なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

絞扼性腸閉塞

2019年10月29日 | Weblog

 昨日は内科の若い先生(地域医療研修の内科専攻医)が当直だった。昨日は夜間亡くなった当方担当の96歳女性(誤嚥性肺炎・胃悪性リンパ腫)を看取ってもらっていた(DNAR)。

 朝方4時半に82歳男性が心肺停止で救急搬入されていた。地域の基幹病院に前立腺癌・肺転移・肝転移と診断されていたが、今日はベット満床で受け入れができず、当院に搬入された。心肺蘇生に反応せず、死亡確認となった。

 その後午前6時半に46歳女性が腹痛(激痛)で救急搬入されていた。左側腹部痛だった。腹部造影CTで小腸の左側が明らかなに造影不良で、血管が渦巻いている(whirl sign)。絞扼性腸閉塞として外科に相談して、緊急手術になった。

 若い先生は今日の内科新患担当で、当直明けのまま外来診療に入っていた。外来で出るの週1回で外来研修の形になっている(何かわからない時はすぐに相談してもらう)。声が良く出ていて、まだ元気だ。

 今日はその基幹病院から2名の患者さんが転院してきた(肝門部胆管癌ステント挿入後、膿胸後の廃用症候群)。さっき、同院救急科の先生から電話が来て、肺炎・脱水症の高齢男性を紹介したいという。満床なので入院させられないのだった。引き受けたが、急性期の治療が終わった患者さんを引き受ける方が楽ではある。

 

 

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