少し鳴らしてみた。
一番感じるのは空間感。
今までは壁の前に横一列に並んでるような感じだったが、前後感が出てきた。
昔B&Wで聞いた音場感がわたしのDS‐3000でも出た。
ただあちらはもう少しすっきり鳴ってた。
ふと気が付くと質感はトランジスタ寄りになっている。
ただこれは違和感があるわけではなく、真空管の個性取り払った感じか。
差動プリにはカップリングコンデンサーが無くこれが大きいと思う。
真空管の個性はカップリングコンデンサーか、と思う。
その代わり個々の楽器のニュアンスが良くわかるようになった。
観客席で聴いてるか、ステージの上で聴いてるか、の違い位。
以上は聴いてる最中の感想だが、聴き終わって思い出すとなんか「薄い」。
それから若干中域に、「さ」がざらっぽい感じがある。
5687のPPプリの時はもう少しエネルギー感があったと思う。こいつは12AU7-5687-のOPT付PPだった。
なんとなくだが力のない感じは差動プリが一段増幅だからか、と思う。
なら前段つければ?ってなるが、そうするとこの解像感が無くなる気がする。
これだけは避けたい。
音量を上げようとするとボリュームつまみは真上に行く。
PPでもシングルでも同じだったが、U7と5687の時はゲインがありすぎで30kのATTでは使いづらかった。
100kのボリュームなら問題なかったが。
今の考えは、5687で差動アンプを組む。
パワーの初段U7をX7に戻す。
U7の良い球はあまり持ってないが、X7は少しあるんだよな。もったいない。
サブのパワーに使うだけでメインには一本も使ってない。
まあ今の音を聴きながらおいおい考えていこう。
とにかく鳴らそう。
20221010