アルルの女を聴いてて、「ティンパニ―が良いな。パンと張った感じが出てて、イメージが湧くようになるくらいわかるようになった」
などと聴いていた。
渡辺美里を掛けてびっくり。
位相が逆だった。
カートリッジのピンの接続がRch逆だった。
早速直して聴いた。
くるみ割り人形だが、まず思ったのが、針が減った時のようなチリチリした感じが無くなった。
いや、無くなってはないかな。微小に残っている。
接点歪がこれを増幅してたのかな。
そして奥行き感が出てきた。少し前は、スピーカーの前面に伸びてくると思ってたが、位相がどこかで逆だったかな?
鳴り方は私はこちらが好きなんだ。
解像度も上がった。
エレキギターが鳴ってるな、って感じから、
こんな弾き方してたんだ、ってのが分かるようになった。
何ともまあ、アンプを弄って結構な高みに来たと思ってたが、まだこんな落とし穴が有ったとは。
とか言いつつもあれだけアンプを仕上げたおかげでこの違いが分かってきたようにも思う。
昔は秋葉原の実験室エンゼルポケットで、アンプの下に敷いたインシュレーターがこけたら途端に音が崩れた気がした。
「こんなに変わるか?」っと驚いたものだ。
いま、それがうちでも出るかな・
でもインシュレーターの類って、あまり使わなくなった。
アンプは構造物(筐体)をしっかりすれば必要ない、と言う考えだからだ。
20220312