2)戦後の日本に生まれた地域医療も「命を守り戦争に反対する砦」
資本主義の侵略戦争と闘うパレスチナ人民の怒りと強固な共同体には階級的普遍性があります。
病院は「命の砦、団結の砦、闘いの砦」です。日本の地域医療にも引き継がれています。
(参照 8・8地域医療交流会 その1~19)
1947年のゼネストまで上り詰めた戦中・戦後革命期に、長野佐久、京都堀川、八尾西郡、高槻富田で、
貧困、差別、伝染病蔓延のため、必要な医療が受けられなかったため短命だった地域住民が、
生きるための診療所を自分達の力で立ち上げました。
ロシア革命・米騒動の影響を受けた労働運動、学生運動、農民運動、部落解放運動、民族解放運動を土台とした
「二度と戦争を繰り返さない」「自分たちの命と健康は自分たちで守る」という共同体です。
「医者がいない。共に地域で闘ってほしい」との呼びかけに応えて、
・「731細菌部隊出身の教授が支配する医局」を飛び出した良心的な医師、
・八路軍に加わって共に中国革命を担った衛生兵や看護師、
・そして60年、70年安保闘争を闘った医師や看護師がここに合流。
それゆえ日本の地域医療には、ロシア革命、中国革命の炎が燃え続けています。
再び世界戦争に突入し、中東が帝国主義支配の最も弱い環となった今、
地域医療を拠点にして、「医療と戦争は相いれない。ガザの虐殺とめろ」の旗を掲げ、
パレスチナ人民、世界の労働者人民と連帯して、第三次世界大戦を始まる前に止めましょう。