結論から先に言ってしまうと、オーディオ的には良い音なんだが、
音楽としてはあまり褒められた音ではない、そんな印象。
当初音は、OPTを10kΩから20kΩに替えたら低音が厚くなった。
しかし音場が何となく息苦しくなった感じだ。
これがU7の電圧を下げて解放された感じになった。
ポップス(TMネットワーク 古っ)を掛けたが、シンプルな楽曲と思ってたが、結構豪華だった。
バックコーラスや初めて聴いた音が聞こえて来た。
高域・低域も問題無いが、全体になんとなく抜けが悪い感じ。
これ等の音は、プリにトランジスタアンプのAX‐1200を使った時と比較して、だ。
まあ、アルプスの抵抗器と入力トランスの所為かと思う。
オートバランスに比べ音色は何となくつまらなくなった。カラフルだったのが少しモノトーンになったかな?
ただ、音の輪郭のしっかりした感じ、音場の見通しはPPの方が良いと思う。
中域の曖昧な感じは後で思い出すと有るのだが、聴いているうちは気にならない。
良くできたPPと言う感じ。(うわっはっは)
トランスの位相反転はこの辺に利点があると思う。
もっともこれはパワーアンプ、スピーカーの馴らしが決まったかもしれないので言い切れない。
これはプリにAX‐1200を使ってから覚醒したと思っている。
(そんなことあるか?と言う疑問もあるのだが)
しかしこの後、確認のため前の型のオートバランスのプリをつないだらがっかりな音だったんだけどな。
気のせいだったのかな?記憶違いかも?
あれは何だったのか?
悩ましいのだが、可変抵抗器を何とかしないとこの回路は使えないなぁ。このアンプ、残したいところではあるのだけれども。
鳴りっぷり・臨場感はなぜか真空管プリなのに、トランジスタのAX‐1200で鳴らした場合と遜色無くなって来た。
トランジスタの低インピーダンスでIPT付きの真空管パワーを駆動してパワーとスピーカーが目覚めたような気がしてるんだけど、そんな事有る?
EL34ppのステレオタイプは結構忠実に作ったし、トランジスタアンプも鳴き合わせてるので、これらは基準にはなっていると考えてたが、それらのアンプも少し良くなったんだよな。
やっぱスピーカーかな?
ネットワークは整備だけで改造して無いし。
ん?その整備が効いたのか?
接点を少し磨いて組み直しただけで、電気的には何もやってない(ハズ)なんだけどな。
良さは認めるんだけれども、なんか認めたくない・・・
とにかくまたステップアップした。
20211230