analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

EL34PPmono 調整37 カソードパスコン外す。

2019-05-29 00:05:06 | MfD‐4 (Mullard)

そろそろ出力管のカソードパスコンの電解コンデンサー100V100μFも慣れてきたと思う。

このシステム、久しぶりにCDを掛けてみた。

秋元薫 COLOGNE

’86年ころの発売だが、最近海外で話題になったらしい。

ヤフオクにLPが有ったが、なんという値段だ。

大分自然に成ってきた。これならいけるか、と音量を上げてみた。

 

コリャダメだ。

音が人工的。CDのような、ってCD掛けてるんだが、そんなもんじゃない。もろ、電解の音。

高音なんて伸びて無くチャキチャキとだけ鳴る。

余韻とかどこかに行ってしまい、なんか鳴っているんじゃなく鳴らされてる?

テープをコピーコピーコピーで変質したというか、それよりももっと変質し、面影が無い。

こんな音聴くんだったら、データ(歪み)なんかどうでもいい。

 

コンデンサ外すのは簡単だ。

 

音出し。

やっぱこうでなきゃ。

真空管を交換したので音量を上げたときの煩い感じは無いはず。

 

 

Ck(カソードパスコン)を付けないとどうなるか?

電流帰還が掛かり歪が減る代わり出力が減る。

Ckが有ると電流帰還:多分コンデンサで交流を遮断 が掛からないので出力が上がる。

Ckが無くて良いのは出力管が無歪の時なのだがそんなことは無く、若干偶数歪が発生、これがカソード抵抗(Rk)に流れ、この両端に電圧が発生する。そのためグリッド抵抗(Rg)に歪が流れ循環してしまう。

それにもう一つ探した。

管の内部抵抗が上がると。帰還が掛かると内部抵抗は下がるのだと思うが・・・

そうすると、管の内部容量と合わせてハイ落ちになるのだそう。

 

とはいっても音が悪い。これではどうしようもない。

私はパスコン無しで行く。

まあ、高価な高容量のフィルムコンを買わないで済む。

以前はパスコン用のコンデンサが沢山あったのに。


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