商社マン-東京→ニューヨーク→東京→Liverpool→東京→Ann Arbor→Austin日記

07年8月から5年間NY、帰国して2年半東京、その後何故か英国Liverpoolに。。引き続き思った事書いて行きます。

「カラマーゾフの兄弟」を読破した

2024-06-04 01:10:25 | Weblog
「世界文学史上最大の傑作」とも言われるドストエフスキーのこの小説。確か「罪と罰」は中学生くらいの時に読んだ記憶があるのですが、こちらは未読だった。

きっかけは忘れたけど、なんとなく「読んでみるかな」と思ってアマゾンで検索すると、こちらの完全版が1000円もしないで売っている(Kindle版)。超大作なのにお得だな、と思い思わず購入して、読み始めてみた。

開始すると、まあ読みにくい。登場人物も色々いるし、会話文では正式名や愛称が入り混じったりするので「誰だっけ?」となるし、「内容に関係あるのか?」というようなよくわからん独白みたいなものも延々と続くし、かなり挫折しそうになった。。

後半以降は物語が結構動くので、それなりに読みやすくなるのですが、それでも一回の発言が異常に長かったり、登場人物の行動が訳わからなかったり、時々ついていけなさそうになった。最近暑くなったので、トレッドミルで歩いたり走ったりすることが多いのですが、その際の暇つぶし?代わりに何とか読み続け、1か月近くかかって読破した次第。

読み終わった後気が付いたんだけど、自分が購入した翻訳は最も古いものを現代文に更に変更したもののようだけど、それでも日本語としても読みにくかったと思う。訳者による解説も載っているんだけど、これもまあ分かりにくい大時代的な解説でしたね。

読破した直後の感想としては、「なんか訳わかんないんだけど、なんとなく全体的な印象はすげー濃い」という感じでしょうかね。正直「めちゃめちゃ面白いじゃん」とは思わなかったんだけど、なんとなくググっと心に印象を残すというか。。。そういう柄の大きさみたいなところが傑作たる所以なんでしょうか?でもこれ、文学史上類を見ないほどの傑作、という評価を知らなければまず挫折してたでしょうね、最初の方で。「わけわからん」という感じで。。
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