analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
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伝送ラインのインピーダンス

2023-04-16 00:02:17 | アンプ

(今回は計算方法が間違ってますので再度やり直します)

 

今回伝送ライン(600Ω)のインピーダンスを出してみた。

プリのOPTを20kで使った時は983Ω。

10kで使った時は1031Ω。

 

 

下図はOPTを20kで使ったもの。

下図は10kの物。

 

なんと伝送ラインのインピーダンスがプリによって違っている。

パワーはいじってないので影響としてはプリの出力インピーダンスか。

プリの出力インピーダンスをオンオフ法で測定。

OPT20kの時は383Ω。

10kの時は515Ω。

『ここでの負荷は伝送ラインのインピーダンス(OPT20kでは983Ω、10kでは1,031Ω)として計算してます。パワーの初段Rgは15kと高めで使っておりますのでパワーの入力インピーダンス(1,583Ω)でやるべきと思います。』

 

 

ここで、だ。

プリの出力インピーダンスとパワーの入力インピーダンスがどう関係するかを探してみる(出来るか?)

プリの出力インピーダンスはOPTが20kの時383Ω、伝送ラインは983Ω。

伝送ラインが983Ωとなるパワーの入力インピーダンスは?

仮にパワーの入力インピーダンスを1,200Ω(このぐらいか?っと思ってました)として、プリの出力インピーダンス383Ωの合成抵抗を計算したら290Ωとなった。これを伝送ラインのインピーダンスとみなす。

ここから逆算して伝送ラインが983Ωとなるようなパワーの入力インピーダンスを出すとエラー。

そんな数字は有り得ない。

 

ならば、とプリの出力インピーダンスとパワーの入力インピーダンスの、合成抵抗ではなく平均でやってみたらどうか。

計算してみるとパワーの入力インピーダンスが1,583Ωの時伝送ラインが983Ωとなる。

1,583Ωというのはパワーの入力トランス二次側の抵抗値15kが入力トランスのインピーダンス比により一次側に出るインピーダンスに結構近いのではないか?

 

ここまではプリのOPTを20kで使った場合で、10kの試算もやってみた。

パワーの入力インピーダンスが1,583Ωの時、プリの出力インピーダンスを515Ωとすると伝送ラインは1,049Ωと出た。これは実測1,031Ωに近いのではないか?

 

っとすると、プリの出力インピーダンスとパワーの入力インピーダンスの平均が伝送ラインのインピーダンスとなるのではないか。

一先ずの結論だが、抵抗って並列の場合合成抵抗の計算、直列の場合は合計なのではないか?

これが平均というのがおかしいと思うのだが・・・

それからプリの出力インピーダンスをオンオフ法で算出するにあたり、負荷を伝送ラインのインピーダンスでやってしまっている。これはパワーの入力インピーダンスでやるべきではないか?

この辺も踏まえ、平均で伝送ラインのインピーダンスを出す他に計算方法があるかもう少し考えていく。

 

いままで「プリの出力インピーダンスは何に影響するの?」という疑問があった。それから伝送ラインはパワーの負荷により決まってくると思ってたのが、プリの出力インピーダンスも影響するということの一部が知れて良かった。

その結果が下図の理解を進めていくことと思う。

失敗だったのは、パワーの入力インピーダンスをちゃんとだしておくべきだった。そこからプリの出力インピーダンスを算出しないとパラメーターが増えすぎて計算にならない。

(スパコンってこんな計算ができるのか?)

 

もう一度挑戦してみよう。

 

20230408

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