analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

LCRフォノイコ35試聴

2017-11-19 00:33:44 | PhfD‐3.2

Rchも電源トランスのタップを260Vから230Vに下げ、試聴した。

プーランクのいつもの奴を掛ける。

黒い聖母像への連祷、だ。

これが上手くかからないことは無いが、心地よいかどうか。

勿論良かった。ふわっと真綿のよう、よりはもう少し密度というか重量感があり、スポンジ?のようなエコー感が特に良い。驚くべきはこれがMMカートリッジということ。

もはや空間感は少し前の私のMCカートリッジ並。ちょっとするとMMということを忘れてしまう。「これで良いじゃん」なんて思う。

 

次は本命、刀根麻理子。

これはちょっと本気で聴く。

・・・参った。ちょっと前の最強システム、EMINENTに匹敵してしまう。音色に特徴がある分、表現力がこちらが上に感じる。

以前のような、「腫れ物を触るような」純度バリバリの声ではなく、それでいて歌のニュアンスは凄く伝わってくる。

やはり抵抗に良いものを使い、左右を分け、配置に無理をしなかったのが功を奏したと思われる。

Ⅰ型はもしかしたら何か欠陥があったのではと感じてしまう。広がりに関してはH-LCR-EQ以上ではないか。

若干ハムが聴こえるが思ったほどではない。むしろAC点火でこれなら満足である。

 

こうなると不安になってしまう。EMINENTがこれより上を行くのか。

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