アームでヴァイオリンのきつさがが取れなかったので、今度はヘッドシェルに着目。
右からMG-10。実はこれ、3012Rに穴明けた時に使った最初のシェル。この時はTYPE5MR(xMRではない)を使っていたので問題は無かった。が、EMINENTに使ってみた。マグネシウム独特の響きがあり心地良いが時々その響きが邪魔になる。軽め、というか薄めの音。エレガントという言葉が似合うと思う。もっと厚く重くしたら良かったかも?でもSME3012Rとデザインが合わない。
右から2番目SH-1Rh。以前はこんなシェルも穴明けた。もったいない。ツインキーで(惜しい)純正だし、大丈夫だろう・・・駄目だった。音はアルミなのに響きが乗る。HPにはA-5063Sとあるので特殊なアルミだからか?しかし5056なら普通のアルミ、6063ならちょっといいアルミ・・・どっちだろう?この辺はやっぱり3012Rにデザイン合わない。しかしノーマルを一個持っていたい気もする。なかなか出ない。
その左AT-LH18occ。これは一番強烈にきつかった。テクニハードの「チーン」という音が乗ったからと思う。試聴は、雑誌に載ってるのと私の評価が合わない。ずいぶんきつく絞った、音像の細い音。低音は結構あっさり目。以前は「高いシェル」と思ってたが今ではこの作りにしては手頃。私の標準としてあと2つある。シュアなどのローマスには良く合うと思う。
最後はCS-1750。これを使ってきつさを確信した。初めは部屋のガラスの共振か?と思ったが、和室でカーテンや障子が有るのでそれは無いかと思う(障子も共振するだろ)。これは確か銅が混ざっていて、響きが心地よいのはそれだと思う。銅のシェルってどうなんだろ?しかしきついのは依然としてあるのでいろいろ対策した。・・・カートリッジとシェルの間にセイシンスペーサやテフロンテープを挟む。ケヤキ・バーズアイメープルの薄い板もしくはブチルゴムをシェルの上に貼り付ける。ぎちぎちにねじを締めこむ。ツインキーロックにする。・・・柔らかい物を挟むときつさは和らぐが、音がなまる。回転シェルはきつさは取れるが低音が無くなりなんか音を殺してないか?と思うようになりだんだん使わなくなった。
木なら良いだろうと2種ほど使ったが、やっぱりひ弱な音しか出ず、すぐ却下。しかし光悦のウッドシェルは欲しかった。高くて買えなかったけど。光悦のカートリッジ持ってないし。
というわけで、すべて玉砕。