analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

測定してみる

2023-02-20 00:04:28 | CfD‐8 (差動)

音出しが上手く行ったようなので測定してみよう。

パワーの初段グリッド抵抗は5.1kΩ

入力トランスは600:20k

よって伝送ラインは600Ω程になる。

 

プリのOPTは10k:600で使うので一次側は2.5k+2.5kになるはず。

5687はEp170V、Ek6.5V、Ip13mA程のはず。

内部抵抗は多分2.9kΩ程になると思う。

 

これで5687片ユニットを測定してみた。

左のテスターが電流値0.55mA、右が電圧2.267V。

よって4,182Ω。ん?

あれ?おかしいな。

他も測ってみた。

伝送ラインは415Ωと600Ωより低い。

パワーのIPT、タムラのA‐8713は巻き数が少ないと思っている。

よってインピーダンス比が小さくなるので600Ωより下がるのはちと考えづらいんだよな。

さらに伝送ラインが低いということは、プリの一次側も下がるはずなんだが高めで出ている。

プリの一次側が4,122Ωってことはもしかして20kで使ってるのか?

NP‐126のタップを替えて20k使いにしてみたらさらに上がった。

0.39mA、3.183Vで8,162Ωだ。

これは10kの時のほぼ2倍だからNP‐126のタップは間違ってないな。

っとすると、パワーのIPTか?

グリッド抵抗を外してテスター当てたり、

オーディオ測定器UA‐3S と テスター両方で測定して見比べたがそんなに違わない。

直流の影響か?とも思ったがそれはプリのOPTの一次側だけであり、二次側とパワーのIPTは直流が流れてない。

 

 

車を運転しながら少し考えた。

そういえば差動回路は中点に電流が流れなければインピーダンスが変わる、っとコメントでいただいてたな。

中点に電流が流れないA級動作の場合、

コメントを見直したら1.25kΩ+1.25kΩ (10kタップ)

              2.5kΩ+2.5kΩ (20kΩタップ)

とのこと。

あれ?反対に下がるのか。

 

ここで、“この中点に流れない”、ってどゆこと?

電圧が立たないってことか?

電圧測れば分かるのか?

いや、電流を測ってみよう。

OPTのB端子0.03mA

5687カソード~FET間0.02mA

これって電流が流れてないってことか?

A級動作、なのかな?(でもちょっと流れてるじゃん)

へえ、

 

この記事書きながら考えたが、もしかしたら測定器、UA‐3Sの発信機がおかしいのかな?

さらに伝送ライン1V(計算がしやすい)が大きいのだな。

今はそんな風に思っている。

はあ。

 

20230219

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2 コメント

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Unknown (ED)
2023-02-21 22:51:06
前のコメントにも書きましたが、厳密なA級PPではOPTの一次側中点(B点)には交流電流が流れません。

B点に交流電流が発生するということは、真空管2ユニットのバランスが崩れて厳密でないA級PP動作をしているということになりますが、この程度の電流値では問題にはならないでしょう。

また厳密なA級PP動作をしている回路では、B点は交流的には何も繋がっていないのと等価になるので、PP10kΩのOPT一次は5kΩ+5kΩになります。

PP10kΩのOPTが2.5kΩ+2.5kΩになるのはB級PPで、片側の出力管がカットオフしているときです。

ついでに、トランスの変圧比は一次と二次の巻線比そのものになるので、負荷抵抗や真空管の内部抵抗によって変わるものではありません。

電圧値が変圧比より低くなるのは、出力電圧が出力インピーダンスと負荷インピーダンスで分圧されるためです。

例えば、OPT2次600Ωに負荷になるIPT600Ωを繋ぐと、出力電圧は1/2になってしまいます。
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お詫び (soruboseinn)
2023-02-25 12:17:57
EDさんこんにちは。

返事が遅くなり大変申し訳ありません。

今回の内容は整理したいので記事に上げさせていただこうと考えてます。

いつもありがとうございます。
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