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analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

プリのハム ④ 磁性体を挟んで測定

2022-04-09 00:02:39 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

ホームセンターで0.3mm厚の鉄板を入手してきた。

一緒にニッケルの0.3mm厚板も有ったので購入した。

トランスのコアに使ってるので磁性体として良いものでは?と思ったのだが、アレはケイ素鋼板だった。

磁石に付けても鉄板より弱い。

 

 

 

これらを重ねたチョーク:20H20mA の間に挟んでみて電圧を測定してみた。

入力は0.5V 1kHz。下側チョーク。

 

まずは最悪の二階建て。

上側の出力側のチョークは0.074V。

 

まず、挟んだ板の材質の違い。

磁性体と言うのは関係無いのかな?

材質だとすると、鉛シートがどうなのか?気になるところだ。

 

距離を検討してみた。

※100mmで0.012Vと言うのは本来 0 だと思う。測定器が 0 にならないのでノイズか何か、不調だ。

0.012Vを0と考えると、40mm離せば問題無い。

 

まあ、これは巻線の芯を同方向、同一軸上にした場合なので、90°ずらすかすれば問題無いと思う。

 

 

以上により、チョークを2mmのサブシャーシーを挟んで共締めと言うのは若干、と言うか0.012V出てる可能性がある。

 

20220127


プリのハム ③ チョーク

2022-04-08 00:02:27 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

チョークついても考えてみる。

ハムプルーフベルトの効能は、漏れ出た磁束を吸収し、巻線の磁束で打ち消すのだそう。

これは期待が出来るな。

磁束が相手なので磁性体が良いらしい。

銅のテープだぞ?

銅は磁性体では無いのでは?

反磁性体・常磁性体・強磁性体の三つが有るのですべての物体が磁性体と言える。

普通は強磁性体を磁性体と呼ぶ。

一番身近なのは鉄か。ブリキの薄い板が有ったはず。

コアが磁性体なのでベルトも磁性体でやって見るか。

インダクタンス変わったりして。

 

それから取付位置だ。チョークは二個あり、サブシャーシーを挟んで取付足を共締めしている。

よって磁力線の向きは最悪だ。

これを直そう。

 

今回のチョークは4H60mAだ。

これに25mA程流している。

半分よりは多いが、余裕は有ると思うので磁力の発生はあまり大きくないと思われる。

確か流す電流によって磁束は変わってくるはずだ。

インダクタンス=磁束鎖交数÷電流

っとすると、インダクタンスも小さく交流を絞る力も小さい:リップルの取り方が甘いのか?

インピーダンスZ=2πfL

これによると低周波(100Hz)はインピーダンスがあまり高くない=整流効果が低い?

ならインダクタンスを上げる。

タムラのA‐4006は10H Z=6,280Ω

ノグチの1006も10H 同

今回の460Zは4H Z=2,512Ω

そんなに変わらないかと思ったが、結構違うね。

 

20220127


プリのハム ② ヒーター

2022-04-07 00:02:15 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

そしていっこネットで見つけたこと。

ヒーターのアース。私は6.3VをAC点火にしているので双三極管の両端を短絡した点と中点に給電している。

今は電源トランスのタップの中点側に繋いだ線、これをチョークの取付の脚に共締めで取り付けてた。

これは足が仲介してシャーシーに落ちるので、そういえば先日これをシャーシーに直に当たる様コンデンサーのバンド止めネジに付け直した。

このシャーシーに接する部分はそのまま丸端子を当てた。

今思うとシャーシー部は多分空気中の油分(ハンダのヤニ等)がくっついていたと思う。

鈍い艶で表面がぬるっとする感じ。

これを棒やすりでそぎ落とし、菊ワッシャーを介してソケット近くに落とした。

取る場所は電源トランスのタップから5687のアース中点端子に変更した。

これで若干良くなったと思ったが、部屋の外では「ムー」っと結構聞こえる。

 

 

個人的な見解だが、私はAC点火が良いと思う。

多分ハムと音どちらを取るか?なのだが私は音を取る。DC点火は音がタヒぬ感じ。

昔の管球王国でも特集してた。読み直してみるか。

ハム音なんてモッテノホカと言うのを見るが、まあ好き好きだろう。

とか言いながらここまで来るとDC点火も考えないではない。

余談だが、ヒーターアースを取ったら音が出なくなったというのをあるサイトで見た。

信号を打ち消すようなことが有るらしい。

よく見たら質問サイトに投稿した私の物だった。

全く覚え無し。

 

20220127


プリのハム ① 電源トランス

2022-04-06 00:02:15 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

シングルにしてからハムが気になっている。

こういう地味なことは避けてたが、少し考えてみよう。

コメントでかなりの事を教えて頂いたが、余りに基本的なことは気を使って遠慮して頂いてたかもしれない。

 

よってばかばかしいと思われるミスを確認していく。

 

まずは電源トランス。

ノグチ(ゼネラル)トランスのPMC-55HGを使っている。

磁力線は左右で最悪の向きだが20cm程離れてる。

抵抗器むき出しのATTも影響あるかと思ったが、磁力線から外れてるようだ。

ネットでHPを色々検索したが、電源トランスは磁力最大の向きを上下に向けてるのが多かった。

これかと思ったが、OPTのすぐ脇に付けてるものもあった。

ありゃりゃ、これで大丈夫なら今の電源トランスの位置で間違いはないな。

某哲氏のHPで二つのトランスを近づけて、どの角度が良いか悪いか実験してた。

トランスの種類にもよるかと思うが、磁力線を並行にしないというのは最低条件のようだ。

磁気シールドも考えたが、このトランス(PMC-55HG)は問題無いようだ。

取付ける向きを変えたいが、これは後日作り直しに取っておこう。

 

20220127


プリを少し調整

2022-04-04 00:03:48 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

現在プリの出力管5687は220V程掛け、20mA近く流している。

マイクロフォニックノイズが大きくハムも気になる。

音はオーディオ的には良いのかもしれないがSYNERGYがEMINENTみたいなデジタルっぽく聴こえ、良さが出てないと思う。

信号を入れると5687のカソード電圧が上がり、OPTのNP‐126の許容電流を超えてしまいそうだ。

プレート損失は4.2とまだまだ余裕なのだが、なんか良くなさそう。

 

まず、コンデンサーインプットだったのをチョークインプットにした。これで整流管出力が一割強下がった。

5687のカソード抵抗を500Ωから600Ωに上げた。

12AU7のドロップ抵抗を47kΩから30kΩに下げた。

これでまあ前回と5687の電流(15mA程)以外ほぼ同じになった。

 

これで少し鳴らしているが、全体に滑らかになった感じ。

チリチリした感じが無い。

電流を下げたというよりチョークインプットが効いてる気がする。

 

 

電圧測定をしていて思ったが、電圧値が安定してるっぽい。

ちらちら動くのが収まったような気がする。

電源の変動だと思うが数ボルトの範囲でたまに動くのは仕方ない。

これってトランスが良いところにハマったような気がする。

前の使い方では少し厳しかったのかもしれない。

そんな気がするだけだが・・・。

チョークインプットと言うのもあるかもしれない。

電源トランスには何か最適値が有るのかな?まあ、トランスだけでは無いのだろうけど。

 

それから部屋は摂氏17度だが、SYNERGYが頑張っている。

ビビらない。

感覚的に10度前後だが、さすがに調整してもらっただけはあるな。

調整前は、低音がでろぉ~ん、って感じで棚引いてた。まあ、これは表現がアレだが、褒めている。

ヴァイオリンはいかにもそれっぽい。作り物な感じもしないわけではない。

 

 

いま、プリの本組みを考えているのだが、電源トランスをATTからアイソレートするのを考えてる。

別箱にしようか、左右で分けるか、シャーシーをケース内にもう一個入れて電源を押し込むか。

などなど。

 

20220126


少し振ってみる 12/12 鳴らしてみた (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-31 00:00:00 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

それでは音出し。

ボーズの161では透明な感じになったが、定かではない。

問題無さそうなのでDS‐3000を繋いでみた。

あっけないほど普通の音が出た。

けど、高低のバランスは良くなった。PP程厚くは無いけど、前ほど薄くは無い。

音場は・・あれ?

音色も・・・特徴無い。

特に透明さを感じないけど、十分だ。

やっぱり普通の音だ。ただ、スピーカーの後ろに少し広がる。

生首のような声はやはりPPでは無理だったかも。

今は少し近づいた。

 

良く分からんけど、良いかもしれない。

 

念のためLPを掛けてみたがこちらも問題無い。

F特を見て心配になったが、低域もそこそこあり、地響きのようなずぅぅぅんも有るようだ。

シングルアンプでは無理かと思ったが想定外に良かった。

 

※本アンプは目的としているパワーアンプが一般的ではありません。

なお、この回路図を参考に製作してトラブル等を起こしても当方は責任を負いません。

自己責任でお願いします。

 

20220124


少し振ってみる 11/12 測定してみた (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-30 12:04:10 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

プリの出力管5687(シングル)の負荷のNP‐126の一次側パラで5kΩ、二次側600Ω。

パワーの入力インピーダンスは1,235Ω。

パワーとプリを繋いだ状態で負荷NP‐126の一次側の電流と電圧を測定し、負荷インピーダンス12.6kΩを得た。

 

現在パワーのグリッド抵抗は18kだが、39kをパラって12.3kとし、再度測定。負荷インピ―ダンス9.8kを得た。

5687の内部抵抗rpの三倍、キリの良いところで10kを目指したのでまあ、良いところか。

 

これでF特を測定。下グラフ赤線。

前とあまり変わり映えしないが、まあ、一番無難なとこに収まったかな。

プリ単体でも測って見た。下グラフ赤線(一番上の線)。

低域の下がってる青線はNP‐126の一次側をシリーズ接続。

高域の少し下がった紫はパワーのRgが18kの時の物。

 

微妙に良くなってる。

が、変わらないと言えば変わらない。

 

段々何やってるか分からなくなってきた。

 

20220124


少し振ってみる 10/12 測定してみた (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-29 00:02:29 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

ぼちぼちまとまってきたように思われるので。

12AU7+5687+NP‐126(一次パラ・5k:600Ω)シングルプリを測定してみる。

パワーを繋いで測定した。

が、あららな感じだった。

歪も結構ある。

ちなみにパワーの出力インピーダンスは4.2Ωだった。

 

で、今回はプリのOPT一次側の電流電圧を測ってみた。

電流は0.15mA

電圧は1.133V

よって負荷インピーダンスは7.5kΩ。下グラフ緑線。酷いカマボコだった。

 

あれ?10kΩになると思ったのだが意外と低かった。。

(パワーからの流れ) 初段グリッド抵抗Rg18k → パワー入力インピーダンス1.2kΩ → プリ出力1.2kΩ(負荷インピーダンス) → OPT一次側 (巻線比多め) 5kΩ+α

(NP‐126のタップ) 10k:600一次シリーズをパラにして2.5k;600→二次側1.2kなので一次側5k、のはずなんだが。

αが五割増しとはちと大きくね?

 

 

 

この後少し思い立った。

いまプリOPTのNP‐126は一次側2.5kタップ(パラ)だが、二次側を繋ぎ変えれば20kタップ、実際15k(7.5k×2)にならないか?

(10k:600を20k:600で使う)

これでうまくいけばパワーのRgをもう少し下げれるかもしれない。

そうすればパワーのゲインが少し下がって使いやすくなるかな?

測定結果は下グラフ紫線。

5687の実測負荷インピーダンス(OPT一次側)は12.6kΩ。下グラフ緑線。低域が意外と上がらなかった。

 

20220123


少し振ってみる 9/12 鳴らしてみた (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-28 00:03:38 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

プリの初段12AU7の負荷抵抗RLを20kから51kΩに替えてみた。

これで落ち着いた。チリチリした感じは無くなった。

これでひとまず落ち着いた・・・。

 

のだが、一つまた変なもの?を本で見つけてしまった。

6V6単管アンプのOPTにNP‐126を一次側パラで使っているもの。

6V6のrpは2.5kΩで、NP‐126の一次側パラだと一次インピーダンスは5kΩとなる。

NP‐126を10kΩで使っているがパワーの入力インピーダンスを高めで使っている。よって実際には20kになっていると思う。これをパラにしたら5kになるはず。これでどうだろうか?

・・・それならパワーをもう少し下げれば良いのだが?これは後で考えよう。

NP‐126の一次側パラ使いの方がF特が良くなるような気がする。

パラにするのは簡単、これで鳴らしてみた。

低域は伸びたというより膨らんだ。ふっくらした。

でも高域が落ちたかな。

音場も狭くなったかな。

前よりは全体に濃くなったが、PPまではまだ、という感じ。ちょっとやりすぎの気がしないでもない。

このままパワーのRgの値を上げて・・・としたいとこだが、IPTの定格を超えてしまう。

 

20220123


鳴らしてみた 8/12  (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-25 00:04:48 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

プレート抵抗Rp・プレート電圧Epを下げると周波数特性が少し良くなるが、20kも47kもそんなに変わらない。

しかし歪は20kの方が若干いい。

よって20kΩとした。

 

これで鳴らしてみた。

5687を高負荷にした時に似た、「チリチリ」した感じが有る。

ちとやりすぎか。

 

 

PPに比べると、残念ながら音色がうすい。これは参ったなー。

PPの濃い感じが良いとは思わなかった。

しかしこの辺はシングルの透明感を残しながらパーツの変更でなんとかならないか?

今のカップリングコンデンサーはASCだ。ブラックビューティーに変えたら少しは良くなるかな?

 

音場は問題無い。正面壁いっぱいに広がる。

下の方に纏まるとか上に上がらないとかは無い。

多分制限のない、自然な空間。

PPはどこか調整が悪いと広がらない。しかも今となっては空間の外枠のような物が有ったようにも思う。

 

 

それから本組みするときはどうするか。真空管が半分になるので電源を左右分けるのは勿体ないというか無駄な気がしてきた。

今は5687に20mA弱流してるが、信号を入れるとカソード電圧が上がるので電流はさらに上がると思う。

NP‐126はシングルで最大20mAとなっているので、もう少し下げよう。

電源を弄るなら共通にするか。

でもコンデンサーインプットをチョークインプットにするとどうかな?

電源のインピーダンスが下がって良い感じにならないか。

 

良い感じになって来た。

 

20220122


初段のRpを少し振ってみる 7/12 (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-24 00:02:47 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

初段12AU7のプレート電圧Ep換えてきたが、F特が少しずつ変わっていた。

今回はU7のプレート抵抗Rpを換えてみる。

U7の動作点をネットで調べてたら、負荷抵抗16kΩなんてのが出てきた。

現在は47kΩなのだが、これを100k、20kと変えてみた。

低域の早めに落ちてる赤線はRpが100kΩ。これはオートバランスの時に使ってた物。

他はあまり変わり映えしないが、

Rp 47k Ep 80V

Rp 20k Ep 133V

Rp 20k Ep 77V

となった。

 

しかし、歪に差が出た。

Rp 47k Ep 80V は 0.36%(出力5V)

Rp 20k Ep 133V 0.4%

Rp 20k Ep 77V 0.12%

Rp 100k Ep 60V 0.34%

Epを上げると歪は上がり、Rpを下げると下がるようだ。

これは意外だった。

下グラフはRL47kΩ一定のもの。

電圧を上げると電流も上がり、曲線の綺麗なところを使えそうなので歪は下がると思ってた。

 

なんか条件忘れてるのかな?

 

20220122


U7Ep少し振ってみる 6/12 (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-23 00:02:22 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

前回は負荷抵抗(パワーアンプの代わり)を変えてみたので、今回は初段の12AU7を振ってみる。

現在は負荷抵抗RL47kΩ。

プレート電圧Ep60V。

カソード抵抗1kΩとなっている。

下曲線図の赤線が現状に近い。青線はこれを上げたらどうか?

黄色線は、非現実的だがもっと上げた場合。

バイアスの曲線を見ると、黄色線が良さそうだ。現在のは曲線が寝てるとこを使ってるので歪が多そう。

 

 

 

 

まずはプレート電圧Epを60V(下グラフ青紫)から80V(細い緑)、90V(赤線)へと上げてみた。

電圧を上げるたび低域が改善していくが、高域が下がってしまう。

90Vとは電源の関係でこれ以上上がらなかった。ほんとは100V以上にしたかったが、変化は出た。しかし電源を調整しなかったので、終段5687の電圧も下がってしまったからこの影響も出たかもしれない。しかし以前5687の調整をやったがこの程度ならそんなに影響も出なかったはず。

 

20220122


プリの負荷を少し振って測定してみる 5/12  (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-22 00:02:22 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

シングルのプリは低域が弱い。

プリのF特を測って見た。

パワーは今は入力インピーダンスが1.2kΩになるようにしているので、1.2kΩの固定抵抗を負荷とした。

低域が一番良い、細い線は前のPPの時の物。

高域の二本重なっているのは緑が現状のもの。RL1200Ω、OPTは20k:600のシングル使用。

これを600Ωにしたらどうなるか?下グラフ赤線。高域がナロウ。

高域が下から二番目の紫線はOPTを20kから10kにしたものだ。

高域が盛り上がっている緑線は試しに負荷の固定抵抗を10kΩにしたもの。

負荷を変えたが低域はほとんど改善されなかった。

 

202201122


シングルプリ鳴らす 4/12 (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-21 00:02:10 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

測定してて問題無さそうなので、鳴らしてみた。

シングルらしい、線の細い音が出た。

これを聴くと、PPは何かいま一つ抜けの悪い感じがする。マスクを掛けたという感じではなく全体に音色が乗り、それによって細部が消されたというか、そんな感じ。

PPを聴いていたころはそんなのは微塵も無い、抜けの良い音だと思ってたが、これを聴くと、ね。

ただ、部屋中に音が充満するといった感じは無い。

細々、と言う感じになる。

そう、これが私がPPにはしる原因である。

フェイスブックに有った。

技術者はPPに、音楽を聴くのはシングルに。

なるほどね。ちと面白くないけど。

けど、今のプリがシングル、パワーがPPが今の私の答えのような気がしてる。

DS‐3000を使ってる以上、パワーはPPが良い。

繊細な音を出すのにプリはシングル。

これで良いバランス。

もう少し聴いて見よう。

 

少し音量を上げてみた。

薄いと思った音はコジンマリ・・・と言う危惧が有ったが、そんなことは無かった。

まあ、薄いには違いないが、そうねぇ、三極管の音に近いかな?

ってプリもパワーも三極管(接続)だけど。

敢えて言うなら三百Bの音に近くなった。

低音の下の方は無いが、かっきりくっきりしている。

バランスとしては充分だ。

それよりも中高音が良い。

今更だが、聴いたことのない音が出てくる。

 

PPの時は中音の抜けを気にしてたが、シングルのアンプにPPのコクは欲しくなるかな?

しばらく聴いて見よう。

 

まずは成功っぽい。

 

20220121


問題の発振防止抵抗など 3/12 (5.1 U7+5687+NP‐126シングル)

2022-03-20 14:02:43 | CfD‐5 (TAC‐1初期→CfD‐2 欠番)

今回シングルアンプを組んでいて問題が幾つか起きた。

それを書き残しておく。

まず、発振したっぽい。

測定中信号無しで十数~百数十mVの出力が出た。

NFB無しでシングルなのに?

初段のグリッドリーク抵抗は付けてたが、音量調整のATTを繋いでなかったので接続。

OPTの一次側を反転。

出力段の発振防止用の抵抗追加。(これはのちに接続ミスを発見)

この三つを一遍にやってしまったが、解決されなかった。

(原因がどれか分からなくなってしまうが解決しなかったので良かったのか?)

出力段のグリッドリーク抵抗を修正した。

カップリングコンデンサーと発振防止抵抗の間に付けるグリッドリーク抵抗を、発振防止抵抗と真空管グリッドの間に付けてしまってた(赤線)。

修正し、これで出力電圧は収まった。

 

発振防止用抵抗について調べると、プレートに抜けた信号がグリッドに戻ってきて高域発振する、と。

これを、グリッドの静電容量と発振防止抵抗でハイカットフィルターにするのだという。

大体は820Ω~10kΩで選定する。

あまり大きい値だと音に影響するかと思ったが、そういう訳なら仕方ない。

以前調べたが見つからなかったが、実際に有ってみると本気で調べるからか、出てくるものだ。

 

 

問題と言う訳ではないが、フェイスブックを見てて、「シングルで低音を出したいならクラーフ」と有った。

コンデンサーの音が気になるが、あとで試してみようと思う。

・・・これってチョークで代用できないかなぁ。

それからセンターをアースに落とすPPのトランスを、シングルで使うとF特が暴れる?と有った。

PPはセンタータップをアースで考えてるのだそうだが、NP‐126はメーカーも認めてるので大丈夫だと思う。

タイムリーなネタが続いた。

 

あとはOPTを10kで使うか20kか。

これは音を聴いて考えよう。

多分負荷が随分と軽くなっていると思うので10kのが良いかもしれない。

 

今回はこんな処か。

 

今頃こんな問題が起きるという事は、今まで運が良かったんだ。もしくは雑誌の通り作っていたから問題無かった。

自己流でやると問題が出てきた。

なかなか奥が深い。

 

20220121