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救援本部ニュース377号 2012.10.23
「これは見えない戦争なの。弾もミサイルも見えないけど、そこいらじゅう飛び交ってるの、見えない弾が!」
10月20日から順次、全国の映画館で公開が始まっている園子温監督作『希望の国』を紹介します。
園子温監督最新作『希望の国』 オフィシャルサイトより
希望の国
THE LAND OF HOPE
舞台は東日本大震災から数年後の20XX年、日本、長島県。酪農を営む小野泰彦は、妻・智恵子と息子・洋一、その妻・いずみと満ち足りた日々を送っていた。あの日が来るまでは。長島県東方沖を襲ったマグニチュード8・3の地震と、それに続く原発事故は、人々の生活をたちまち一変させる。原発から半径20㌔圏内が警戒区域に指定される中、強制的に家を追われる隣の鈴木家と、道路ひとつ隔てただけで避難区域外となる小野家。だが、泰彦はかつてこの国で起きた未曾有の事態を忘れていなかった。国家はあてにならないと言い、自主的に洋一夫婦を避難させ、自らはそこに留まる泰彦。一方、妊娠がわかったいずみは、子を守りたい一心から、放射能への恐怖を募らせていく。
「これは見えない戦争なの。弾もミサイルも見えないけど、そこいらじゅう飛び交ってるの、見えない弾が!」
その頃、避難所で暮らす鈴木家の息子・ミツルと恋人のヨーコは、消息のつかめないヨーコの家族を探して、瓦礫に埋もれた海沿いの町を一歩一歩と歩き続けていた。
やがて、原発は制御不能に陥り、最悪の事態を招いてしまう。泰彦の家が避難区域となり、強制退避を命じられる日も刻一刻と迫ってきた。帰るべき場所を失い、放射能におびえる人々。終わりなき絶望と不安の先に、果たして希望の未来はあるのだろうか?
* * *
映画は、福島の人たちの怒りと思いにどこまで迫れたでしょうか。
生きぬくために団結し、闘う中にこそ希望は生まれる。そして、核と人類は共存できない。これはあいまいさを許さぬ真実です。国と東電の責任逃れを許さず全原発廃炉へ! 福島の怒りと一つになって闘っていきましょう。
新自由主義とたたかう労働組合の全国ネットワークを!国鉄1047名解雇撤回! 外注化阻止・非正規職撤廃!反原発・反失業を闘う国際統一行動を!11・4全国労働者総決起集会11月4日(日)正午 東京・日比谷野音
子どもたちの命を守る! 人々の心と闘いの拠りどころ 福島診療所の建設を
★当面する闘争スケデュール
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