analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

TAP-2 type その27

2018-03-29 00:52:11 | MfD‐2 (那須氏)

恐る恐る測定してみた。最大出力を計ろう。・・・ん?何をもって最大とするのか?入力電圧?ひずみ?ひずみだよな。確か3%ひずみで何ワットかを計る。

参考にダミーロードにテスターをつないで両端の電圧を測定。6.3Ωより、E×E/6.3から出力を計算。

基準信号は1kHz。

最初、ちょっと入力電圧を上げただけでレベルオーバーのランプ点いた。?あれ?おかしい?レンジを上げたらすぐには点かなくなった。ああ、ひずみのレンジが小さすぎたんだ。フルスケール0.3%これを入力電圧に合わせて徐々に上げる。~1%~3%~10%。

なんかずげー。3%ひずみで15W。大体10%ひずみで17W。・・・うーんこんなもんか?確か設計では35Wは出るんだよな。そいや、電圧が適当だったり、NFBを16Ω端子ではなく6Ωから引っ張ったり、いろいろ変ではあるんだよな。

測定中、なんか「ピー」と聞こえてきた。アンプ発振?ダミー抵抗のベースプレーと触ると結構熱い。60Wでは不足か?これが音出してるのか?

所定の性能出すのって、結構難しい。

 

 

少し考えた。10%ひずみで17W。少し小さくねか?そいや、UA-3Sの最大出力の測定方法に「8Ωのダミーロードをつないで測定し、ダミーロードが4オームの場合は2倍、ダミーロードが6オームの場合は1.33倍」とある。こうなると17×1.33=22.6W。テスターでダミーロードの両端電圧を計って得た出力は21.3W。テスターの周波数特性に少し疑問があるが、UA-3Sは1kHzでひずみ、出力を計っている以上これは仕方ない。確か以前テスターで1kHzの電圧を計ったら良い感じだったので今回は良しとする。まあ、このテスターで交流を計るのは1kHzまでと思っている。

22W前後、と考えればこれから調整するとすればいいところか。

コメント