analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

部屋の重要性

2016-11-10 00:04:05 | セッティング

部屋を換えた。スピーカーの周りに50cmくらいの空間を持たせた。

今までで、一番効果があった。いや、この表現は良くない。効果はそれ程でもないが、機器のチューニングでは解決できない改良があった。横の壁の反射、これが音を濁していたのだ。雑誌ではよく言われていて「うーんそうなのか(なぁ)」と思っていたことが今回のことで実感できた。一音一音の純度が上がったとでも言おうか。雑音が取れたので細かい部分が良く分かる。素晴らしい。

尤も部屋をチューニングしようとするととてつもないお金がかかる。この部分は「スピーカーのチューニング」で何とかなると思っていた。それが今回無理と認識した。

このスピーカーDS3000は音場が凄いと聞く。いま、声が若干立体を持ったと思うが、まだまだこんなもんではないと思う。スピーカーキャビネット正面よりこちら側に定位した音場が左右のスピーカーの間に定位してる。これは後ろの壁の反射の影響が無くなったものと考える。

雑音:部屋の反射音は時として音を豊かにすると思う。それが無くなった今、音が貧弱だ。メインヴォーカル、コーラス、効果音(電子音)が機械っぽく感じなんか違う。しかし、その機械っぽさが本当に再現されたとき、とても心地よい。気持ち・感覚・記憶が当時にトリップしてしまう。上下は伸びてなく、スピーカーには電流をぶち込んでなくちろちろしか鳴らしてない。石のアンプのように「電流ぶちこんででます」感は無いがなにか、この繊細さ、細かいニュアンスはこの真空管アンプでないと出ないのではないか。ラジオ技術のOPT、高比率の入力トランスに抵抗を抱かせて使うのがミソではないか、そう思う。密かに佐久間アンプに近づいてるのではないか?なんて思ったりする。佐久間アンプは言い過ぎかもしれない。

今までは部屋を長手方向に使っていた。これは横の広がり感が短手方向より優れていたからで、リスニングポイントからスピーカーまでの距離が縮まったことは全く苦にならなかった。今思うとなんとなく濁りが取れたから長手方向に使ってたというのもあったかと思う。


 


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