ゼネラルトランスのPMF5P 10k600CTに戻すか、と考えたとき、そういえばこのトランスで20kが有ったはず。
これを少し考えてみる。
PMF‐12600CT(20k)の一次インダクタンスは65Hだ。
PMF5P‐10k600CT(10k)はMAX330H(20Hz)だ。
随分違うもんだ。
そして巻線抵抗。(20k)は一次は760Ω、二次は58Ω。
対して(10k)は一次384Ω、二次は34Ω。
これを見ると20kは10kの約二倍。っとすると巻線が二倍で二次側(600Ω)はタップを換えて半分・・・これはアイエスオーのNP‐126と同じか。NP‐126は一次760Ω、二次57Ω、インダクタンスは50Hzだが110H。結構似てるなぁ。
数字をきっちり比較するとよく分からないが、何となく一次側インダクタンスが問題のような気がする。基本20kの方が低域が出るのだが、インダクタンスが小さいトランスはその限りではない。
10kは解像度が高いがチリチリした感じ、真空管の過負荷?が有るような気がする。インピーダンスは大丈夫だったはずなんだがこれは1kHzのことで、30Hzで測ったらどうか?低域インピーダンスはインダクタンスと関係するのかもしれないし。
今度は周波数低いところでインピーダンスを測ってみよう。
参考に・・・
PMF5P~とA‐8713の600Ωのインダクタンスが小さい。A‐8713の10k側(実際は20k)はレンジを超えて測定不可。
そこで巻線が二つあるのでそれぞれで測ってみたら、半分では無くて1/4・・・。
A‐8713の片巻線は6.4Hだったので4倍で24H超えるのでそういうことか。
でも巻線シリーズでインダクタンスが二倍のはずなんだが?
トランスは巻線抵抗、インピーダンス、インダクタンス以外に何かある、と前に言ったけど、600Ωのインダクタンスが問題のような気がしてきた。
20240721