analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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パワーアンプの調整 カソード抵抗交換。

2020-02-03 00:05:33 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

少し前に整流管を換えた。プレート電圧を下げようと思ったのだった。

前はもう少し下がったと思ったのだが、思ったほど下がらなかった。

ふと、思い出した。カソード抵抗を500Ωから600Ωに上げたのだった。あの時は単に電源トランスが熱くなるからとそれだけの理由だったが、プリのOPTを交換して調整してて思った。カソード抵抗を高くすると、rpが高くならないか?それに依ってOPT二次側8Ωがほんとに8Ωなのか?と疑問になった。

以前二次側6ΩのOPTで鳴らしたら、スピーカーが鳴りだしたことが有った。

今のOPTは一次側から見て高くないか?例えば10Ωとか。少し下げてやった方が良くないか?そう思うようになった。

参考に6CA7のrpを調べたが、そんなものは無く、負荷抵抗は5kΩにしろ、と言う感じの資料が出て来た。

今まで機器間のインピーダンスを考えてきたが、これってスピーカーのインピーダンスって、カートリッジのインピーダンスも影響するんでは無いか?そんな気がしてきた。

2Ωのカートリッジ~昇圧トランス~フォノイコ~プリ~パワー8Ω出力

ここに10Ωのカートリッジを付けると単純にパワーの出力は40Ωにならないか?そんな疑問がある。

その辺の調整のために昇圧トランスには様々な巻線比の物が有るのではないか?一時期話題になった100万以上する昇圧トランスは一個一個のカートリッジに完璧にマッチングさせるとか言ってた。

システムが不完全(ころころ変わる)私のシステムに組み込むのは難しいと思ったのだった。

そこまでするのか?インピーダンスマッチング、とも思う。

一度、フォノイコに発振信号入れてパワーの出力測ってみっか、なんて思う。

まあ、真空管のグリッド入力からプレート出力でインピーダンスって変わんの?なんて疑問もある。

 

それからスピーカーが4ウェイだとそれぞれのユニットに流すエネルギーがフルレンジとは比べ物にならないくらい必要(4倍?)と思う。しかもDS‐3000はウーファーが重い。もっと電流を流してやらないといけないような気がした。

 

結構梃子摺ったが、何とか交換。500Ω50W抵抗。

計算では2W程なので前は5Wの抵抗を使っていたが、黒い抵抗が白っぽく変色してた。信号を加えると電圧が上がるので容量に余裕を持たせた。

音出ししてみた。ま、今回はプリも弄ってしまったのでどちらがどうという変化は特定できない。

でも私的には良くなった。

まず、音がカチッと出るようになった。これはパワーのカソード抵抗を換えたからと思う。

音場が上に上がった。スピーカーの天板の上から声が聴こえる。こりゃいい。前のプリのOPTを変えたころ、音場が下の方から聴こえたのは何だったのかな?

冷静に聴くと、線の細い、色気の無い音なんだな。でもこれが好き。メインスピーカーはこうでないといけないと思う。もし特徴が欲しければ、それはサブシステムでやるべきなんだと思う。

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