analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

動作点を変えてみる

2022-10-02 06:33:07 | CfD‐8 (差動)

差動プリの6DJ8のカソード電圧Ekは2Vほどになっている。

電流はK117にて固定されてるので、これをもう少し上げてみたい。

 

 

プレート電圧Epを上げるとEkも上がると教えてもらったが、ここではまずマイナス電源の電圧を変えてみることにした。

下図赤塗りの抵抗。

これは現在1kΩなのだが、これを1.3kにしてみた。

これでEkが2.4Vと、0.4Vほど上がった。

 

 

ただし、K117のGS側が1.4Vほどへプラス側に上がっていった。

電源を入れた瞬間-17Vを表示するDMMは段々電圧が上がっていき、この電圧に落ち着く。

これになんか違和感を覚える。

 

 

この時のロードラインを引いてみた。

電流値を測ってないのでEp114VとEk2.4Vと負荷のOPT20kΩより線を引いてみた。

なんと電流値が8.3mAとなってしまった。

下グラフ赤線。

この辺は後で測定してみよう。

 

 

 

以下は検討。

6DJ8の負荷を15kΩにしたらどうだったか?

過去形なのは今回のEkを変更する前はEpは100Vだったから。

上グラフ青線。

これだともう少し負荷を傾かせたい。

 

よって16.5kとしたらどうか。

下グラフ青線(33k)。

 

 

6DJ8の負荷が5k(OPT10k)の時は電流を6mAまで上げ、Epを90Vがいいとのこと。

上グラフ緑線(10k)。

 

TSMトランスを使う場合はどうか。

これだとひずみが多いのかな。

 

何も考えずに見た目を重視するとこうなると思う。

 

けど、実際は負荷は小さいほうが好み。

そのうえで実験してみよう。

このグラフの見方は数をこなす必要がある。

 

20221001

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