そろそろ出力管のカソードパスコンの電解コンデンサー100V100μFも慣れてきたと思う。
このシステム、久しぶりにCDを掛けてみた。
秋元薫 COLOGNE
’86年ころの発売だが、最近海外で話題になったらしい。
ヤフオクにLPが有ったが、なんという値段だ。
大分自然に成ってきた。これならいけるか、と音量を上げてみた。
コリャダメだ。
音が人工的。CDのような、ってCD掛けてるんだが、そんなもんじゃない。もろ、電解の音。
高音なんて伸びて無くチャキチャキとだけ鳴る。
余韻とかどこかに行ってしまい、なんか鳴っているんじゃなく鳴らされてる?
テープをコピーコピーコピーで変質したというか、それよりももっと変質し、面影が無い。
こんな音聴くんだったら、データ(歪み)なんかどうでもいい。
コンデンサ外すのは簡単だ。
音出し。
やっぱこうでなきゃ。
真空管を交換したので音量を上げたときの煩い感じは無いはず。
Ck(カソードパスコン)を付けないとどうなるか?
電流帰還が掛かり歪が減る代わり出力が減る。
Ckが有ると電流帰還:多分コンデンサで交流を遮断 が掛からないので出力が上がる。
Ckが無くて良いのは出力管が無歪の時なのだがそんなことは無く、若干偶数歪が発生、これがカソード抵抗(Rk)に流れ、この両端に電圧が発生する。そのためグリッド抵抗(Rg)に歪が流れ循環してしまう。
それにもう一つ探した。
管の内部抵抗が上がると。帰還が掛かると内部抵抗は下がるのだと思うが・・・
そうすると、管の内部容量と合わせてハイ落ちになるのだそう。
とはいっても音が悪い。これではどうしようもない。
私はパスコン無しで行く。
まあ、高価な高容量のフィルムコンを買わないで済む。
以前はパスコン用のコンデンサが沢山あったのに。
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