末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

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マイナ保険証は危険 紙の保険証で診察受けよう! その6

2024-08-03 22:36:21 | #マイナ保険証は廃止
5)利用率向上に躍起の政府が、またしても医療機関に対して「アメ」の政策。

 厚労省は5~7月を「マイナ保険証利用促進強化月間」と位置付けて、6月には予算217億円を使って病院や薬局へ補助額を最大20万円から40万円に倍増しました。それでもマイナ保険証の利用率はいまだ9.9%(6月)です。
 6月の診療報酬改定で、「医療DX推進体制整備加算」を新設し、初診時に限り、診療報酬の点数に医科8点、歯科6点、調剤4点をそれぞれ加点する仕組みをつくりました。さらに10月からマイナ保険証の利用率に応じて、最大で医科11点、歯科9点、調剤7点を診療点数に上乗せする4割アップの方針です。
 保険証廃止の撤回を訴える全国保険医団体連合会(保団連)は、「本来、診療報酬は診療行為に応じて支払われるのであって、利用率の実績は目的外です。6月に診療報酬を改定したばかりのタイミングで、しかも国会での説明もなしにコソコソと進めるとは許しがたい。物価高によって光熱費や病院食のコスト増に頭を抱える病院もあるというのに、その窮状を脇に置いて利用率向上には大盤振る舞い。『医療の質の向上』をうたうなら、お金をかけるべきは病院設備や医療従事者の処遇の改善、医薬品の安定供給だ」とコメントを出しています。

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