analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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EL34PPmono作り直しⅡその9

2017-06-13 01:40:34 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

今日は落ち着いてインプレを。

古いポップスを聴いている。

なんというか、特徴が無い。最初の印象。

しかしこれはこれで凄い事だ。声はCDほど高いところから聴こえない。

横の広がりが凄い。位相間違えかと思いスピーカー端子を逆にしたけど間違ってない。

上(広域)の方のギターかな?ぱりぱり、リンリン鳴るのが聴こえた。全体にこの音色が支配してる気もするが、まあ、これはH-LCRフォノであるからであろう。

それから左の方からタムタム・・・という音が聴こえた。初めての音だ。もう30年も聴いてるLPからまた新しい音が出るとは。

エコーが凄い。今までもエコーは聴こえてたが、なんか今日のは今までとは違う。各音エコーが付きまとってるのだが、それが分離してる。普通は混然一体となってもらいたいのだろうが、「再生」という意味ではこちらが良いのではないか?無理やりっぽいが納得する。

声は腫れ物・・・まではいかないが、不純なものは何もない感じ。なんか音色?でくるまってる感じがするのは録音の所為かもしれない。

低音は残念ながらちと足りない。音量上げれば充分なのだが、もしかしたら初段のカソードパスコンの容量を上げたら改善するかも?なんて思う。

このカソードパスコン、増幅度が上がるだけだと思ったがそうはないかもしれない。インピーダンスが変わってパワーとの相性が良くなったのかもしれない。多分マッチングは過去最高。

全体に音色が薄いが、これは自作のLCRフォノを聴いてるからで、アのアンプが復活すれば改善されるだろう。今はなぜかフォノイコに行く気分になれず、パワーをきれいに仕上げたい。そんな気分。

 

声楽を聴いてみた。以前はこれを聴くと懐かしさが蘇ったが、なぜか今はそれが無い。ちょっと固めの音かもしれない。心地よい、まではいかない。眩しい音だ。

 

冷静に考えると、ケーブルが違う。8Nでは無い。マラツンのRCAケーブル、パイオニアの超入門ランクのケーブルだ。これを替えたら・・・悪くなったりして。これでバランス取れてたりして。

 

タンテも違う。TD521だが、調整はばっちりではないか。エスピーユーならどうか。などと妄想は膨らむ。

 

来た。プーランク。二曲目・子供の歌に入るとノイズがぐっと下がる。幻想的な曲が一層分からなくなる。自分は今どこにいるのか?今私は何歳か?何もわからず不思議な気分になる。

 

ドウダザマミロ、これでも音楽を奏でないスピーカーだというのか?聞かせてやりたい。が、酷評されたりして。

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