analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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103を鳴らすには

2017-06-07 18:43:42 | カートリッジ

デンオンDL103FLが有る。これとエスピーユーを比べるとどうしても103が劣る。そりゃそうだ値段が4倍以上違う。なんて言うなかれ、こいつは日本の放送局の標準だぞ、伊達に私と歳一緒ぞ(それは関係ない)。40年以上も生産されている。それもこの値段で。

とは言うものの、いまいちその評価が納得いかなかった。「なぜにこのカートリッジが?」と思いながらかれこれ25年も使ってきたことになる。103の後にSYNERGYを聴くととてもいい感じだった。いわば「ナグサミモノ」?

以前カートリッジは何を使ってるか?というアンケートをMJ誌で行ったことが有った。順番は忘れたが103とシュアⅢとエスピーユーだったか。その下に私が当時使ってたシュアⅤが来てて、まあ、TYPEⅢは分かる。しかし103がなんで?という感じだった。

いま、パワーを組み直してる。それでトランジスタのBTLなのだが、ここにきて103FLが鳴りだした。そうか、このカートリッジはトランジスタアンプに合うのだ。と言っても昇圧トランスは使ってるが。や、まてまて。こいつはインピーダンス30Ωではないか。もしかして今までミスマッチで聴いてたのかもしれない。昇圧トランスに「40Ω」と書いてある。これは無印の103用なのかも。

以前103LCⅡなぞ使ってたが、あれもいい音だった。いや、SYNERGYにはかなわないが。こいつは103の異端児で13Ω。柔らかく心地よかったが、もしかしてインピーダンスのミスマッチで聴いてたのかも。そいや、こいつもマラツンのMC千で聴いてた。

いま、このシステムが良く鳴ってる。以前はキレのあるクリアな音と思ってたが、今は適度に肉付き、温かい感じの音だ。そしてSYNERGYと遜色無い。インピーダンスのミスマッチ感もない。

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