焼鳥も




デザート。

久慈の沢菊さんで買ったさるなしゼリー。
野生の果実の自然な甘み。



カップ酒3つ、飲んじゃいました。
3合ですね。
このところ全然飲んでなかった割にはたくさん飲めました
男山が結構強かったかな。
全部華やかさと力強さをもった特別純米酒でした。


今度は南リアスのを買おうっと

日本酒の日、満喫しました
ごちそうさま。

日本酒 上亀元 純米吟醸亀の尾

2012-04-22 23:40:21 | Sake
これは3月頃に開けた日本酒です。




山形県酒田市のお酒。
酒銘「上喜元」は上質な喜びを生む源になるという意味が込められているそうです。


使用米 亀の尾(庄内自家栽培)
日本酒度  +4
酸度   1.2 
精米歩合 55% 
アミノ酸  1.1
自社酵母使用
 
<テイスティング>
香:洋梨 白い花 柑橘の皮
味:アタックマイルド フルーティ 洋梨の甘さ
  とろりとしたテクスチャー
  酸味やや弱めであとからじわじわと出てくる
  柑橘の皮のようなさわやかな苦み、
  バニラのフレーバー
  余韻長め じわじわ強まってきた酸味と、根菜のような苦味と旨み 
  甘みが最後に残らないのですっきりしている印象。


さわやかでとてもおいしいお酒でした。