なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

イーケプラEKeppra

2019年10月14日 | Weblog

 先週の金曜日に大塚製薬の製品説明会があった。抗てんかん剤の「イーケプラ EKeppra」の宣伝だった。

 当院の神経内科医が好んで使用しているので、内科でもよく使用している。点滴静注と内服(錠剤、ドライシロップ)があるので、便利だ。高齢者てんかんは、複雑部分発作と二次性全般化発作なので、ちょうどいい。

 実際は特発性全般発作でもファーストチョイスで使用していいが、保険適応上は「他のてんかん薬で充分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法」になっている。

 最近はさらに他の新規抗てんかん薬も出ているので(エーザイのあれとか)、イーケプラを宣伝しておこうといことらしい。実際神経内科医は、新規の抗てんかん薬も入れていた。

 ところで、イーケプラってどういう意味なのと、疾患や薬剤と直接関係ないことを訊いてみた(細かいことが気になるたちなので)。

 欧米では「ケプラKeppra」の商品名で販売しているそうだ。ケプラKeppraとはエジプトの神さまの名前で、日本ではそれにてんかんEpilepsyのEをつけて販売しています、ということだった。

 Wikipediaによると、「ケプリKhepri、またはケペラKheperaは、エジプト神話の太陽神ラーの形態のひとつで、日の出を表している」、とある。Keppraはそこからとって、少し調整してつくったらしい。へえ~、というだけのどうでもいい話。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする